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October 20, 2007

中村医師にこそノーベル平和賞を

アフガンで医療活動を続けつつ、独学で土木工学を学び、水路を作った中村哲医師は、最近、ちょくちょくテレビなどで取り上げられるようになったからご存知の方も多いだろう。

中村医師の活動を簡単にまとめると以下のとおりだ。

もともと神経内科の医師だった中村氏は、パキスタンで1984年から医療活動を始める。アフガン難民を治療したことから、アフガンにも活動を拡大。しかし、どんどん乳幼児がどんどん死んでいく状況に、これはきれいな水がないからだと、アフガン市民の協力を得ながら井戸を掘る活動を始める。アフガンでは地球温暖化の影響で2000年から旱魃が続いているのだ。そして、より豊富な水を確保しようと、2003年から用水路を作る事業を始める。4年ごしの工事を経て、今年3月、水路が完成。砂漠化していたアフガンの地に、昔のように豊かな麦が実った。

詳しくはこちらで。
ペシャワール会
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/

中村医師はアフガンの復興に武力は要らないという。

「テロ特措法」はアフガン農民の視点で考えてほしい より
http://www1a.biglobe.ne.jp/peshawar/kaiho/nakamuramainiti.html

 テロ特措法延長問題を議論する前に、今なお続く米国主導のアフガン空爆そしてアフガン復興の意味を、今一度熟考する必要があるのではないか。日本政府は、アフガンに1000億円以上の復興支援を行っている。と同時にテロ特措法によって「反テロ戦争」という名の戦争支援をも強力に行っているのである。

 「殺しながら助ける」支援というものがあり得るのか。干渉せず、生命を尊ぶ協力こそが、対立を和らげ、武力以上の現実的な「安全保障」になることがある。これまで現地が親日的であった歴史的根拠の一つは、日本が他国の紛争に軍事介入しなかったことにあった。他人事ではない。特措法延長で米国同盟軍と見なされれば反日感情に火がつき、アフガンで活動をする私たちの安全が脅かされるのは必至である。繰り返すが、「国際社会」や「日米同盟」という虚構ではなく、最大の被害者であるアフガン農民の視点にたって、テロ特措法の是非を考えていただきたい。

アフガンの人々とひとつひとつ問題を解決していく中村医師のような活動が、真の平和活動だと思う。でも欧米の思惑とは少々異なる主張をしている中村医師が、ノーベル平和賞をもらうことはないんだろうな。

そもそも、なぜアフガン空爆を日本や世界が支持したのか・・・。2001年9月11日からもう6年もたったが、アルカイダは一掃されず、ビン・ラディンもつかまっていない。そもそも本当に9.11はテロだったのか。アフガン空爆が正しかったのか。それを見直す時期に来ているのだと思う。

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