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November 29, 2007

中東和平会議に注目したいなと

中東和平会議があんまり日本では報道されないんだが、失敗間違いなしといわれていたこの会議。不思議なことにうまくいったようだ。

CNN 中東和平会議、来年末までの合意目指す 
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200711280002.html

まあ、CNNでは否定的に書いてあるんだけど、BBCとかはワリに好意的な報道をしているようだ。ようだってのは、BBCのポッドキャストで英語で聞いているからで、よくわからないんで、違うかも! でも、イスラエル人が「平和の話し合いはうれしい」って言っていたようだし(あやふや)。もっと英語がわかるようになればいいんだけど。

とりあえずBBCを貼り付けてみる。
BBC  Annapolis: The end of the beginning
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/7116572.stm

と思っていたら、米流時評のysbeeさんが書いている。

アナポリスの奇跡?中東平和会議陰謀論
http://beiryu2.exblog.jp/6644685
シリアがイランを裏切ったんですか? ええっ!

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グーグルが新エネに投資

Green_google 日経 グーグル、石炭より安い再生可能エネルギー開発に投資http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/media/djBWX7765.html

グーグルの発表文書
Google's Goal: Renewable Energy Cheaper than Coal
http://www.google.com/intl/en/press/pressrel/20071127_green.html

グーグルとしては、サーバーに大量のエネルギーを利用しているわけで、そこをクリーンエネルギーにしたいということらしい。いや、志はもっと高いとは思うけどね。

アメリカは石炭の埋蔵量が世界1位なので実は石炭火力が多く、原子力もスリーマイル島以来投資されていないので、100基以上ある原子力大国ではあるがシェアは低い。なにせ世界一のエネルギー消費国なんで、100基あっても追いつかないのだ。

いずれにせよ石炭価格は低いし手に入りやすいので、アメリカでもっとも手軽な電源は石炭火力。しかも土地が広いので環境対策がなされていなかったり、古いものが多いので効率が悪いらしい。

というわけで、アメリカの電力はCO2をバカバカ排出しているんだけど、さすがにこれはだめだろ~というのと、停電が時々あるので、西海岸では太陽光発電がトレンドって聞いたことがある。それはもう5,6年前の話なんだけど、最近になってどうも加速しているらしい。ブッシュ政権下のアメリカというのは、基本的には温暖化対策に思いっきり後ろ向きだったのだが、最近は大転換しているそうだ。

それでもってグーグルがその資金力で、石炭火力より自然エネルギーを安くする!と宣言しているわけだ。国が本来やるべき仕事なんだろうけど、ブッシュはそれどころじゃないしね。小国の国家予算を上回る資金力があるグーグルだけに、それくらいできるだろう。

日本では『環境問題ではなぜウソがまかり通るのか』なんて本がはやったりしている。共感するところもあるし、CO2が主たる原因じゃないかもしれないけど、でも温暖化は進んでいるし、世界温暖化ゲームの「賽は振られた」のだよ。残念ながら。そしてそれに日本は乗り遅れてしまっている。

これからは日本の貴重な太陽光発電や火力発電、原子力発電 省エネルギー技術などを世界に高く売りつつ、世界最先端技術をどう維持していくか。ここがこれからの問題なんじゃないすかね?

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November 23, 2007

オバマ追いかけてる?


オバマが追いかけているそうなんだけど、ヒラリーには11%も引き離されているわけで、それがすごいのかね?

関連記事はこちら
ロイター Democratic presidential race tightens: poll
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSN2061107620071121?feedType=RSS&feedName=topNews&sp=true


ヒラリーったらブッシュに「恐ろしい(手ごわい)大統領候補だ」とかいわれているし。

Bush: Clinton Is Formidable Candidate
http://ap.google.com/article/ALeqM5j057jBReERcsF-FcZRSWe0h1gaXQD8T1KLM00

共和党内に、民主党候補がヒラリーになったら共和党は勝てるかも~みたいな妄想が走っているようなので、引き締めかもしれない。

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November 21, 2007

大統領選に異変?

