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October 12, 2008

ネガティブキャンペーン発火中

マケイン陣営も大変である。だって10ポイント以上も引き離されちゃったから。

AFP オバマ氏優勢、初めてマケイン氏に10ポイント以上の差 ニューズウィーク誌調査
http://www.afpbb.com/article/politics/2527239/3410269

Newsweek Pulling Away
http://www.newsweek.com/id/163339

データを見てみたけど、確かに11ポイントも引き離しているんだが、じゃあオバマの地滑り的勝利かというとそうでもないような気がする。無党派層の支持はマケインのほうが多い。それに対象者に民主党員の比率が多いんだし。それよりも注目しなければいけないのは、白人だとほぼ互角でマケインのほうが支持が1ポイント上回るのだが、非白人は7割がオバマ支持ってとこ。つまり普通に聞いてりゃオバマのほうがいいんだけど、白人の中では葛藤があるということだろう。あるいは社会的弱者はオバマ支持、中小・零細企業を運営しているような中間層の白人にはやはりマケイン支持者が多いってことなんじゃないだろうか。

経済がこんなんなっても白人ならば安心なんて、古き時代へのノスタルジーじゃね?と言ってやりたくなるわけだが、アメリカにとってやはり人種差別を乗り越えられるかどうかは大きな課題なんだろうな。こんな記事もあるくらいだから。

毎日 米大統領選:オバマ氏中傷ヤジにマケイン陣営苦慮
http://mainichi.jp/select/today/news/20081012k0000m030023000c.html

最近の遊説ではオバマ氏を「売国奴」「テロリスト」と叫ぶ「人格攻撃」や、共和党副大統領候補のペイリン・アラスカ州知事の遊説では「彼を殺せ」の暴言や黒人差別的なヤジが相次ぎ、殺気立った空気という。

 マケイン氏は当初、聴衆のヤジに「オバマ氏は過激で極左」と応じていたが、あまりのエスカレートぶりに10日は「礼儀正しくしよう。オバマ氏は立派な人物で、怖がることはない」と支持者をなだめにかかった。

 しかし、逆に支持者の怒りを買い、マケイン氏がブーイングを浴び、これを陣営スタッフが「マケイン!」の合唱でかき消そうとする異様な雰囲気。支持者は「超党派的活動」を訴えるマケイン氏に冷ややかで、かつて反政府過激派メンバーだった大学教授がオバマ氏の支援者だったことを追及し「攻撃的」になるよう迫っている。

そのシーンがこれ。

マケインが必死でオバマへの中傷を否定していて、少々気の毒だ。身から出た錆ではあるが。

マケイン陣営のネガティブキャンペーンが、共和党支持者の自らの不満をドロドロした人種差別感に覆いかぶせて、オバマにぶつける根拠になってしまっている感がある。自分たちの不満のもとは、グローバル化を押し進めたクリントン、その上、むやみな戦争を始めたブッシュ双方の大統領の政策のせいだと思うんだが、それをオバマへの人種差別感とオバマの知性へのやっかみにすり替えているところに、マケインが燃料落としているからなあ。

こんな事件まで起きてるし。
GIGAZINE オバマ氏のTシャツを着ていたために銃で撃たれる
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20081008_shot_for_wearing_obama_tshouts/

ペイリンも大変なようだ。
毎日 アメリカの選択:08年大統領選 職権乱用疑惑「ペイリン氏、州法違反」
http://mainichi.jp/select/world/news/20081012ddm007030134000c.html

ところで、冒頭の世論調査だが大統領の支持率も調査していて、ブッシュの支持率25%だったそうだ。史上最低かと思ったらニクソン23%、トルーマン22%がいた。下には下がいるもので。

追記:
書くのを忘れてたけど、第二回討論会見ました。感想は…どっちの勝ちでもいいけど、あんまり面白くなかったね。相手の非難に反論できないのでは、議論にならない。

CNNではどちらもお互いが好きではないんだろうと言っていたけど、上記ビデオを見た感じでは、あんまり悪口を言い合うのが好きじゃない二人が懸命にそれをやっているという感じ。ま、しょうがないんだけど。

追記2:
gooの加藤さんも書いてましたね。ロード・オブ・ザ・リングのゴラムのようだとジョン・スチュワートが言ったらしいです。

コラム「大手町から見る米大統領選」
「ゴラム」化するマケイン候補 オバマ中傷に「善玉」久々
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20081012-01.html?C=S

追記3:
産経 心変わりする?白人有権者の動向懸念 米大統領選
http://news.goo.ne.jp/article/sankei/world/m20081012015.html

ある民主党選対関係者が提起するのが、1月8日の同党ニューハンプシャー予備選だ。オバマ氏は直前の世論調査でヒラリー・クリントン上院議員に10ポイント近く差をつけたが、実際はクリントン氏が勝利した。

ニューハンプシャーはヒラリーの涙効果が大きかったと思うけど、ブラッドリー効果はあるかもねえ。CNNが労働組合の集会の「黒人だから投票できないという発言は良くない」などという発言を取り上げるくらいだから。だから、選挙はフタを開けてみないとわからないんだなあ、やっぱり。

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