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April 27, 2009

オバマの100日


"収奪された大地―ラテンアメリカ500年" (エドゥアルド ガレアーノ)

オバマがそろそろ100日目を迎えるようで、支持率調査が行われたんだが、堅調な滑り出しを見せたようだ。100日目というのは就任日が1月20日からだから…4月29日かな。

Obama Off to Solid Start, Poll Finds
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/04/25/AR2009042503120.html  

Data: Washington Post-ABC News Poll
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/politics/polls/postpoll_042609.html

ワシントンポストとABCの支持率調査なんだけど、これをみるとオバマの大統領としての手腕を支持しますか?という問いに、強く支持するが42%、まあまあ支持するが27%、あまり支持しないが8%、強く支持しないが18%、意見なしが4%ということで7割弱が支持するとなった。ま、これで我が国の首相の支持率と比べたりして、現政権を非難することを言うのが多分マスコミの論調だろうね。どっちでもいいけど。

具体的な項目についてみても、ほぼすべて5割以上の支持を得ている。5割を切ったのが移民政策とビッグ3支援問題。移民についてはこの間、乱射事件もあったことだしね。最も大きく支持を落とし、不支持が支持を上回っているのは自動車問題だけだ。しかし、まあ潰すわけにもいかないだろうしな。一方、圧倒的な支持を得ているのはイラクの状況と国際関係。イラクは撤退を公約通り発表したし、国際関係もアフガニスタンとイランと北朝鮮を除けば、順調といえば順調か。

国際関係といえば最近の注目は米州サミットで浮き彫りになったベネズエラやキューバとの関係だ。米州サミットについては、米流時評さんが書かれているので、そちらに御任せするとして…。

米流時評
オバマミラクルの握手!お友だちになりたいチャベス
http://beiryu2.exblog.jp/9627543

アメリカの半球・失われた友情を求めて
http://beiryu2.exblog.jp/9631807/

このときチャベスがオバマにプレゼントした本がベストセラーになったそうで。上記アマゾンリンクの「略奪された大地」がそれだ。結構面白そう。高いけど。

CNN チャベス氏がオバマ氏に贈った本、突如ベストセラーに
http://www.cnn.co.jp/showbiz/CNN200904200011.html

その前にチャベスは日本と中国に来ていたわけだけど、そのときからオバマを評価していた。

毎日 麻生首相:ベネズエラ大統領とWBCで盛り上がる
http://mainichi.jp/select/world/news/20090407k0000m010071000c.html

朝日「オバマ政権には希望」 来日のベネズエラ大統領が会見
http://www.asahi.com/international/update/0407/TKY200904070328.html

アメリカ的にはず〜っとキューバとベネズエラは敵ってことになっていたわけだ。キューバは旧ソ連と組んでいたし、ベネズエラのチャベス政権はCIA傀儡政権というか欧米企業べったり政権を打ち破ったので、2002年にはCIAが関与したといわれるクーデターも起きている。ちなみにこのとき、チャベス側が反乱軍側に一方的に発砲したとして非難されるわけだが、それは映像の妙であり、チャベス側に発砲があったため応戦していただけということが後にドキュメンタリーで明らかにされている。

そんなわけでキューバとベネズエラはアメリカの敵ってことになっている。20年も前にソ連は崩壊しているというのに、まだキューバと仲が悪いのもなんだかなという感じなんだが、キューバといい、ベネズエラといい、仲良くならないほうが都合がいい人がいるらしい。

ということで、米州サミットでオバマとチャベスが握手したことに早速チェイニーとかの保守派たちが文句を言っているそうだ。

園田義明メモ 批判相次ぐオバマとチャベスの握手問題
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/04/23/4260226

しかし、そうそうアメリカもチェイニーらの利益配分ばかり考えているわけにいかなくなっている。中国が南米を抑えにかかっているからだ。

杜父魚文庫ブログ
中南米はドル低下、人民元決裁圏? 宮崎正弘
http://blog.kajika.net/?eid=945572

ベネズエラへの120億ドル投資はすでに紹介したが、三箇所の鉱区、精油所を中国は合弁で建設する。
中国向け石油は38万バーレルから、日量100万バーレルに激増する。二月には習近平・国家副主席がカラカスを訪問し、先週はチャベス大統領が北京を訪問した。正式に契約した。
ペルーでも、ボリビアでも中国は資源の鉱区を狙って同様な経済支援を続ける。チリでもパラグアイ、ウルグアイでも。
▲ドル基軸時代の終わりを鮮明に暗示するアルゼンチンとの「通貨スワップ」協定。就中、注目はアルゼンチンである。中国の新しい世界経済戦略の武器は「通貨スワップ」だ。
北京との通貨スワップ協定に署名したアルゼンチンは、100億ドルを上限に人民元決済で中国と貿易を行うことに同意した。人民元がドル基軸の一部を代替するのである。
ブラジルも中国への視線を変えた。これまでの醒めた目から熱狂の眼差しに。

つまりカストロとかチャベスに目を奪われている間に、裏庭の南米がどんどん中国と仲良くなってしまっている。中国の資源獲得戦略には舌を巻くばかりだが、日本も多少はやったほうがいいと思うね。今更だろうけど。チャベスもそこはうまくて、日本と中国を天秤にかけている感がある。足もと見られているっていうか、来日したとき経団連でこんなことを言っていたらしい。

