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March 08, 2009

米策捜査のにほひ

今日のサンデープロジェクトに田中眞紀子が出ていた。テーマは西松建設案件における小沢秘書逮捕事件。眞紀子はこれはロッキード事件と同じで、国策捜査といってもその「国」は日本ではないのではないか、という見方を示していた。もちろんアメリカであると断言はしていないが、みんながハッキリ言えないことを明言する眞紀子はやはりすごい。

眞紀子が例示するのはロッキード事件の発端なんだが。

日暮れて途遠し
謀略ロッキード事件
http://blog.goo.ne.jp/taraoaks624/e/f7b1ee98db495ad382c39ee9990d4d8a

[ワシントン5日毎日支局]昨年夏の暑い日、ワシントンにある米上院外交委多国籍企業小委員会(チャーチ委員長)事務所に小包が届けられた。開けてみると、なんとロッキード航空会社の極秘書類がぎっしり詰まっていた。4日同小委員会はロッキード社の贈賄を裏付ける同社とアーサー・ヤング会計事務所の重要書類を含めた46ページの報告書を公表したが、これらの書類はほとんどがこの小包に入っていたと見られる。
同小委は「これらの書類が誤って配達されて来た」ことを明らかにしたが、ロッキード社にとっては絶対、部外者には見せられない極秘書類がなぜこともあろうに多国籍企業のお目付け役である同小委に配達されたのか、全くミステリーというほかはない。ロッキード事件はSEC(アメリカ証券取引委員会)が一年以上前から極秘のうちに調べていた事件である。誤配は半年前のことだが、果して単純な配達ミスなのか、「誤配」を装って極秘文書を議会の多国籍企業小委のチャーチ委員長に送りつけたのか。ロッキード事件の極秘資料を見れば田中角栄の不正が分かる。

ここで引用されている記事を取り上げたわけじゃないけど、眞紀子は、このチャーチ委員会に「誤配」された小包を開けたら、たくさん証拠がでてきました、というウソのような話が発端だと、指摘している。このとき、田中角栄だけじゃなくて他国の不正の証拠もたくさんでてきたらしいんだが、そんな怪しげな証拠は他国は無視したらしい。ところが日本だけが取り上げた。当時首相だった三木を悪者にしていたが、本当のところはどうかわからない。CIAと検察は勉強会もしているらしいからな。田中角栄は日中国交正常化、石油独自掘削など、アメリカ側の意向を聞かず日本独自で動こうとしたので失脚させられた、ともいわれている。

今回の小沢の秘書逮捕も選挙前の一番大事な時だっただけに、民主党側は国策捜査だと言っているし、漆間官房副長官が「自民党に捜査が及ばない」などと言ったことが問題になっている。だけど結局、自民党にも波及しているわけだ。逮捕者が出なくても二階経済産業大臣が調べられるとなれば、それでなくても悪いイメージのさらなる悪化は免れないわけで、だから官邸に積極的にこの問題を大きくして、メリットがあるとも思えない。

こんな報道だってあるし。

共同 二階経産相側を聴取へ  来週にも会計責任者ら
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009030701000808.html

というわけで、民主も自民も一括してやられているわけだ。まあ、旧田中派のみなさんなわけだけど、一番得をしているのが、かんぽの宿の事件が見えなくなってしまった外資族=清和会だ。というわけで、これもアメリカ様の陰謀なんじゃないかと言われている。

この疑いをさらに深めてしまうのは、ガセだったのかもしれない「小沢側が西松建設に献金請求書を出していた」というニュースを抜いたのが読売新聞だったという点。読売新聞といえばトップが自民・民主大連立を画策したかと思えば、麻生政権成立を一応後押しし、と思ったら記者が中川(酒)もうろう事件の直前に酒の席に出席しているわけですね。まあ、(酒)の件はよくわからないけど、最近、トップがあからさまに政治的に動いているわけで。読売はCIAの資金によって作られたという話もあって、オルタナティブ通信さんのところをリンクするのもなんなので、本があるから後ろにリンクしておく。そして、今回の請求書の件についてはこんなうわさがあるらしい。ネットゲリラさんのところの2chのコピペなんで真偽は不明だけど、トップダウンのスクープだった?って話。

ネットゲリラ
あっ! と,驚くような情報
http://shadow-city.blogzine.jp/net/2009/03/post_0252.html

●5日の読売新聞のトップ記事は,大見出しで…,
 「小沢氏側が献金請求書」
 これは読売の “トップ” から 「(ウラ取りは)いいから載せろ!」
 との “絶対命令” があったからだ,と.