ヒラリーが圧勝かと思われていた米大統領選だが、1月3日に予備選挙が行われるアイオワ州での世論調査の結果はオバマが1位だったらしい。

時事 2007/11/20-09:53 オバマ氏が30%で首位=開幕戦のアイオワ州調査-米大統領選
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2007112000198

 【ワシントン19日時事】米ABCテレビとワシントン・ポスト紙は19日、次期大統領選の民主党候補指名争いに関し、全米で最初に党員集会が開かれるアイオワ州で実施した合同世論調査結果を発表した。それによると、オバマ上院議員が支持率30%でトップに立ち、ヒラリー・クリントン上院議員(26%)、エドワーズ元上院議員(22%)を抑えた。
 全国規模の各種調査ではクリントン氏が優勢で、ABCとワシントン・ポストが今月初めに発表した調査でもクリントン氏が49%と、2位のオバマ氏(26%)に大差を付けていた。しかし、指名争い開幕戦の舞台となるアイオワ州で支持を集めているオバマ氏の今後の戦いぶりによっては、形勢が変化する可能性も出てきた。

ワシントンポストとABCの調査結果
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/politics/polls/postpoll_111907.html

アイオワでのワシントンポスト調査履歴をみると、7月末もオバマが1ポイント差で勝っていたようだが、今回は4ポイント差と開いた。ちょっと前のニューヨークタイムズの調査では多少ヒラリーが優勢だったのだが。

時事 2007/11/14-14:29 アイオワで民主3候補が拮抗=共和党はロムニー氏-大統領選・米世論調査
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200711/2007111400527&rel=j&g=int

 【ニューヨーク13日時事】米紙ニューヨーク・タイムズとCBSテレビが共同で実施した米次期大統領選に関する世論調査によると、党候補指名に向けた党員集会の開幕の地である中西部アイオワ州では、民主党のクリントン上院議員(25%)、エドワーズ元上院議員(23%)、オバマ上院議員(22%)の上位3候補の支持率が拮抗(きっこう)していることが分かった。13日付の同紙(電子版)が伝えた。
 ただニューハンプシャー州ではクリントン氏が37%と、オバマ(22%)、エドワーズ(9%)両氏を抑え優位に立っている。
 一方、共和党ではロムニー前マサチューセッツ州知事(アイオワ27%、ニューハンプシャー34%)が両州でジュリアーニ前ニューヨーク市長(15%、16%)、ハカビー前アーカンソー州知事(21%、6%)をリードしている。

このヒラリーの失速だが、オバマの巻き返しというより、ヒラリーバッシングがあちこちで発生しているせいなんじゃないかと思う。バッシングの内容は、ヒラリーがイラク戦争関連でハッキリした物言いができていないこと。ヒラリーは大統領の地位が手に入りそうなので、できないことは言わないようにしているようで、そのために「言っていることがかわってきた」とも指摘されているようだ。「バッシングは私が女性だからじゃなくて、トップランナーだからよ」などと、微妙に健気な反論もみせているが。

さらに最近になって、ヒラリーはロバート(ボブ)・ノバックという保守派コラムニストからも攻撃を受けている。ノバックは先週末、「ヒラリー陣営が、オバマの決定的なスキャンダルとやらを握っているがそれはキャンペーンに使わないことにした、といううわさを言いふらしている」と書いたのだ。そして、これは「オバマはダメージに弱く、ヒラリーは思慮深い」というイメージ戦略であり、まさにニクソン的やり方、と揶揄している。

Clinton and Obama Campaigns Clash Over Report
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/11/17/AR2007111701599.html
Novak Stands by Obama Dirt Story, Compares Clinton Campaign Tactics to Nixon
http://www.foxnews.com/story/0,2933,312153,00.html
産経 クリントンVSオバマ舌戦も加熱 米大統領選
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071120/amr0711201936007-n1.htm

ノバックって、ヴァレリー・プレイムがCIAのスパイって書いちゃったコラムニストである。コラムニストとはいえ、自国のスパイの身元を書くべきなのかという疑問は残るが、ネタ元はたぶん確かってことだ。とはいえ、ヒラリーが握っているというオバマのうわさまではわからないそうだが。

まあ、そんなわけで予断を許さない米大統領選である。面白いか面白くないかよくわからないが、ビル・クリントンも予備選当初は劣勢だったし、現・ブッシュ大統領も同じ状況だったらしいので、ヒラリーものほほんとはしていられないようだ。非ヒラリー待望論が渦巻く日本なので、まあ、生暖かく見守ればいいかなと思っている。