経団連タイムズ
http://www.keidanren.or.jp/japanese/journal/times/2009/0416/05.html

日本とベネズエラは地理的に遠いが、わが国は中国との協力の経験がある。日本に対しては今後、中国と同様に10年間で日量50万バレル、80万バレル、さらに100万バレルを供給したい。日本の石油供給源の多様化に貢献したい。これはベネズエラにとっても輸出先の多様化につながる。

そんなわけで、オバマのアメリカも、このまま中国に裏庭を荒らされていくのを座して見守るわけにもいかないだろう。中東以外のエネルギー源がそこにあるわけだし、エネルギーはオバマの政策の重要な柱だからね。

ああ、そうそう。オバマがメキシコ訪問をした際、博物館の案内をした人が、豚インフルかどうかはわからないがインフルっぽい症状で翌日なくなったらしい。なにっ!と思ったが、オバマの健康状態は大丈夫のようだ。

POLITICO Obama's health OK after Mexico trip
http://www.politico.com/news/stories/0409/21699.html

Robert Gibbs said on Saturday that "the President's trip to Mexico has not put his health in any danger," the Associated Press reports. According to reports, Obama was guided through a Mexico City museum by Felipe Solis, who passed away the next day and reportedly had flu-like symptoms.

しかしこれでパンデミックでも起きたら、まさしく危機のオンパレードな100日間だってことに…。とりあえずマスクくらいは常備しておいたほうがいいかも。



加湿器はまだいるかなあ? 日本はこれから湿気がある季節なので大丈夫ではないかとも思うんだが。

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April 20, 2009

ペイリンの娘


よせばいいのに、ペイリン関連記事を見つけちゃった。

厳格なキリスト教右派の家に生まれたがために、未婚の母になっちゃったペイリンの娘の話だ。なんも考えてなさそうな娘も娘ではあるが、唐突に母親がアメリカ副大統領候補になったら、そりゃ大変だろうなと思っていた。というか相手が大変だよな。と、思っていたら、なんと2人は結婚もせず3月に別れていたらしい。そんでもって若い父親が子供に会わせてもらえないとかいろいろあって(本当に会いたいのかよ?)、泥仕合が始まっている。

朝日 ペイリン氏、娘の元婚約者と応酬 「うそつき」「売名」
http://www.asahi.com/international/update/0416/TKY200904160267.html

どうでもいいんですが、これもどっちもどっちな戦いで。娘の異性交遊を知っていたか知らないか、どっちが嘘つきかって話です。どうでもいい。本当にどうでもいいんだけど、こういう時ってどうしても、ついでにいろいろ見つけてしまうのだ。

POLITICO Friends, foes cash in on Palin
http://www.politico.com/news/stories/0409/21307.html

いまでもペイリンに資金は集まるらしい。とにかくアラスカの外では大人気らしい。しかも、2012年の大統領選の有力候補の位置にあるそうで。勘弁してくれ。またあのキンキンした声を聞くんですか…いや、別に日本人だから聞かなくてもいいんだけどさ。どーも癇に障るんで。

POLITICO Out of Alaska, Palin's star shines
http://www.politico.com/news/stories/0409/21349.html

ペイリンを押す保守派はオバマ政権に対しこんなデモをした。

IZA 「茶会事件」再び? 全米各地でオバマ政権へ抗議活動
http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/world/243867/

「財政収支の巨額赤字を招いたオバマ政権への抗議」って、オバマはこれから招くんであって、今の巨額赤字はブッシュだし。それにその赤字は国債でまかなわれていて、その米国債は中国と日本が引き受けていて、日本分は踏み倒そうって魂胆なんだから、「後世に借金を残すなんて」って叫んでいるお母さんにはちょっとあきれてしまった。どうせこれから借りるのも、踏み倒すんだろうしな。

というわけで、本当は米州会議とか高速鉄道計画とか取り上げようと思っていたんだが、ついつい、こちらを優先してしまった。ふう。もう寝ます。

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April 14, 2009

オバマ、ジャックを派遣

 

オバマの一番の話題といえばこれだろうか。

産経 オバマ政権の危機管理奏功 ソマリア沖海賊から米船長救出
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090413/amr0904131835002-n1.htm

米流時評のysbeeさんによると、この船には米海軍出身者が乗船していたようで。

米流時評
米海軍、海賊人質の船長救出に成功
http://beiryu2.exblog.jp/9590781/

一見普通の輸送船と見えた「Maersk Alabama/マースク・アラバマ号」だが、この船の船長以下メインの乗組員には、歴史あるアナポリス米海軍士官学校卒業の強者がそろっていた。 

AK47 機関銃やロケット砲で重装備した海賊のスピードボートが襲ってきた時点で、この船長はクルー全員に「みな奥へ隠れろ、おれひとりで対処する」と命じ、船へ乗り込んで来た海賊と交渉。その間、船内を徘徊する海賊一人に隠れていたクルー3人が飛びかかって、アイスピックで手を突き刺す、という一幕もあったが、結果的に海賊は船長を人質にして脱出ボートへ閉じ込め海上へ投げ出した。

というわけで気骨のある乗組員ではあったが、船長が最終的に人質になり、そこへオバマが放った「ジャック・バウアー」が船長を救出したわけだ。そうですか、ジャックが本当にいたんですね。わかります。

しかしジャパン・ハンドラーズさんのご指摘もメモしておこう。海賊にも海賊にならざるをえない理由があるらしいんで。

ジャパン・ハンドラーズ
海賊対策には賛成だが・・・・知って欲しい事実もある
http://amesei.exblog.jp/9586779/

infowars.comによると、ソマリア沖に海賊が出現するようになったのは、1991年以降で、きっかけは欧州の産業廃棄物をイタリアのマフィアが請け負って、ソマリア沖に投棄したせいで、沿岸の住民に汚染が広がったことや、多国籍漁業船が、沿岸の魚介類を乱獲して、現地の漁民の仕事を奪ったせいであるという。

