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June 28, 2007

祝・湾岸署

デイリースポーツ 青島刑事に会える?湾岸署誕生へ
http://www.daily.co.jp/newsflash/2007/06/27/0000418332.shtml

織田君、そろそろ戻ろうか。

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June 26, 2007

人類最強の敵

20年以上前に読んだので題名が思い出せないのだが、筒井康隆が書いたSF短編小説に、確か、こんなストーリーがあった。

地球に宇宙から敵が攻めてくる。そこで地球上の国々が団結して宇宙人と戦うべく、地上から宇宙に向けてミサイルを発射する。宇宙人の襲来は度重なるため、時々、ミサイル発射が行われる。しかし、その重要な役割を担う人々は、毎回、笑いをかみ殺していた。そう、宇宙人襲来はウソなのだ。戦争好きな人間社会を平和に保つため、宇宙人という仮想の「敵」をつくった。これにより人類は初めて団結し、平和を維持していた。

結末や詳細は忘れてしまったのだが、最近、この話をよく思い出す。人がまとまるには、確かに敵がいたほうがいい、と思うわけだが、今日、あえて書いているのは、こんな記事を読んだからだ。


CNEWS British man plans North Pole swim to draw attention to climate change
http://cnews.canoe.ca/CNEWS/Science/2007/06/24/4286783-cp.html

世界中の政治家に地球温暖化を訴えるために北極点までの1キロメートル、北極海を泳ごうというイギリス人がいるらしい。7月といっても北極海の水温は1.8度しかないようだ。そこで泳ぐことで、温暖化したら北極海でも泳げるようになってしまうってことをアピールしたいのだろうか。まともな政治家ならば、北極海を泳がなくても温暖化が重要だと思えばとっとと政策を考えるだろうし、重要でないと思っていれば泳いだところで関心も持たないだろう。まあ、別に泳いでもいいんだけど。

こういう報道を見るにつけ、もう、なんでもかんでも温暖化ならば評価されるのだと思う。温暖化対策とつけば水戸黄門の印籠のように尊ばれる。温暖化防止を叫ぶ人は、崇高な精神を持っているかのように支持される。だって、温暖化は人類最大の敵なのだから。敵に対抗するものはすべて味方だ。人類は石油保有国ではなく、温暖化を敵にすべきなのだ。さあ、一つにまとまろう!................てか。

気候変動枠組み条約が成立するかどうかわからないころから動静に注目していた者としては、ある意味、現在の状況はとても感慨深い。それはいい意味でも悪い意味でもであるが。

日本はODAで排出権を買うらしい。現在の世界情勢であればそうあるべきだろう。しかし、それにしても温暖化とはなんと崇高な目的になってしまったんだろうか。つきつめれば人間が生きていてはいけないという自己否定に陥るかもしれないのに。

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June 24, 2007

米大統領選2007年6月まとめ

ぼうっとしている間に、米大統領選も進んでいるようで、だんだん、追っかけるのも面倒になっているが、とりあえず、これまでひろった記事などから面白いものを、共和党と民主党それぞれに分けてメモ。

<共和党>
ブッシュの支持率も26%と、23%のニクソンに肉薄中。
ニューズウィークの調査
http://www.msnbc.msn.com/id/19354100/site/newsweek/

こんな中だから、共和党候補者たちも絶望的な戦いを強いられている模様だ。候補といえば、離婚暦があり妊娠中絶にも理解を示すあたりがキリスト教右派にきらわれるジュリアーニ氏、手腕も高く討論会で人気があがっているけれどモルモン教というところがひっかかるらしいロムニー氏、厭戦ムードの中で堂々とイランへの攻撃まで言及するマケイン氏と、有力候補はそれぞれなんとなくマイナス要因がある。


決定的に強い候補者がいない中、出馬が有力視される俳優のトンプソン氏に人気が集まっている。といっても、なかなか正式に出馬表明しないんだが、ラスムッセンの調査では、とうとう共和党候補の1位になってしまった。

産経新聞 俳優トンプソン氏首位に 米大統領選の共和党候補
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070620/usa070620003.htm

ラスムッセンリポート
http://www.rasmussenreports.com/public_content/politics/2008_republican_presidential_primary


