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February 28, 2007

『不都合な真実』がアカデミー賞受賞

グラミー賞で反ブッシュ発言でしばらく総スカンをくらっていたディクシー・チックスがとったと思ったら、アカデミー賞では『不都合な真実』が長編ドキュメンタリー賞を受賞した。

もともとハリウッドは民主党びいきだが、今回は映画賞という形で堂々と共和党政権への批判を明確にしたわけだ。2003年、同じ長編ドキュメンタリー賞を『ボウリング・フォー・コロンバイン』で受賞したマイケル・ムーアがブッシュ批判演説をしたときは、なんとなく会場が困っている感じがしたものだが、今年はもう、ゴア礼賛。アカデミー賞を再放送で見ていたが、ゴアに大統領選の出馬表明をさせようとする演出まであったぞ(もちろんジョークだが)。

ゴルバチョフの主宰する環境保護団体がスターにエコカーを貸し出したなんていうのも、なかなか政治的意図を感じさせるものがある。しかしゴルビーって環境派だったっけ?


そんなこんなでちょっと前に見ていた映画『不都合な真実』について。

基本的にはゴアの講演会を集めた映画だ。じゃあ、退屈かというと、ゴアの語り口がユーモアがあって結構面白い。さすがに途中で眠くなるけど。

キリマンジャロとか北極とか南極とか、さまざまな写真が出てくる。キリマンジャロの雪がなくなったところなどの写真を見せられると「これはやばい」と思う。映像に加えて温暖化の証拠となるデータをおりまぜながら、ゴアがきっちりと地球温暖化問題について説明していくので、とてもわかりやすい。かなり驚いたのは、アメ車が中国車よりも燃費が悪いというデータ。中国車は基本的に欧州や日本の技術を取り入れているからだろうか。

アメリカ人が本当に地球温暖化について知らされていなかったどうかはわからないのだが、ここまできっちり知る機会はなかっただろう。今は京都議定書を脱退したブッシュのアメリカだしね。とはいえわれわれ日本人もここまで情報をまとめて知る機会は少ない。あるとすればNHKスペシャルを見逃さないということくらいだろう。

ちょっと???という点もある。キリマンジャロの写真がいつ撮られたのかのデータがないのだ。夏になれば消えるのかもしれない雪。だからこんなに減っていますといわれても、何年何月何日に撮った写真なのかわからないといけないと思うのだが、そこに説明はない。書籍のほうの『不都合な真実』を買ってみたが、本にも表記はなかった。

それはきちんとした裏づけがあるとみるとして、これだけのデータがあるのであれば、なぜ、反対している人間がいるのか。環境問題の某研究者によれば『デイ・アフター・トゥモロー』みたいに、信じない科学者や政治家は、いまだ本当にいるらしい。そして同じ議論を延々と続けているらしいのだ。ゴアはそんな議論をしているべきときではないというのだが。

そして、ゴアはいう。もう間に合わないかもしれないからといって、あきらめてはいけないと。間に合わないから今のままでいいやではなく、何ができるか考えようと。

おっしゃるとおりである。省エネすれば、自分の懐だって傷まないわけだし。石油も枯渇するかもしれないし、それを先延ばしにするためにも省エネは大事だ。というわけで、アメリカのみなさまには、日本車や日本の家電などをぜひご購入いただければと思うわけだ。だからってスーパー301条とかかけないでね! 


……しかし、現実問題として、ゴアが言うとおりに自然エネルギーとバイオと省エネで、地球温暖化問題は解決できるんだろうか。

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February 26, 2007

イラン、ロケット発射情報

イランがロケットを発射したというニュースをBBCで発見。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6394387.stm

確認されたわけではないようだが、本当だとすると、核開発問題に大きく影響を与えそうだという。北朝鮮の衛星打ち上げの時と同じことで、ロケット技術はミサイル技術に転用できるからだ。月曜日には国連安全保障理事会の5常任理事国とドイツが集まって会議が開かれる予定だそうだ。

日本ではあまりイラク・イランの問題は報道されていないが、BBCやCNN、ニューヨークタイムズでは、連日この問題がトップニュースで、そうでなかった日はほとんどない。日本も、中東で戦争が拡大したら、石油の9割が入ってこなくなる可能性もあるのだが、ずいぶんのんきだよなあ。いいのか、これで?