ま、ソマリアに派遣された日本の海上自衛隊の武器は銃じゃなくて、音波らしいっすけど。

オバマにまつわる話題はいろいろあるんだけど、多くのブロガーが取り上げていたのがこちら。

ロイター オバマ米大統領の「核なき世界」、前途多難との声が大勢
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-37438220090412

まあ、そりゃ核不拡散への動きは今までもあったけど、そうそううまくはいかないわけで、オバマも生きている間に実現するかはわからないけどと言っているじゃん?ということで前途多難に決まってる。

ところでこれを受けて、我が太郎ちゃんが親書を出すらしい。

朝日 首相、オバマ大統領に親書へ 核の廃絶訴えた演説を評価
http://www.asahi.com/politics/update/0414/TKY200904130288.html

まあいいんじゃないでしょうか?日本としてはアメリカに先制核攻撃を放棄されちゃうと大変みたいだけど。アメリカの傘の意味がなくなっちゃうからね。

それからサウジ国王にお辞儀した件。

読売 オバマ大統領、サウジ国王に“おきて破り”のお辞儀?
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090411-OYT1T00663.htm

米大統領は外交儀典上、外国元首に一切お辞儀してはならないと定められており、波紋が広がりそうだ。

いや、お辞儀しているように見えるなあ(苦笑)。それより外交儀典上「お辞儀をしてはならぬ」とあるのは、さすが、大英帝国から独立しただけのことはある。というか、だから書いてあるんだろうな。エリザベス女王に対してはお辞儀しなかったらしいんだが、確かに王様同士でお辞儀はしないかも。我が天皇陛下はどうされているんでしょうか?

読売 ボー君、ホワイトハウス入り…大統領一家の飼い犬決まる
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090413-OYT1T00781.htm

結局、なんだかんだ言って、ケネディ家の犬をもらったらしいっす。どっちでもいいですが。

それよりこれからの話題はこれだろう。

NYT ‘Surgical’ Bankruptcy Possible for G.M.
http://www.nytimes.com/2009/04/13/business/13gm.html

日経 米政府、GM再建「破産法前提に準備を」 NYタイムズ
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090413AT2M1303I13042009.html

ダイヤモンドオンライン
見えてきたGMとクライスラーの最期
http://diamond.jp/series/siliconvalley/10017/

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April 11, 2009

マケイン来日


昨日ニュースを見ていたら、マケインが来日していたんでびっくりした。来日会見もしたらしい。

時事 マケイン米上院議員と会談=首相
http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2009040900918

上院軍事委員会のお仲間たちと来たそうで、この会見ではMDも強化するように主張したらしい。

毎日 北朝鮮ミサイル:MDの強化訴え マケイン米上院議員

えっと、日本ではMDは北朝鮮ミサイルには使えないと評判なんだけど…。さすが上院軍事委員会である。売り込みですかね…。

で、会見でのもっぱらの話題はコレ。

AFP 来日中のマケイン氏、オバマ大統領の核政策を支持
http://www.afpbb.com/article/politics/2591798/4018406

共和党のジョン・マケイン(John McCain)上院議員は10日、都内で記者会見し、オバマ大統領が提唱する「核なき世界」構想への支持を示した。

どうしてこれがニュースかというと、こんな前提があるからだ。

毎日 オバマ米大統領:核廃絶演説 核軍縮派、大きな期待 CTBT「議会で批准可能」
http://mainichi.jp/select/world/news/20090407dde007030006000c.html

だが、CTBT批准には上院で出席議員の3分の2の賛成が必要だ。クリントン大統領(当時)は96年に署名したが、批准は共和党の反対で、99年に上院で否決されている。米シンクタンク「軍備管理協会(ACA)」のキンボール事務局長は「現状では民主党議員らで60人の賛成が見込まれる」と指摘。上院議員100人の3分の2は67人。あと7人の賛成が必要だ。

 FCNL議会担当のカルプ氏が特に説得の「ターゲット」として掲げるのは先の大統領選で共和党大統領候補となった上院軍事委員会の重鎮ジョン・マケイン氏ら同党の大物3人だという。マケイン氏らは99年、「核軍縮に反対ではないが、CTBTの内容に問題がある」と主張した。

でも、オバマの核政策を支持と言っても条件付きのようだ。上記、毎日のマケイン会見記事ではこうある。あまり変わってないような気もするが…地下核実験が見つけられるようになったのかな。

大統領演説で、核実験全面禁止条約(CTBT)の米上院批准を求められた点については「私は実験禁止を理念的には支持する。地下核実験を探知する技術が十分でないため(99年に)否決された。政権の提案を検討したい」と述べ、条約修正を求める考えを示した。

小沢民主党代表もマケインに会ったようで、報道ではなぜか首相との会談よりも扱いのほうが大きい。まあ公開しているからだろうけど。

朝日 小沢氏、マケイン氏と会談 日米・普天間などで意見交換
http://www.asahi.com/politics/update/0410/TKY200904100290.html

米大統領選の流れを見ると軍の増派にはマケインも賛成すると思うんだが、またもや、「ピシッと言う俺、かっこいい?」な感じの小沢氏である。大丈夫なのか?