ちょっと古いが、もうひとつ面白かったのはこのニュース。

時事 2007/11/07-16:09 共和党ポール氏、1日で5億円集金=反戦主張の「異端児」-米大統領選
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200711/2007110700664&rel=j&g=int

 【ワシントン7日時事】次期米大統領選の共和党候補8人の中で唯一イラク戦争に反対している「異端児」候補、ロン・ポール下院議員(72)は7日までに、主にインターネットを通じて5日に実施した資金集めキャンペーンで、1日分としては破格の約430万ドル(約5億円)の収入を上げたことを明らかにした。
 医師出身のポール議員は、ブッシュ大統領の地元テキサス州選出で現在10期目のベテラン。個人の自由を最大限尊重する「リバタリアン」で、外交的には不干渉主義の立場からイラク撤退を訴えている。ただ、支持率は3%程度で、有力候補のジュリアーニ前ニューヨーク市長らに大きく引き離されている。
 米メディアによると、今回のポール氏の集金額は、1日分の収入としては民主党最有力候補のヒラリー・クリントン上院議員が6月30日に記録した約620万ドル(約7億円)に次ぐ多さ。ポール氏は6日、ABCテレビで「うれしい驚きだ」と顔をほころばせた。

共和党のくせにイラク戦争に反対で、FRBが嫌いなロン・ポールである。一部でかなり人気らしい。ガンバレ!!

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November 17, 2007

オシム…

前から体調を心配していたオシムが倒れてしまった。重体のようだ。オシムのサッカーもオシムの言葉も好きだっただけにとてもショック。完全に治るのが無理でも、せめてサラエボに帰れるくらいに回復してほしい。日本代表には、ぜひ、オシムの教えた日本のサッカーを体現してほしい。

前のエントリ オシムの言葉

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November 13, 2007

パパブッシュ2

CNN ブッシュ元大統領、83歳でスカイダイビング
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200711120006.html

米テキサス州カレッジステーション──ブッシュ米大統領の父親であるブッシュ元大統領(83)が10日、自身の記念博物館の改装を記念し、スカイダイビングを披露した。

ブッシュ氏のスカイダイビングは通算6度目で、2004年の80歳の誕生日以来。今年腰の手術を受けたものの、陸軍空てい部隊の要員とともに降下し、無事着地した。

第二次世界大戦中に従軍経験を持つブッシュ氏は1944年、父島上空で乗っていた軍用機を撃墜された際に初めてパラシュートを使用したという。

<感想>
なんでリニューアル記念でスカイダイビング?(苦笑)

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November 11, 2007

パパブッシュ

ロイター ブッシュ元米大統領、息子への批判は「極めてアンフェア」
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-28815620071109
2007年 11月 9日 19:59 JST

 [ワシントン 9日 ロイター] ブッシュ米大統領の父親であるブッシュ元大統領は、現政権のイラク戦争処理に対する批判は「極めてアンフェア」だとの見方を示した。またそういった批判は、フセイン元イラク大統領の蛮行を忘れてしまったものだと非難している。USAトゥデイ紙に9日掲載されたインタビューで述べた。

 ブッシュ元大統領は「もしサダム・フセインがまだ存在していたら、彼らは中東の生活が今よりよくなると考えるのだろうか」と語った。元大統領が、息子である現職大統領の政策について言及するのは極めて異例のこと。

 ブッシュ大統領をめぐる批判についての質問には「息子がしていることやしていないことについて、あなたのような友人と思い返すことはしない」とやや不機嫌にコメント。その上で「われわれは今でさえ、サダム・フセインの常軌を逸した蛮行を忘れていると思う」と述べた。

 さらに「彼(ブッシュ大統領)のしていること、やろうとしていることを大いに尊重しており、批判の大部分は極めてアンフェアなものだと思う」と語った。

はあ。アンフェアねえ。

イラク戦争処理じゃなくて、イラク戦争始めたところが問題だし、その後の展開もダメダメなんだけど。

それにフセインが存在していたら、死ななくてよかったイラク人は7万人くらいいる。フセインは確かに恐怖政治を敷いていたんだろうが、4年くらいでそんなに殺したんだろうか?

これまでに何人の米兵が死亡し負傷したか、何人のイラク人が死亡したかを表示するウィジェットをワシントンポストが作っているので、関心のある人はiグーグルなんかに貼り付けておくといいと思う。

ワシントンポストのウィジェットページ
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/widgets/

まあ、まわりから親しい人がどんどんいなくなって、パパくらいしか味方してくれないってことなのかもしれない。

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大暴落開始?