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February 25, 2007

共和党候補は英雄対決?

2008年の米大統領選、民主党は初もの対決になりそうだが、共和党は英雄対決になりそうな気配である。

候補者は私が認識しているところでは
ルドルフ・ジュリアーニ前ニューヨーク市長(62)
ジョン・マケイン上院議員(70)
ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(59)

ジュリアーニ氏は911でニューヨーク市長として強力なリーダーシップで現場を仕切り、世界の市長との勇名をはせた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AB%E3%83%89%E3%83%AB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A5%E3%83%AA%E3%82%A2%E3%83%BC%E3%83%8B
マケイン氏はベトナム戦争の英雄で2000年の大統領選でブッシュと争い、2004年の大統領選では従軍仲間の民主党候補ケリーを応援していた。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%B1%E3%82%A4%E3%83%B3
ロムニー氏はマサチューセッツ州知事としては優秀だった模様。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9F%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%BB%E3%83%AD%E3%83%A0%E3%83%8B%E3%83%BC

まあ、でも人気は英雄二人で分け合っているようで。

産経新聞

ニューズウィーク紙が先月末に公表した世論調査によると、共和党員の支持率でジュリアーニ氏がマケイン上院議員を48%対44%と上回った。

http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070206/usa070206006.htm

マケイン氏はちょっと年齢が問題になりそう。そんなわけでジュリアーニ有利なんだが、なんとブッシュ弟、ジェフ・ブッシュが大統領選出馬を期待されているらしい。こんな世の中にしたブッシュ一族なのに、なんでだ・・・。
http://www.news24.jp/76266.html

ヒラリー対ジュリアーニでは、先のニューズウィーク紙の調査によるとヒラリー氏49%、ジュリアーニ氏46%と大接戦。でもこれがオバマになるとどうなのか。オバマのブームが共和党支持者にも広がれば勝てるかもしれないが、そう甘いものでもないだろうし、オバマが未知数だけに、ジュリアーニ有利になるだろうと勝手にみている。

日本にとっては共和党のほうが優しいとは思う。民主党は親中国だし、自動車交渉などクリントン時代の冷淡ぶりを思い出すと、心情的な話はともかく、やむなく共和党かなとも思う。しかし誰になったところで、混迷を極める世界情勢の解決策を探らねばならず、それはどんな解決策になったとしても、日本に変化を求めることになるのは間違いない。しかし、日本がどうこうというより、この難局を解決できる大統領の才覚があるのは、いったい誰なんだろうか。それをぜひ、米国民には議論して見極めてもらいたいと思う。

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February 22, 2007

米国のイラン攻撃?メモ

知らなかったのだがBBCが昨日流したニュースは世界を駆け巡ったらしい。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/6376639.stm
イラン空爆計画が明らかになったという記事。こうした情報って、ずっと前からあったように思うのだが、多分、報道機関できちんと報道された(裏が取れたと思われる)のは初めて。それで、世界中は大騒ぎだというわけだ。

そんなときにチェイニー来日。なんか、拉致問題とか話していて、ずいぶん日本に同情的だけど、どういうことかなあと想像してみる。ま、イラクが大変だしイランもあるから、北朝鮮はそっちでうまくやってねというところか? あとお金もね、とかかな。わからないけど。
http://www.nikkei.co.jp/news/main/im20070221AS3S2102121022007.html
http://www.sankei.co.jp/ronsetsu/shucho/070220/shc070220000.htm

