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December 03, 2008

オバマ人事12月3日版

ご存知の通りオバマが外交と安全保障の人事を発表したんだが、ヒラリーが国務長官、ゲーツが国防長官留任、司法長官はホルダー、国土安全保障長官がナポリターノ、国連大使がライス、国家安全保障担当補佐官がジョーンズってことでござる。

NYT Obama Unveils His National Security Team
http://www.nytimes.com/2008/12/02/us/politics/02obama.html

ロイター Obama names Clinton, Gates to lead foreign policy
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSTRE4AT26E20081201

リチャードソン 商務長官に就任 正式発表
CNN Obama to nominate Richardson for Cabinet
http://edition.cnn.com/2008/POLITICS/12/02/richardson.commerce/index.html

で、まとめてみると以下の通り
<12月3日現在>
国務長官 ヒラリー・ロダム・クリントン(上院議員)
国防長官 ロバート・ゲーツ(留任)
国家安全保障担当大統領補佐官(NSC) ジェイムズ・ジョーンズ (前北大西洋条約機構(NATO)最高司令官)
財務長官 ティモシー・ガイトナー(ニューヨーク連邦準備銀行総裁)
厚生長官 トム・ダシュル(元上院院内総務)
商務長官 ビル・リチャードソン(ニューメキシコ州知事)
司法長官 エリック・ホルダー(元司法副長官)
国土安全保障長官 ジャネット・ナポリターノ(アリゾナ州知事)
国連大使 スーザン・ライス(元国務次官補)
国家情報長官 デニス・ブレア (退役海軍大将)
国家経済会議(NEC)委員長 ローレンス・サマーズ(元財務長官)
経済諮問委員会(CEA)委員長 クリスティーナ・ローマー (カリフォルニア大学バークリー校教授)
経済回復諮問会議(新設)議長 ポール・ボルカー(元米連邦準備理事会(FRB)議長)
復興会議事務局長 オースタン・グールズビー(シカゴ大教授)

大統領主席補佐官 ラーム・エマニュエル(民主党下院議員)
大統領上級顧問 デビッド・アクセルロッド(選対本部選挙キャンペーン担当首席ストラティジスト)
大統領報道官 ロバート・ギブス(選対本部コミュニケーション担当ディレクター兼報道官)
ホワイトハウス広報担当大統領補佐官 エレン・モラン(女性団体エミリーズ・リスト・エグゼグティブディレクター)
広報担当次席補佐官 ダン・ファイファー(次期米大統領政権移行チーム広報任者)

発表当日の1日、日本時間2日の午前12時をすぎてCNNは通訳なしになっていたので、仕方なくBBCで生中継をみていたんだが、ヒラリーがとても嬉しそうだった。気合いも入っていたし、なんだかまるで大統領のようで、いろんな人がいう懸念を思い出した。

その懸念というのは、結局外交はヒラリー中心になるのではないか〜というものだ。オバマは内政で手一杯になるだろうから。

ジェイムズ・ジョーンズ国家安全保障担当大統領補佐官はマケインの部下であり、ゲーツ国防長官はブッシュ政権の引き継ぎである。リンカーンばりのチーム・オブ・ライバルズらしいんだが。このメンバーだと外交や安全保障についてはあまり変わらないか、ヒラリー入りで少し中国寄り(苦笑)になる見通し。ロシアはヒラリーが与し易くない人物という表明をしているし、中国ときたらヒラリーの国務長官就任で電報送ってる。

で、まあ評論などを読んでみると、人事の目玉はやはりヒラリー。オバマがこだわったということなんだけど、ジョーンズが抑え役のようです。

gooロイター 焦点:米国務長官へのクリントン氏起用、オバマ政権にとってリスクも
http://news.goo.ne.jp/article/reuters/world/JAPAN-351819.html?C=S

原田武夫:ヒラリー・クリントンと代替エネルギーの「潮目」
http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2008&d=1202&f=business_1202_022.shtml

産経 クリントン国務長官「5つの?」 
http://sankei.jp.msn.com/world/america/081202/amr0812022159017-n1.htm

ヒラリーは外交経験がないってどこかイギリスの新聞が書いていたと思うんだけど(苦笑)、それは見つからないので仕方ないとして、一様に中国寄りになるだろうとみているわけだけど、面白いのは原田武夫氏。ヒラリーで原子力が出てくるそうです。

ちょっと古いけど、もう一つの目玉、ラーム・エマニュエルについてはこちら。

中岡望の目からウロコのアメリカ
オバマ大統領首席補佐官ラーム・エマニュエルとは何者か
http://www.redcruise.com/nakaoka/?p=267

goo フィナンシャルタイムズ
チーム・オバマ、いざ業務開始――フィナンシャル・タイムズ
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20081116-01.html

テレビドラマ「The West Wing(ザ・ホワイトハウス)」に登場するジョシュ・ライマン(異様に活動的で、舌鋒鋭い大統領補佐官)は、エマニュエル氏をモデルに作られたと言われている。

オバマ次期大統領、初の記者会見+初のジョーク+初の失言(?)コラム「大手町から見る米大統領選」(69回目)
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20081108-01.html

なぜなら、米ドラマ「The West Wing(ザ・ホワイトハウス)」を観たことのある人はもう分かると思うのですが、「ユダヤ系の戦略担当、剛腕な実務家で、取引成立のためにはあらゆる手段を駆使する、共和党からは毛嫌いされている民主党の闘犬」とくれば、もう彼しかいないでしょう。ドラマでの主役のひとり「ジョシュ・ライマン次席補佐官」にそっくりでしょう(少年時代、バレエ・ダンサーに憧れていたところまで一緒)。

それもそのはず、ジョシュのモデルが、このラーム・エマニュエル氏だと言われているのです。ラーム氏の弟アリは、辣腕ハリウッド・エージェントで、「The West Wing」をそもそも作ったアラン・ソーキンと、ジョシュを演じた俳優ブラッドリー・ウィットフォードのエージェントでもある。そして「ジョシュ」はそもそも、作り手の(日本でいうところの)マネージャーの兄さんをモデルに作られたキャラクターだったと言われています。

ジョシュは「大統領のためには自分が汚い仕事をするのだ」というタイプです。ドラマでは汚い仕事をして失敗していることが多いわけだけど(苦笑)、嫌われ者ということになっています。でもなぜか優しい男に描かれていますけどね。

というわけで、優しいオバマと恐いエマニュエルという役回りを演じると思われます。

とりあえず、時間がないので、今日はこのへんで。

★ところで、ビルがヒラリーの代わりに上院議員になるって噂もあるらしいっす。

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