世界経済破綻が始まったんだろうか。それとも大規模な調整なのか。いまいちよくわからない動きだけど、破綻の始まりはいつもこんな感じなのかも。

ロイター 米国株式市場=3日続落、ハイテク株の軟調やクレジット懸念で
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-28820320071110

 [ニューヨーク 9日 ロイター] 米国株式市場は3日続落。米ワイヤレス技術クアルコム(QCOM.O: 株価, 企業情報, レポート)が前日発表した2008年度通年の利益・売上高見通しが市場予想を下回ったことでハイテク株が売られた。ナスダックは週足で01年9月11日以降最大の下げ幅となった。

 米連邦住宅抵当金庫(ファニーメイ)(FNM.N: 株価, 企業情報, レポート)の第3・四半期純損失が前年同期の倍となったことも圧迫材料。ファニーメイは1.6%安。一時は10.6%安となり52週安値を更新した。

 米銀第4位のワコビア(WB.N: 株価, 企業情報, レポート)が10月にクレジット関連で約11億ドルの追加損失が出たと発表したことも相場を押し下げた。ワコビアは一時5%強下落し52週安値をつけたが、その後戻し0.9%高で引けた。

とはいえ原油価格は堅調なようで。

読売 NY原油小幅上昇、1バレル=96・32ドル
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20071110i203.htm

 【ニューヨーク=山本正実】9日のニューヨーク商業取引所で、原油先物相場は小幅上昇した。

 国際的な指標であるテキサス産軽質油(WTI)の12月渡し価格は、前日比0・86ドル高の1バレル=96・32ドルで通常時間の取引を終えた。

下げたと思ったらあげているわけで、株式が暴落しても関係ないらしい。というか、お金がそっちに逃げているんだろうけど。と思っていたら、IEAまで原油価格がもっと高くなるよと宣言。まあ2030年の話だけど。

日経 原油価格、2030年には150ドル突破も・IEA予測
http://www.nikkei.co.jp/kaigai/eu/20071107D2M0700E07.html

 国際エネルギー機関(IEA)は7日、2007年版「世界エネルギー見通し」を発表した。中国とインドの高成長を主因に世界のエネルギー需要は2030年までに5割超増える一方、原油価格は30年には最高で1バレル150ドルを上回ると予測。この間、産油国のエネルギー投資が不十分となり原油価格が急騰するリスクもあると警告し、中印を巻き込んだエネルギー利用の効率化を訴えた。

 IEAが予測したのは加盟26カ国の原油輸入価格。現在、最高値圏で推移する同価格は、15年にかけてはいったん緩やかに下がる見込み。サウジアラビアのクライス油田、アゼルバイジャンのACG油田など日量生産100万バレル強の大型プロジェクトの稼働が見込めるためだ。

とりあえず今は100ドルいくかいかないかの攻防なわけだけど、11月13日のこれはどう関係があるんだろうか。

ロイター 米原油先物、行使価格100ドル超のコール・オプションが急上昇
http://data.news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-285641.html?C=S
2007年10月27日(土)11:21

 [ニューヨーク 26日 ロイター] 26日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)では、原油先物価格が1バレル=100ドルを超えることを予想するコール・オプションの買いが膨らんだ。

 米国産標準油種であるWTI原油先物12月限はこの日、ドル安と供給懸念を背景に、92ドルを上回り過去最高値を更新した。

 WTI原油1月限 のコール・オプション(権利行使価格100ドル)は43%高の1.33ドルとなった。これは12月13日の権利行使期限までに、WTI原油1月限が101.33ドルまで上昇しなければ利益が出ない水準。

 WTI12月限のコール・オプション(権利行使価格100ドル)は2倍の0.77ドル。投資家は、11月13日の行使期限までに、同月限が100ドルを超えると見込んでいることになる。

 行使価格100ドルのコールオプション取組高も前例のない水準に膨らんでいる。

11月13日って営業日が11月12日しかないので、100ドルいきそうにはないようにも思うけど。このコールオプションの意味があまりわからないわけなんで、ただのメモ。