それは置いておいて、東海村の核燃料施設も視察したらしい。

産経 マケイン上院議員 核燃料サイクル工学研究所を視察 茨城
http://sankei.jp.msn.com/region/kanto/ibaraki/090411/ibr0904110241001-n1.htm

使用済み燃料からプルトニウムとウランを取り出す「再処理施設」と、取り出したプルトニウムとウランから燃料を作る「プルトニウム燃料第三開発室」を約1時間半かけ視察した。

 マケイン氏は「高速増殖炉のメリットは既存の原子炉と比べてどうか」などと積極的に質問。説明にあたった早瀬佑一副理事長が「最後まで説明させてください」と苦笑する場面もあり、日本の原子力エネルギー利用に興味津々のようだった。

上院軍事委員会としての来日だからこんな見方もある。

ジャパン・ハンドラーズ
ジョン・マケインの「核のなき世界」
http://amesei.exblog.jp/9582368/

 ただ、マケインは、わざわざ東海村の核燃料サイクル工学研究所を視察しに、茨城まで出向いている。「北朝鮮のミサイル実験→日本の核開発」という連想回路がアメリカの政治家にはある。マケインがわざわざ、<使用済み燃料からプルトニウムとウランを取り出す「再処理施設」と、取り出したプルトニウムとウランから燃料を作る「プルトニウム燃料第三開発室」を約1時間半かけ視察した>(産経新聞)のは、日本の核兵器開発の状況視察という意味合いが大きい。

その意味もあると思うけど、マケインの場合は本当にエネルギー利用としての再処理に興味があるんじゃないのかと思う。大統領選の討論会でも「あなた(オバマ)は原子力を重視していない」などと言い、オバマが「そんなことはない」と否定するシーンもあったし、3月の上院のエネルギー・資源委員会でマケインがDOE長官に再処理について質問しているし。

US Senate Committee on Energy and Natural Resources
http://energy.senate.gov/public/index.cfm?Fuseaction=Hearings.LiveStream&Hearing_id=aa73d7c2-b769-9950-6c6d-71c60fd14096
54分後半よりマケイン登場。プアなヒアリングなので内容まではちょっと…。英語の得意な方はどうぞ。


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April 08, 2009

オバマ、イラクを電撃訪問

オバマがイラクを電撃訪問したそうなのでクリッピング。

WAPO Obama Says Iraqis Should 'Take Responsibility for Their Country'
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/04/07/AR2009040700247.html

NYT In Baghdad, Obama Presses Iraqi Leader to Unite Factions
http://www.nytimes.com/2009/04/08/world/middleeast/08obama.html

日経 オバマ米大統領、イラクを初訪問
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090407AT2M0704D07042009.html

AFP オバマ米大統領がイラク電撃初訪問、「今後18か月が非常に重要」
http://www.afpbb.com/article/politics/2590874/4013577

トルコで終わりというのも少々不思議な感じだったので、イラクに行って納得した。なるほどね。このあとアフガンには行くのだろうか? さすがに行かないのだろうか? メルケルは行ってたけど、行った後にテロが頻発していたらしいので、善し悪しだな。

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April 07, 2009

オバマのプラハにおける核廃絶演説

2009年4月5日 プラハで行ったバラク・オバマ米大統領の核廃絶演説

Whitehouse.gov
REMARKS BY PRESIDENT BARACK OBAMA
http://www.whitehouse.gov/the_press_office/Remarks-By-President-Barack-Obama-In-Prague-As-Delivered/

Hradcany Square
Prague, Czech Republic
April 5, 2009

翻訳は米国大使館仮訳より引用
http://tokyo.usembassy.gov/j/p/tpj-20090405-77.html

PRESIDENT OBAMA: Thank you so much. Thank you for this wonderful welcome. Thank you to the people of Prague. Thank you to the people of the Czech Republic. (Applause.) Today, I'm proud to stand here with you in the middle of this great city, in the center of Europe. (Applause.) And, to paraphrase one of my predecessors, I am also proud to be the man who brought Michelle Obama to Prague. (Applause.)

 温かい歓迎をありがとうございます。プラハの皆さん、ありがとうございます。そしてチェコ共和国の皆さん、ありがとうございます。本日私は、ヨーロッパの中心にあるこの素晴らしい都市の中心部に皆さんと共に立つことを誇りに思います。また、私の前任者の1人の表現を借りれば、ミシェル・オバマをプラハに連れてきた男であることを誇りに思います。

To Mr. President, Mr. Prime Minister, to all the dignitaries who are here, thank you for your extraordinary hospitality. And to the people of the Czech Republic, thank you for your friendship to the United States. (Applause.)

 クラウス大統領、トポラーネク首相をはじめとする、ご臨席の政府要人の皆さん、温かいおもてなしに感謝します。そしてチェコ共和国民の皆さんの米国への友情に、お礼の言葉を申し上げます。

I've learned over many years to appreciate the good company and the good humor of the Czech people in my hometown of Chicago. (Applause.) Behind me is a statue of a hero of the Czech people –- Tomas Masaryk. (Applause.) In 1918, after America had pledged its support for Czech independence, Masaryk spoke to a crowd in Chicago that was estimated to be over 100,000. I don't think I can match his record -- (laughter) -- but I am honored to follow his footsteps from Chicago to Prague. (Applause.)

