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June 29, 2008

ユニティーでユニット

オバマとヒラリーが登場したそうで。

ワシントンポスト New Campaign for Democrats: Unity
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/06/27/AR2008062700475.html

NYT Obama and Clinton Hold First Post-Primary Event
http://www.nytimes.com/2008/06/28/us/politics/28obama.html

「オバマはアメリカンドリームを体現した」「ヒラリーは私たちの娘たちに何でもできるのだと証明した。ハイヒールをはいても大統領になれると」てな感じで(まあ私のプアな聞き取り能力なんで、適当だが)たたえ合ったってわけだ。2人が登場したその町の名もユニティー。そんなまちがニューハンプシャーにあるとは驚いたが。

ヒラリーってこういうとき、とても立派に見えるので、好感を持ってしまうのだが、問題はヒラリーの支持者だ。なんか、終わったあとけんかしたらしいよ。オバマコールもヒラリーコールになったりしているし。まあ、コールは別にいいんだけど。

マケインはそんなヒラリー支持者に食指をのばしているわけで、CNNによるとヒラリー支持の帽子をかぶった女性がマケインの集会に来ていたらしい。でもまあ、そんなのいくらでも仕込めるしな。それより、そんな話をしていたマケインの演説途中、後ろに座っている若い女性が、思いっきりあくびをしていたのが笑えた。つまんないんだね。マケイン。

オバマは支持者にヒラリーに寄付するように呼びかけているし、自分も個人献金ではアッパーの2300ドル、つまり25万円くらいを寄付している。ミシェル夫人も献金しているし、つまり50万円くらい寄付したのだ。ヒラリーの借金を返すために。

無理矢理最期まで予備選を戦ったヒラリーの借金は、自己資金を除く第三者に対する債務は約1000万ドル。まあね、10億円くらいならヒラリーとビルで講演会行脚でもすれば返せそうな気もするし、そんなの自分が悪いんじゃんと思うんだが、ちょっとでも役にたてばクリントン夫妻も感謝してくれるだろうし、ヒラリー支持者も渋々でも納得してくれるだろう、ということなんだろう。

オバマの場合、選挙資金が潤沢なので、オバマは公的資金を使わないと表明しているらしい。

産経 オバマ氏、公的資金を初めて辞退
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080620/amr0806200816001-n1.htm

公的資金を受けてしまうと資金に上限ができて、せっかくの莫大な寄付が使えなくなるので辞退することになったわけだが、すごいのは、公的資金が8000万ドル、86億円ってところだ。なんというか額が違うなあ。これがあったからこそ、ヒラリーは何がなんでも候補になりたかったんだろう。借金なんてチャラにできるし。

しかもオバマのほうは2億ドルを集められるらしい。確かに、アメリカの人口は3億人くらいなんで、その7割が大人で、その半分が民主党員だったとすれば、一人2ドルくらい献金すれば2億ドルくらいはいくわけだ。で、公的資金を入れると2億8000万ドルが手元に残る算段だが、使えるのは8400万ドルに制限されてしまうため、8400万ドルと2億ドルを天秤にかければ2億ドルってことなんだろう。いずれにせよ史上最高額が大統領選に費やされることになるそうだ。

とにかくすごい額なんだが、だからって、ヒラリーの借金をこれで返してやるわけにはいかないらしいので、ヒラリーにも献金してねってことらしい。でもヒラリー支持者があれじゃあね。

さてクリントンでもビルのほうは、この間、渋々オバマ支持を表明していたわけだが、何をすねているんだろうか。思うに、ケネディの再来がオバマだったって言われていることかな。まあ、どうでもいいですが。

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June 23, 2008

地方を殺すシステム

地方がいよいよ大変らしい。

地方経済を支えるのは、農業と、小さな地場産業と、大企業の工場もしくは大企業の下請けの工場と、そして地域密着の商店や工事店だ。もちろんほかにも、観光産業とかはあるにはあるが、よほどの観光資源でもない限り、そう大きな産業ではない。そして、多分これがほとんどの地方都市の状況だろうと思う。

そして地方はいよいよ疲弊しているのだ。

私の田舎は、日本のチベットのような山間地の地方都市だが、まず人がいない。過疎化が進み、限界集落もあちこちにある。地場産業も大きく発展するものはない。大企業の工場は残っているが、下請け工場のほうは休眠しているところだってある。不況はまず地方を痛めつけるものだ。

追い打ちをかけるように原油高が響き、車しか足のない地方にとっては大打撃だ。観光だって、こんなにガソリン代が高くては、あんな山間地まで来る都会の客は減るだろう。

増えたのは外国人労働者ばかり。人がいないのかもしれないが、良質な働く場所さえ、日本の地元民から奪われている。

そんなわけで、人もおらず、経済も活性化しようがない地方で、商店街がシャッター街と呼ばれるようになって久しい。我が田舎の商店街もシャッターを締めている店が多い。再開発をして、だいぶ良くなった部分もあるが、それは気休めにしかなっていないようだ。

実家は商店なのだが、実情は大変だという。問題は、企業や自治体がコストダウンのために行う「まとめ買い」だ。

企業ではコスト削減のため一括購入を進めた。ITが発達して、各部署の希望を聞きやすくなったし、物流も発達したから、メーカーなどから一括購入すると割安にしてもらえると、大企業や自治体がこぞって導入したシステムだ。

これがいけない。

思いっきりこうしたところで仕事をしていた実家の商店は大打撃を受けた。すべて注文は都会に行ってしまうのだ。残るのは、都会から送られてきた荷物を届ける人だけ。ただの労働力である。利益はほんのわずかだ。

ああ、またかと思った。

スーパー全盛期、我が田舎にもたくさんのスーパーができた。数階建てのビルなんて見たことの無かった田舎の子供は、スーパーに行きたがったが、親はめったに許してはくれなかった。ライバルだということもあるが、もう一つ、理由があった。

「地元にお金が落ちない」

スーパーだって固定資産税は支払うし、従業員には賃金を支払う。しかし法人税は地方には落とさない。すべて利益は都会に持っていかれるのだ。地方に残る利益は労働対価のみ。そこから自由に新たな産業を生み出す資金も残らなくなる。

そしてその進化系が今のシャッター街なのだ。人はますますいなくなり、労働力だけが求められる。それ以上の利益は地方には落ちない。そして余裕のなくなった人々は都会へ行き、そして地元でものを買う人は少なくなる。

グローバル市場主義は、これを全世界に拡大しただけのことだ。バブルまでの日本経済の勝ち組が大企業で、負け組が地方だったとすれば、現在のグローバル経済における勝ち組はグローバル企業であり、負け組は国家だ。違うって?

トヨタはなぜ、給料を上げないのか。グローバル企業としてグローバルに闘うため。そうだろう。確かにそうだ。人件費を見たら中国と日本では違いすぎる。といって給料を上げない、もしくは派遣労働で人件費を抑えるとどうなるだろうか。日本の年金システムや医療保険システムは、給料があがることを想定して作られているのだ。それを抑える。しかも世界一の企業がそれを抑えたら、日本の社会保障システムが立ち行かなくなるのは当然だろう。

そして日本市場も小さくなる。だって車なんて買えないから。都会では駐車場代がかさむし、田舎ではガソリン代がかさむ。どんなに地球環境によい車ができたとしても、給料があがらなければ、遊びに出かけるのはやめて生活費にまわそうとなるのは当然だ。しかも、今の若者はバブル時代を知らないのだから、とても堅実なのだ。当然、子供だって少なくなる。まず育てられないかもしれないし、将来も展望がないからだ。そして日本の社会制度はますます困窮していく。

もちろん地方にだって努力不足の部分はあるだろう。ITでやられたならITでやり返せ。それもそうだ。しかし、不可抗力ってものは絶対にあるね。社会制度は大企業に有利に動いていくのだから。経団連が消費税で社会保障費をまかなおうというようにね。企業は社会を支えたくないけど、少ない給料の人々で社会を支えましょうみたいな。

10年以上にわたる不況のおかげか、グローバル経済の毒に汚染されまくっている日本企業だが、思いつくのはこの言葉だ。

「金は天下の回りもの」

そろそろ、どこまでも続くコストカット信仰をもう一度見直すべきだろう。社会は企業の利益のためだけにあるのではなく、そこで働く人や、その企業を支える社会があってこそであると認識すべきだろう。

かなり前に聞いた話なので定かではないが、かつて、アメリカでレイオフが吹き荒れたとき、米ソニーはレイオフをしなかったという。仕事はないのだが、教育をしたりしたんだそうだ。社員は大変感謝したし、ソニーはアメリカで尊敬される企業となったという。

今、求められているのは、そんな人や社会を大切にする心意気じゃないだろうか。社会なんて関係ない、利益だけが重要なのであれば、ケイマン諸島にでも本社を移したらどうかと思う。儲かるよ。きっと。

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June 22, 2008

オバマ近況への感想

大統領選もヒラリーというヒールが表舞台に出てこなくなってしまいつまんないわけだ。で、ゴアがミシガンでオバマを応援していたわけだが…

goo産経 2008米大統領選 ゴア氏、オバマ氏支持
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/e20080617011.html

NYT Gore Appears With Obama
http://thecaucus.blogs.nytimes.com/2008/06/16/gore-to-appear-with-obama/

ロイター Al Gore backs Obama, says U.S. needs new vision
http://jp.reuters.com/article/topNews/idUSN1730098820080617



ミシガンでの支持というのは、予備選でミシガンに名前を載せなかったオバマのてこ入れだろうとは思う。ミシガンは2000年にゴアが勝っているからね。 ゴアはフロリダで登場するという噂もあったが、さすがに、いわくつきのフロリダはやめたようだ。

ゴアの支持表明も、正直、今更?と思ってしまったのだが、これは多分、大手町の加藤さんのお言葉的なことなんだろうと思う。まあ、オバマももっと前からゴアに入閣してもらいたいというようなことを言っていたし、なんとなくゴア・オバマという関係はささやかれていたし。

コラム「大手町から見た米大統領選」
ゴア氏が(やっと)支持表明、ラサート氏が急死
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20080617-01.html

しかしむしろ、なぜゴア氏がこれまでずっと沈黙していたのか、そのことの方に興味がわく。多くの米メディアは、ホワイトハウス時代に決して「ヒラリー夫人」と「仲良し」ではなかったゴア氏が、クリントン議員を支持表明しなかったそのことこそが、ポイントだと伝えていた。つまりクリントン議員を支持しないことでオバマ議員を支持していたのだと。

さて、ようやくオバマとしては、本格的に本選挙への選挙活動が始められるようになったわけだが、予備選とは違って、オバマはマケインへの攻撃を強めている。オバマも攻められるんじゃんと思うわけだが、やはり民主党内で叩き合っていても、外から見たら家族内不和みたいにしか見えないし、そういうことはしないという考えだったんだろう。まあこれって常識的だと思うけどね。ねえ、ヒラリー…。

というわけでオバマ対マケインの見方はこちら。
読売 基礎からわかるオバマ対マケイン
http://www.yomiuri.co.jp/feature/20080115-899563/fe_080608_01.htm

ところで、イラク戦争をやめるとも、ハマスとも対話するといっていたオバマだが、外交チームを作ったりイラクに行ったりするらしい。マケインがイラクに何回も行っているのに対し、オバマはイラク撤退を訴えながらも一度も現地に行ったことがないと指摘されていた。

ロイター Obama says will visit Iraq and Afghanistan
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSN1346337220080616

ワシントンポスト
Obama Convenes National Security Working Group
http://blog.washingtonpost.com/the-trail/2008/06/18/convenes_national_security_wor.html

AP Obama meets with national security advisory group
http://ap.google.com/article/ALeqM5jH2HIQHJE4SOhqzPdes6uM9NNk8QD91CL6DO0

オバマ陣営が作ったという国家安全保障顧問団?のニュース写真(AP)を見ると、なんかこれ見よがしに、アメリカ国旗が置いてある(苦笑)。国旗を飾らないだの、国旗バッチをしないだのと、オバマは責められていたわけだが、これでどうだと言わんばかりだね。しかしオルブライトかよ…。この人、ヒラリー側にいたんだけど。しかも北朝鮮で踊ってなかったっけか?

