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April 22, 2008

中国に言論の自由を。

読売goo 中国当局がラサのチベット寺院急襲、僧侶400人以上拘束
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/world/20080421-567-OYT1T00623.html

ラサではまだまだ、ひどい状態が続いているようだ。

上記のようなニュースは中国国内では流れないかもしれないが、海外では流れている。当初の欧米の誤報をあげつらい、偏向報道だと訴えるのはかまわないが、報道はそれだけでなく、ラサで涙ながらに訴えた僧侶や、ダライ・ラマの言葉や、四川省で撃ち殺された人の写真などのニュースにも海外の中国人は触れているはずだ。それゆえに自分の国を客観的に見て、判断できるはずだ。もちろんそこに愛国的な考えはあっていいが、相対的に見られるはずだし、そのために留学しているはずだ。

しかし、そのエリート中のエリートである海外留学組こそ、それができていないようだ。どうしてなんだろう。

デューク大学の王さんの一件はまさしくそれだ。王さんも最初は勇気を持って仲介していたのではなく、単に、それが真っ当だと思ってしていたことだったに違いないのに。王さんの手記がワシントンポストに掲載されている。

ワシントンポスト Caught in the Middle, Called a Traitor
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/04/18/AR2008041802635.html

大紀元がそれを翻訳している
http://jp.epochtimes.com/jp/2008/04/html/d10220.html

30歳までに10カ国語を学びたいという聡明な女子学生の王さんは、チベットの留学生と語らううちに、同じ中国人でも違う見方があるということを知ったという。彼女はチベット独立を叫ぶ米国人学生集団と中国人留学生集団の仲介をした。話し合おうと言っただけだ。彼女の考えは真っ当で何ら問題を感じない。だが中国人側は、彼女が祖国を裏切ったと勝手に思った。それだけで、彼女を非難し、糾弾したのだ。

彼女は祖国のペルソナ・ノン・グラータ(好ましからざる人物)になってしまったといい、アラビア語を習うわと言っている。その前向きな姿勢がまた痛々しい。

手記の最後に彼女はこう締めくくる。

I'm no longer afraid, and I'm determined to exercise my right to free speech.
私はもはや恐れてなどいない。そして言論の自由という権利を行使することに決めた。
Because language is the bridge to understanding.
なぜなら言葉こそ理解への架け橋だからだ。

涙が出てくるような言葉だ。中国人に言論の自由などないのだから。

余談だが、私としては「I'd learned from my dad early on that disagreement is nothing to be afraid of.」(父は子供の頃から意見の相違を恐れることはないと教えてくれた)というのが、オバマが何度も話している「シカゴで意見の相違があってもけんかせず議論することを学んだ」という言葉に似ているなと思った。お父さんはとても立派な人だなと思う。

現在、中国と海外をまたにかける元留学組も、王さんを取り囲んだ人々と全く同じのようだ。

ぺきん日記 -中国/北京より
欧米批判の先頭に立っているのは、海外帰国組やネット起業家や国際派インテリ....。
http://beijing.exblog.jp/8430156/

しかもこんなニュースまで。
goo-読売 マレーシア聖火リレー、チベット旗掲げた邦人3人暴行される
http://news.goo.ne.jp/article/yomiuri/life/20080421-567-OYT1T00517.html

5歳の子供の前で1人を大勢で囲んで殴る蹴るというのはどういうことなのか? 

中国国内はもとより、少なくともいくら華僑が多いとはいえ、中国国外であっても、意見の相違を認めない人々。自分たちの国や民族だけで世界が成り立っていると思っているのか?

中国国内にも勇気を持って発言している人はいる。長平さんという南都週刊という雑誌(?)の副編集長が、偏向報道批判を批判し、報道統制よりましだと喝破したそうだ。

北京趣聞博客 
偏向報道と報道統制、どっちが罪深い?
http://fukushimak.iza.ne.jp/blog/entry/542995/

この方も案の定、総攻撃を受けているという。

どんなに日本が聖火リレーについて筋の通った主張をしたところで、チベットには何の意味もなさないのかもしれない。だが、根負けしたら終わりだ、と思う。

朝日 善光寺 聖火リレーの朝、チベット騒乱犠牲者を追悼へ
http://www.asahi.com/national/update/0421/TKY200804210273.html

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