イラクだって失敗しているのに、イランでも間違いをおかしそうな米国。もう泥沼だから突き進んじゃえってことかもしれないけど、撤退するのも難しいんだろう。しかし、イランってついでに攻撃できるような相手でもないと思うけど。
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070217AT2M1601116022007.html

http://www.hokkaido-np.co.jp/Php/kiji.php3?&d=20070217&j=0026&k=200702166329

いずれにせよ、日本、そしてアジアはすでに米国の関心を失っているようだ。チェイニーの狙いは、アジアまで手が回らないから、中国なんかと仲良くしておいてよということかもしれない。全容が見えないが、どんなことでも、今、日本はかなりまずい位置にいるような気がしてきた。
http://tanakanews.com/070213iran.htm
http://tanakanews.com/070216eastasia.htm
http://tanakanews.com/070130multipolar.htm
http://biz.yahoo.co.jp/column/company/ead/celebrated/person5/070216_person5.html

で、起きるとすると世界戦争なんだって。
http://www.labornetjp.org/news/2007/1170659928722staff01

とりあえずメモ。またじっくり読んだら何か書いてみます。

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February 18, 2007

007 ドクター・ノオ

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『007』シリーズ第一作を見てみようということで、『007 ドクター・ノオ』をレンタル。

もちろん主役は若かりしショーン・コネリー。さすがに細面でカッコイイ。背広は純正英国紳士ご用達のサビル・ロー。車は当然アストン・マーチン。ボンドの登場はカジノシーンより。カジノで女性に「賭け金をあげません(だったかな・・・) ミスター?」と聞かれて、例の「ボンド、ジェームズ・ボンド」と名乗るシーンが出てくる。

60年代の映画らしく、激しいアクションは当然ないが、小気味よいストーリー運びである。007シリーズではおなじみの奇想天外なグッズはまだでてこない、正統な探偵もの映画。貝殻を拾うボンドガールが意味不明とか、最初に出てくるゴルフ姉さんの位置づけも微妙だとか、ドクター・ノオの最終目的はなんだとか、いろいろ突っ込みどころもあるが、面白いんじゃないでしょうか。髪の毛を貼り付けて人が出入りしたかどうかをチェックするなんて、ちゃんとスパイっぽい描写もあるし。シャンパンのビンで殴ろうとして「ドン・ペリの1955年もの」といわれて下ろすあたりとかもなかなか粋。ボンドは1952年ものがいいと言ってたけど。

しかし、相変わらず犯人を追い詰めたと思ったら後ろから殴られたり、睡眠薬盛られたりしていて、『カジノ・ロワイヤル』からボンドがあまり進歩していない様子なのだが。

関係ないけど、昨日BSで放映していた『エリザベス』でダニエル・クレイグを発見。最初はチョイ役かと思われたが、いきなり僧侶を殴り殺すという乱暴モノぶりが素晴らしい印象的な役であった。しかしあっさりつかまってまた拷問シーンに…。(笑)


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February 12, 2007

プーチンの米批判メモ

どっちでもいいのですが、プーチンが米国批判をして問題になっているそうで。言っていることはかなり賛成できるけど、「お前がいうな~」という感じは否めませんな。これに対して米国務長官のゲーツ氏(元CIA)も皮肉交じりに反論。「単純な冷戦時代が懐かしい」とまで言ったゲーツ氏の言葉に、「007 カジノ・ロワイヤル」のMの言葉を重ねたのは私だけでしょうか。

とりあえず関連3本のニュースリンク。
まずプーチンが先制攻撃
「各国の核開発の原因は米政策」とロシア大統領
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200702110010.html

ゲーツ米国務長官が反論
ロシアは資源外交で圧力を強めている
http://www.nytimes.com/2007/02/11/us/11cnd-gates.html?hp&ex=1171256400&en=da0bfe656854871f&ei=5094&partner=homepage

でもこういうことだったってこと?
プーチン中東3カ国を訪問
http://english.aljazeera.net/NR/exeres/3FDFF26F-C5D7-4A3D-9E14-38BDE51E9061.htm
サウジで「平和の男」「正義の男」とかいわれてるのか。中東的にはそうかも…。