それと、よくわからない動きなんだが、オバマ陣営がソリス・ドイルを採用した。

ワシントンポスト Clinton Insiders Take Umbrage at Solis Doyle Move
http://blog.washingtonpost.com/the-trail/2008/06/16/clinton_insiders_take_umbrage.html

パティ・ソリス・ドイルといえば、ヒラリーの選挙対策本部長だった人で、途中で辞任に追い込まれた人だ。前からオバマが採用するという噂はあったのだが、現実となった。

参考 ヒラリーの選対本部長が辞任
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2008/02/post_d51f.html

来週、寄付集めの集会に、ヒラリーとオバマが仲良く出てくるらしいんだが、さて、どんなことなんだろうね。ドイルのオバマ陣営参加で副大統領候補にヒラリーを選ぶ可能性も〜と言われているが、そうなんですかね。まあ、これについては、みんなよくわからないようなんだが。

産経 クリントン氏、オバマ氏集会参加へ 借金苦…切実駆け引き
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/m20080622002.html

ドイル獲得なんて動きが出てくるのも、ヒラリーの動きが怪しいからなんじゃないかと思う。ヒラリーは渋々、オバマ支持は表明したが、獲得代議員の票は離していないという点に疑念が残っていて、そのエントリも書いたわけだが、来ましたよ、原田武夫氏の分析が。

原田武夫ブログ ヒラリーは本当に“撤退”したのか?
http://money.mag2.com/invest/kokusai/2008/06/post_68.html

    これまでイランとの直接対話による問題解決、そしてイラクからの早期撤退を主張してきたオバマ候補の面子を潰すには、中東問題を炸裂させるのが最も良い手段なのだ。もちろん、大統領候補に確定した直後から、オバマ候補は必死になって、こうした事前の言質を修正しつつある。しかし、「巧言令色唇寒し」である。一度言ったことは、そう簡単に消し去れるものではない。

    だが問題は、一体、だれがオバマ候補の面子を潰すことに利益を見出しているのかである。共和党のマケイン候補がその筆頭格であることは確かだ。しかし、献金額からいって圧倒的に劣るマケイン候補は、既に現段階で“オバマ候補の相手ではない”というべきである。それではマケイン候補以外に誰がオバマ候補の顔に泥を塗ろうとしているのだろうか。

    この点に関連して、私たちの研究所ではヒラリー・クリントン女史の動向を引き続きウォッチすべきであると考えている。確かに同女史は「撤退宣言」を行った。しかし、これまでの選挙戦のために行った借金(2,000万ドル程度といわれる)を返済するために募金活動は継続するとしている。加えて、同女史を支持すると表明した代議員たちに対し、「オバマ支持にまわるように」との大号令を公的に行っておらず、「自由投票でよい」とも述べてもいないのである(6月9日付独版フィナンシャル・タイムズ参照)。

ヒラリー、中東情勢まで動かしたか! ヒール健在!! って、もし本当ならすごい訳だが。

しかしアメリカはパキスタンを切ってアフガン政権一本で行くらしいし、どうするんだか。原子力利権でもなんでもいいから、中東の平和を願ってやみません。しかしそうすると、破壊・新構築専門の真の支配者(って誰だよ)の次の標的はアジアかなあ。めんどくさい。

追記:オバマ氏がマケイン氏に大差=米大統領選の世論調査
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/world/jiji-080621X145.html
ヒラリーじゃなくて、共和党も中東動かすかもね

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June 18, 2008

ガス田問題が解決するとはね

日経 日中ガス田、決着へ
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20080618AT3S1701M17062008.html

産経 東シナ海のガス田、18日に合意内容発表 「白樺」の出資率は引き続き協議
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/080618/plc0806180122001-n1.htm

というわけで、NHKでは合意というニュースを流していてびっくりした。まあ以前から、合意しそうだという情報は出ていたのだが、本当に合意するとはね。だって、領土問題だから。これ。

資源の問題もあるけど、中間線はどこかっていう国境問題があって、中国は日本が主張する中間線近くで、うちの領土で開発してるもん!と言い続けてきた訳だ。中国の主張は、それって中間じゃねえだろ、っていうくらい日本寄りの場所だから。

とりあえず、こと中国については、フフフはなんとなくうまくやっているように思うな。その前の日中の緊張状態と、世界と中国の緊張状態をうまく利用して、中国にとって世界懐柔の突破口である日本という立場を理解し、利益を引き出す。じゃあこの外交で国際的に尊敬されるか?といえば、そういうわけじゃないけど。とにかく今回の合意でつけ込まれないことを祈っている。へんな約束してないだろうなあ…。 

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June 16, 2008

世界のみなさん、日本がネギ背負って洞爺湖で待ってます

時事 市場の混乱は未解決=アジア版ダボス会議で渡辺金融相
http://news.goo.ne.jp/article/jiji/business/jiji-080615X868.html?C=S

問題が長期化し、米欧の巨大金融機関がさらに資本増強を迫られた場合、「日本が(最終的な)資金の出し手になる可能性もあり得る」と述べた。 

共同 市場混乱解消に日本の資金も サブプライム問題で金融相
http://news.goo.ne.jp/article/kyodo/business/CO2008061501000310.html

渡辺金融相は、巨額損失を出した欧米金融機関の資本増強には公的資金の投入が必要とした上で「それぞれの国の財政資金だけでは多分まかなえないだろう」と指摘。

…………。
日本のバブル崩壊のとき、どなたか助けてくださいましたっけ? 公的資金注入とかダメとかいわれて、救済が遅れて、長銀がつぶれて、時価会計だか押し付けられて、日本の会社が買いやすくなって〜〜〜今に至るわけじゃないすかね。アメリカでは、公的資金もバリバリ注入し、粉飾決算もどきもとりあえず目をつぶり、時価会計やめない?って感じになっているようですが?

参考:ダイヤモンドオンライン
米国よ、公的資金注入で「失われた10年」の轍を踏むな!
http://diamond.jp/series/tsujihiro/10021/

原田武夫ブログ
米国勢を襲う「時価会計の爆発」が、サブプライム問題とどめの一波に?
http://money.mag2.com/invest/kokusai/2008/06/post_67.html

ダイヤモンドオンライン
「時価会計見直し」論まで出る、サブプライムの痛手の深さ
http://diamond.jp/series/yamazaki/10026/

しかしこの「日本が出しますよ」発言が、G8財務大臣会合の場ではなく、アジアで発言されたというのが微妙。しかも金融相から。ちょっとしたアドバルーンなのか、単なる感想なのか、はたまた洞爺湖で出すことが決まっているのか?

そのG8も、洞爺湖へ向けていろんなG8が行われているわけだが、一様に、原油価格と食料価格の高騰とインフレ懸念を上げ、憂う内容となっているわけだ。

日経 原油高に強い懸念 日米中印韓、エネルギー相会合で声明
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20080608AT3S0701A07062008.html

共同 青森宣言の要旨  G8・中印韓エネ相会合
http://www.47news.jp/CN/200806/CN2008060801000466.html

ロイター G8が世界的なインフレ懸念を共有、声明で為替には言及せず
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32265520080614

G8科技相会合、食料使わないバイオ燃料の開発優先
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080615AT3S1501D15062008.html

ま、そんなわけで、エネルギー大臣会合で原油高を憂い国際的に省エネ推進をしましょうといい、財務大臣会合で投機筋を憂い強いドルを訴え、科技相会合ではバイオ=食料高を憂い代替エネルギーの技術開発をみんなでしましょうということになった。

でもちょっと考えてみると、G8でみんなで憂いたところで何も解決にはつながらない。省エネを進めるといっても数年単位の話だし、強いドルもまあ一時的にはできるだろうが米国経済はサブプライムから抜け出せていない上に原油高で大変だし、代替エネルギーの技術開発っていったって何年かかるかわからないわけで。

で、これを見ていると、多分、第2、第3のテーマで、しかもあまり表に出てこないところが肝なんじゃないかという気がしている。単なる勘なのだが、それで金融相の話だ。

財務大臣会合は何の解決策も見いだせていないと批判されている。そこに外野から、金融相がこの発言。しかもこれだ。

ロイター 日米英の財務相らが気候変動対応基金に参加呼びかけ、途上国を支援
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32254520080614

日米英の財務相と世界銀行総裁は13日午後、大阪市内で共同記者会見を行い、途上国における温室効果ガスの排出抑制支援など気候変動問題に対応するため設立準備を進めている多国間基金への他国の参加を呼びかけた。
新基金の名称は「気候投資基金」(CIF)。温室効果ガス削減に資するプロジェクトを支援する「クリーン・テクノロジー基金」とその他の分野の支援を行う「戦略気候基金」で構成され、基金の管理は世界銀行が行う。

サブプライム以来、絶好調が一転して絶不調といわれる英国経済、サブプライムの本場米国という2国を背景に、どこが金を出すのかといわれれば、お人好しの日本だろう。間違いなく。あ〜あ。そもそもフフフは自国でサミットを主催するという名誉のために、排出権取引なんていう「みなさん日本の富をむしり取ってくださいよ」制度を導入して欧米に貢ぐつもりらしいし。

でもって、金融相によれば、米国経済も日本が救うらしい。どこまでお人好しなんだ。買えばいいじゃん。モルガンとかさあ。

もう一ついえば、エネルギー大臣会合もただ省エネだけを訴えていたわけではないようだ。

CNN G8・中韓印エネルギー相、省エネ促進で合意
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200806090014.html

一方、代替エネルギーとして有力視される原子力をめぐっては、推進に積極姿勢を示す米国、カナダ、英国、日本に対し、ドイツは「脱原発」の方針を譲らず、共同宣言は核燃料の安全性確認を求めるにとどまった。

とある。青森宣言の骨子では触れられなかった原子力だが、一方で、原子力についてここまで踏みこんだ議論はG8では今までなかったらしい。で、AFPの記事を見るとー

G8「世界は原子力時代に突入」、原油高や地球温暖化が背景に
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2402785/3013942

主要8か国(G8)に中国、インド、韓国を加えた11か国のエネルギー相は、8日採択した「青森宣言」で、原油価格の高騰や地球温暖化の懸念が高まるなか世界は新たな原子力の時代に突入したとの見方を打ち出した。
<中略>
英国のジョン・ハットン(John Hutton)民間企業・規制改革担当相は、「世界は新たな原子力の時代に向かっている」と述べるとともに、原発は温暖化の原因である二酸化炭素をほとんど排出せず、安定的なエネルギー供給を実現する「世界にとって好ましいもの」だとの認識を示した。

先日、ゴードン・ブラウン英首相が「今は第3次石油危機だ」と宣言したというエントリを書いたのだが、そのとき打ち出したのは原子力だ。

しかしG8エネルギー大臣会合では、ドイツの反対でいまいち注目をされなかった原子力なんだが、ここへ来て、こんなニュースも。

英インデペンデント
Western powers exploit rifts in Iran with nuclear ultimatum
http://www.independent.co.uk/news/world/politics/western-powers-exploit-rifts-in-iran-with-nuclear-ultimatum-846946.html

The EU foreign policy chief is leading a senior delegation of world powers to warn Iran that it must either co-operate in developing a peaceful nuclear programme on Western terms or face the threat of international isolation and further economic sanctions.