東京地検は請求書の存在を否定したらしい。でもそれがどこにも掲載されていない、つうか、見つからないのはなぜだろうか。探し方が悪いんですかね。

というわけで、なんだか必死に読売が麻生内閣と小沢を潰そうとしているわけだ。

しかし麻生はともかくなぜ、小沢が狙われなければいけなかったのか。その理由は、やはりアメリカ様の意向にそわなかったからなんじゃないかとも言われている。米軍は第7艦隊だけでいい発言とか、その前のインド洋での給油法案への反対姿勢、かつかんぽの宿追求問題もあったりして、気に入らないことだらけなのかもしれないが。

第7艦隊の件は、米軍のトランスフォーメーション的にはOKなのかもしれないんだけど、日本からそれを言うのはまずいとかあるのかも。それにインド洋給油については、次期駐日大使に内定していると伝えられるジョゼフ・ナイ・ハーバード大学教授は「反対したら反米国家」と言っていたらしい。ナイ氏はオバマの顧問でもあるが、アーミテージとともにアジア戦略を書いたことがあるんで、日本戦略は共和党とほぼ同じ。アフガンについても以下同文だと思われる。さらにかんぽの宿もある。

Wiki ジョセフ・ナイ
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%82%BB%E3%83%95%E3%83%BB%E3%83%8A%E3%82%A4

2008年12月には都内でナイは日本の民主党幹部と会談を行い、「オバマ次期政権下で(日本の)民主党が安全保障政策でインド洋での給油活動をやめ、日米地位協定などの見直しに動いたら反米と受け止める」と発言を行った[1]。

Jin and Tonic
ナイはあるのかないのか?
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2009/01/post-8d50.html
アーミテージ報告へのリンクあり

このまま民主党が政権を取ると、左派にひっぱられるために、左派政権を好まないアメリカがしかけたと言う人もいる。そうかもしれないけど、しかしロッキード事件を重ねて考えてみると、やはりストップしたい大きな案件は「かんぽの宿」なんじゃないのかね。もしかんぽの宿が問題となり郵政民営化が見直され、ゴールドマンサックスに運用をまかされていたものが引き上げられたとしたら…。この辺詳しくないのだが、勘でいえば、最も痛手を受けるのはアメリカだろうと思う。300兆円からの資金源が消えてなくなっちゃうし。

それに小沢はヒラリーとの会談も、最初なんだかんだ言ってたしね。

Jin and Tonic
景気対策法とゴタゴタ日本
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2009/02/post-bf09.html

公共事業にからむ収賄は確かに問題だし、費やされるのは国民の税金だが、無駄な出費をよぎなくされるだけで資産は残る。金も一応国内で回るわけだ。でもかんぽの宿は国民の財産もしくは資産を二束三文で売り払うって話だ。こっちのほうが額も大きい。

政治資金の話は昔からあるけれど、選挙に金がかかるってのも本当の話。そこをクリアできるような献金制度を考えたほうが得策で、そうでもなければ隠されていくばかりだろう。

かんぽの宿からの影響の大きさを考えると、これを追い続ける野党と麻生政権をアメリカ側がつぶしたい、というのはありうる話だ。もし検察がどこの国の指示も受けておらず独自の動きだと主張するならば(そうであるべきだし)、西松ルートもいいけれど、ぜひ「かんぽの宿疑獄」を立件してほしい。つうか、日本の検察なんだからそっちもやれよ。ぷんぷん。

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JINさん、こんにちは。今、ユーチューブで、田中眞紀子さんを見ました。何かすごいことになってますね。
ttp://www.youtube.com/watch?v=XBvEUWHvDEY 
ttp://www.youtube.com/watch?v=C0D41XLvxNo
ttp://www.youtube.com/watch?v=zHrkENovHOM
(頭hを抜きました)
CIAとか、文化人の1割とか、こういう中にもいるかもしれませんとか言ってますねえ。高野さん、横向いちゃってますねえ。
せとさんは、偏向報道って怒るだろうなあ。私は、東京地検特捜部長の佐久間達哉さんが、以前、法務省人権擁護局調査救済課長だったとすると(検索で同姓同名とわかっただけですが)、朝ナマに出演しているので、田原さんも面識があるはずですが。仮に当人でも覚えてないですかねえ。
ttp://www.tv-asahi.co.jp/asanama/video/0203/program.html

Posted by: 散策 | March 08, 2009 at 05:09 PM

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