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オバマ演説メモ

11日のエントリ「オバマはケネディーの再来か」を書いた時点で見つからなかった、バラク・オバマの演説ビデオ&スクリプトがあったのでアップしておきます。

まず2004年の民主党大会の演説。
原稿
http://www.americanrhetoric.com/speeches/convention2004/barackobama2004dnc.htm
ビデオ(リンク切れ直しました 08年2月23日)
http://www.youtube.com/watch?v=370IOtsIJkQ&feature=related
http://www.youtube.com/watch?v=aekautDZlRU&feature=related
最後のほうで、あの有名な「白人のアメリカも黒人のアメリカもなく、(ひとつの)アメリカ合衆国があるだけだ」みたいなことを言ってます。
全訳を掲載しているブログ(08年2月17日追加)
macska dot org
http://macska.org/article/34

2007年2月10日の大統領出馬の演説
原稿(リンクが消えていたので、公式HPからにしました。08年2月4日)
http://www.barackobama.com/2007/02/10/remarks_of_senator_barack_obam_11.php
ビデオ
http://www.youtube.com/watch?v=5uxGdKAAFhY
http://www.youtube.com/watch?v=W1sRfqEiycA&NR
http://www.youtube.com/watch?v=HUNMjowX88I&NR

言ってますね。「今日、ここにみなさんが集まったのは私のためだけではない。みなさんがこの国の可能性を信じているから来たのだ」ってところですか。

We all made this journey for a reason. It's humbling, but in my heart I know you didn't come here just for me, you came here because you believe in what this country can be.

ざっと見た感じ、すごく同じフレーズでの繰り返しがうまい人ですね。繰り返すと盛り上がるというのは、歌でも、芝居でも、文章でもいえることだと思いますが。あ、ちょっとまねしてみました(笑)

文章的にも言葉の選び方がうまい感じがしますね。文学的というか。クリントンもそうだったと、仕事でお世話になった通訳さんに聞いたことがあります。聞いているうちにぼぉっとしてくるステキな感じなんだそうで。今度、クリントンも探してみようかな。でも名演説ってあったっけ…。あったのかな?どなたか知りませんか?

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ダニエル、残念。

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英アカデミー賞であるBAFTAsの授賞式が今朝行われたが、9部門でノミネートされていた「007 カジノ・ロワイヤル」はサウンド部門のみの受賞という残念な結果に。当然ながら、ダニエル・クレイグも最優秀主演男優賞は逃してしまった。エバ・グリーンが英国民から選ばれる新人賞(?)をもらえたことが救いか。

それでも007シリーズで主演男優賞にノミネートされたのは初めてだったようで、「それだけで達成だよ」とダニエルは言っていたようだ。確かに、シリーズもので主演男優賞にノミネートってあんまり聞いたことない。

興行収益的にはどうなんだろう。バベルやディパーテッドはこれからだからわからないけど、多分、トップなんじゃないですかねえ・・・。

追記:BBCの英語教材用記事を読んでいたのだが、イギリス人もダニエル落選はちょっと残念だったらしい。

The Best Actor award went to the US actor Forest Whitaker for his much-praised performance as Idi Amin in 'The Last King of Scotland'. That meant the new James Bond, Daniel Craig, lost out. Some had thought this might be the year 007 finally won a major Bafta. But it would be surprising if Craig, credited with having revived the 007 franchise, isn't in consideration for the next Bond movie due out late next year.

クレイグが007シリーズを(見事に)生き返らせたにもかかわらず、来年後半に予定されているボンド映画の次回作のために(受賞を)考慮されなかったとしたら驚きだということか。多分そうなんですけどね。

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February 11, 2007

オバマはケネディーの再来か

4年に1度の米大統領選には、51番目の州の住人として激しく興味があるわけだが、2008年は接戦すぎてどうなるか見ものである。何しろ初の女性大統領か、初の黒人大統領か、911のニューヨーク市長か、だからな。ほかにも候補はいるようだが、この3人の戦いになりそうな感じがする。私の乏しい知識を総合してだから間違っているかもしれないが。