どうも西側が原子力発電の技術開発で協力してやるから、イランはウラン濃縮をあきらめなさいというオファーらしい。まあイランは断る模様だが、EU内ですらまとまってもいない原子力開発について、イランにやらせるなんて選択肢ってあり?みたいなもんだけど、米露が原子力で利権争いをしているらしいからね。イランでの原子力開発はロシアがやっているので、それがネックなんだろう。

そんなわけで、原子力の利権争いと温暖化ビジネスと、サブプライムに巻き込まれつつある日本。しかも北朝鮮からはよど号犯人が日本に帰れて、拉致被害者は帰れないらしいし、その上、日朝平壌宣言がまだ生きているとすれば1兆円もお支払いしてあげなきゃいけないんで、なんだかもうね。世界中の鴨ですね。日本は。そんなお大臣ができるなら、派遣制度なんてやめて正規雇用だけにすべきだし、そうすりゃ無差別殺人もなかったかもしれない。自国の震災復旧にだってお金かかるんだし、ほんと、憂いたいのは日本ですよ、まったく。

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June 15, 2008

M7.2の威力

岩手・宮城内陸地震では関東も相当揺れた。揺れ方が中越っぽかったので、また新潟か?と思ったら、奥州とはね。

地震予知連絡会の大竹教授がTVに出て話していたが、この地域には地震帯があるが、こんな大きな地震は100年に一度だという。

しかし、山が崩れ、道路や橋が分断されるという地震の破壊力は凄まじいものがある。日本にいれば、いつ何時、こんな地震が起きるとも限らないと覚悟していなければならないだろう。犠牲になられた方々に、心からの哀悼を申し上げます。

東京でもM7.3クラスの地震が発生する場合のシミュレーションが行われている。その場合、死者7800人になるとされているが、これって東京だけなので、関東一円で考えると、もっと大きくなるだろう。

東京都防災ホームページ
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/japanese/tmg/assumption.html

中越地震、中越沖地震、岩手・宮城内陸地震と、地震が続く日本。まあ四川は離れているわけだが。予知はできないのだろうか。ギリシャではできたらしいし、予知情報を流している人とかいるわけだし(地震雲、ってのもあるが)。

阿修羅 ギリシャでは電磁気測定で続々地震予知!
http://www.asyura.com/sora/bd10/msg/541.html

しかし四川では恐竜時代に動いた断層が動いたとなると、もう、予知なんて人知を超えるといっても過言じゃないと思うので、仕方ないか。

「死んだ断層」揺れた 主な活動は恐竜時代 四川大地震
http://www.asahi.com/science/update/0521/TKY200805210150.html

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June 12, 2008

これカッコいい

ひさびさに欲しいと思った、ハーマンミラーのLEDライト

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June 09, 2008

さすがヒラリー(苦笑)

撤退演説は立派だったなあと思ってヒラリーをほめてみたわけだが、早速、ただで転んだ訳ではないことが判明。

朝日 クリントン氏、「逆転の芽」残す策? 獲得代議員を保持
http://www.asahi.com/international/update/0609/TKY200806090182.html

クリントン氏は7日の演説で「選挙戦を停止(サスペンド)する」と述べた。一般的に使う表現だが、文字通りなら「事情が変われば再開する」含みとも 受け取れる。人気政治サイト「ポリティコ」は同日、クリントン陣営が作成したとされる想定問答を掲載。「なぜ選挙運動の『停止』で『終結』ではないのです か」「一生懸命働いた支持者は全国党大会に行くのがふさわしいからです」

さすがだ。感嘆するしかないね。もう、あなたが大統領とか副大統領とかならなくていいです。ええ。

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June 08, 2008

ヒラリーをほめてやりたい

ヒラリー撤退演説

今日くらいはヒラリーをほめてあげたいと思う。今日のヒラリーはいいよ。

注目はビル。この40年10回大統領選があったけど、民主党は3回しか勝っていない。そのうち2回勝ったのは、ビルよ!なんてヒラリーに紹介されて、ビル、泣いているしなあ。家族にありがとう、というところでも泣いてたぞ。

今日のヒラリーは立派だと思いますよ。「Yes, we can」まで言ったしね。最初からこんな感じだったら、この人が大統領でもよかったと思うけどね。聴衆はヒラリーがオバマというとき拍手しないでやんの。心狭いのはコイツらだな。

英語なんで、とりあえず日本語の報道をリンクしておく。

時事「オバマ氏を大統領に」=クリントン氏が支援表明−米民主党
http://www.jiji.com/jc/c?g=int&k=2008060800028

ロイター クリントン氏が大統領選撤退を表明、挙党態勢構築に結束を呼び掛け
http://jp.reuters.com/article/domesticFunds/idJPnJS819108720080608

産経 ヒラリーの戦い、終わる 見果てぬ女性大統領の夢、後世に託し去る
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080608/amr0806081131003-n1.htm

女性陣の落胆は激しいらしい。

ロイター クリントン氏の敗北、女性支持者に残った落胆と高揚感
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-32120920080605

アメリカでは黒人差別より女性差別のほうがひどかったという声も出てきているらしいんだが、まあ、問題は党員集会の州を軽視した選挙戦略の失敗だろうし、ヒラリーという人の良さを殺した演出だろうね。だから何度も言うように、エレガントな装いにして、しかも「私はクッキーを焼くより仕事を選んだの!」と言ったときのヒラリーで押すべきだったんだよ。そりゃ、かっこいいじゃん。そしてかっこいい人は、人を理不尽な理由で攻撃しないものだ。人種とかね。ちょっと責められたくらいで「恥を知れ」とはいわないものだよね。

まあ、黒人候補だって前にいたわけだし、ヒラリーじゃなくても最初の女性の候補者が当選できるというのは難しいと思う。

とりあえず、ヒラリーには体を休めてほしい。エドワーズもオバマも言っていたけど、選挙運動をやっていると寝不足で疲労がたまるので、朝起きるのが辛くなるらしい。早朝には起きていなくちゃいけないし、移動は多いし、疲れた顔は見せられないし、頭は明晰であらねばならない。そんな超人的なスケジュールをこなして、最後まで、いろんなこと言われながら頑張ったヒラリーはあっぱれだとは思うよ。

オバマのHPのトップに「Thank you Senator Clinton」とあって、なかなかイカしている。「show your support」というボタンを押すと、オバマが勝利演説 のときにヒラリーを賞賛した部分のビデオと、オバマサポーターがヒラリーに感謝のメッセージを送るフォームが出てくるのだ。しかも"We are one": Your Messages to Hillaryというページで、そのメッセージを表示している。粋だね。もちろんオバマの感謝の言葉も掲載されているんだが、この粋っぷりが、オバマのホームページがマックっぽいといわれる所以だろう。

Hillary_2Hillary2Weareone

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June 07, 2008

オバマのフィストパウンド

勝利演説前?にオバマがミシェル夫人とかわしたフィストパウンドが人気だそうで。こんなのがニュースになるなんて、オバマは本当に大スターだね。

Obama Political fist pound, Jeanne Moos *see description

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オバマにカーターの陰

最近、オバマの外交参謀として注目を集めているのがブレジンスキーだ。

Wiki ズビグネフ・ブレジンスキー
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%BA%E3%83%93%E3%82%B0%E3%83%8D%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%96%E3%83%AC%E3%82%B8%E3%83%B3%E3%82%B9%E3%82%AD%E3%83%BC

カーター政権時の国家安全保障担当大統領補佐官らしい。で、オバマとどう関係するかといえば…

ジャパン・ハンドラーズさん
イスラエル・ロビーを起点に対立軸を示す外交サークル?
http://amesei.exblog.jp/6150728/

反イスラエル・ロビーで国際銀行家ネットワークやロックフェラー家に非常に近い、リベラリズムの系譜に属する戦略学者、ズビグニュー・ブレジンスキーが、民主党大統領候補のバラック・オバマの外交参謀として就くことが決まっていたが、これが何かクローズアップされてきた。
(中略)
これを読むと、米国外交政策エリートの間でイスラエル・ロビー爆弾が炸裂したらしいことが分かる。来年の大統領選挙は、民主党候補選びでは、イスラエル・ロビー派のヒラリー・クリントン(彼女の場合には中国、インド・ロビーの影響も受けているが)と、外交初心者で、ブレジンスキーに教育されるバラク・オバマの一騎打ちになる。エドワーズは、確実に脱落である。

奥山真司氏 
地政学を英国で学ぶ
ブレジンスキーがイスラエル・ロビー批判
http://geopoli.exblog.jp/8677816/

株式日記と経済展望さん
『孤独な帝国アメリカ』 ズビグニュー・ブレジンスキー著 バラク・オバマ次期大統領の戦略顧問
http://blog.goo.ne.jp/2005tora/e/9ea5d3ae3a68f97dab667a4af7613bfe

ベンジャミン・フルフォード氏
オバマ大統領候補の裏の対中工作
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2008/04/post-18.html

まあ、そんなわけで、カーター政権時の国家安全保障担当大統領補佐官が、オバマの外交参謀になっていて、イスラエル・ロビーを批判しているわけだ。イスラエル・ロビーというのは、ヒラリー側についていると思われるので、これはカーターが今やっていることとぴったり重なる。

AFP カーター元大統領、副大統領にクリントン氏は「最悪のミス」
http://www.afpbb.com/article/politics/2400391/2997160
AFP「イスラエルは核150個を保有」、カーター元米大統領
http://www.afpbb.com/article/politics/2396893/2970925
ダイヤモンドオンライン クリントン副大統領は最悪の選択肢?
http://diamond.jp/series/analysis/10013/

カーターというと、ピーナッツ農場主で、核不拡散を訴えて大統領になり、核燃料再処理を無期限凍結し日本にもそれを迫った。人権外交を振りかざしたものの、ソ連のアフガン侵攻やイラン大使館人質事件が起きて、再選はタカ派レーガンに破れた。ということになっているらしい。