さらに、大統領選出馬が噂されるブルームバーグNY市長が共和党を離党。無所属になった。

USFL ブルームバーグ氏無所属に 大統領選出馬の布石
http://www.usfl.com/Daily/News/07/06/0620_006.asp

ワシントンポスト NY Mayor Bloomberg becoming an independent
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/06/19/AR2007061901640.html

いろいろな噂があって、独立系で立候補するということは共通なんだが、共和党というより超党派の支持者を集めるためだとか、ヒラリー側に有利になるように共和党の支持者を奪うためだとかいわれている。

JMMの冷泉彰彦氏の『from 911/USAレポート』第308回「中道マジックの可能性」より引用


 どうして無所属での大統領選出馬に対する期待感があるのかというと、そこにはウラがあるのです。一つには「保守票の分裂期待」ということがあります。直近の例で言えば、1992年にビル・クリントンが勝った背景には、ロス・ペローの存在がありました。究極の小さな政府論を掲げてブッシュ(父)の票を食った無所属のペローが18.9%の票を取って、クリントンの勝利をアシストしたという見方です。ペロー同様に大富豪で選挙資金は自前で用意できるブルームバークのポジションは、どうしてもペローその人に重なって見えるというわけです。

 ちなみに、逆の例としては2000年に「緑の党」のラルフ・ネーダーが、リベラルな票の一部(この時はペローよりはるかに少ない2.7%)を食ってしまってゴアの落選の一つの要因となったことも記憶に新しいところです。いずれにしても、二大政党制が余りにも強大なために、独立系の「第三の極」が票を集めてしまうと、意外な効果を発揮するというのは事実です。

本人は否定しているけれどもずっと噂されるというのは、民主党のゴアと同じといえるだろう。億万長者だから資金には困らないしね。

ワシントンポスト Bloomberg says he is not eyeing White House
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/06/20/AR2007062001309.html
あれ?もともとは民主党で、共和党に鞍替えしていた人なんだね。


<民主党>

何回か行われた討論会の中で、エドワーズはオバマとヒラリーをえらそうに糾弾したものだから人気が落ち、強気で攻めたヒラリーが支持を伸ばしたようだ。オバマもいろいろと余計なビラをまいたりしていたらしく、微妙にあせりが感じられる。

AFP オバマ候補、ヒラリー候補とインド企業の関係指摘したメモ配布に謝罪
http://www.afpbb.com/article/politics/2241827/1706847


まあ、そうはいってもヒラリー?って感じの人も多いらしく、オバマが躓いたら、ゴアがオバマとともに参戦するだろうと有名政治ブロガーが予言しているらしい。つうか、ステッカーまで考えているし(笑)

The Unbeatable Democratic Ticket: Gore-Obama 2008?
http://www.clevelandleader.com/node/2156

ビデオまである。歌は「Sweet Home Alabama」のモジリすね
http://www.youtube.com/watch?v=T8eR48X_zXU&eurl=
Young Turks というインターネットTV番組がある模様。全容わからず。


ヒラリーもその辺のところは承知しているらしく、有名な長寿ドラマ「ソプラノズ」(でもマフィアの話らしい)の最終回をパロったキャンペーンビデオを作成した。ビルの演技がいい(笑)

AFP クリントン候補、TVドラマのパロディビデオでテーマソングを発表
http://www.afpbb.com/article/politics/2242263/1709758

で、そのビデオはこちら。Youtube
http://www.youtube.com/watch?v=gK0G5pbT7RQ

ヒラリーのホームページでも当然見られる。
http://www.hillaryclinton.com/

で、セリーヌ・ディオンが歌うテーマソング「You and I」が聞ける。
http://www.hillaryclinton.com/feature/song/

ビルも年とったなあというのが感想なんだけど。まあ、いいや。

少しヒラリーを見直したりしていたんだが、これから大きな落とし穴もありそう。マイケル・ムーアの最新作「シッコ」で、ヒラリーが批判されているらしい。

「暗いニュースリンク」さん 
マイケル・ムーア最新作『シッコ』公開前から大評判 より引用
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2007/06/post_e874.html

