グラベルおじさんはどうしているのか…
暗いニュースリンクさんが久々にマイク・グラベル氏のエントリをあげていたので、思い出した。まだグラベルおじさんは選挙活動中なのだ。バスの切符、まだ買っているのかなあ??
暗いニュースリンクさん
マイク・グラベル:インタビューで親日ぶりをアピール
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2008/03/post_0097.html
マイク・グラベルといえばベトナム戦争関連の極秘文書ペンタゴン・ペーパーを国会で読み上げて議事録に記させた、というのが有名だ。
ペンタゴン・ペーパーというのは、ウィキによるとこうだ
Wiki ペンタゴン・ペーパーズ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%B3%E3%82%BF%E3%82%B4%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%9A%E3%83%BC%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%BA
米国政府は正確な情報(当初20万人規模の軍隊が必要とされた)を知りながら国民に隠し、政府高官はお互いの異なった思惑から、泥沼に引きずり込まれるように介入していった過程が明らかにされている。特に、約50万人を上限とする政治的限界(予備役招集が越えられない壁だった)と勝利への見通しがないことが明らかになった。この文書から米国民の「信頼性のギャップ」が深まり、後の撤退決断の遠因となった。
つまり、ベトナム戦争も、本当に勝利するなら相当な兵士投入が必要だったのに、資金とか人員とか世論とかの問題で、国民にそれを説明しないまま、ちょっとずつ「逐次投入」していったために、泥沼化したってわけだ。イラクと同じじゃん?
ペンタゴン・ペーパーの検索をしていたら、このとき、情報を漏洩したエルズバーグが、イラク戦争が始まる前に発言している記事を見つけた。検索したら2番目に出てきただけなんだけど。
WIRED 『ペンタゴン・ペーパーズ』のエルズバーグ氏、米のイラク攻撃に異議
http://wiredvision.jp/archives/200211/2002110104.html
「われわれは騙されてベトナムに駆り出された。そして、今また騙されて新たな戦争に駆り出されようとしている」。エルズバーグ氏は28日夜(米国時間)、『サンフランシスコ・クロニクル』紙の編集幹部であるフィル・ブロンスタイン氏との対談の中で、『コモンウェルス・クラブ』の会場を埋め尽くした聴衆にこう呼びかけた。
エルズバーグ氏は、ベトナム戦争への米国の介入を招いた米議会によるトンキン湾決議と、現在のイラク情勢を比較した。議会の指導者たちが現在の対立について十分な情報も得ないまま、先日、大統領に武力行使の権限を与えたと非難したのだ。
で、グラベルおじさん若かりし日のペンタゴンペーパー読み上げ事件はコレ。
カッコいいじゃん! このころのまま、今立候補していたら、オバマよりいけるかもよ!!
暗いニュースリンクさんのところに掲載されているインタビューによれば、グラベルおじさんはペンタゴン・ペーパーを読み上げる前に、日本に来て核兵器反対論者になったらしい。
そんなわけでグラベルおじさんのホームページに掲載されていた、ロッキーのようにがんばりますよビデオも貼り付けておこう。
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