Wiki ジミー・カーター
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%9F%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%82%AB%E3%83%BC%E3%82%BF%E3%83%BC

在任中より退任後のほうが活躍している感もあるが、こんな見方もある。

核武装と日本の軍事戦略-防衛省OB太田述正ブログ
カーター元米大統領の評価
http://blog.ohtan.net/archives/50955767.html

 しかし、1979年のソ連のアフガニスタン侵攻以前にひそかにデタントに見切りをつけ、大軍拡に着手したのはカーター政権でしたし、日本に防衛努力の強化を久方ぶりに要請しだけでなく、集団的自衛権の行使を強く促したのもカーター政権でした(コラム#30参照)。
 また、最近、ソ連のアフガニスタン侵攻の六ヶ月近くも前にカーター政権がアフガニスタンでムジャヒディーン達に親ソ政権打倒を目的としたジハード(聖戦)を始めさせていたことが明らかにされました。
 更にカーター政権が初めて、敵性を帯びた国がペルシャ湾地域を支配するために行ういかなる動きに対しても米国の枢要な利益への攻撃とみなし軍事力を含むあらゆる手段で反撃する、とのいわゆるカータードクトリンを打ち出したことも忘れてはなりません。カーター大統領は、このドクトリンに基づき、緊急展開部隊(Rapid Deployment Force)を創設しました。この政策は、それ以降のすべての米大統領によって踏襲されてきています

そんなわけでカーターは予防保全な考え方をする人の模様。カーター政権の副大統領モンデール氏は、確か駐日本大使にもなっていたはず。カーター人脈はそれほど悪くなさそうだ。

つまりオバマ政権となれば、ネオコン系の石油利権とも、イスラエル・ロビーとも距離を置いたものとなるであろういうことだろうか? でも、ブレジンスキーはロックフェラーに近いらしいし、アルカイダを作ったという噂もあるんだが。上記ブログのジハードとかがそれだろうし、以下のような話もある。

「アフガンのイスラムはワシントンが作り上げた」ブレジンスキー氏が認める
http://www.ne.jp/asahi/home/enviro/news/peace/blum-J
阿修羅 Re:「アフガンのイスラムはワシントンが作り上げた」ブレジンスキー氏が認める
http://www.asyura2.com/07/war88/msg/408.html

で、オバマ陣営には日本通も多いらしい。

ダイヤモンドオンライン オバマ大統領誕生なら、どうなる日米関係?
http://diamond.jp/series/analysis/10011/

取り上げられているミッチェル氏は確かサンデープロジェクトに出ていた人だと思うが、クリントン政権で日本重視をすべきという意見を無視されたらしい。それは多分ホルブルック氏の問題だったと思うけど。

日経ネットアイ
シリーズ:米大統領選と日米関係(2)「ヒラリー・ランドの大番頭と日本軽視論」
http://www.nikkei.co.jp/neteye5/sunohara/20080324n9b3o000_24.html

そんなわけで、それほどオバマの日米関係は心配しなくていいらしい。前にもそんなこと書いたけど。

過去エントリ オバマの日米戦略
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2008/02/post_5278.html

ところで、オバマ支持者には、手嶋龍一ご推薦のビル・ブラットレーがいるんだね。テッシーによれば最も大統領の資質のある人だそうです。

以下、東京財団まとめ「2008年米国大統領選挙主要候補者の選対本部・政策アドバイザー人名録」より抜粋

Bill Bradley
 ニュージャージー選出民主党元連邦上院議員。2000年民主党大統領候補指名争いに出馬したが、Gore副大統領(当時)に敗北。ニューハンプシャー州予備選挙前日の08年1月6日にObama支持を表明。支持を表明した声明で Bradleyは、Obamaは理想主義を再び米国政治の中心に据えることで、民主党員、無党派層、共和党員を糾合する広範な新連合を構築していると指摘。

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副大統領問題とビルダーバーグ会議

びっくらこいた。ビルダーバーグ会議にオバマとヒラリーが現れたーーのか?

ジャパンハンドラーズさん
オバマとヒラリーがビルダーバーグに現れた・・・・。
http://amesei.exblog.jp/8049723/

この二人の候補者が和解する場を「演出」するために、今年の会合をアメリカ国内で行ったのだ。ビルダーバーグには、ヒラリー寄りだった財界人、オバマを支持していた財界人だけではなく、形の上ではマケイン支持のキッシンジャーまで参加している。もちろん、NY在住のデイヴィッド・ロックフェラーも参加していることだろう。

Wiki ビルダーバーグ会議
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E4%BC%9A%E8%AD%B0

その都度、議論されるトピックは国際政治経済状況による異なるが、最終目標は、あくまでも欧米による世界統一権力の樹立である。

ビルダーバーグ会議と、現在のオバマ・クリントンの動きと、なにか関係あるのだろうか? 時系列で動きを見てみる。

6月3日 最後の予備選 オバマ勝利宣言
http://jp.reuters.com/article/usPresidentialElections/idJPJAPAN-32090820080604
ヒラリー氏、オバマ氏の副大統領候補になる可能性示唆=民主党関係者
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32086420080604
6月4日 オバマ氏の副大統領候補選出チームにケネディ元大統領の娘
http://www.afpbb.com/article/politics/2400368/2997090
6月5日 ヒラリーがメールで7日に撤退表明を公表
http://blog.washingtonpost.com/the-trail/2008/06/05/clinton_to_rally_party_behind.html
米民主党の副大統領候補選びはオバマ氏の決定次第=クリントン氏
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-32132220080606
Obama: 'Settle down' on VP choice
http://edition.cnn.com/2008/POLITICS/06/05/obama.interview/index.html
6月5日夜 オバマ、クリントン両氏がワシントンで直接会談
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200806060009.html

情報筋によると、会談は当初、同市内のクリントン氏自宅で行われる予定だったが、その後別の場所に変更された。オバマ、クリントン両陣営は、両氏が「本選挙での勝利に必要となる重要な作業について、生産的な話し合いをした」との声明を発表した。

6月5日夜 ビルダーバーグ会議始まる
http://amesei.exblog.jp/8046035/

オバマとクリントンは、3日に2時間電話会議、4日は会合で会い、5日はビルダーバーグ会議で会談した〜のか? しかし、欧米統一権力を目指す会議で、米国大統領と副大統領候補の話が決まるなんて、そんなことがあっていいのかね?? 

と思っていたのだが、CNNはクリントン支持者であるフェインスタイン上院議員のリビングルームで温かい話し合いをしたと伝えている。

CNN Obama, Clinton hold talks in Feinstein's living room
http://edition.cnn.com/2008/POLITICS/06/06/clinton.obama.wrap/index.html

ダイアン・フェインスタイン氏はカリフォルニア州の上院議員で、ヒラリーを支持しているが、オバマ陣営には、フェインスタイン氏のサポートをしていたスタッフが2人いる。

東京財団 2008年米国大統領選挙主要候補者の選対本部・政策アドバイザー人名録
http://www.tkfd.or.jp/research/sub1.php?id=46

さすがにビルダーバーグ会議には出席しなかったんじゃないかと思うが、真相は薮の中かもしれない。

追記:ハンドラーズさんはこの報道は記者を納得させるためのものとしている。
ビルダーバーグ2008・公式参加者リスト(速報)
http://amesei.exblog.jp/8051640/

ビルダーバーグ会議はベンジャミン・フルフォード氏のエントリにも登場している。

オバマ民主党候補決定から
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2008/06/%E3%82%AA%E3%83%90%E3%83%9E%E6%B0%91%E4%B8%BB%E5%85%9A%E5%80%99%E8%A3%9C%E6%B1%BA%E5%AE%9A%E3%81%8B%E3%82%89.html

米大統領選の民主党候補にオバマが決定した。注目するべき点は、副大統領候補選考チームに故ケネディ大統領の長女キャロライン・ケネディをオバマが指名したことである。ヒラリーを副大統領にするつもりはないのであろう。

本日よりビルダーバーグ会議が始まります
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2008/06/%E6%9C%AC%E6%97%A5%E3%82%88%E3%82%8A%E3%83%93%E3%83%AB%E3%83%80%E3%83%BC%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E4%BC%9A%E8%AD%B0%E3%81%8C%E5%A7%8B%E3%81%BE%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%99.html

日本時間の本日よりアメリカでビルダーバーグの会議が開催される。今回は中国の代表も招待されているようだ。現在の状況はアメリカの大統領選を巡ってなど、かなり内部決裂をしているようだ。

というわけで、ビルダーバーグ会議の件はよくわからないが、これからは副大統領選びが焦点になるだろう。マケインはどうするのか知らないが、とりあえず、民主党はこんな感じらしい。

ロイター 米大統領選、オバマ民主党候補の副大統領候補者の顔ぶれ
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-32142720080606
ジョゼフ・バイデン
ウェズリー・クラーク
ヒラリー・クリントン
クリストファー・ドッド
チャック・ヘーゲル
ティム・ケーン
サム・ナン
エド・レンデル
ビル・リチャードソン
キャスリーン・セベリウス
テッド・ストリックランド
ジム・ウエッブ

朝日 米副大統領候補、意中の人は?元軍人、女性、経済通…
http://www.asahi.com/international/update/0606/TKY200806060268.html

で、ハンドラーズさんによると、副大統領選びのトップはジェイムズ・ジョンソンさんだそうです。
Who is James A. Johnson ?
http://amesei.exblog.jp/7955808/

ジェイムズ・ジョンソンは、現在、ゴールドマンの社外取締役である。
そして、さらにバイオグラフィーを見ていくと、この人物、アメリカン・フレンド・オブ・ビルダーバーグのメンバーである。三極委員会のメンバーでもあることがわかる。

ここでもビルダーバーグ登場。まあ、何かしらからんでいそうですな。

民主党員はヒラリーに副大統領になってほしいらしいけど。
CNN Poll finds majority of Dems want Obama-Clinton ticket
http://edition.cnn.com/2008/POLITICS/06/06/poll.obama.clinton/index.html

そういえば、6月6日はボビー暗殺40年だそうです。
AFP「ボビー」・ケネディ暗殺から40年
http://www.afpbb.com/article/politics/2400867/2994256

関係ないけど、あとで読もうと思う記事の覚え書き
東京財団 首尾一貫しないマケイン候補の経済政策
http://www.tkfd.or.jp/topics/detail.php?id=74

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オバマ勝利宣言(予備選)

オバマ勝利宣言 予備選最終日2008年6月3日 ミネソタ州セントポール

Remarks of Senator Barack Obama: Final Primary Night
St. Paul, MN | June 03, 2008



Tonight, after fifty-four hard-fought contests, our primary season has finally come to an end.

今夜、54の厳しい闘いの末、私たちの予備選挙がとうとう終結を迎えることとなりました。


Sixteen months have passed since we first stood together on the steps of the Old State Capitol in Springfield, Illinois. Thousands of miles have been traveled. Millions of voices have been heard. And because of what you said - because you decided that change must come to Washington; because you believed that this year must be different than all the rest; because you chose to listen not to your doubts or your fears but to your greatest hopes and highest aspirations, tonight we mark the end of one historic journey with the beginning of another - a journey that will bring a new and better day to America. Tonight, I can stand before you and say that I will be the Democratic nominee for President of the United States.