ムーアはストレートに、民間医療保険業界は廃止すべきで、製薬企業には大幅な規制が必要と訴え、両業界から金を受け取って政府規制緩和に努める共和・民主両党の有力議員たち-リック・サントーラム、ヒラリー・クリントンらを批判し、カナダやイギリス、フランス他の先進国事例を引用し、国民皆保険制度の導入を主張する。

そんなわけで、安泰に見えるヒラリー(ラスムッセンリポート)にも、どこに落とし穴があるかわからない。本当にゴア・オバマが現実化したりして。

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June 20, 2007

中国がナンバーワン

中国が二酸化炭素排出量世界一になったらしい。

産経新聞
http://www.sankei.co.jp/kokusai/china/070620/chn070620004.htm

もととなった英ガーディアンの記事
http://environment.guardian.co.uk/climatechange/story/0,,2106689,00.html

もう、アメリカが先に削減すべき~とか言えなくなってきたってことかな。いくら人口割りだと1人あたりアメリカの4分の1だとはいっているが。

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June 17, 2007

最近、外人多くない?

まあ、勤めている場所が外人が多くても仕方がない場所なのだが、それにしても最近、外国人、しかも白人が多いような気がする。

中国人、韓国人、タイ人、ベトナム人と思われるアジア人も増えてはいるんだが、それよりもなによりも白人だよなあ。今年に入って、めきめき増えているような気がするんだが。いっておくけど差別しているわけじゃないからね。あくまで、多いなという感想。

為替を確認してみると、1月から1ドル=120円台、1ユーロ=156円台に入り、その後さらに下落しているわけだ。ユーロなんて1年前は140円台前半だったんだから、かなりの高騰ぶり。ユーロって導入されたころ80円台じゃなかったっけ? あ、確認してみたら、2001年ごろが85円くらい。もういまや165円台だから、この6年で、価値がほぼ倍になったわけだ。
http://quote.yahoo.co.jp/q?s=EURJPY=X&d=c&t=ay&l=off&z=b&q=l&k=c3&a=v&h=on&p=m130,m260,s

どうりで白人が多くなるわけだよ。ビジネスマンだけじゃなくて、結構若い白人観光客(団体)もいるもんね。とはいえ、円が全面的に安くなっているので、人種もいろいろで、微妙にるつぼだ。だから、この間ちょっと丸の内を歩いたら、写真の撮り方によってはちょっとアジア人の多いNY?って風にできるかもと思った。まあ、NYにしちゃきれいだけど。

原油価格や金の価格も、下落中のドルや円からみると相当あがっているが、ユーロからみると、ドルや円で感じるほどではないらしい。う~む。こんなにドルに連動しなくてもいいのに。

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June 15, 2007

バイオ燃料メモ

日本経済新聞のちょっと前の記事をメモ。

バイオ燃料や石炭液化、中国が導入計画見直し
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070612AT2M1101611062007.html

 【北京=宮沢徹】中国政府はエタノール生産や石炭液化など新エネルギーの導入計画を見直す。エタノールの原料となる食糧や飼料が値上がりし、豚肉価格にも波及し始めたため。石炭液化もそのまま燃料にする方が資源の有効利用になると判断した。今後、食糧を原料とするエタノール生産は認可を停止、石炭液化は審査を厳しくする。エネルギー需要が急増する中国は新たな対応を迫られることになる。

本当の新聞記事はもっと長かったと思うけど、とりあえず。

確かに、中国で豚肉の値段があがったら目もあてられない。中国の食は豚肉が基準なんだ、と再認識しました。いや、それだけなんだけど。

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June 11, 2007

温暖化ゲームの賽は投げられた?

