« 地方を殺すシステム | Main | その名もパトリオットゲーム »

June 29, 2008

ユニティーでユニット

オバマとヒラリーが登場したそうで。

ワシントンポスト New Campaign for Democrats: Unity
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2008/06/27/AR2008062700475.html

NYT Obama and Clinton Hold First Post-Primary Event
http://www.nytimes.com/2008/06/28/us/politics/28obama.html

「オバマはアメリカンドリームを体現した」「ヒラリーは私たちの娘たちに何でもできるのだと証明した。ハイヒールをはいても大統領になれると」てな感じで(まあ私のプアな聞き取り能力なんで、適当だが)たたえ合ったってわけだ。2人が登場したその町の名もユニティー。そんなまちがニューハンプシャーにあるとは驚いたが。

ヒラリーってこういうとき、とても立派に見えるので、好感を持ってしまうのだが、問題はヒラリーの支持者だ。なんか、終わったあとけんかしたらしいよ。オバマコールもヒラリーコールになったりしているし。まあ、コールは別にいいんだけど。

マケインはそんなヒラリー支持者に食指をのばしているわけで、CNNによるとヒラリー支持の帽子をかぶった女性がマケインの集会に来ていたらしい。でもまあ、そんなのいくらでも仕込めるしな。それより、そんな話をしていたマケインの演説途中、後ろに座っている若い女性が、思いっきりあくびをしていたのが笑えた。つまんないんだね。マケイン。

オバマは支持者にヒラリーに寄付するように呼びかけているし、自分も個人献金ではアッパーの2300ドル、つまり25万円くらいを寄付している。ミシェル夫人も献金しているし、つまり50万円くらい寄付したのだ。ヒラリーの借金を返すために。

無理矢理最期まで予備選を戦ったヒラリーの借金は、自己資金を除く第三者に対する債務は約1000万ドル。まあね、10億円くらいならヒラリーとビルで講演会行脚でもすれば返せそうな気もするし、そんなの自分が悪いんじゃんと思うんだが、ちょっとでも役にたてばクリントン夫妻も感謝してくれるだろうし、ヒラリー支持者も渋々でも納得してくれるだろう、ということなんだろう。

オバマの場合、選挙資金が潤沢なので、オバマは公的資金を使わないと表明しているらしい。

産経 オバマ氏、公的資金を初めて辞退
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080620/amr0806200816001-n1.htm

公的資金を受けてしまうと資金に上限ができて、せっかくの莫大な寄付が使えなくなるので辞退することになったわけだが、すごいのは、公的資金が8000万ドル、86億円ってところだ。なんというか額が違うなあ。これがあったからこそ、ヒラリーは何がなんでも候補になりたかったんだろう。借金なんてチャラにできるし。

しかもオバマのほうは2億ドルを集められるらしい。確かに、アメリカの人口は3億人くらいなんで、その7割が大人で、その半分が民主党員だったとすれば、一人2ドルくらい献金すれば2億ドルくらいはいくわけだ。で、公的資金を入れると2億8000万ドルが手元に残る算段だが、使えるのは8400万ドルに制限されてしまうため、8400万ドルと2億ドルを天秤にかければ2億ドルってことなんだろう。いずれにせよ史上最高額が大統領選に費やされることになるそうだ。

とにかくすごい額なんだが、だからって、ヒラリーの借金をこれで返してやるわけにはいかないらしいので、ヒラリーにも献金してねってことらしい。でもヒラリー支持者があれじゃあね。

さてクリントンでもビルのほうは、この間、渋々オバマ支持を表明していたわけだが、何をすねているんだろうか。思うに、ケネディの再来がオバマだったって言われていることかな。まあ、どうでもいいですが。

|

« 地方を殺すシステム | Main | その名もパトリオットゲーム »

ニュース」カテゴリの記事

経済・政治・国際」カテゴリの記事

米大統領選」カテゴリの記事

Comments

ysbeeさん、こんにちは。怒涛の更新には頭が下がりっぱなしです!