私たちが古い州都であるイリノイ州のスプリングフィールドで第一歩を踏み出してから16カ月が経過しました。何千マイルもの旅をしました。何百万の声を聞きました。そしてみなさんの声、みなさんがワシントンの変革を選択したこと、みなさんが今年はほかのときと違わねばならないと信じていること、みなさんが疑いや恐れではなく、大きな希望や高い望みを聞くことを選んだことにより、今日、私たちはある歴史的なたびを麻植、新しいたびを始めることになります。その旅は、新しいより良い日々をアメリカにもたらすものになるでしょう。今夜、私はみなさんの前に立ち、そして私はアメリカ合衆国の大統領をめざし民主党の大統領候補となることを宣言します。


I want to thank every American who stood with us over the course of this campaign - through the good days and the bad; from the snows of Cedar Rapids to the sunshine of Sioux Falls. And tonight I also want to thank the men and woman who took this journey with me as fellow candidates for President.

私はこの選挙戦に私たちとともに立ち上がってくださったすべてのアメリカの人々に感謝を述べたいと思います。良い日も悪い日もあり、雪のシーダー・ラピッズ(アイオワ州)から、太陽がさんさんと輝くスーフォールズ(サウスダコタ州)にわたりました。そして今夜、私はこの旅を私とともに大統領候補として歩んだ男女に感謝を述べたいと思います。


At this defining moment for our nation, we should be proud that our party put forth one of the most talented, qualified field of individuals ever to run for this office. I have not just competed with them as rivals, I have learned from them as friends, as public servants, and as patriots who love America and are willing to work tirelessly to make this country better. They are leaders of this party, and leaders that America will turn to for years to come.

私たちの国のこの決定的な瞬間に、私たちは誇りに思わねばなりません。私たちの党が担ぎだす人が、これまで大統領を目指した人々の中で、最も才能があり、資質がある人々の中の一人であることを。私は彼らをからライバルとして競ってきただけでなく、多くのことを学びました。彼らは友人であり、公僕であり、アメリカを愛しこの国を良くするために不断の闘いをする愛国者たちなのです。彼らはこの党のリーダーであり、アメリカを今後何年もにわたり変化させるリーダーなのです。


That is particularly true for the candidate who has traveled further on this journey than anyone else. Senator Hillary Clinton has made history in this campaign not just because she's a woman who has done what no woman has done before, but because she's a leader who inspires millions of Americans with her strength, her courage, and her commitment to the causes that brought us here tonight.

これは特に誰よりもこの選挙戦で誰よりも最も遠くまで歩んだ大統領候補にいえることです。ヒラリー・クリントン上院議員はこの選挙戦で歴史を作りました。それは彼女がこれまでどんな女性もなし得なかったことをした女性だからというだけでなく、多くのアメリカ人に影響を与えるリーダーであるからです。彼女の強さ、勇気、そして今夜ここまで私たちを導いた彼女の責任感は人々に影響を与えました。


We've certainly had our differences over the last sixteen months. But as someone who's shared a stage with her many times, I can tell you that what gets Hillary Clinton up in the morning - even in the face of tough odds - is exactly what sent her and Bill Clinton to sign up for their first campaign in Texas all those years ago; what sent her to work at the Children's Defense Fund and made her fight for health care as First Lady; what led her to the United States Senate and fueled her barrier-breaking campaign for the presidency - an unyielding desire to improve the lives of ordinary Americans, no matter how difficult the fight may be. And you can rest assured that when we finally win the battle for universal health care in this country, she will be central to that victory. When we transform our energy policy and lift our children out of poverty, it will be because she worked to help make it happen. Our party and our country are better off because of her, and I am a better candidate for having had the honor to compete with Hillary Rodham Clinton.

私たちは確かにこの16ヶ月間、違いがありました。しかし彼女と何度も同じステージに立った者として、私はみなさんにお話しできます。ヒラリー・クリントンを毎朝、どんなに厳しい状況に直面しても、起き上がらせるものは何かを。それは何年も前に、彼女やビル・クリントンを彼らの最初の大統領選をテキサスで始めさせたものであり、ファーストレディーとして子供たちを守るファンドのために働き、医療保険問題と闘わせたものであり、彼女を連邦政府の上院議員とし、大統領へ向けて見えない天井を壊す選挙選を盛り立てたものなのです。それは普通のアメリカの国民の生活を向上させたいという不屈の願いであり、どんなにその闘いが難しいかは問題ではないのです。そして、私たちがついに、この国の普遍的な医療制度の戦いに勝ったとき、彼女はこの勝利の中心となることは間違いありません。私たちがエネルギー政策を転換し、私たちの子供たちが貧困から脱出したとき、それは彼女がそうしようと努力した結果であるでしょう。私たちの党とこの国は、彼女のおかげでより良くなっています。そして私も、ヒラリー・ロダム・クリントンと闘う光栄に浴し、よりよい候補者になりました。


There are those who say that this primary has somehow left us weaker and more divided. Well I say that because of this primary, there are millions of Americans who have cast their ballot for the very first time. There are Independents and Republicans who understand that this election isn't just about the party in charge of Washington, it's about the need to change Washington. There are young people, and African-Americans, and Latinos, and women of all ages who have voted in numbers that have broken records and inspired a nation.

この予備選挙が私たちを弱くし、分裂させたという人々もいます。しかし、今回の予備選挙のおかげで、これまで何百万人ものアメリカ人が初めて投票したのです。無党派層や共和党員もいました。彼らはこの選挙が、どの党がワシントンの主となるかを問うのではなく、ワシントンに変革が必要かどうかを問うものだと理解しているのです。若い人々、アフリカ系アメリカ人、ラテン系、あらゆる年齢の女性が投票したことで、その投票数は記録を破り、この国に影響を与えました。


All of you chose to support a candidate you believe in deeply. But at the end of the day, we aren't the reason you came out and waited in lines that stretched block after block to make your voice heard. You didn't do that because of me or Senator Clinton or anyone else. You did it because you know in your hearts that at this moment - a moment that will define a generation - we cannot afford to keep doing what we've been doing. We owe our children a better future. We owe our country a better future. And for all those who dream of that future tonight, I say - let us begin the work together. Let us unite in common effort to chart a new course for America.

すべての人々が、心から信頼できる候補者を支持しました。しかし最終的には、みなさんが家から出て何ブロックも並んであなたの声を聞かせた理由は候補者選びではありません。みなさんがそうしたのは、私のためでも、クリントン上院議員のためでも、ほかのだれのためでもありません。みなさんがそうしたのは、心から今回のこの瞬間が、この時代を定義づけるであろう瞬間であることを知っていたからです。私たちはもはや、これまで続けてきたことを維持し続ける余裕はないのです。私たちは子供たちによりよい未来を与える責任があります。私たちにはこの国により良い未来をもたらす責任があります。そして今夜、未来に夢を持つ人々のために、私は一緒に働こうと言いたいのです。一致団結して、新しいアメリカへの海路を描こうではありませんか。

at the end of the day=最後には、結局は


In just a few short months, the Republican Party will arrive in St. Paul with a very different agenda. They will come here to nominate John McCain, a man who has served this country heroically. I honor that service, and I respect his many accomplishments, even if he chooses to deny mine. My differences with him are not personal; they are with the policies he has proposed in this campaign.

数ヶ月後には、共和党は全く違う政策を掲げ、ここセントポールにやってくるでしょう。彼らはジョン・マケインを候補者に指名するでしょう。彼は英雄的に、この国のために身を捧げてきた人です。私はその献身を賞賛し、彼の多くの業績を尊敬しています。たとえ私の業績を否定したとしてもです。私と彼の違いは、個人的なものではありません。違いは彼がこの選挙戦の中で提案した政策なのです。


Because while John McCain can legitimately tout moments of independence from his party in the past, such independence has not been the hallmark of his presidential campaign.

なぜなら、ジョン・マケインは、胸を張って、過去、共和党の方針とは違う独自路線を取った瞬間を売り込んでいますが、そのような独自路線は彼の大統領選挙選の特徴とはなっていません。


It's not change when John McCain decided to stand with George Bush ninety-five percent of the time, as he did in the Senate last year.

これは変革ではありません。ジョン・マケインは昨年、上院議員として、ジョージ・ブッシュの政策に95%で賛成票を投じているのです。


It's not change when he offers four more years of Bush economic policies that have failed to create well-paying jobs, or insure our workers, or help Americans afford the skyrocketing cost of college - policies that have lowered the real incomes of the average American family, widened the gap between Wall Street and Main Street, and left our children with a mountain of debt.

これは変革ではありません。彼はさらに4年間、ブッシュの経済政策を延長することを求めているのです。その経済政策は給料のよい仕事や、労働者に保険をかけることや、高騰する急騰する大学の学費を国民が支払えるよう支援することに失敗したのです。そしてその政策はアメリカの家族の平均的な実収入を引き下げ、ウォールストリートとメインストリートの間の格差を広げ、子供たちに山のような負債を残したのです。


And it's not change when he promises to continue a policy in Iraq that asks everything of our brave men and women in uniform and nothing of Iraqi politicians - a policy where all we look for are reasons to stay in Iraq, while we spend billions of dollars a month on a war that isn't making the American people any safer.

そしてこれは変革ではありません。彼はイラク政策を継続すると約束しています。現在のイラク政策は、私たちの制服に身を包んだ勇敢な男女(兵士)に何もかも要求し、イラクの政治家には何も求めていません。イラク駐留への理由を探すばかりの政策です。しかしこの戦争は、1ヶ月だけで何千万ドルもつぎこんでいるのに、アメリカの人々には何の安全ももたらしていないのです。


So I'll say this ー there are many words to describe John McCain's attempt to pass off his embrace of George Bush's policies as bipartisan and new. But change is not one of them.

あえて言いましょう。ジョン・マケインがジョージ・ブッシュの政策を容認したことについて言い繕おうと述べた多くの言葉があります。超党派的で新しいなどと。ですが、変革はその中に一つもありません。


Change is a foreign policy that doesn't begin and end with a war that should've never been authorized and never been waged. I won't stand here and pretend that there are many good options left in Iraq, but what's not an option is leaving our troops in that country for the next hundred years - especially at a time when our military is overstretched, our nation is isolated, and nearly every other threat to America is being ignored.

変革とは、認めらるべきでも行われるべきでもなかった戦争に始まり、戦争に終わる外交政策のことです。私はここに立って、イラクに多くのよい選択肢があるような振りをすることはありません。しかし選択肢とはなりえないこと、それは、兵士を次の何百年もの間、イラクに残すことです。特に今、私たちの軍隊は過剰に拡大しており、アメリカは孤立し、アメリカに対する脅威のすべてが無視されているこの時に、その選択肢はありません。


We must be as careful getting out of Iraq as we were careless getting in - but start leaving we must. It's time for Iraqis to take responsibility for their future. It's time to rebuild our military and give our veterans the care they need and the benefits they deserve when they come home. It's time to refocus our efforts on al Qaeda's leadership and Afghanistan, and rally the world against the common threats of the 21st century - terrorism and nuclear weapons; climate change and poverty; genocide and disease. That's what change is.

