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January 22, 2005

オーナーシップ社会

そういうわけで、ブッシュがもう一回、大統領に就任してしまった。パウエルも去っていった。いまいち関心がわかないまま、一応、就任演説を見たのだが、同時通訳が大きく影響していたからか、「自由」ばかり繰り返していて、かなり意味不明だった。観衆も共和党員がほとんどだろうに、あまり乗っている感じではなかったな。

朝日の記事を読んだところ、2期目のブッシュは世界での民主主義の拡大とともに、米国内では「オーナーシップ社会」を目指すらしい。自由という理念を守るためにも経済的な独立が重要だとして、国民が自宅や株をもち、医療保険や年金にも個人の責任と判断で加入するよう促す。大和総研のウェブサイトのほうがわかりやすいんだけど、つまり、税金を納めて国からサービスを受けるのではなく、各自が貯蓄・運用し、その資金で民間からサービスを購入する社会を想定しているんだそうだ。

具体的には、社会保障制度を支えていた税金の一部を個人の投資口座に振り込めるようにするという構想(当然、社会保障費をカットしないとそんなことはできない)なのだが、投資にはリスクがつきもの。勝つ人がいれば負ける人もいる。みんながウォーレン・バフェットなわけじゃない。しかもそのバフェットすら「現在は投資するものが見当たらなくて困っている」くらいだから、安全な投資ってどこよ?って、私が米国民なら言うなあ。

映画『ジョンQ』が米医療保険制度の欠陥を描いていたように、貧富の差が固定されつつある米国で、まじめだけど貧乏から抜け出せない人は、ちゃんとした医療保険や年金にすら加入できない。こういう現在の米国の現実と、オーナーシップ社会は、どんな違いがあるのだろうか。もっとその格差を広げようというのか。ブッシュ1期目のスローガンは「思いやりのある保守主義」だったのだが、戦争に資金と心を費やしたために、思いやりはなくしたみたいだ。

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Posted by: 医療保険・がん保険 | October 29, 2007 at 10:15 AM

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