 私は、シカゴで長年暮らす間に、チェコの人たちが陽気な、楽しい友人であることを知るようになりました。私の後ろには、チェコ国民の英雄トーマス・マサリク大統領の銅像があります。1918年に、米国がチェコの独立を支援することを誓約した後、マサリク大統領はシカゴで、10万人以上と推定される聴衆を前に演説をしました。私はマサリク大統領の記録に到達することはできないと思いますが、シカゴからプラハへ、彼の足跡をたどることを光栄に思います。

For over a thousand years, Prague has set itself apart from any other city in any other place. You've known war and peace. You've seen empires rise and fall. You've led revolutions in the arts and science, in politics and in poetry. Through it all, the people of Prague have insisted on pursuing their own path, and defining their own destiny. And this city –- this Golden City which is both ancient and youthful -– stands as a living monument to your unconquerable spirit.

 1000年以上にわたり、プラハは、世界のいかなる都市とも異なる、独自の道を歩んできました。皆さんは、戦争も平和も体験してきました。いくつもの帝国の盛衰を目の当たりにしてきました。そして、芸術と科学、政治と文学の世界で、革命の先頭に立ってきました。そうした中で、プラハの人々は、一貫して自らの道を追求し、自らの運命を切り開くことを主張してきました。そして、この古い歴史と若さを合わせ持つ「黄金の都」は、皆さんの不屈の精神を表す生きた記念碑となっています。

When I was born, the world was divided, and our nations were faced with very different circumstances. Few people would have predicted that someone like me would one day become the President of the United States. (Applause.) Few people would have predicted that an American President would one day be permitted to speak to an audience like this in Prague. (Applause.) Few would have imagined that the Czech Republic would become a free nation, a member of NATO, a leader of a united Europe. Those ideas would have been dismissed as dreams.

 私が生まれたころ、世界は分裂しており、私たちの国は今とは大きく異なる状況に直面していました。当時、私のような人間がいつの日か米国大統領になると予想する人は、ほとんどいませんでした。米国大統領がいつの日かこのようにプラハの聴衆を前に話をすることができるようになると予想する人は、ほとんどいませんでした。そして、チェコ共和国が自由な国となり、北大西洋条約機構(NATO)の一員となり、統一されたヨーロッパを指導する立場になると予想する人はほとんどいませんでした。そのような考えは、夢のような話として片付けられたでしょう。

We are here today because enough people ignored the voices who told them that the world could not change.

 私たちが今日ここにいるのは、世界は変わることができないという声を意に介さなかった大勢の人々のおかげです。

We're here today because of the courage of those who stood up and took risks to say that freedom is a right for all people, no matter what side of a wall they live on, and no matter what they look like.

 私たちが今日ここにいるのは、壁のどちら側に住んでいようとも、またどのような外見であろうとも、すべての人間に自由という権利があると主張し、そのために危険を冒した人々の勇気のおかげです。

We are here today because of the Prague Spring –- because the simple and principled pursuit of liberty and opportunity shamed those who relied on the power of tanks and arms to put down the will of a people.

 私たちが今日ここにいるのは、プラハの春のおかげです。信念に基づき、ひたすら自由と機会を追求する行動が、戦車と武器の力で国民の意思を弾圧しようとする人々を恥じ入らせてくれたおかげです。

We are here today because 20 years ago, the people of this city took to the streets to claim the promise of a new day, and the fundamental human rights that had been denied them for far too long. Sametová Revoluce -- (applause) -- the Velvet Revolution taught us many things. It showed us that peaceful protest could shake the foundations of an empire, and expose the emptiness of an ideology. It showed us that small countries can play a pivotal role in world events, and that young people can lead the way in overcoming old conflicts. (Applause.) And it proved that moral leadership is more powerful than any weapon.

 私たちが今日ここにいるのは、今から20年前に、約束された新しい日の到来と、あまりに長い間与えられないままだった基本的人権を求めて、街頭デモを行ったプラハの市民のおかげです。「Sametová revoluce」、すなわち「ビロード革命」は、私たちに多くのことを教えてくれました。平和的な抗議が帝国の基礎を揺るがし、イデオロギーの空虚さを明るみに出すことができること、小国が世界の出来事に極めて重要な役割を果たせること、若者が先頭に立って旧来の対立を克服することができること、そして精神的なリーダーシップはいかなる武器よりも強力であるということを教えてくれたのです。

That's why I'm speaking to you in the center of a Europe that is peaceful, united and free -– because ordinary people believed that divisions could be bridged, even when their leaders did not. They believed that walls could come down; that peace could prevail.

 平和で統一された自由なヨーロッパの中心で、今、私が皆さんにお話しすることができるのはそのためです。指導者たちが信じなかったときでさえも、普通の人々が、分裂を克服できると信じたからです。壁を取り壊すことができると信じ、平和を達成できると信じたからです。

We are here today because Americans and Czechs believed against all odds that today could be possible. (Applause.)

 私たちが今日ここにいるのは、あらゆる困難にもかかわらず、米国民とチェコ国民が、この日が必ず来ると信じたからです。

Now, we share this common history. But now this generation -– our generation -– cannot stand still. We, too, have a choice to make. As the world has become less divided, it has become more interconnected. And we've seen events move faster than our ability to control them -– a global economy in crisis, a changing climate, the persistent dangers of old conflicts, new threats and the spread of catastrophic weapons.

 私たちは、こうした歴史を共有しています。しかし今、この世代、私たちの世代が、何もせずにいることはできません。私たちも選択を迫られています。世界が統合に向かうにつれ、相互のつながりが増しています。そして、世界的な経済危機、気候変動、旧来の対立という根強い脅威、新たな脅威、壊滅的な効果を持つ兵器の拡散といった問題が、とても制御できないほどのスピードで進んできました。

None of these challenges can be solved quickly or easily. But all of them demand that we listen to one another and work together; that we focus on our common interests, not on occasional differences; and that we reaffirm our shared values, which are stronger than any force that could drive us apart.  That is the work that we must carry on. That is the work that I have come to Europe to begin. (Applause.)

