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March 31, 2007

トゥモローワールド

002
『トゥモローワールド』
http://www.tomorrow-world.com/

原題は『人類の子どもたち』。イギリスの作家P.D.ジェイムスの原作を映画化したそうである。

AMAZONのDVDレビューよりあらすじ

西暦2027年、人類に子どもが誕生しなくなり、世界は荒れ果てていた。英国のエネルギー省官僚のセオはある武装集団に拉致されるが、リーダーは元妻のジュリアン。彼女は1万ポンドと引き換えに検問を通過できる通行証がほしいと言う。彼女の目的は、ひとりの移民の少女を新しい社会を作る活動をしている「ヒューマン・プロジェクト」に届けること。しかし、そのグループには実態がなく、なおかつ、その少女は重大な秘密を抱えていた。(以下略)

なぜ突然子どもが生まれなくなったのかについて、映画の中では説明されていないが、少子化のなれの果ては絶望だけが残されるというスタンスで描かれた世界である。

ストーリーとしては、希望とされるヒューマン・プロジェクトがどれだけ信じられるのかさっぱりわからないのにやみくもに少女を預けるか??という疑問は残るのだが、荒廃するイギリス(イギリスの外の世界はもっと荒廃している)と戦闘シーンの描き方が秀逸だ。

ハリウッド映画の場合戦争シーンは基本的にはアメリカ以外の戦場であり、兵士もしくは現地の人が死ぬだけということが多い。国内はFBIやCIAの話になってしまうし、国外からアメリカが攻められるとなると核か宇宙人だし、現実感はあまりない。

しかし、トゥモローワールドはイギリス映画である。自国が戦場になったこともあるだけに、移民の自由を求めるゲリラと軍隊との市街戦の描き方がシビアなのだ。

治安維持へ向けて、強制収容施設の建物に逃げ込むゲリラを戦車などで攻撃する軍隊。ガレキとなっていく建物の中で、逃げ惑うクライブ・オーウェン。それを映すカメラに血が飛ぶ。この長まわしのカメラワークによって、見ている側は、本当に戦場にいるような錯覚に陥いる。

戦場はなんと恐ろしいところだろうか。そんなわけでハリウッド映画のようにスカッとしたハッピーエンドではないが、その戦闘シーンを見るだけでも、この映画を見る価値はあると思う。クライブ・オーウェンが演じる、いかにも信頼できそうな、犬にもなつかれる疲れた中年男も魅力的だ。

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