ドルのほうは暴落中なので、ドル決済している産油国は、原油価格を高くしないと見入りが少ないって説もあるが、まあ、また来週は下がりそうな予感。

ロイター 来週の外為市場、米金融機関の損失計上ならドル一段の売り
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-28811420071110
2007年 11月 10日 11:43 JST

 [東京 9日 ロイター] 来週の外為市場では、米財務会計基準審議会による強制時価評価の開始に伴い、米金融機関へのサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)の影響が大きくクローズアップされそうだ。

 損失計上の規模が膨らめば、ドル売りがさらに加速するとみられる。一方、日銀の金融政策決定会合では金利据え置きが予想されており、外為市場への影響は限定的となる見通し。

 予想レンジはドル/円が111.00─114.00円、ユーロ/ドルが1.4600―1.4900ドル。 

 <サブプライム問題、金融機関への影響を注視> 

 15日は、米財務会計基準審議会による強制時価評価が始まる。8日の外為市場では、それに伴い一部金融機関が評価損を計上するとのうわさから、ドル売りの流れが加速した。サブプライム問題をきっかけとする大手金融機関の損失計上がさらに増加することが明らかになれば、ドル全面安の展開が予想される。

11月15日はこれもあるのね~というわけで、恐ろしく株価が下がり、ドルも暴落する見込み十分。まあ、ちょっと迷惑な話だ。

で、宮崎さんのメルマガでこんな話が。

「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」より

 原油は11月7日、一バーレル=98ドルをつけた。週末から来週にかけて一バーレル=100ドルという未曾有の「新記録」をうち立てるだろう。
 市場の勢いをみていると100ドル突破は、もはや避けられまい。
 最後の投資リゾートといわれる「金」も、28年ぶりの高値。近く、大飛躍して一オンス=850ドル(80年の瞬間風速)を抜く気配だ(いや、今晩ロンドン市場で抜くかも)。
昨日すでに金価格は、一オンス=845ドルを超えている。

 「勝ち組」と「負け組」がはやくも鮮明に現れた。
 中国とインドは「負け組」になりつつある。CHINDIA(チャインディア)と騒がれ、経済成長の脅威が続いているが、中国はガソリン・スタンド(GS)に長い長い列ができはじめた。
この異常事態は先月からである。
ガソリンを公示価格で売らなくなり、10%プレミアムが常識。だから安いGSに列が突くのだ。平均90分並ぶそうな(日本のGS、すいてますねぇ)。

 74年石油ショックを思い出されたい。
日本ではタクシーが半日GSに並んだ。長距離客をタクシーは嫌がった。交通事情はGSによる混乱、GSが中心の渋滞となった。

 インフレはトイレット・ペーパーの買い占め、売り惜しみにまで及んだ。
 まったく同じことが中国全土に拡がるのは時間の問題であろう。すでに中国ではキャベツ10倍、レストラン7%前後、豚肉40%値上げと、狂乱物価の足音が聞こえている。

 インドではガソリン値上げに抗議するデモで死傷者がでた。これはイランにつぐ事態だ。
「インドの原油高騰による悪影響は中国より深刻だろう」とNYタイムズが書いている(11月8日付け)。ましてインドには国家による「戦略備蓄」がない。
中国の国家備蓄も目標の半分にも達せず、そもそも備蓄タンクの建設が遅れている。

 
原油価格暴騰で中国とインドが息切れすると、成長エンジンがなくなるので、原油価格が下がり、そうするとあぶく銭が投資できなくなってさらに株式や原油価格が冷えてくるというデフレスパイラルがおきる、ということが考えられるわけだが、本当にそうなるんだろうか。日本のオイルショックを考えてみても、成長が停滞したといっても結局は成長に向かったことを考えると、多少の影響はあっても、中国やインドの成長は続くような気がする。政変でもない限りだが。やっぱ貧乏から豊かな生活へという欲望は強いと思うしね。ただ、かつての日本と違うのは「金融資本主義」が跋扈していることだけど。どうなるんだろう。ワクワク。って、ワクワクしている場合ではないな。

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November 04, 2007

16日って暴落から3ヶ月だよね

大連立って、それじゃ大政翼賛会じゃん、みたいな乗りの、壮大なるクリンチ作戦はどうでもいいんだが、また内閣変わるとちょっとこっちに面倒なことがあるんで、4月まで解散しないでほしい今日この頃である。ま、独り言ですが。