 いずれの課題も、すぐに、あるいは容易に解決できるものではありません。いずれも、解決するには、私たちが相互の意見に耳を傾けて協力すること、時に生じる意見の相違ではなく、共通の利害に重点を置くこと、そして私たちを分裂させ得るいかなる力よりも強い、共通の価値観を再確認することが必要な課題ばかりです。これこそ、私たちが続けていかなければならない取り組みです。私がヨーロッパへ来たのは、その取り組みを始めるためです。

To renew our prosperity, we need action coordinated across borders. That means investments to create new jobs. That means resisting the walls of protectionism that stand in the way of growth. That means a change in our financial system, with new rules to prevent abuse and future crisis. (Applause.)

 私たちが再び繁栄するためには、国境を越えて協調した行動を取ることが必要です。そうした行動とは、新たな雇用をつくり出すために投資することであり、成長を阻む保護主義の壁に抵抗することです。また、金融システムを改革し、乱用や今後の危機を防ぐための新たな規則を定めることです。

And we have an obligation to our common prosperity and our common humanity to extend a hand to those emerging markets and impoverished people who are suffering the most, even though they may have had very little to do with financial crises, which is why we set aside over a trillion dollars for the International Monetary Fund earlier this week, to make sure that everybody -- everybody -- receives some assistance. (Applause.)

 そして私たちには、共通の繁栄と共通の人間性に対する義務を負っており、新興市場や、おそらく金融危機とはほとんど関係がなかったにもかかわらず、そのために最も苦しんでいる貧しい人々に手を差し伸べなければなりません。それ故、私たちは、誰もが一定の援助を受けることができるように、今週、国際通貨基金に1兆ドルを超える資金を拠出する決定を下しました。

Now, to protect our planet, now is the time to change the way that we use energy. (Applause.) Together, we must confront climate change by ending the world's dependence on fossil fuels, by tapping the power of new sources of energy like the wind and sun, and calling upon all nations to do their part. And I pledge to you that in this global effort, the United States is now ready to lead. (Applause.)

 地球を守るために、私たちのエネルギー消費の仕方を変えるのは今です。私たちは共に気候変動に対処するため、化石燃料への世界的な依存に終止符を打ち、風力や太陽光などの新たなエネルギー源を利用し、すべての国が責任を果たすことを要求しなければなりません。皆さんに誓って申し上げますが、米国は、こうした世界的な努力で先頭に立つ準備ができています。

To provide for our common security, we must strengthen our alliance. NATO was founded 60 years ago, after Communism took over Czechoslovakia. That was when the free world learned too late that it could not afford division. So we came together to forge the strongest alliance that the world has ever known. And we should -- stood shoulder to shoulder -- year after year, decade after decade –- until an Iron Curtain was lifted, and freedom spread like flowing water.

 私たちは、共通の安全保障を提供するために、同盟を強化しなければなりません。NATOが設立されたのは今から60年前、共産主義がチェコスロバキアを支配した後でした。この時、自由主義世界は、遅ればせながら、自由主義世界が分裂している場合ではないことを知ったのです。そこで私たちは団結して、史上最強の同盟を構築しました。そしてその後何年間も、何十年も協力を続けた結果、ついに鉄のカーテンが開かれ、自由が流れる水のように広がっていきました。

This marks the 10th year of NATO membership for the Czech Republic. And I know that many times in the 20th century, decisions were made without you at the table. Great powers let you down, or determined your destiny without your voice being heard. I am here to say that the United States will never turn its back on the people of this nation. (Applause.) We are bound by shared values, shared history -- (applause.) We are bound by shared values and shared history and the enduring promise of our alliance. NATO's Article V states it clearly: An attack on one is an attack on all. That is a promise for our time, and for all time.

 今年は、チェコ共和国はNATO加盟10周年を迎えます。20世紀には、チェコ共和国が参加することなく決断が下されたことが何度もありました。大国が皆さんを失望させ、あるいは皆さんの意見を聞かずに皆さんの運命を決めることもありました。私はここで約束します。米国は決してチェコ国民に背を向けることはない、と。私たちは、共通の価値観、共通の歴史によって…私たちは、共通の価値観、共通の歴史、そして永続的な同盟の約束によって結ばれています。北大西洋条約第5条には、一締約国に対する武力攻撃は全締約国に対する攻撃とみなす、と明記されています。これは、今の時代にも、いつの時代にも適用される約束です。

The people of the Czech Republic kept that promise after America was attacked; thousands were killed on our soil, and NATO responded. NATO's mission in Afghanistan is fundamental to the safety of people on both sides of the Atlantic. We are targeting the same al Qaeda terrorists who have struck from New York to London, and helping the Afghan people take responsibility for their future. We are demonstrating that free nations can make common cause on behalf of our common security. And I want you to know that we honor the sacrifices of the Czech people in this endeavor, and mourn the loss of those you've lost.

 米国が攻撃を受けたとき、チェコ共和国の国民はこの約束を守りました。何千もの人々が米国の国土で殺害されたとき、NATOはそれに呼応しました。アフガニスタンにおけるNATOの任務は、大西洋の両側の人々の安全にとって不可欠なものです。私たちは、ニューヨークからロンドンまで各地を攻撃してきた、まさにそのアルカイダ・テロリストを標的とし、アフガニスタン国民が自らの将来に責任を負えるよう支援しています。私たちは、自由主義諸国が、共通の安全保障のために提携できることを実証しています。そして私は、米国民が、この努力に際してチェコ国民が払った犠牲に敬意を表し、犠牲となった方々を追悼していることをお伝えしたいと思います。

But no alliance can afford to stand still. We must work together as NATO members so that we have contingency plans in place to deal with new threats, wherever they may come from. We must strengthen our cooperation with one another, and with other nations and institutions around the world, to confront dangers that recognize no borders. And we must pursue constructive relations with Russia on issues of common concern.