グローバル化に反対するデモがすごかったハイリゲンダムサミットも、「2050年までに世界のCO2排出量を半減させる」という方針を真剣に検討するということで一致したんだそうだ。

東京新聞
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2007060902022843.html
毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/science/env/news/20070609k0000m030154000c.html
ほかにもあるけど、面倒なんで、割愛。

一番の議案だった地球温暖化対策についても、「美しい国50」のコンセプトが欧米各国の調整弁となり合意にもちこんだわけで、日本としても面目躍如な感じである。安部首相もそういっていたことだし、まあ、そういう理解でもいいとは思う。ビューティフル・プラネット万歳!(笑) 

とはいえ、結局のところ、数値目標をつけて排出権取引の元締めとなりたい欧州勢と、世界一のCO2排出国だけにそんなんマッピラ御免なアメリカの戦いだったようで、メルケル独首相やブレア英首相が何度も説得した模様。ブッシュは、カメラが入っているところでは超ヘラヘラしていて、メルケル首相を目を細めて見つめてたりなんかして、「ジョージ、リラックスしすぎ」って感じだったんだが、会議になると何度も発言を求め、数値目標に反対したそうだ。

それでも今回、アメリカがこの大きな枠組みに、一応賛意を示すことになったのは、たぶん、温暖化が一応、米国にとっても利益がありそうなところが見えてきたからなんじゃないかと邪推している。

何しろ、石油が高騰しているおかげで、石油メジャーの売り上げが伸び、一方でバイオエタノールを生産するおかげで、バイオ用のとうもろこしを作る農家の収入が伸び、かつ、そうでない農家も、小麦やとうもろこしの値段があがることで収入が伸びるわけだ。何しろ、アメリカは農業大国だからねえ。排出権取引で他国に意味なくお金を支払うのがいやでも、自国の利益になるならいいわけで。まあ、割を食うのは日本なんだけど。

そんなわけで、結局、数値目標をあいまいにしたことで、なんとなくみなさんニッコリという結果になったわけだ。まあ、中国やインドなんかを入れないで、G8で数値目標決められても困るし。

実際のところ、数値目標というのはその決め方に気をつけないと、意味がなくなるのだ。数値目標を設定した京都議定書は、守ったところでCO2排出量削減は微々たるものであり、しかもその目標達成はかなり難しいという大失敗の代物。日本が一番の貧乏くじを引いたことも間違いない。日本はのりしろゼロだからなあ・・・。基準年の90年以降、ものすごい不況で、工場も海外に行ったのにもかかわらず、現在の水準ときたらそこから8%プラスになるくらいだから。しかし、どうして欧州各国は目標が達成できそうなのか…。今度調べてみようと思う。

しかしながら第一期間は来年から。日本は「京都」議定書を守るべきなんだろうか。「美しい国」であり「美しい星50」を提案している手前、やはりガンジガラメでこれを達成しなければいけないのだろうか。

達成をめざすとなると、排出権を買ってくるしかない。いつも混乱してしまうのだが、排出権というのは先進国同士のやり取りであり、発展途上国のCO2排出量を下げて排出枠を拡大するのはCDM(クリーン開発メカニズム)である。CDMのハードルは高く、国連で認められないとカウントされないんだそうで、そうなると手っ取り早いのは排出権というわけ。

排出権価格に影響を与える欧州では排出権価格が暴落しているようなんだが。
NTTデータ経営研究所
https://www.ecologyexpress.com/trend/2007/20070314trend.htm

日本の排出権の購入先となりそうなロシアは、石油収入が大きいので、そんなはした金はいらんという感じらしいけど、本当なんだろうか…。
ノースボスチ・ロシア通信
http://www.rian-japan.com/opinions/details.php?p=295&more=1

CO2排出権というのはガスだけに、いまいち実態があるんだかないんだかわからないが、いずれにせよ、京都議定書以降の温暖化ゲームの賽は投げられたんだろうな。まだ国連で決めたわけじゃないし、賽を投げたのは「今の温暖化は人為的」と断定したIPCCかもしれないけど。ゲームのルールづくりで今回、欧州がアメリカをよりきれなかっただけに、今後、日本として、どんなふうにルールづくりに参加して、どんなふうに有利に持ち込むかが課題なんじゃないかと思う。だってゲームはルールを作ったほうが勝ちだしね。


ハイリゲンダムといえばプーチンのこれには、ビックリ。
ロイター プーチン露大統領、米国のミサイル防衛計画で代替案提示
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070608-00000410-reu-int

あと、デモにもかかわらず、グローバル化は進む模様。
原田武夫通信
http://blog.goo.ne.jp/shiome/e/858f0be5dffc64e0004bf00dfc0d15af

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June 05, 2007

サミット前から目標は先送り?