私たちはイラクに侵攻したときの不注意だった分、イラクからの撤退に注意深くあたらねばなりません。しかし、私たちは撤退を始めなければならないのです。イラクの人々に将来への責任を負ってもらう時がきたのです。私たちの軍隊を立て直し、退役軍人に彼らが必要な治療を施し、彼らが家に戻ったときに彼らの奉仕に値する利益を与えるべき時が来たのです。アルカイダ指導者とアフガニスタンに焦点を当て直し、21世紀における共通の脅威に対し世界を再結集させる時が来たのです。21世紀における共通の脅威とはテロリズムと核兵器であり、気候変動と貧困であり、大虐殺と大災害なのです。それが変革なのです。


Change is realizing that meeting today's threats requires not just our firepower, but the power of our diplomacy - tough, direct diplomacy where the President of the United States isn't afraid to let any petty dictator know where America stands and what we stand for. We must once again have the courage and conviction to lead the free world. That is the legacy of Roosevelt, and Truman, and Kennedy. That's what the American people want. That's what change is.

変革とは、今日の脅威に立ち向かうには、軍事力だけが必要なだけでなく外交力も必要になるということを認識することです。タフで率直な外交により、アメリカ合衆国の大統領は、どんな取るに足らない独裁者に対しても、アメリカの立ち位置や、我々の信条について知らしめることを恐れないことを示すのです。私たちはもう一度、自由な世界を導くための勇気と確信を持たなければなりません。それはルーズベルトの、トルーマンの、ケネディの伝統なのです。それがアメリカの人々が望むことなのです。それが変革なのです。


Change is building an economy that rewards not just wealth, but the work and workers who created it. It's understanding that the struggles facing working families can't be solved by spending billions of dollars on more tax breaks for big corporations and wealthy CEOs, but by giving a the middle-class a tax break, and investing in our crumbling infrastructure, and transforming how we use energy, and improving our schools, and renewing our commitment to science and innovation. It's understanding that fiscal responsibility and shared prosperity can go hand-in-hand, as they did when Bill Clinton was President.

変革とは、富だけを考慮するのではなく、仕事やそれを生み出す労働者を考慮する経済の構築なのです。労働者階級が対峙する苦労は、大企業や金持ちのCEO向けに行う何十億ドルもの減税によっては解決できないことはお分かりでしょう。そうではなく中流階級向けの減税や、崩壊するインフラへの投資、エネルギー消費の変革、学校の改善、科学や開発への投資再開によって解決されるのです。財政責任と富の分配は連動するのです。ビル・クリントン政権時代にそうだったように。


John McCain has spent a lot of time talking about trips to Iraq in the last few weeks, but maybe if he spent some time taking trips to the cities and towns that have been hardest hit by this economy - cities in Michigan, and Ohio, and right here in Minnesota - he'd understand the kind of change that people are looking for.

ジョン・マケインはこの数週間、多くの時間をイラクへの旅に費やしてきました。しかし、彼がいくばくかの時間を、経済問題で最も打撃を受けている、ミシガンやオハイオの、そしてここミネソタの都市や町で過ごしたとしたら、彼は人々が求めている変化のようなものを理解していたでしょう。


Maybe if he went to Iowa and met the student who works the night shift after a full day of class and still can't pay the medical bills for a sister who's ill, he'd understand that she can't afford four more years of a health care plan that only takes care of the healthy and wealthy. She needs us to pass health care plan that guarantees insurance to every American who wants it and brings down premiums for every family who needs it. That's the change we need.

もし彼がアイオワを訪れ、一日中勉強したあとで、夜のシフトで働いてもなお、病気の妹の医療費を支払えない学生に会ったとしたら、彼女が健康で裕福な人々しか面倒をみない医療保険がさらに4年間も続くことに耐えられないことを理解したでしょう。彼女は私たちに、アメリカ人すべてに保険を保障し、すべての家族にとって保険料が安くなる医療保険制度を成立させてほしいと求めています。それこそが、私たちが必要とする変革なのです。


Maybe if he went to Pennsylvania and met the man who lost his job but can't even afford the gas to drive around and look for a new one, he'd understand that we can't afford four more years of our addiction to oil from dictators. That man needs us to pass an energy policy that works with automakers to raise fuel standards, and makes corporations pay for their pollution, and oil companies invest their record profits in a clean energy future - an energy policy that will create millions of new jobs that pay well and can't be outsourced. That's the change we need.

もし彼がペンシルベニアに行って、仕事を失い、新しい仕事を探しさねばならないのに、ガソリン代が支払えない男性に会っていれば、我々がさらに4年間も独裁者からの石油に頼ることに耐えられないことを理解したでしょう。その男性は私たちに、自動車メーカーに燃費を向上させ、環境汚染をする企業には汚染の費用を支払わせ、石油会社に記録破りの利益を将来のクリーンエネルギーに投資させるようなエネルギー政策を通してほしいと求めています。高収入で、海外移転できない何百万もの新しい雇用を生み出すようなエネルギー政策を。それが私たちが必要とする変革なのです。


And maybe if he spent some time in the schools of South Carolina or St. Paul or where he spoke tonight in New Orleans, he'd understand that we can't afford to leave the money behind for No Child Left Behind; that we owe it to our children to invest in early childhood education; to recruit an army of new teachers and give them better pay and more support; to finally decide that in this global economy, the chance to get a college education should not be a privilege for the wealthy few, but the birthright of every American. That's the change we need in America. That's why I'm running for President.

そして、もし彼がサウスカロライナや、ここセントポールや、彼が今夜演説したニューオリンズの学校でいくばくかの時間を過ごしたならば、誰一人落ちこぼれないための予算を提供しないままにするということに耐えられないことを理解したかもしれません。私たちは子供たちに対し、幼児教育に投資する責任があるのです。大量の新しい教師を採用して彼らに高い収入と支援を与える責任が、そして、このグローバル経済において大学教育を受けられる機会が裕福な何人かの特権ではなく、すべてのアメリカ人の生まれながらにして持つ権利であるべきだということを決定づける責任があるのです。それがアメリカに必要な変革なのです。そしてそれが、私が大統領選に出馬した理由なのです。


The other side will come here in September and offer a very different set of policies and positions, and that is a debate I look forward to. It is a debate the American people deserve. But what you don't deserve is another election that's governed by fear, and innuendo, and division. What you won't hear from this campaign or this party is the kind of politics that uses religion as a wedge, and patriotism as a bludgeon - that sees our opponents not as competitors to challenge, but enemies to demonize. Because we may call ourselves Democrats and Republicans, but we are Americans first. We are always Americans first.

共和党は9月にここに集まり、全く異なる政策を提案することになるでしょう。そしてそれについて議論するのを私は楽しみにしています。それはアメリカの人々も望むものとなるでしょう。しかしみなさんが望まないものは、恐怖により支配される別の選挙であり、暗示であり、分裂です。みなさんはこの選挙戦や民主党から聞いたことは無いでしょう。宗教をくさびとして使ったり、愛国心を混紡として使ったりするような政治を。その種類の政治は、私たちの相手を、挑戦へ向けての競争者としてではなく、悪魔の敵のようにみせるのです。私たちは自分を民主党員だとか共和党員だとかいいますが、私たちはまずアメリカ人なのです。私たちはいつでも、第一にアメリカ人なのです。


Despite what the good Senator from Arizona said tonight, I have seen people of differing views and opinions find common cause many times during my two decades in public life, and I have brought many together myself. I've walked arm-in-arm with community leaders on the South Side of Chicago and watched tensions fade as black, white, and Latino fought together for good jobs and good schools. I've sat across the table from law enforcement and civil rights advocates to reform a criminal justice system that sent thirteen innocent people to death row. And I've worked with friends in the other party to provide more children with health insurance and more working families with a tax break; to curb the spread of nuclear weapons and ensure that the American people know where their tax dollars are being spent; and to reduce the influence of lobbyists who have all too often set the agenda in Washington.

すばらしいアリゾナ州上院議員が今夜発言したことにもかかわらず、私はこの20年間の公的生活の中で、別の見解や意見を持つ人々が共通の理由を見つけるところを何度も見てきました。そしてその多くは自分の経験でもあります。私はシカゴのサウスサイドで地域の指導者たちと腕を組んで歩んできましたし、黒人、白人、ラテン系の人々が良い仕事や良い学校のためともに闘うとき、緊張が消えていくのを目の当たりにしてきました。私は法律面での支援と公民権の弁護士として交渉のテーブルの反対側に座り、13人の無実の人々を死の列に並ばせる犯罪的な司法制度を改正してきました。そして私は共和党の友人とともに働きました。子供たちに医療保険を提供したり、労働者階級の家族に減税をしたり、核兵器の拡散を抑制したり、アメリカの人々がどこに税金が使われているかを知ることができるようにしたり、そしてあまりにも多くの案件でワシントンを動かすロビイストの影響を小さくするために。


In our country, I have found that this cooperation happens not because we agree on everything, but because behind all the labels and false divisions and categories that define us; beyond all the petty bickering and point-scoring in Washington, Americans are a decent, generous, compassionate people, united by common challenges and common hopes. And every so often, there are moments which call on that fundamental goodness to make this country great again.

私たちの国で、私はこうした協力関係が可能であることを発見したのです。それは私たちがなんでもかんでも合意するからではありません。それは、すべてのラベルや間違った分裂や、私たちを定義づける分類を、ワシントンにおける取るに足らない諍いや点取り合戦を超えて、アメリカ人は真っ当で、寛大で、情の深い人々だからなのです。共通の難題や共通の希望によって団結しているのです。そしてしばしば、すばらしい国とするために、その基本的な良い面を求めるときがあるのです。


So it was for that band of patriots who declared in a Philadelphia hall the formation of a more perfect union; and for all those who gave on the fields of Gettysburg and Antietam their last full measure of devotion to save that same union.

フィラデルフィアのホールでより完全な団結を宣言した愛国者の人々のために、そしてゲティスバーグ(の戦い)やアンティータム(の戦い)で団結を守るために、最期の最大の献身を捧げた人々のために。

ゲティスバーグの戦い=1863年、ペンシルバニア州ゲチスバーグでのアメリカ南北戦争最大の戦い、北軍が南軍の北進を食い止めた。
アンティータムの戦い=アメリカ南北戦争の中盤である1862年9月17日、メリーランド州シャープスバーグ近く、およびアンティータム・クリークで行われた戦闘。南北戦争で初めての主要会戦で、単一日の戦闘として最も流血の多い戦闘となった。


So it was for the Greatest Generation that conquered fear itself, and liberated a continent from tyranny, and made this country home to untold opportunity and prosperity.

