ありゃ、フィナンシャルタイムズまで
民主党はオバマを選ばなくてはならない——フィナンシャル・タイムズ社説
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20080424-01.html
ヒラリー支持だったNYTに続き、フィナンシャル・タイムズまでヒラリー不支持というかオバマ支持になっているよ。FT紙なんて、どちらかといえばヒラリー側だと思っていたんだが。
記事自体はペンシルベニア前なので若干微妙だが、なかなかハッキリ言っていてよろしい。
彼女の演説スタイルはよくてありきたりだ。耳障りなことさえある。そしてクリントン候補を嫌いだという人は、積極的に彼女が嫌いだ。彼女の不支持率は最初から高かったし、選挙戦を何カ月も続けてきた今、不支持率は上がり続けている。何週間も前に敗退していてもおかしくなかった。にもかかわらず、それでもまだ彼女は負けていないというそのことがまさに、クリントン氏の粘り強さと党内基盤の強さの証でもある。
選挙戦の戦い方が、その候補の大統領としての適性をどれだけ表しているかは意見もいろいろあるだろう。しかし何らかの参考にはなる。特に、選挙戦略でミスし続けている候補が、「自分にはマネージメント経験が豊富だ」と主張し続けているのなら尚更。
マネージメントってのは多分資金不足に陥ったりしていたところだと思うけど。
一方でクリントン候補の参謀たちはやたらとあの手この手を繰り出し、毎日のように違う人格を彼女に演じさせた。時にはひとつのインタビューの最中にも、クリントン議員は複数の人格を使い分けていたほどだ。クリントン陣営はさらに、有権者に1990年代を思い出させようとビル・クリントンをひっぱり出してみたものの、やっぱり1990年代は忘れてもらった方がいいと思い直して前大統領をひっこめたりした。
ビル、だんだん悪人顔になってきたよね。大統領をやめてからは、単なる好々爺みたいになってたのに、ヒラリーのおかげでヒールに変身。でも1990年代は忘れたほうがいいんだ??
で、最後にこう締める。
民主党はもう長すぎるほど長いこと、バラク・オバマのような政治家の出現を待ちわびていた。もう十分だろう。
そうだよね。FTによってヒラリーが史上最強のKYだと認定されますた。
PS.聖火が日本につきましたねえ。青はやっぱり2人は走るらしいじゃん。聖火防衛隊改めフレームアテンダントだそうです。中身は多分一緒です。
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