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January 03, 2007

謹賀新年

2007年を迎えて、とはいえ書くこともないので最近読んだ本と見た映画で面白かったものについて書いてみるテスト。

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本:『インテリジェンス 武器なき戦争手嶋龍一、佐藤優著

手嶋龍一、佐藤優の対談を書籍にしたもの。さまざまなブログでもすでに話題になっており、いまさら書くのもなんだが、とても面白い。

インテリジェンスというのは、外交や諜報活動などを通して得る国際的な情報の収集・分析のことを指すらしい。

手嶋龍一は元NHKワシントン支局長。9.11のときは、揺れながら、言葉を噛みながら、連日、寝る間も惜しんで報道していた姿を記憶している人は多いだろう。まあ、放送している内容は、なんだか大本営発表風であったし、この人独特の文学的美辞麗句が並ぶ報道であったのだが、実はインテリジェンス界(報道部門)ではすごい人らしい。最近では、北朝鮮の偽札問題をテーマとする『ウルトラダラー』がベストセラーとなっている。

佐藤優は鈴木宗男と組んだことで外務省から(?)パージされた外務事務官である。『国家の罠-外務省のラスプーチンと呼ばれて』をはじめ、外交に関する著書は面白い。

そんな二人がお互いのインテリジェンス能力をほめあいながら進む対談は、少々こそばゆい部分もあるのだが、インテリジェンスとは何かを具体的な事件などからひもといていくので、とてもわかりやすく、面白い。世界の力関係が激変している今、日本にどんな道があるんだろうか、と不安に思っている方々にお勧めの一冊。新書だけにコストパフォーマンスはとても高い。


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映画:『007 カジノロワイヤル』

いうまでもないが、007シリーズ最新作である。

ジェームズ・ボンド役としては個人的には初代ショーン・コネリーと5代目のピアース・ブロスナンが好きだったわけだが、今回、ダニエル・クレイグに変わった。ブロスナンがよかっただけに賛否両論あったらしいが、今回はジェームズ・ボンドが007になるという、もっとも若いころの話。というわけで、交代になった模様だ。

一見するとゴッツイ感じのクレイグ。「ミュンヘン」に出ていたというので予告編を見て思い出してみたが、確か冷たい感じの男で、エレガントで甘いボンドとはかけはなれたイメージだった。ま、みんなそう思っていたんだろうけど。

でもちらちらと見る予告編が意外に色っぽい。映画が封切られると、シリーズ最高傑作の呼び声高し。これは見ざるをえないじゃないですか。

というわけでレイトショーで鑑賞。

荒い。ヘタ。映画じゃなくてボンドが。

007修行中のボンドは、殺し方もエレガントじゃないし、いろいろ失敗するし、Mも困ってしまうのだ。優秀なんだけど、荒いボンド。しかも肉体派。007を本気でやめようとするし(退職願がメールっておいおい)。でも、その未完成ぶりがとても魅力的なのである。

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クレイグのボンドは、007としてはお決まりのタキシードに包まれたあたりから妙に色っぽく、かっこよくなる(特にタイをはずしたところが)。とはいえ涼しい顔で問題を解決していく完成された007とは異なり、一件一件必死なのだ。その必死さがこの映画の魅力であり、見てしまえば間違いなく魅了されてしまう。

007シリーズ全作を見たわけではないので、最高傑作かどうかはわからないが、大傑作であることに間違いない。金髪碧眼の、ちょっとだけ人間くさい、新しい007の誕生である。007シリーズをこれからも見るだろうという人は、映画館に急げ!


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