 いかなる同盟も、手をこまねいている場合ではありません。私たちは、新しい脅威がどこで発生しようとも、それに対処するための危機管理計画を備えておくために、NATO加盟国として協力しなければなりません。国境を越えた危険に対処するために、相互の協力関係を強化し、世界各地の国家や機関との関係を強化しなければなりません。そして、共通の懸念事項に関して、ロシアと建設的な関係を構築すべく努力しなければなりません。

Now, one of those issues that I'll focus on today is fundamental to the security of our nations and to the peace of the world -– that's the future of nuclear weapons in the 21st century.

 今日私が重点を置いてお話しする課題のひとつは、この両国の安全保障にとって、また世界の平和にとって根本的な課題、すなわち21世紀における核兵器の未来、という問題です。

The existence of thousands of nuclear weapons is the most dangerous legacy of the Cold War. No nuclear war was fought between the United States and the Soviet Union, but generations lived with the knowledge that their world could be erased in a single flash of light. Cities like Prague that existed for centuries, that embodied the beauty and the talent of so much of humanity, would have ceased to exist.

 何千発もの核兵器の存在は、冷戦が残した最も危険な遺産です。米国とソ連の間に核戦争が起きることはありませんでしたが、何世代にもわたり人々は、この世界が一瞬の閃光(せんこう)の下に消失してしまうこともあり得ると承知の上で生活していました。プラハのように何世紀にもわたって存在し、人類の美しさと才能を体現した都市が消え去ってしまう可能性がありました。

Today, the Cold War has disappeared but thousands of those weapons have not. In a strange turn of history, the threat of global nuclear war has gone down, but the risk of a nuclear attack has gone up. More nations have acquired these weapons. Testing has continued. Black market trade in nuclear secrets and nuclear materials abound. The technology to build a bomb has spread. Terrorists are determined to buy, build or steal one. Our efforts to contain these dangers are centered on a global non-proliferation regime, but as more people and nations break the rules, we could reach the point where the center cannot hold.

 今日、冷戦はなくなりましたが、何千発もの核兵器はまだ存在しています。歴史の奇妙な展開により、世界規模の核戦争の脅威が少なくなる一方で、核攻撃の危険性は高まっています。核兵器を保有する国家が増えています。核実験が続けられています。闇市場では核の機密と核物質が大量に取引されています。核爆弾の製造技術が拡散しています。テロリストは、核爆弾を購入、製造、あるいは盗む決意を固めています。こうした危険を封じ込めるための私たちの努力は、全世界的な不拡散体制を軸としていますが、規則を破る人々や国家が増えるに従い、この軸が持ちこたえられなくなる時期が来る可能性があります。

Now, understand, this matters to people everywhere. One nuclear weapon exploded in one city -– be it New York or Moscow, Islamabad or Mumbai, Tokyo or Tel Aviv, Paris or Prague –- could kill hundreds of thousands of people. And no matter where it happens, there is no end to what the consequences might be -– for our global safety, our security, our society, our economy, to our ultimate survival.

 これは、世界中のあらゆる人々に影響を及ぼします。ひとつの都市で1発の核兵器が爆発すれば、それがニューヨークであろうとモスクワであろうと、イスラマバードあるいはムンバイであろうと、東京、テルアビブ、パリ、プラハのどの都市であろうと、何十万もの人々が犠牲となる可能性があります。そして、それがどこで発生しようとも、世界の安全、安全保障、社会、経済、そして究極的には私たちの生存など、その影響には際限がありません。

Some argue that the spread of these weapons cannot be stopped, cannot be checked -– that we are destined to live in a world where more nations and more people possess the ultimate tools of destruction. Such fatalism is a deadly adversary, for if we believe that the spread of nuclear weapons is inevitable, then in some way we are admitting to ourselves that the use of nuclear weapons is inevitable.

 こうした兵器の拡散を抑えることはできない、私たちは究極の破壊手段を保有する国家や人々がますます増加する世界に生きる運命にある、と主張する人もいます。このような運命論は、極めて危険な敵です。なぜなら、核兵器の拡散が不可避であると考えることは、ある意味、核兵器の使用が不可避であると認めることになるからです。

Just as we stood for freedom in the 20th century, we must stand together for the right of people everywhere to live free from fear in the 21st century. (Applause.) And as nuclear power –- as a nuclear power, as the only nuclear power to have used a nuclear weapon, the United States has a moral responsibility to act. We cannot succeed in this endeavor alone, but we can lead it, we can start it.

 私たちは、20世紀に自由のために戦ったように、21世紀には、世界中の人々が恐怖のない生活を送る権利を求めて共に戦わなければなりません。そして、核保有国として、核兵器を使用したことがある唯一の核保有国として、米国には行動する道義的責任があります。米国だけではこの活動で成功を収めることはできませんが、その先頭に立つことはできます。その活動を始めることはできます。

So today, I state clearly and with conviction America's commitment to seek the peace and security of a world without nuclear weapons. (Applause.) I'm not naive. This goal will not be reached quickly –- perhaps not in my lifetime. It will take patience and persistence. But now we, too, must ignore the voices who tell us that the world cannot change. We have to insist, "Yes, we can." (Applause.)