オバマは確か2004年の民主党大会で感動的なスピーチをして、一躍有名になった。現段階で唯一の黒人上院議員である。

そのオバマが今日、正式な出馬宣言をした。

リンカーンが奴隷制で南北に分裂した米国について「分かれたる家は立つことあたわず」との演説を残した場所を選んでの出馬表明。とても寒そうなこのイリノイ州スプリングフィールドの広場には、信じられないほどの人が詰め掛けている。「オバマ、オバマ」といった掛け声は、まあ、よくあることだが、集まっている人々の表情からは、動員ではなく、心からオバマのスピーチを楽しみにきましたという感じがにじみでている。

どこかにスピーチの全文があるといいのだが、とりあえずニュースサイトだけ読んでみた。やはり感動的なスピーチをしたようだ。

多分冒頭で言ったのだと思うが、朝日新聞によると

オバマ氏は大勢の支持者を前に演説し、「あなた方がここに来たのは私のためではなく、この国ができることを信じているからだ。私たちは、より希望に満ちた米国をつくることができる。私は大統領選に出るために、あなた方の前に立っている」などと語った。

のだそうだ。英語の記事をいくつか読んでみたが、「あなた方がここに来たのは~」のくだりが見当たらない。(発見しました。オバマ演説メモ参照)

しかしながら、もしこれを言ったのならば、ケネディーの名演説「Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.(祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい)」に通じるものがあるような気がする。ちょっとスケールは小さいかもしれないが。

イラクについても表現がなかなかいい。
It's time to admit that no amount of American lives can resolve the political disagreement that lies at the heart of someone else's civil war.(CNNより)
適当に訳してみると、アメリカ人の命をどれだけかけても、他国の内戦の核心にある意見対立を解決はできないことを認めるべき時期であるって感じかな。

さらにリンカーンを引用して
"He had his doubts. He had his defeats. He had his setbacks, but through his will and his words, he moved a nation and helped free a people."(同上)
適当訳だと、「彼には疑念も敗北も後退もあったが、彼の意思と言葉は国を動かし、人々を自由にした」ってところですかね。

あまり英語が得意でない私が読んでも感動してくる。スピーチライターがうまいのかもしれないけど、2004年のスピーチも前半をちょっと読んでみたらすごく感動的だし、やはり本人の才能だと思う。

姿もいい。常にニコニコしていて、人々を安心させるし、スピーチの前は聴衆にちょっとしたジョークを飛ばしているし、人間的余裕がありそう。それに立ち姿が美しい。やはりカッコイイなと思わせることは、初の黒人ということもあって、とても重要だと私は思う。

聴衆の表情をみていると、なんだかケネディーの時みたいだなあと思ってしまう。若くて、ハンサム(なんだよね?)で、感動的なスピーチ。政治手腕はよくわからないけれど、閉塞感漂う中で、さわやかな風が突然窓から入ってきて、急に未来が開けたみたいな。黒人大統領だって、別にすでに映画やTVドラマでシミュレーション済みだから(「24」のパーマー大統領なんて素晴らしい大統領だったし)受け入れられると思うなあ。

世論調査ではヒラリーがまだまだダントツトップだけど、オバマがケネディーなみのムーブメントになってしまう可能性は高いと思う。実際、どこだかでは1位エドワーズ、2位オバマで、ヒラリーは3位に甘んじたらしいし。

ヒラリーの場合、どうしても後ろにビルが見える。ヒラリーと書いても実はビルと書いているみたいな心情がないとはいえないだろう。ヒラリーはビルと違って演説もつまらないらしいから、ゴアが「退屈」ってだけで不評をかっていたことを考えると、結構大変じゃないかな。

とはいえ女性大統領も面白いとは思うのだ。だってヒラリーになって、フランスもロワイヤルになったらですよ。たとえば欧州のほうで首脳会談があったら、ヒラリー(米)、ロワイヤル(仏)、メルケル(独)の3人が女性で、その中にプーチンとかブレアとかいるわけよ。見たい。すごく見たい。米・仏・独っていったら欧米でも大国だし。大国の女性首脳に囲まれるプーチンやブレア。当然レディーファーストだろうしな。女性同士でお茶なんかされた日にゃ、額に汗が光ってきそうだ。この男性2人はそろそろ任期切れなのが惜しいですな。

