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November 21, 2007

大統領選に異変?

ヒラリーが圧勝かと思われていた米大統領選だが、1月3日に予備選挙が行われるアイオワ州での世論調査の結果はオバマが1位だったらしい。

時事 2007/11/20-09:53 オバマ氏が30%で首位=開幕戦のアイオワ州調査-米大統領選
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_date2&k=2007112000198

 【ワシントン19日時事】米ABCテレビとワシントン・ポスト紙は19日、次期大統領選の民主党候補指名争いに関し、全米で最初に党員集会が開かれるアイオワ州で実施した合同世論調査結果を発表した。それによると、オバマ上院議員が支持率30%でトップに立ち、ヒラリー・クリントン上院議員(26%)、エドワーズ元上院議員(22%)を抑えた。
 全国規模の各種調査ではクリントン氏が優勢で、ABCとワシントン・ポストが今月初めに発表した調査でもクリントン氏が49%と、2位のオバマ氏(26%)に大差を付けていた。しかし、指名争い開幕戦の舞台となるアイオワ州で支持を集めているオバマ氏の今後の戦いぶりによっては、形勢が変化する可能性も出てきた。

ワシントンポストとABCの調査結果
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/politics/polls/postpoll_111907.html

アイオワでのワシントンポスト調査履歴をみると、7月末もオバマが1ポイント差で勝っていたようだが、今回は4ポイント差と開いた。ちょっと前のニューヨークタイムズの調査では多少ヒラリーが優勢だったのだが。

時事 2007/11/14-14:29 アイオワで民主3候補が拮抗=共和党はロムニー氏-大統領選・米世論調査
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200711/2007111400527&rel=j&g=int

 【ニューヨーク13日時事】米紙ニューヨーク・タイムズとCBSテレビが共同で実施した米次期大統領選に関する世論調査によると、党候補指名に向けた党員集会の開幕の地である中西部アイオワ州では、民主党のクリントン上院議員(25%)、エドワーズ元上院議員(23%)、オバマ上院議員(22%)の上位3候補の支持率が拮抗(きっこう)していることが分かった。13日付の同紙(電子版)が伝えた。
 ただニューハンプシャー州ではクリントン氏が37%と、オバマ(22%)、エドワーズ(9%)両氏を抑え優位に立っている。
 一方、共和党ではロムニー前マサチューセッツ州知事(アイオワ27%、ニューハンプシャー34%)が両州でジュリアーニ前ニューヨーク市長(15%、16%)、ハカビー前アーカンソー州知事(21%、6%)をリードしている。

このヒラリーの失速だが、オバマの巻き返しというより、ヒラリーバッシングがあちこちで発生しているせいなんじゃないかと思う。バッシングの内容は、ヒラリーがイラク戦争関連でハッキリした物言いができていないこと。ヒラリーは大統領の地位が手に入りそうなので、できないことは言わないようにしているようで、そのために「言っていることがかわってきた」とも指摘されているようだ。「バッシングは私が女性だからじゃなくて、トップランナーだからよ」などと、微妙に健気な反論もみせているが。

さらに最近になって、ヒラリーはロバート(ボブ)・ノバックという保守派コラムニストからも攻撃を受けている。ノバックは先週末、「ヒラリー陣営が、オバマの決定的なスキャンダルとやらを握っているがそれはキャンペーンに使わないことにした、といううわさを言いふらしている」と書いたのだ。そして、これは「オバマはダメージに弱く、ヒラリーは思慮深い」というイメージ戦略であり、まさにニクソン的やり方、と揶揄している。

Clinton and Obama Campaigns Clash Over Report
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2007/11/17/AR2007111701599.html
Novak Stands by Obama Dirt Story, Compares Clinton Campaign Tactics to Nixon
http://www.foxnews.com/story/0,2933,312153,00.html
産経 クリントンVSオバマ舌戦も加熱 米大統領選
http://sankei.jp.msn.com/world/america/071120/amr0711201936007-n1.htm

ノバックって、ヴァレリー・プレイムがCIAのスパイって書いちゃったコラムニストである。コラムニストとはいえ、自国のスパイの身元を書くべきなのかという疑問は残るが、ネタ元はたぶん確かってことだ。とはいえ、ヒラリーが握っているというオバマのうわさまではわからないそうだが。

まあ、そんなわけで予断を許さない米大統領選である。面白いか面白くないかよくわからないが、ビル・クリントンも予備選当初は劣勢だったし、現・ブッシュ大統領も同じ状況だったらしいので、ヒラリーものほほんとはしていられないようだ。非ヒラリー待望論が渦巻く日本なので、まあ、生暖かく見守ればいいかなと思っている。

ちょっと古いが、もうひとつ面白かったのはこのニュース。

時事 2007/11/07-16:09 共和党ポール氏、1日で5億円集金=反戦主張の「異端児」-米大統領選
http://www.jiji.com/jc/zc?k=200711/2007110700664&rel=j&g=int

 【ワシントン7日時事】次期米大統領選の共和党候補8人の中で唯一イラク戦争に反対している「異端児」候補、ロン・ポール下院議員(72)は7日までに、主にインターネットを通じて5日に実施した資金集めキャンペーンで、1日分としては破格の約430万ドル(約5億円)の収入を上げたことを明らかにした。
 医師出身のポール議員は、ブッシュ大統領の地元テキサス州選出で現在10期目のベテラン。個人の自由を最大限尊重する「リバタリアン」で、外交的には不干渉主義の立場からイラク撤退を訴えている。ただ、支持率は3%程度で、有力候補のジュリアーニ前ニューヨーク市長らに大きく引き離されている。
 米メディアによると、今回のポール氏の集金額は、1日分の収入としては民主党最有力候補のヒラリー・クリントン上院議員が6月30日に記録した約620万ドル(約7億円)に次ぐ多さ。ポール氏は6日、ABCテレビで「うれしい驚きだ」と顔をほころばせた。

共和党のくせにイラク戦争に反対で、FRBが嫌いなロン・ポールである。一部でかなり人気らしい。ガンバレ!!

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