これは最も偉大な世代のためです。彼らは恐怖と闘い、圧政から大陸を自由にし、この母国に、はかりしれない機会と繁栄をもたらしました。


So it was for the workers who stood out on the picket lines; the women who shattered glass ceilings; the children who braved a Selma bridge for freedom's cause.

これはピケを張る労働者や、ガラスの天井を粉砕する女性や、自由を求めてセルマ橋(に集まった警官)をものともしなかった子供たちのためなのです。

セルマ:1965年に起きた血の日曜日事件の現場。セルマにあるペタス橋で警察隊とデモ隊が衝突した。

Wiki 血の日曜日事件
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A1%80%E3%81%AE%E6%97%A5%E6%9B%9C%E6%97%A5%E4%BA%8B%E4%BB%B6_(1965%E5%B9%B4)


So it has been for every generation that faced down the greatest challenges and the most improbable odds to leave their children a world that's better, and kinder, and more just.

すべての世代にとって、直面する最大の難題であり、最もできそうにないこと、それは子供たちにより良く、より優しく、より公正な世界を残すことでした。


And so it must be for us.

それは私たちにとっても同じことです。


America, this is our moment. This is our time. Our time to turn the page on the policies of the past. Our time to bring new energy and new ideas to the challenges we face. Our time to offer a new direction for the country we love.

アメリカは、今、私たちの時代なのです。私たちの時代なのです。私たちの時代に、過去の政治のページをめくろうではありませんか。私たちの時代に新しいエネルギーと、直面する難題への新しいアイデアをもたらそうではありませんか。私たちの時代に、愛するこの国に新しい未来をもたらそうではありませんか。


The journey will be difficult. The road will be long. I face this challenge with profound humility, and knowledge of my own limitations. But I also face it with limitless faith in the capacity of the American people. Because if we are willing to work for it, and fight for it, and believe in it, then I am absolutely certain that generations from now, we will be able to look back and tell our children that this was the moment when we began to provide care for the sick and good jobs to the jobless; this was the moment when the rise of the oceans began to slow and our planet began to heal; this was the moment when we ended a war and secured our nation and restored our image as the last, best hope on Earth. This was the moment - this was the time - when we came together to remake this great nation so that it may always reflect our very best selves, and our highest ideals. Thank you, God Bless you, and may God Bless the United States of America.

この旅はとても困難なものになるでしょう。道は長いものになるでしょう。私はこの難題に深く謙虚な気持ちと私の知識の限りを尽くして対峙する所存です。しかしこの難題に対峙するとき、アメリカの人々の可能性に対する私の信頼は限りないものです。なぜなら、もし私たちがそのために働こう、戦おう、信じようと思ったならば、これからの世代、私たちは子供たちに振り返ってこう話すことができると確信しているからです。私たちが病人のためのケアや、失業者のために良い仕事を与えるために動きだしたのはこのときだったと。海面の上昇スピードが鈍化し、私たちの惑星が癒され始めたのはこのときだったと。私たちが戦争を終わらせ、国の安全を確保し、私たちのイメージを地球の最後のそして最高の希望として復活させたのはこのときだったと。このときだったと、私たちがこの偉大な国を建て直すために立ち上がったのはこのときだったと。この国に、最良の自分自身、最高の理想を反映させましょう。ありがとう。みなさんに神の祝福を。アメリカ合衆国に神の祝福を。


○原文はこちら
http://www.barackobama.com/2008/06/03/remarks_of_senator_barack_obam_73.php

○参考にしました
goo オバマ氏、民主党候補に 勝利演説の全文
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20080604-04.html

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June 06, 2008

ヒラリー7日に撤退宣言へ

ロイター Clinton to end presidential bid and back Obama
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSN3144368520080605

どうやら支持者への手紙で、7日土曜日に選挙戦撤退とオバマ支持を発表すると表明したらしい。その手紙がワシントンポストに掲載されている。

ワシントンポスト Clinton's E-Mail to Supporters
http://blog.washingtonpost.com/the-trail/2008/06/05/clinton_to_rally_party_behind.html

訳す意味あるのかと思いつつ、ヒラリーの手紙を訳してみた。ヒラリー関連の言葉を訳すのは初めてかもしれない。

Dear Friend,
親愛なるみなさん

I wanted you to be one of the first to know: on Saturday, I will hold an event in Washington D.C. to thank everyone who has supported my campaign. Over the course of the last 16 months, I have been privileged and touched to witness the incredible dedication and sacrifice of so many people working for our campaign. Every minute you put into helping us win, every dollar you gave to keep up the fight meant more to me than I can ever possibly tell you.
私はみなさんにまずお知らせしたいことがあります。土曜日に私はワシントンでイベントを開催し、選挙戦を支えてくださったみなさんへの感謝を述べたいと思います。16ヶ月もの選挙戦を通し、たくさんの人々が私たちの選挙戦のために働いてくださっている、そのすばらしい献身と犠牲を目にし、私は大変光栄に感じています。みなさんが私たちに協力してくださるすべての瞬間、選挙戦を続けるために寄付していただいたすべてのお金は、私にとって言葉に表せないほどの意味がありました。

On Saturday, I will extend my congratulations to Senator Obama and my support for his candidacy. This has been a long and hard-fought campaign, but as I have always said, my differences with Senator Obama are small compared to the differences we have with Senator McCain and the Republicans.
土曜日に、私はオバマ上院議員にお祝いの言葉をのべるとともに、彼の大統領選を支持することになります。この選挙戦は長く厳しい闘いでありましたが、しかしいつも私が述べているように、オバマ上院議員と私との違いは、マケイン上院議員や共和党との違いよりもずっと小さいものです。

I have said throughout the campaign that I would strongly support Senator Obama if he were the Democratic Party's nominee, and I intend to deliver on that promise.
私が選挙戦を通して、オバマ上院議員が民主党の大統領候補に選ばれた暁には、強力に彼を支持すると申し上げてきました。そして私はその約束を守るつもりです。

When I decided to run for president, I knew exactly why I was getting into this race: to work hard every day for the millions of Americans who need a voice in the White House.
私が大統領選に立候補すると決めたとき、その理由について明確にわかっていました。それは毎日、ホワイトハウスへ何百万の人々の声を届けるために毎日一生懸命働くのだと。

I made you -- and everyone who supported me -- a promise: to stand up for our shared values and to never back down. I'm going to keep that promise today, tomorrow, and for the rest of my life.
私を支持してくださったすべての人に、私は約束しました。私たちが分かち合う価値観のために立ち上がり、決して後退しないと。私はその約束を守り続けるつもりです。今日、明日、そして私の残りの人生すべてをかけて。

I will be speaking on Saturday about how together we can rally the party behind Senator Obama. The stakes are too high and the task before us too important to do otherwise.
私は土曜日に、いかにオバマ上院議員のもと民主党が結束できるかについてお話しようと思います。競争はとても高く私たちの前にある任務はとても重要なのです。

I know as I continue my lifelong work for a stronger America and a better world, I will turn to you for the support, the strength, and the commitment that you have shown me in the past 16 months. And I will always keep faith with the issues and causes that are important to you.
私はより強いアメリカ、よりよい世界を目指す人生をかけた仕事を続け、支持や強さや16ヶ月もの間私に見せてくださった献身をみなさんにお返ししたいと思います。そして私はいつも信念を持って、みなさんに重要な問題や理想にあたっていきます。

In the past few days, you have shown that support once again with hundreds of thousands of messages to the campaign, and again, I am touched by your thoughtfulness and kindness.
この2、3日、みなさんは選挙戦に対し何百万ものメッセージを寄せていただき、もう一度、熱い支持をみせてくださいました。もう一度、私はみなさんの思いや親切を感じています。

I can never possibly express my gratitude, so let me say simply, thank you.
どんなに言葉を尽くしても私の感謝のことばを語り尽くすことはできません。ですから簡単にお礼をのべたいと思います。ありがとう。

Sincerely,
敬具

Hillary Rodham Clinton
ヒラリー ロダム クリントン

ネットゲリラさんには「亭主を寝取られる間抜け」と罵られ、株式日記さん経由日高義樹氏には「ウオール街から嫌われたヒラリー」と指摘され、さんざんなヒラリー。「亭主を寝取られる間抜け」ってまあその通りなんだけど、こういう問題は亭主のほうに一義的に責任があると思うんで、そこは勝手な男の言い分ですよとかばってやりたい気持ちもある。ある意味、ヒラリーが結婚する相手を間違えたのかもしれないんで。でも今回の選挙戦で、ビルがかなりヘタレで、ヒラリーは我の強さでは世界最強であることがわかったんで、ビルじゃなきゃヒラリーと結婚しなかっただろうし、結局、自業自得なんだろう。あ、かばえなかった(苦笑)。

アメリカの雰囲気としては、ブッシュークリントンーブッシュークリントンは嫌っていうムードがやはりあったらしい。それから選挙戦総括を見ていて思ったのだが、オバマはあまり揺るがないんだが(まあチェンジしか言ってないし)、そのまわりでヒラリーがほめたり怒鳴ったり泣いたりしていて、どうも一人で空回りしている感じがした。

ただ、1年前の今ごろはヒラリー大統領が確実視されていたのに、予備選に入ったとたん、のどから手が出るほど欲しかった地位への道が、ぼろぼろと崩れ落ちていくのを目の前で見るのは辛かっただろうなとは思う。だから一生懸命になり、攻撃し、人格が疑われ、滑稽にすら見えるようになったわけだ。だから、もっとエレガント路線とりゃよかったんだよ。エレガントに皮肉るくらいでよかったのに、shame on youだからねえ。

まあ、そんなわけで、ようやく落ち着きそうな民主党だが、共和党は着実にオバマ攻撃を始めそうな感じ。

ワシントンポスト Rezko Convicted of Influence Peddling
http://blog.washingtonpost.com/the-trail/2008/06/04/rezko_convicted_of_influence_p.html

でた、レズコ問題。新聞ではレツコっていっているようなんで、そっちに変えてもいいんだが、まあいいや。ヒラリーもあげつらっていたこの問題が、またぞろ出てきましたよ。レズコが有罪だって。レズコ問題についてはこちらのエントリで。

ヒラリー陣営の謀略とコメディ
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2008/03/post_5190.html

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June 05, 2008

オバマが民主党の大統領候補に

既にニュースが伝えているが、オバマが民主党の大統領候補となることがほぼ確定した。

ロイター 民主党の大統領候補指名争い、オバマ氏が歴史的勝利
http://jp.reuters.com/article/usPresidentialElections/idJPJAPAN-32090820080604

いや〜昨年2月の立候補演説を見ての感想エントリ「オバマはケネディの再来か」に「オバマ来るかもよ」と書いた私だが、本当にオバマがノミニー(ここでは党の候補者という意味)になっちゃったわけだ。賭けときゃよかったねえ。

相変わらずヒラリーは、今日は何も決断しないだの、副大統領になりたいだの言っているらしい。ヒラリーは好きじゃないが、辛いだろうから仕方ないなとは思っていたのだが、これを読んで考えが変わった。

中日 クリントン氏と会談へ 米大統領選 オバマ氏、和解模索
http://www.chunichi.co.jp/article/world/news/CK2008060502000052.html