ユニティーでの集会はやはりヒラリー支持者が多い集会だったんですね。なんだか中途半端な声援だなあと思っていたので、納得がいきました。

献金はウェブだと25ドルからでしたか。日本国籍では献金できないようなので(当たり前か)、あまりちゃんと見てませんでした。3ドルのおばあちゃんの話は結構、初期のころ言われていましたが、ちゃんと税金用のタグがついていたとは。その部分は税免除されるってことですよね。そのあたりがアメリカ人らしい。

3ドルでも民主党支持者の半分(ヒラリー支持者以外)が寄付すれば1億5000万ドルくらいは行きそうなので、まだまだのりしろはありそうですね。日本人的に見ると、そんなに選挙にお金を使うくらいなら、それをオバマが訴えている学校とか医療とかインフラとかに使ったほうがいいと思いますが、しょうがないですね。勝たなきゃ意味ないんだし。

Posted by: JIN | July 01, 2008 12:52 PM

JINさん、おしばらく!
あの日はしっかりテレビ中継見てました。
ところが、なんとなくいつもオバマの集会とは違うんですね。ヤジの入れ方なんかが、なにかとてもミーハーなんですよ。おまけに、JINさんも書いてるように、オバマ…オバマ…からヒラリー!ヒラリー!にすぐ変わって、黄色い声援だし……

要するに、あれはニューハンプシャー中のヒラリー支持者が集まった集会だったんでは? オバマの時より声援がオクターブ高くて、「うそんこ」くさかったです。

しっかし、JINさんの評論は、まんまアメリカ人が言ってる状況そのまんまをよく掴んでますね。資金のところの駆け引きの微妙さが、実に良く説明できてる!
オバマのドネーション(寄金)はサイトだと25ドルからですが、米人はよくチェックを切るので、個人の小切手だとピンキリであるみたいですよ。

特に、オバマが予備選の頭から繰り返していたエピソードで、どこかの83才だかのおばあちゃんが、厳しい老後の財布の中からやりくりした「3ドル」の小切手をオバマに送ってきて、それにはちゃんと税金用のタグがついていた、という話があります。
つまり、たった3ドルだけど、それでも必死で政治を変えてくれと送ってきているというシンボリックな話なんですが、それまで献金と言えば数千ドルという団体での献金が主だったので、「3ドルでもいいのか」という発想の大転換がありまして、これでどっと支持者全員がサイトで献金した訳ですよ。

これまでの公表ではオバマへの献金者が125万人とか150万人とか言われています。毎日増えているので、確定数字がどんどん変わっている証拠でしょう。
私も選挙のこと書きたいんですが、どうも中東やパキスタンで戦争の前触れみたいな事件が続くので、緊張したままです。ここ当分、大統領選は JINさんにおまかせですね。

Posted by: 米流時評 ysbee | June 30, 2008 04:30 PM

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack


Listed below are links to weblogs that reference ユニティーでユニット:

» 貴州省で暴動発生!当局の殺人隠蔽に1万人が抗議 [米流時評]
   ||| 貴州省瓮安で1万人の暴動発生 ||| 貴州省瓮安で暴動発生!地元住民1万人が 地方共産党本部を焼討ち 15才少女死亡事件を当局が自殺偽装、政府警察側の殺人隠蔽に抗議 米国時間2008年6月29日04時19分 | ロイター通信・北京支局発 | 訳『米流時評』ysbee 29日日曜の新華社通信の報道によると、現地時間で28日土曜、中国南西部の貴州省瓮安(ウェンアン)県で、15才の少女の死亡事件を政府警察当局が隠蔽した疑惑に端を発して、地元住民が抗議のため共産党政府の地方本部... [Read More]

Tracked on June 30, 2008 06:30 PM

« 地方を殺すシステム | Main | その名もパトリオットゲーム »