というわけで、ヒラリーもがんばってほしい。年をとってきていい顔になってきたと思うけど、アドバイスするならば、歩いているときもにこやかにね。冷たい感じにみえてしまうから。あと、ベルサーチにアドバイスされたように、スカートのほうがエレガントでいいと思う。パンツスタイルなら、もう少し背が高く見えるように、テラっとしたワイドパンツをお勧めしたい。

 

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February 08, 2007

おじさんはわかってくれない

国会の戦術だというのは重々承知なんだけども、少子化って集中砲火をあびせるほど喫緊の重要な問題なんだろうか。中国が領海侵犯するわ、山口組対住吉会が激化するわ、6カ国協議が始まっちゃってもし日朝平壌宣言が生きていることになったら1兆円を払うことになっちゃうわ、中東もなんだか不安だわ、って大変だと思うんですよねえ。いま。

でもまあ、しょうもない国会戦術の部分を除いても、国会住人の女性議員たちの気持ちもわからんではない。最近、少子化問題に微妙にかかわらなきゃいけない件があって、おじ様がたとこのテーマでお話しする機会が多くなったのだが、結構毎回 orz...なのだ。これを日々聞いている女性議員の立場になれば、いつか爆発するであろうことは想像に難くない。

問題は年金とかの社会制度を個人的なセクシャリティーの結果である出産というものに結び付けていることだと思うし、そこに制度を託していること自体が問題だと思うんだが。人生の捉え方が大きく変わったときに、社会制度を理由に、その人生観を元に戻そうとすることが、個人の尊厳を踏みにじっているということがわからないんだねえ。柳沢さんも含め、おじ様方はさ。

それに女性に対して「産んでもらう」ってのもすごい表現だと毎回思うわけだ。出産ってものすごく痛くて命がけな行為なんだけど、自分は命かけたことないのに、無責任に「命賭けろ」っていっているようなもんである。自分たちは年金満額もらうくせに、不妊治療にはこれまでびた一文ださなかったし、無痛分娩にも補助しないし、妊娠期間中の検査は「病気じゃない」から有料である。DNA鑑定ができる時代に女性の再婚を半年制限するし、代理出産も認めないし、夫婦別姓なんてもってのほかって、あのねえ・・・。産んであげたくないです。

少子化本にも優秀なものもあるのに、そういう人たちに限って、一向に読んでいる気配なし。もっと女性の心理を読んで、政策作ったほうがいいよ。マジで。

ということでもう少子化について語りたくないので、これでやめようと思う。どうでもいいし。少子でいいじゃん。

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祝・最優秀主演男優賞

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イブニングスタンダード英国映画祭(?)でダニエル・クレイグが最優秀主演男優賞を受賞したらしい。

←どうよ?オレ って感じ。かっちょいい!http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/02/04/AR2007020400770.html
おめでとうございます。よかったね~。「007 カジノ・ロワイヤル」は米アカデミー賞には1コもノミネートされていないが、これは典型的な英国映画で、米国映画じゃないからなんだろ~か。コロンビア映画だったように思うけど、アクション映画としては普通だったからかな? ま、ほかの映画を見ていないので、なんともいいがたいが、3回も見たの初めてなんだけどなあ・・・。

最優秀主演女優賞にはMことジュディ・ディンチおばさまが選ばれたそうで。カジノ・ロワイヤルでじゃないですけどね。もちろん。

来週11日は英国アカデミー賞であるBAFTA賞の発表があるようだ。「ディパーテッド」でディカプリオも候補になっているそうで、元ネタ「インファナルアフェア」でみせるトニー・レオンの哀愁がないらしいディカプリオなんかに負けないでいただきたい今日この頃である。
http://cinematoday.jp/page/N0009768

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February 06, 2007

カジノロワイヤルにおけるポーカーの基礎知識

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先日近所の映画館で「007 カジノ・ロワイヤル」が最終日だったので、3度目の鑑賞に行ってきた。3度も見る映画なんて初めてだ。

レイトショーだったけど、人もそこそこ入っていて、笑いも起きている余裕ぶり。もしかして、みんな2回目?(笑)

