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October 13, 2004

米大統領選フリーク

デットヒートを続ける米大統領選挙にはまっている。あまりにブッシュやその政権の人々がわかりやすいのと、どうか再選しないで欲しいのとあいまって、毎日ニュースチェックが欠かせない。

 無線まで使った(かもしれない)のにブッシュが大惨敗したとされる第1回の直接対決は残念ながら見逃してしまったが、第2回対決は休日ということもあり生で見た。中身はないけれど話しぶりは意味なく力強いブッシュと、難点もあるが減税でも医療でもそこそこ及第点の主張を続けるケリー。内容的はケリーに軍配だろう。米世論調査で5分の評価だったと聞いて、ええっ?って思ったけど、歩き回って話すスタイルの第2回では、ブッシュが大またで歩いてうまくアピールしていたのに対し、長身のケリーは足の長さとスペースがあわなくてヨタヨタした感じがしたのがその理由なんじゃないかと睨んでいる。ジョージのブログによればお約束の英文法間違いも多々あったらしいのにねえ。

 個人的な焦点は、やはり9.11からイラク戦争までの行動の是非だろう。リチャード・クラークの「爆弾証言」によれば、ブッシュ政権はクリントンが引継ぎでアルカイダに注意しろといったのに、テロを防ごうともしていなかった。さらにボブ・ウッドワードの「攻撃計画」によれば、イラクはテロとは関係ないといわれていたのに、攻撃計画立案を命じ戦争へとどんどん突き進んでいった。(これらの本については、間に合えば大統領選までにきちんと感想を書きたい)
 先日、大量破壊兵器の存在を調べていた米調査団が開戦前に備蓄はなかったと結論を下したが、第2回のディベートでは、イラクに行って初めて大量破壊兵器がないことが判明したなどと弁明する始末。大量破壊兵器が存在するというのが戦争の前提では? 前提が適当だったのにケリーが優柔不断だというのはちゃんちゃらおかしい。

 ケリーの主張も完璧ではないと思う。北朝鮮問題を2国間で解決するというのはどうだろう。クリントン時代と違い、今、北朝鮮との2国間で意味があるのは中国であって、米国ではないのでは? ケリーは第1回ディベートで北朝鮮が6,7個核兵器を持っているなんて断言していて驚いた。もっとも第2回では、1個は確実で、もっと持っている可能性があるというふうに修正していたけどね。

 それにケリー(民主党)になると、日本には都合が悪いことも多くなると言われている。外交政策、経済政策、エネルギー政策その他もろもろで。確かに日本にとって失われた10年といわれる90年代の大半はクリントン政権だった。この間、日米自動車協議、半導体協議、フィルム問題と、経済摩擦がきつかったのは事実だ。後半は日本経済がますます落ち込んで、それどころではなくなったけれど、思い返すと本当によくなかったなあ(笑)。ケリーになったら日本など歯牙にもかけず、中国や北朝鮮と交渉しそうだ。

 まあそれでも、できるならブッシュの続投は勘弁してほしいと思っている。平和じゃないことがどれだけストレスであるか、もう十分学んだから。世界中でひとつも戦争のなかった時代はないかもしれないが、テロリストは撲滅しないで、逆にテロ対策を利用して、関係ない国と(いくら悪辣な専制君主の国といっても)戦争する方向に持っていく超大国はいらないというのが、東洋の片隅の"リベラル"な一市民の思いである。

 さて、第3回ディベートはもう明日(米国時間ではもう今日)。どうなるのか楽しみ。やっぱりブッシュが勝つのかなあ…。ビデオセットしようっと。

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