米メディアに対し「クリントン氏は非公開でオバマ氏と早期に会談したいと言っている」と指摘。その上で「クリントン氏はオバマ氏が会談で腹の内を見せなければ、彼の勝利を認めない」と述べ、副大統領候補に起用しない場合は選挙戦を継続する考えをにじませた。

あのな〜。怒るぞ。副大統領になりたいというのは、オバマが暗殺されたら大統領になれるから?? 確かにオバマが大統領になれば、暗殺の可能性は従来の大統領以上に高いから、そういう意味では大統領に一番近い人になるしね。4年待たなくてもすむし。プリズンブレークでもあったなあ、そんなの。

NYT Clinton's Vice Presidential Campaign
http://blog.washingtonpost.com/the-trail/2008/06/04/clintons_vice_presidential_cam.html?hpid=topnews

白人の男性がいいんじゃないすかねえ。普通に。エドワーズとかゴアとかバイデンとかリチャードソンとかでいいんじゃね? よくわからんが。

でヒラリー敗北の理由をいろいろ上げているわけだが。

読売 クリントン氏「守りの選挙戦」に終始、独自色出し切れず
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080604-OYT1T00966.htm

ワシントンポスト Strategy Was Based On Winning Delegates, Not Battlegrounds
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/06/03/AR2008060304268.html

ヒラリーはあたらしみもなく、かつ党員集会とかの小さめの共和党の州には来なかったそうで。

すでにマケインとの闘いに焦点をあてているオバマは、今日の勝利宣言はミネソタ州セントポール、共和党の党大会が行われる会場で会見をしたようだ。

マケインとオバマ。どうなんすかね? とりあえず日本にとっては中国好きのヒラリー以外ならOKなんだろうと思う。でもオバマのバックは割にカーター時代の人が多いような気がする。カーター時代ってどうだったんだろう? 

とりあえず産経はアジア重視をだそうです。

産経 【主張】米大統領選 アジア外交で論戦展開を
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080605/amr0806050312003-n1.htm

時間がないのでこの程度で。

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June 04, 2008

今日で予備選終了なんだが…

サウスダコタとモンタナの予備選で、とりあえず、米民主党の大統領予備選は終わるわけなんだが、さて、ヒラリーはどうするだろうか…。

民主、最後の予備選投票 クリントン氏、敗北宣言へ・AP報道
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080603AT2M0303Q03062008.html

お?と思ったが良く読むと、こんなくだりが。

クリントン陣営は直ちに「AP報道は不正確で、クリントン氏は今夜撤退しない」との声明を出した。

やはり、と思っていたらCNNにこんな記事が!

Lawmakers: Clinton says she's ready to be Obama's VP
http://edition.cnn.com/2008/POLITICS/06/03/election.democrats/index.html

やめてくれ…。もう、あの暗殺発言で、副大統領の可能性はなくなったと思ったのに。一説には、オバマがヒラリーが拒否することを前提に副大統領のオファーを出すなんて案もあったらしいのだが、私は、ヒラリーはそんなこと言っても受けちゃうかもよ〜と思っていた。だからやっぱり…という感じ。それとも、「そんなのダメよ」というヒラリー側の意思表意か?

オバマはとうとうあの教会をやめて、本戦に備えている。

東京新聞 オバマ氏、黒人教会を脱会 牧師問題発言で批判受け 白人層支持回復図る
http://www.tokyo-np.co.jp/article/world/news/CK2008060202014502.html

しかし今回の件で思ったのは、アメリカの教会って品がないところも多いなと。マケインもそれで困っているみたいだし。まあ、過激な説教、面白い説教は教会に足を運ばせる力にはなると思うけど、宗教的なことが武器になる大統領選では微妙な存在だ。

ということで、もうすぐ予備選も終わりです。長かったなあ。

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June 02, 2008

プエルトリコはヒラリー

プエルトリコは55票あるわけで、67.9%ヒラリーが取って勝ったわけだ。ヒラリーが38票、オバマが17票かな。21票詰めたね。プエルトリコはヒスパニックが多くて、ヒスパニックにはなぜかヒラリーが強い上に、ビルが人気だから当然といえば当然の勝利だ。

NYT Clinton Wins Puerto Rico, but Her Fate Is Still Uncertain
http://www.nytimes.com/2008/06/02/us/politics/01cnd-campaign.html

今、ヒラリーの会見をCNNで聞いているんだけど、「私は得票数で勝っているわ」とかなんとか言っている訳だ。だから、ミシガンもフロリダも、オバマにハンディがあるし、それはフェアじゃないだろ〜、といってもむなしいな。ヒラリーだってそんなの十分わかっているし、聞くつもりないから。

ヒラリーったら、まだすべての票を集計しろとまだ言っているし。悪いんだが、共和党だってフロリダとミシガンは半分くらいしか与えてないけどね。団結とかも訴えているけど、結局、団結をダメにしているのはヒラリーなんだがね。

ヒラリーの後ろに後光が射しているポスターがあって、なんだか、チェ・ゲバラっぽいと思うのは私だけ?(苦笑) 顔を2色にしているからかなあ。ポップといえばポップである。

これまでの獲得代議員数は2118
オバマは2068
ヒラリーは1905

163まで詰めましたね。あとはスーパー代議員でがんばってください。ええ。

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June 01, 2008

グラベルおじさん、政界引退

ちょっと前にリバタリアン党からボブ・バーという元下院議員が大統領選に立候補するという話が出ていた。

朝日 ボブ・バー元下院議員、小党から出馬表明 米大統領選
http://www.asahi.com/international/update/0513/TKY200805130406.html

リバタリアン党から出るということなんだけど、リバタリアン党は民主党をやめたマイク・グラベルが出るんじゃなかったっけと思っていた。しかしどうも、リバタリアンはバーのほうを選んだようで、グラベルおじさんは引退するようだ。

マイク・グラベルオフィシャルサイトより
Thank You
http://www.gravel2008.us/content/thank-you

We want to thank you for the support and dedication that has sustained us throughout Mike's campaign.  On Sunday, May 25th, Mike knew that his career in politics would either continue through November or end at the Libertarian convention.  Though Mike's career in active politics is now over, we know his message does not end here.
マイクの選挙戦継続へのご支援と献身に感謝を述べたいと思います。5月25日、日曜日に、マイクは彼の政治人生は11月まで続けるか、リバタリアン党の会合で終えるかであることを知りました。マイクの政治活動はこれで終わりますが、彼のメッセージが消え去ることはないでしょう。

詳しくは暗いニュースリンクさんで。
マイク・グラベル、選挙活動の継続を断念
http://hiddennews.cocolog-nifty.com/gloomynews/2008/05/post_1911.html

そんなわけで、グラベルおじさんは引退することになった模様なんだけど、消え去ることがない彼のメッセージは次のビデオだそうです。

Power to the people.  Give peace a chance.

ジョンでつか。オバマガールとの共演といい、グラベルおじさんのノリはなかなかよかったのに残念です。

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フロリダ、ミシガン決着 女性票はマケインに?

31日夜に行われた民主党の党規委員会でミシガンとフロリダの票について結論が出たようだ。

ミシガンとフロリダは、党規に反して予備選挙を早めたために、8月の党大会に代議員が送れないというペナルティを与えられていたのだ。このため、ミシガンではオバマやエドワーズは投票用紙に名前も書かれていなかったし、フロリダで選挙活動をしたのはヒラリーだけだった。

党規委員会の結論はそれぞれの票を半分だけ復活。しかもミシガンは、投票用紙に名前のなかったオバマにも票を割り振った。ヒラリーは全部の票を数え、しかもミシガンは自分の分はそのままで、オバマはゼロを主張していたんだけどね。これはさすがに失笑ものだったらしく、政治もののポッドキャストを聞き流していたら、「ヒラリーはミシガン票を数え直すのにオバマゼロを主張しているんだけど(爆笑)、どうなるかしら」なんて質問をしていた(英語なんで多分…)くらいなんで、ひんしゅくを買っていた模様だ。つうか、あとからルール変えるなよ。

でもヒラリーがちっとも負けを認めないので、党規委員会が考え直すことにしたわけだ。

で、実際はどんな得票だったかというと。

ミシガン
ヒラリーは55.2%取っていて、浮動票というのか、uncomittedが40.1%、クシニッジが3.7%、ドッドが0.6%、グラベル0.4%。ヒラリー以外は44.8%だ。あるはずだった代議員数は128。

フロリダ
ヒラリーが49.8%、オバマ32.9%、エドワーズ14.4%。あとは1%未満である。あるべき代議員数は185。

で、党規委員会の裁定では次のようになったようだ。
ミシガン
ヒラリー69
オバマ59

フロリダ
ヒラリー105
オバマ67

結局、両方を足した分の半分の代議員を獲得したので、ヒラリーは87、オバマは63を得た。その差は24。多少縮まったが、逆転するには足りない数字だ。

総数はCNNによると以下の通り
オバマ2051(327)
ヒラリー1877(291)
半数は2118。残りは4州65代議員らしい。

これでは劣勢には変わりないわけで、ヒラリー側はとってもがっかりしているようだ。まあ、がっかりしている人は白人女性が多くて、泣いている人もいたし、「これで民主党は女性票を失ったわ。マケインに入れるわよ」なんて言っている人もいたんだけど。

NYTの時系列レポートにこんなくだりも。
http://thecaucus.blogs.nytimes.com/2008/05/31/the-dnc-deliberates/index.html?partner=rssnyt&emc=rss

    Supporters of Mrs. Clinton jeered the decision, loudly booing and hissing the members of the group as their faces were shown on a large screen in the room.
ヒラリー支持者はこの決定にやじった。大声でブーイングしシーっとやじる(?)そのグループのメンバーの顔は、部屋の大きなスクリーンに映し出された。

    One woman, wearing a blue “Team Hillary” shirt, shoved a man in a suit and tie with a small Obama button on his lapel. Another woman in a white Clinton shirt hung her head in her hands.
チームヒラリーの青いシャツを着た女性は、襟に小さなオバマのボタンをつけていたスーツ姿の男性を押した。白いクリントンシャツを着た女性は頭を抱えていた。

    “That was a crime!” a man shouted. “McCain in 08! McCain in 08!” a woman yelled from the back of the room. “No-bama! No-bama!”
「これは犯罪だ」ある男が叫んだ。「08年はマケイン、08年はマケイン」ある女性が部屋の後ろで叫んだ。「ノーオバマ、ノーオバマ」

は〜。なんかすごいことになってますな。

確かに、女性が不平等だった時代は長かったし、今だって平等じゃないし、アメリカは想像以上にマッチョ信仰があるから、結構、男尊女卑なんだよね。偉そうに自由の国を標榜するわりには。

だけど後だしじゃんけんで女性が大統領がなったところで、ろくなことはないと思うけどね。ヒラリーはこの決定に不服を申し立てるんじゃないかとも言われているが、民主党もそろそろ我慢の限界では?

初の女性大統領はものすごく立派な人がいいな。でも、それはヒラリーじゃない。だってヒラリーの所業は、アメリカの子供の世界でもこれはダメらしいんで。

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