前のエントリで、サミットに向けた各国の温暖化防止への長期目標をメモしてみたんだが、どうも先行きはあやしいようだ。

ホスト国であるドイツのメルケル首相は、「美しい星50」(苦笑)と同じく、2050年までにCO2排出量を世界全体で半減という目標を出そうとしていた(東京新聞)のだが、米国が長期目標に反対したために、その目標は断念するらしい(北海道新聞)。

しかし、「美しい星50」(苦笑)を実現するには、国際的に取り組まねば実現できないわけで、微妙ですねえ。日本がいくら単独で必死にアジアのCO2削減に協力したとしても達成は不可能だし。それに、まあ、50%削減するには、やはりアジアの成長を相当抑えないと無理だろうし。

でも米国が自国案を実現するため参加をよびかける中国のほうは、「2010年までに水力発電の開発加速などによって、温室効果ガスを二酸化炭素(CO2)ガス換算で約7億トン削減する」と4日に発表したようなんだが(西日本新聞)。アメリカは何がそんなにイヤなんだろう。石油の消費が減ることだろうか? 資源も少なくなるし、価格が高騰しているからチャラじゃないかと思うんだが。やっぱりこれから刈り取りたい中国などのアジア市場の経済を抑えると、利益が減ってしまうということかもしれないが。

それにしても、プーチン怒りまくりの米ミサイル問題や招待客の中国のダルフール問題もあって、大荒れになりそうなハイリゲンダム。温暖化どころじゃなかったりして~。

一方でブラジルでは、バイオエタノール会議なんてやってるんですね。へえ。

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June 03, 2007

サミットは温暖化が議題らしい

6日からドイツのハイリゲンダムで行われる予定の主要国首脳会議(G8)に向けて、参加各国の温暖化防止政策の発表が相次いでいる。温暖化対策は、排出権取引などの金融商品や原子力を含めた環境技術がある意味ビジネスチャンスになることもあり、特に欧州は進めたいみたいなんだが。

<EU>
CO2排出量を2020年までに1990年比20%削減する目標を決定。アメリカや中国、インドが参加するなら30%削減するそうだ。

EUの発表
http://www.eu2007.de/en/News/Press_Releases/March/0309BKER.html

BBC EU agrees renewable energy target
http://news.bbc.co.uk/1/hi/world/europe/6433503.stm


<イギリス>
EUの中でもイギリスは最もストイックである。CO2排出量を1990年レベルから、2050年までに60%、2020年までに26-32%削減するという「気候変動法案」を国会に提出しているらしい。ブレアの最後の人気取りかもしれないが。
http://www.eic.or.jp/news/?act=view&serial=15591

<日本>
温暖化問題は常に欧州が先導してきているが、技術的な実力は対GDP比のエネルギー効率は世界一(厳密にいうと香港が一番だけども)の日本にあると思う。でも、アメリカの顔色をうかがって、どうしても及び腰なんだよね。京都議定書のお約束、6%カットなんて絶望的だしね。

とはいえ、日本が今から乾いた雑巾を絞るような努力をして6%削減したとしても、お隣の国では、CO2どころかSO2もNOXも煤塵もバンバン撒き散らしているわけで、そんでもって黄砂もとんでくるわ、光化学スモッグが発生するわの大騒ぎになっている。ということで日本の提案は「美しい星50」。しかし、この幼い感じのネーミング、なんとかならないのかと。

21世紀環境立国計画、別名(?)「美しい星50」は2050年までに世界のCO2排出量を現状から半減させようという計画だ。
http://www.env.go.jp/guide/info/21c_ens/index.html

あと、日本人には一人1日1kgのCO2削減目標が課せられる。(1kgって結構きついんですけど…)

<米国>
ブレアが温暖化対策に参加するよう、ブッシュになんども電話をかけたらしいが、その成果かどうかはともかく、先日、温暖化対策を発表した。2008年中に中国やインドも含めた排出量削減目標をつくるという話らしい。この秋にも第一回会合を開きたいそうだ。

