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August 17, 2007

自由と繁栄の弧っていいんじゃない?

米株式市場は爆下げ継続中である。円もドルだけじゃなくてユーロにもすごいスピードで円高になっている。しかし、ここまで急激な調整とはね。円高でそれでなくても大変なファンドに、日本が利上げなんて追い討ちをかけたら、世界経済が目も当てられないことになりそうだ。あ、そうそう、昨日のカネの流れに、9.11や対テロ戦争(苦笑)、イラク戦争、アフガンなどの要因を入れるのを忘れていました。まあ、対テロ戦争なんて、どうもウソらしいですけどね。

さて、それよりも今朝、とてもうれしかったことをメモ。

次期幹事長をうわさされる麻生外相がパレスチナを訪問。農産業団地の設置などへの支援をうたう「平和と繁栄の回廊」構想を提案してきた。資金援助再開って意味だけど。外相会談に先立って行われたアッバス議長との会談後の記者会見で、アッバス議長はウソや儀礼ではなく、本当にうれしそうな顔をしていたようにみえた。まあ、NHKの報道映像で見る限りだが。
AFP 日本、パレスチナ自治政府への直接援助再開へ

その後行われたイスラエル、ヨルダンを含む4外相会談でも、この構想が話し合われ、その後の記者会見で4者は握手をするわけだが、その感じもとてもなごやかないい感じだった。

この構想は昨年11月に麻生外相が発表した「自由と繁栄の弧」という外交政策のひとつであろう。このときも、地政学を取り入れた構想で、へええと思ったわけだが、「平和と繁栄の回廊」でこの3国が、経済をベースに関係を深めるという、日本らしい構想はなかなか面白い。この話をしたとき、米政府も関心したという。麻生外相は「東洋人がいうからいいんだ」と説明したそうだが。

正面切って軍事的介入なんかをしてもうまくいかなそうなパレスチナ問題。そこにこんな風に日本らしい変化球を投げ、それが各国の利害に一致するという政策は、これまでに存在したんだろうか? 「中東で日本ができるのは金もうけのための話だ」というのが麻生外相の持論らしいが、日本が品がよく筋の通った金持ちらしい外交を展開し、世界のみんなが幸せになれれば、日本人であってよかったと思えるようになるのではないかと思う。


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