さて、覚えているだろうか。8月16日の株式暴落を。そう、サブプライムローン問題発覚後、ヘッジファンドの解約受付が始まった8月15日(米時間)なんだけどさ。

当時のネットゲリラさんのところが詳しいんだけど。
ネットゲリラ 爆下げはもうすぐです (8月13日)
http://my.shadow-city.jp/?eid=503075

実は空前絶後の爆下げになる可能性があった、というわけだ。で、普通だったら一件落着なんだが、まだ続編があるんじゃないか、というような事も言ってるわけだ。で、別のサイトで日刊ゲンダイなんだが

ヘッ ジファンドは四半期末の45日前から解約を受け付けます。8月15日は7―9月期末である9月30日の45日前。この日、米国のヘッジファンドには、大量 の解約が殺到するとみられています。これが現実になれば、ヘッジファンドは一斉に保有株を売って現金化する換金売りに走る。このアンワインド(巻き戻し) で、NY株に大暴落の恐れが出ているのです

で、15日から爆下げになったわけなんだけど、そっからそろそろ3ヶ月。次の四半期の解約受付が迫っているということで、ロイターにも記事があった。

ロイター サブプライム問題、クレジットライン発の金融危機も
http://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-28575020071028

草野氏は11月中旬を金融市場の大きな節目とみているが、理由はヘッジファンドの動向にもある。投資家が運用難のファンドを解約する場合、契約にもよる が、四半期末、半期末、年末などを運用期限として、その45日前までに解約を申し出るというケースが多いという。8月中旬の株式市場の混乱は、9月末の解 約に備えたヘッジファンドの手仕舞いが背景にあったが、次のヤマ場は12月末の解約。「ここで解約したい投資家は11月中旬までに申し入れをし、これを受 けたヘッジファンドは解約分のポジションを有無をいわさずに手仕舞う。9月末でかなり解約は進んでいると聞いているが、いったん戻ったヘッジファンドのパ フォーマンスはここにきて再び悪化の兆しがあり、注意が必要だ」という。

9月末の決算は、そんなに悪くなかったんじゃないかと思うけど、メリルリンチとかCEOが辞める事態になっていて、やっぱりサブプライムはくすぶっている。だから、大きな損失が発覚するたびに株は下げるけど、オイルマネーなど一部でむちゃくちゃ金余りで、株から移って現物に投資されてしまうので、原油価格が上がって、また余裕資金ができちゃうので、結局再び株にめぐってきたりなんかして、なんとなく持っているわけだ。でも本当はヤバイので、FRBは公定歩合を下げたり資金供給したりするんだけど、さらに金余りの人たちの金を預かる人たちが、さらに借りて投資するので、金や石油があがり、株が戻し、それでオイルマネーがまたもや投資に・・・。ってこれいつまで続くのかな。このバブルループ。原油価格なんて1バレル100ドル行きそうだし。

イラン戦争まであって原油価格を味付けしているわけだけど、原油価格の原価なんてせいぜい8ドル程度らしいよ。ま、10ドルとしても10倍儲かるわけで、儲かっちゃってしょうがない。

にしても今回のFRBの資金供給はすごかったらしい。

日経 FRB、410億ドル資金供給――同時テロ以来最大規模
http://markets.nikkei.co.jp/kokunai/hot.cfm?id=d2m0102o01&date=20071101

8月の時点ではこうだったんだけど
日経 FRB、240億ドルの資金供給・信用不安拡大歯止め狙う
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20070810AT2M1000O10082007.html

FRBは今回の資金供給を通常の市場操作の一環と位置付けており、2001年9月の米同時テロ後のような緊急措置とは考えていない。

まだ8月の時点では9.11ほどではないという楽観論だったようだが、そうも言っていられなくなった模様。ま、いずれにせよまたぞろ11月15日とかがやばいのかな~というのが、素人のただの感想。

ま、11月15日は下がるには下がると思うんだけど、原油価格が高いうちは、すぐ戻しちゃいそうにも思う。日本のバブルと違うのは、日本のバブルが国内だけだったという点であって、今のバブルは世界だという点だろう。あらゆるものを爆食中の中国とインドがいる限り、原油価格はある程度、高止まりだろう。そうするとオイルマネーが余る。欧米で信用収縮とかになっても、バシバシあぶく銭が出てくる状態なんだが、世界経済がクラッシュなんてこと、どうなったらおきるんだろうか。

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