ワシントンポスト Bush Proposes Talks on Warming
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/05/31/AR2007053100934.html?hpid=topnews

産経 ポスト京都枠組みに意欲 初の国際提案で米大統領
http://www.sankei.co.jp/kokusai/usa/070602/usa070602004.htm

しかしいきなり欧州から非難されている。

日経 EU、米の温暖化対策を批判「削減義務への言及ない」
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20070601D2M0102V01.html

これにはアメリカも反論。

日経 米、温暖化対策で「欧州方式」と距離
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/us/20070601D2M0100I01.html
「それぞれの国の個別の事情を勘案しなければならない」。アメリカの事情っつうのは、自動車社会だからってことかなあ。

まとめると対策の強弱としては英>EU>日本>米というところだろう。サミット前のこれらの動きの意味合いというか、内情というのは東京新聞の記事のようなことだろう。

東京新聞 米国 サミット前 温暖化対策提案 主導権奪取乗り出す
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2007060202020910.html


とはいえAPECでもゆるゆるながら温暖化対策を宣言。
フジサンケイビジネスi APECエネルギー相会合 省エネ目標、設定で合意 温暖化対策「宣言」へ
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200705300033a.nwc


私としては環境問題を担当していたこともあり、地球環境問題には以前から関心も高かった。しかし最近、あまりにも世界中で地球温暖化が問題だといいはじめ、まじめに議論されているだけに、だんだん疑問が生じてきた。

IPCCでは「気候システムに温暖化が起こっていると断定するとともに、人為起源の温室効果ガスの増加
が温暖化の原因とほぼ断定。」しているわけだが
http://www.env.go.jp/press/file_view.php?serial=9125&hou_id=7993

何しろNASAのえらい人もこんなことを言っているらしいし。

時事 地球温暖化問題を軽視?=NASA局長発言が物議-米
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2007060100826

米公共放送のインタビューで、「地球温暖化の傾向があるのは疑いない」としながらも、「われわれが取り組まなければならない問題と言えるのかどうかは確信が持てない」と語った。また、気候の変化を阻止しようという試みは、人間の力を超えていると述べるとともに、現在の気候が全人類にとって本当に最適かどうかも分からないとの考えを明らかにした。

科学者の人たちの話を聞くと、温暖化は人為的なものと断定している人もいれば、いや、まだ科学はそこまでわかっていないから断定できないという人もいて、本当のところはよくわからないのだ。もしかしたら温暖化は、人間にはどうしようもないことなのかもしれなくて、CO2削減より、それに対応するすべを考えたほうが合理的かもしれないのだ。まあ、アメリカの共和党みたいな言い方なんだけども。

だけど、IPCCという国際的な研究組織が人為的といっているわけだし、いずれにせよ、化石燃料も限りがありそうで、温暖化対策に取り組めば、新しいエネルギーが開発されたり、化石エネルギーの使用量が減ったりするので損はないとは思うのだが。

ゴアのコンサートも着々と進んでいるようだ。YMOも復活するらしい。
http://www.daily.co.jp/gossip/2007/05/29/0000357927.shtml


科学的根拠はともかく、冒頭にも書いたけど、地球温暖化論議の裏側に、いろいろな思惑が見え隠れするのが少々気になるのだ。途上国側からみると、これまでも援助を受けていたかもしれないけど、その援助の用途が温暖化によって絞られてしまうってことにもなりかねないし。というわけで田中宇氏からも引用してみる。私だけがそう思っているわけでもないというだけだが。

田中宇 地球温暖化の国際政治学
http://tanakanews.com/070227warming.htm

地球温暖化問題も、このピンはね作戦の一つである。発展途上国は、これから工業化して発展する際に二酸化炭素を多く排出する。先進国は、すでに産業の中心がサービスや金融、ハイテクなど、二酸化炭素の排出が比較的少ない産業になっているし、省エネ技術も進んでいる。温暖化対策として二酸化炭素の排出が世界的に規制され、排出が多い途上国は、排出が少ない先進国に金を払って排出権を買う必要がある。日本や欧州は、ハイテク技術を途上国に売って儲けることもできる。発展途上国は、先進国から新たな税金を取り立てられるようなものである。

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