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October 16, 2007

お友達続き

今日NHKスペシャルの「ライスショック」第二回が放送されたわけだが、ようやく「お友達」発言者がわかったのでメモ。あ、「お友達が助けてくれるwww」のエントリの続きです。

「お友達」発言者=本間正義東京大学教授・経済財政諮問会議グローバル化改革専門調査会EPA・農業ワーキンググループ副主査

東京大学・本間正義教授
http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/agriecon/staff.html

経済財政諮問会議グローバル化改革専門調査会EPA・農業ワーキンググループ
http://www.keizai-shimon.go.jp/special/global/epa/index.html

農業新聞インタビュー
http://www.nougyou-shimbun.ne.jp/modules/tinyd/index.php?id=105

一体、経済財政諮問会議というのはなにをしているんだろ? そりゃ、かつての米価は高すぎたと思う。だけど農業を破壊してはいけないでしょ。まあ大規模小売店舗法が地方の小売店をつぶしたのと同じことをしようとしているんだろうけどね。

というかさ、日本がアメリカのマネしてどうするよ? 国土狭いんだし。大規模農業やったって、アメリカの大規模農業に勝てるわけがないって。

日本のアメリカ化にはショックを受けたことがある。20年ほど前、大学卒業の記念にヨーロッパを旅行したときのことだ。訪れた小さな町では、きちんとした小売店が堂々と営業していた。うちの田舎は全部小売店がだめになっていったのに、ヨーロッパには昔とかわらないお店が厳然と残っている。

なぜだ?と思ったけど、それはやはり大店法のせいだった。大店法は最初こそ、スーパーの権益を制限し、小売店がその権益を守ることができたが、外圧を含めたスーパー業界のロビー活動のために、その営業活動は拡大し、おかげで日本の地方都市にはスーパーが街中に入ってきて、小売店を圧迫した。しかもしばらくすると車社会になったからとスーパーが郊外にどんどんと出て行った。それで街中がだめになると、小売店を荒らしに荒らしたスーパーはさっさと撤退し、郊外店に集中した。これで街中はさらにだめになった。その郊外店でさえ、新しい道路ができるたびに新しく出店し、前に出店していたところをつぶしていった。だから、たった10年ほどで、スーパー集中地点がどんどん変わっていった。

人間の数が少ないのに、にわかに新しい街ができて、すぐに消えていくのはかなり異常だ。そしてそうなるたびに街全体が荒れていった。こんなアホなことがこの30年、田舎では当たり前に起きているのだ。都会の人は気づかないだろうけど、それが全国化の現実なんだよね。

こうして日本の地方の小売店はだめになっていった。ヨーロッパに初めて行った20年前も日本はすでにひどい状態だったのだが、同じだと思っていたヨーロッパは実は小売業者を守っていた。守っていいことだったのだ。日本はアメリカに倣うことで小売店を捨てていたのだった。それはかなりショックだった。

日本は、アメリカのやることがすべてグローバルスタンダードだとして進めようとする。グローバル化は実はグローバルスタンダードではないのに。そして今度は小売店と同じように、日本の農業を捨てようとしている。

しかし農業は小売と大きく異なる。だって農業は国の根幹をなすものなんだから。自民党、いや清和会なんだろうけど、この人たちを切るなんて自民党はなんとバカなんだろうか。

いっとくけど、農民はたいてい頭いいぜ。農民で村長になった人に会ったことがあるが、ものすごく頭が切れて優秀だった。なにせ農家は利益が薄い上に、天候も予測しなくちゃいけないし、政治も気にしなきゃいけないし、周囲と協力しなきゃいけないし、会計だってできるんだからね。領収書も管理できないそんじょそこらのお坊ちゃまよりもずっと優秀なはずだ。

農業が国の根幹だってこともわからないくらい政治が劣化しているのは、たぶん2世や3世がのほほんと地盤を次いでいるからだろうなと思う。もう、政治家の2世、3世はやめませんか? せめて、親を引き継いですぐに立つのは禁止とかさ。2期以上あける必要があるとかしないと、真っ当な政治はできないと思う。

かつては、つまり戦争直後は農業は国の根幹であるというのは共通認識だったので、いちいち考えなくても、普通にやってたんだろうなあ。議論する余地なく大前提なんだから。時代が変わっても、それは普遍のはずなんだが、農業や田舎なんて知らないお坊ちゃまだらけなので、常識が通らなくなったのだ。

そうそう内橋氏とともに真っ当な意見を述べていたのは、こちらも本間教授と同じ東京大学の鈴木宣弘教授でした。
http://www.ga.a.u-tokyo.ac.jp/p_suzuki.html

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