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March 02, 2008

もし私がヒラリーの選挙参謀だったら

米流時評さんが訳していた記事が面白かったのでご紹介。

土壇場のヒラリー最後の秒読み
http://beiryu2.exblog.jp/7384599
終幕へのベルが鳴るヒラリー最後の舞台
http://beiryu2.exblog.jp/7390037/

ヒラリーは好きじゃないが、女性初の米大統領というのも見てみたいなとは思っていた。

しかし、米流時評さんのエントリを読んでも、「shame on you」が敗北の決定打になりそうな気配。大統領になろうという人が、しかもこともあろうにもう60になる分別ある女性が、公の場でこれを言うなんて。しかも選挙には付き物のよくあるネガティブビラの話である(苦笑)。ヒステリーといわれても仕方ない。で、ヒスを起こす大統領は見たくないものだ。ボブ・ノバックも「誰がヒラリーの首に鈴をつけるか」って言ってるし。

ワシントンポスト Who Will Tell Hillary?
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/02/24/AR2008022401666.html
まあ、ビルじゃないすかね?

去年の今頃、ヒラリーは大本命だった。でも、ヒラリーが選挙事務所を作ったころだから、07年1月ごろだろうか。ヒラリー陣営は「イエスウーマン」で固められており、ビルの言うことはまったく聞いていないと知って、こりゃヤバイなと思った。客観的に見られる人がいないんじゃないかと。ビル時代からのエスタブリッシュな後見人は、悪いことは言わないだろうし、そうなると誰もヒラリーにノーを出さないんじゃないかと。

ヒラリーヘイター以外で公にヒラリーにノーを言ったのは、私が知る限りなのでとても狭いが、ヴォーグ編集長のアナ・ウインターくらいだ。表紙への登場をヒラリーに断られ、ウインターは昨年2月号の編集後記でこう書いている。

"The notion that a contemporary woman must look mannish in order to be taken seriously as a seeker of power is frankly dismaying."
同時代の女性が、マニッシュじゃなきゃ権力を求める者として真剣に受け止められないと考えるなんて、正直言って失望した。

「プラダを着た悪魔」の編集長のモデルになった人だけあって遠慮ない言葉だが、ここにヒラリーの敗因が凝縮されているように思う。ヒラリーは何度もヴォーグに出ているのに、今回はフェミニンに見えすぎるという理由で断った。ヒラリーの意思なんだろうが最悪の選択だ。

ヒラリーヘイターが多い中で、共和党の女性票をどう取り込むかが共和党との勝負なのに、女性らしさを捨てたらせっかくの50%の票が読めなくなってしまう。それがイエスウーマンたちにはわからなかったんだろうか。

「女性らしさ」の重要性はニューハンプシャーで証明されたと思ったんだけどね。だって少し女性らしさを見せたら、あんなに得票できたんだから。でもそんな分析は行われなかったららしく、活動方針の修正は行われず、今に至るわけよ。

というわけで昨年1月に戻り、私が選挙参謀になっていたら、どうするかを考えてみた。

1.ヴォーグの表紙に出て、ついでにキャンペーン期間中の服装をヴォーグにまかせる。モード過ぎず、強く見えるようにするという条件をつける。(たぶん大張り切りでやってくれると思う)
※女性初ならばカッコよさは非常に重要であろう。

2.ビルの話を聞く。選挙参謀にうるさ型オヤジをそろえる。女子チームは3分の1くらいにする。チェルシーに話す訓練をさせる。チェルシーは基本的にビルと行動を共にし、ビルが浮気など余計なことをしないかを監視させる。

3.子どもたちと会う機会をたくさん作る。演説会をする場合、必ずその前にその土地の小学校や幼稚園、病院などに行く。そしてテレビに映像を撮らせる。そこで聞いたことを演説で話し、どうしてもイラク戦争を終わらせ、医療保険改革を行うために、大統領になりたいのだと訴える。チェルシーにも母のそんな点を強調させる。
※ヒラリーって、子どもたちといるときはとっても穏やかなんで、とてもいい案だと思うけど。

4.オバマを褒めちぎる。素晴らしいピュアな政治家で将来が期待できるという。女性も黒人も大統領になろうとがんばれるアメリカは素晴らしいと思うことを強調。その上で、自分のほうがいい点をアピール(どこだろう?経験??)

5.経験だといえるものについて詳細に語る。自分の手腕がどこで発揮されたかを明確に話す。

6.大事なことを忘れてた。日本を重視する(笑)

まあ、ある程度はやっていそうなんだけど。ま、絶対やってないのは1と4ですか。ほめ殺し作戦ってアメリカじゃダメですかね。弱腰とか言われるのかな??

ああ、もう仕事しなきゃ。ではでは。

追記:ヒラリー、お笑いで反撃? あ、このプランはなかったな(苦笑)

クリントン氏がお笑い番組ゲスト 討論会コントに登場
http://www.cnn.co.jp/campaign2008/CNN200803020013.html

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