さて今回の連れも2回目。ちょっと連れて行くのが不安だったんだけど、前回わからなかったポーカーのルールがわかったんで楽しかったんだそう。3回見た私は相変わらずわからないんですが(汗)

それで、ポーカールールを調べてみた。

この映画でプレーしているポーカーは「テキサスホールデム」っていうゲーム。これはWikiによれば世界でも一般的なゲームなんだそう。

フレミングの原作ではバカラだったようだけど、今、最も高いレートで賭けられるゲームがこれらしい。何せ1千万ドル(12億円)が基本の賭け金ですよ。ロンドンにあるという武器商人が参加するカジノはこんな感じなんですかね?

さて、映画を見るために最低必要なテキサスホールデムの基礎知識を抜き書きすると

●ゲームの基礎

まずうっかり忘れていたんだけど、ポーカーって5枚のカードで勝負するらしい(爆)

そしてテキサスホールデムとは、2枚の手札と5枚の共有カードを組み合わせて役を競うポーカーのこと。

テーブルに置かれた5枚のカードと各プレーヤーの手持ちの2枚のカードを組み合わせると、どんな役ができるかで勝負する。各プレーヤーのカードにあわせ、テーブル上のカードから一番いい手になるカードを選ぶが、その裁定はディーラーが行う。

●役の強さ
こちらで確認してほしいけど、書き出すとこんな感じ。
ロイヤルストレートフラッシュ>ストレートフラッシュ>フォーカード>フルハウス>フラッシュ>ストレート>スリーカード>ツーペア>ワンペア

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●ゲームの流れ
1.プレーヤーを1ゲームごとに時計回りに回るディーラーボタン(写真参照)の左隣1人目が、まだカードを配られる前にベッド(賭ける)する。これをスモールブラインドという。通常は最初のラウンドの最小ベッド額の半分。

→映画中、ボンドが「あなたがブラインドですよ」といわれて賭けるシーンあり。多分これのこと。

2.ディーラーボタンの左隣2人目が、1人目のほぼ倍額をベッドする。これをビッグブラインドという。これがこのゲームの最低ベッド額(掛け金)になる。

3.プレーヤー全員に2枚の札が裏向きで配られる。ゲーム修了までにプレーヤーに配られるのは、この2枚だけ。配られる順序は、ディーラーボタンの左隣1人目から全員に時計回り。

4.ベットラウンド1
全員に2枚のカードが配られた時点でラウンドが始まる。ビッグブラインドの左隣から時計回りにベッドする。全員のベット額が同額になり次第、ディーラーはカードを1枚捨て(バーンカードと言う)、3枚のカード(フロップと呼ばれる)をボード上に表向きにして置く

5. ベットラウンド2
全員のベット額が同じになり次第ディーラーはカードを1枚捨てターンと呼ばれる4枚目のカードを場に表向きにして出す

6. ベットラウンド3
全員のベット額が同じになり次第ディーラーはカードを1枚捨てリバーと呼ばれる5枚目のカードを場に表向きにして出す

7.ベットラウンド4
全員のベット額が同じになり次第ショーダウン(カードを明かす)

8.ディーラーの裁定で役の強さが決定され、一番強い手役をもっている人にチップが全て渡される。引き分けの場合はチップの量を可能な限り引き分けたプレイヤー数で割り、引き分けたプレイヤー全員に渡される。

●覚えておきたいポーカー用語 

ポッド:テーブル中央に集められた賭け金のこと
コール:現在の賭け金に合わせて賭けること
レイズ:そのラウンドで賭け金を上げること
フォールド:自分の手を放棄すること。そのゲームから降りるときにつかう。コールしたのに後の人がレイズして、それにあわせてコールできない場合、降りることになる。当然賭け金は没収される。
オールイン:全額賭けること。オールインだと足りなくても賭けられるが(多分)、勝った場合でも、賭けた分の金額に相当する以上のチップをもらう権利はないらしい(あやふや)
ショーダウン:ゲームの最後に手持ちカードを明かすこと。

まあ、これくらいわかっていれば楽しめるんじゃないでしょうか。

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