« おじさんはわかってくれない | Main | ダニエル、残念。 »

February 11, 2007

オバマはケネディーの再来か

4年に1度の米大統領選には、51番目の州の住人として激しく興味があるわけだが、2008年は接戦すぎてどうなるか見ものである。何しろ初の女性大統領か、初の黒人大統領か、911のニューヨーク市長か、だからな。ほかにも候補はいるようだが、この3人の戦いになりそうな感じがする。私の乏しい知識を総合してだから間違っているかもしれないが。

オバマは確か2004年の民主党大会で感動的なスピーチをして、一躍有名になった。現段階で唯一の黒人上院議員である。

そのオバマが今日、正式な出馬宣言をした。

リンカーンが奴隷制で南北に分裂した米国について「分かれたる家は立つことあたわず」との演説を残した場所を選んでの出馬表明。とても寒そうなこのイリノイ州スプリングフィールドの広場には、信じられないほどの人が詰め掛けている。「オバマ、オバマ」といった掛け声は、まあ、よくあることだが、集まっている人々の表情からは、動員ではなく、心からオバマのスピーチを楽しみにきましたという感じがにじみでている。

どこかにスピーチの全文があるといいのだが、とりあえずニュースサイトだけ読んでみた。やはり感動的なスピーチをしたようだ。

多分冒頭で言ったのだと思うが、朝日新聞によると

オバマ氏は大勢の支持者を前に演説し、「あなた方がここに来たのは私のためではなく、この国ができることを信じているからだ。私たちは、より希望に満ちた米国をつくることができる。私は大統領選に出るために、あなた方の前に立っている」などと語った。

のだそうだ。英語の記事をいくつか読んでみたが、「あなた方がここに来たのは~」のくだりが見当たらない。(発見しました。オバマ演説メモ参照)

しかしながら、もしこれを言ったのならば、ケネディーの名演説「Ask not what your country can do for you, ask what you can do for your country.(祖国があなたに何をしてくれるかを尋ねてはなりません、あなたが祖国のために何をできるか考えて欲しい)」に通じるものがあるような気がする。ちょっとスケールは小さいかもしれないが。

イラクについても表現がなかなかいい。
It's time to admit that no amount of American lives can resolve the political disagreement that lies at the heart of someone else's civil war.(CNNより)
適当に訳してみると、アメリカ人の命をどれだけかけても、他国の内戦の核心にある意見対立を解決はできないことを認めるべき時期であるって感じかな。

さらにリンカーンを引用して
"He had his doubts. He had his defeats. He had his setbacks, but through his will and his words, he moved a nation and helped free a people."(同上)
適当訳だと、「彼には疑念も敗北も後退もあったが、彼の意思と言葉は国を動かし、人々を自由にした」ってところですかね。

あまり英語が得意でない私が読んでも感動してくる。スピーチライターがうまいのかもしれないけど、2004年のスピーチも前半をちょっと読んでみたらすごく感動的だし、やはり本人の才能だと思う。

姿もいい。常にニコニコしていて、人々を安心させるし、スピーチの前は聴衆にちょっとしたジョークを飛ばしているし、人間的余裕がありそう。それに立ち姿が美しい。やはりカッコイイなと思わせることは、初の黒人ということもあって、とても重要だと私は思う。

聴衆の表情をみていると、なんだかケネディーの時みたいだなあと思ってしまう。若くて、ハンサム(なんだよね?)で、感動的なスピーチ。政治手腕はよくわからないけれど、閉塞感漂う中で、さわやかな風が突然窓から入ってきて、急に未来が開けたみたいな。黒人大統領だって、別にすでに映画やTVドラマでシミュレーション済みだから(「24」のパーマー大統領なんて素晴らしい大統領だったし)受け入れられると思うなあ。

世論調査ではヒラリーがまだまだダントツトップだけど、オバマがケネディーなみのムーブメントになってしまう可能性は高いと思う。実際、どこだかでは1位エドワーズ、2位オバマで、ヒラリーは3位に甘んじたらしいし。

ヒラリーの場合、どうしても後ろにビルが見える。ヒラリーと書いても実はビルと書いているみたいな心情がないとはいえないだろう。ヒラリーはビルと違って演説もつまらないらしいから、ゴアが「退屈」ってだけで不評をかっていたことを考えると、結構大変じゃないかな。

とはいえ女性大統領も面白いとは思うのだ。だってヒラリーになって、フランスもロワイヤルになったらですよ。たとえば欧州のほうで首脳会談があったら、ヒラリー(米)、ロワイヤル(仏)、メルケル(独)の3人が女性で、その中にプーチンとかブレアとかいるわけよ。見たい。すごく見たい。米・仏・独っていったら欧米でも大国だし。大国の女性首脳に囲まれるプーチンやブレア。当然レディーファーストだろうしな。女性同士でお茶なんかされた日にゃ、額に汗が光ってきそうだ。この男性2人はそろそろ任期切れなのが惜しいですな。

というわけで、ヒラリーもがんばってほしい。年をとってきていい顔になってきたと思うけど、アドバイスするならば、歩いているときもにこやかにね。冷たい感じにみえてしまうから。あと、ベルサーチにアドバイスされたように、スカートのほうがエレガントでいいと思う。パンツスタイルなら、もう少し背が高く見えるように、テラっとしたワイドパンツをお勧めしたい。

 

|

« おじさんはわかってくれない | Main | ダニエル、残念。 »

ニュース」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

米大統領選」カテゴリの記事

オバマ演説」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference オバマはケネディーの再来か:

« おじさんはわかってくれない | Main | ダニエル、残念。 »