 従って本日、私は、米国が核兵器のない世界の平和と安全を追求する決意であることを、信念を持って明言いたします。私は甘い考えは持っていません。この目標は、すぐに達成されるものではありません。おそらく私の生きているうちには達成されないでしょう。この目標を達成するには、忍耐と粘り強さが必要です。しかし今、私たちは、世界は変わることができないという声を取り合ってはいけません。「イエス・ウィ・キャン」と主張しなければならないのです。

Now, let me describe to you the trajectory we need to be on. First, the United States will take concrete steps towards a world without nuclear weapons. To put an end to Cold War thinking, we will reduce the role of nuclear weapons in our national security strategy, and urge others to do the same. Make no mistake: As long as these weapons exist, the United States will maintain a safe, secure and effective arsenal to deter any adversary, and guarantee that defense to our allies –- including the Czech Republic. But we will begin the work of reducing our arsenal.

 では、私たちが取らなければならない道筋を説明しましょう。まず、米国は、核兵器のない世界に向けて、具体的な措置を取ります。冷戦時代の考え方に終止符を打つために、米国は国家安全保障戦略における核兵器の役割を縮小し、他国にも同様の措置を取ることを求めます。もちろん、核兵器が存在する限り、わが国は、いかなる敵であろうとこれを抑止し、チェコ共和国を含む同盟諸国に対する防衛を保証するために、安全かつ効果的な兵器を維持します。しかし、私たちは、兵器の保有量を削減する努力を始めます。

To reduce our warheads and stockpiles, we will negotiate a new Strategic Arms Reduction Treaty with the Russians this year. (Applause.) President Medvedev and I began this process in London, and will seek a new agreement by the end of this year that is legally binding and sufficiently bold. And this will set the stage for further cuts, and we will seek to include all nuclear weapons states in this endeavor.

 米国は今年、弾頭と備蓄量を削減するために、ロシアと、新たな戦略兵器削減条約の交渉を行います。メドベージェフ大統領と私は、ロンドンでこの作業を開始しました。そして今年末までには、法的拘束力を持ち、十分に大胆な新しい合意を目指す予定です。これは、さらなる削減に向けた準備段階となるものであり、この努力にすべての核兵器保有国を参加させることを目指します。

To achieve a global ban on nuclear testing, my administration will immediately and aggressively pursue U.S. ratification of the Comprehensive Test Ban Treaty. (Applause.) After more than five decades of talks, it is time for the testing of nuclear weapons to finally be banned.

 全世界的な核実験の禁止を実現するために、私の政権は、米国による包括的核実験禁止条約の批准を直ちに、積極的に推し進めます。この問題については50年以上にわたって交渉が続けられていますが、今こそ、核兵器実験を禁止する時です。

And to cut off the building blocks needed for a bomb, the United States will seek a new treaty that verifiably ends the production of fissile materials intended for use in state nuclear weapons. If we are serious about stopping the spread of these weapons, then we should put an end to the dedicated production of weapons-grade materials that create them. That's the first step.

 そして、核爆弾の製造に必要な物質の供給を断つために、米国は、国家による核兵器製造に使用することを目的とする核分裂性物質の生産を、検証可能な形で禁止する新たな条約の締結に努めます。核兵器の拡散阻止に本気で取り組むのであれば、核兵器の製造に使われる兵器級物質の製造を停止すべきです。これが初めの1歩です。

Second, together we will strengthen the Nuclear Non-Proliferation Treaty as a basis for cooperation.

 第2に、私たちは共に、協力の基盤として、核不拡散条約を強化します。

The basic bargain is sound: Countries with nuclear weapons will move towards disarmament, countries without nuclear weapons will not acquire them, and all countries can access peaceful nuclear energy. To strengthen the treaty, we should embrace several principles. We need more resources and authority to strengthen international inspections. We need real and immediate consequences for countries caught breaking the rules or trying to leave the treaty without cause.

 条約の基本的な内容は、理にかなったものです。核保有国は軍縮へ向かって進み、核兵器を保有しない国は今後も核兵器を入手せず、すべての国々に対し原子力エネルギーの平和利用を可能にする、という内容です。不拡散条約を強化するために私たちが受け入れるべき原則がいくつかあります。国際的な査察を強化するための資源と権限の増強が必要です。規則に違反していることが発覚した国や、理由なしに条約を脱退しようとする国が、即座に実質的な報いを受けるような制度が必要です。

And we should build a new framework for civil nuclear cooperation, including an international fuel bank, so that countries can access peaceful power without increasing the risks of proliferation. That must be the right of every nation that renounces nuclear weapons, especially developing countries embarking on peaceful programs. And no approach will succeed if it's based on the denial of rights to nations that play by the rules. We must harness the power of nuclear energy on behalf of our efforts to combat climate change, and to advance peace opportunity for all people.

 そして、私たちは、各国が、拡散の危険を高めることなく、平和的に原子力エネルギーを利用できるようにするために、国際燃料バンクなど、原子力の民生利用での協力に関する新たな枠組みを構築すべきです。これは、核兵器を放棄するすべての国、特に原子力の平和利用計画に着手しつつある開発途上国の権利でなければなりません。規則に従う国家の権利を拒否することを前提とする手法は、決して成功することはありません。私たちは、気候変動と戦い、すべての人々にとって平和の機会を推進するために、原子力エネルギーを利用しなければなりません。

But we go forward with no illusions. Some countries will break the rules. That's why we need a structure in place that ensures when any nation does, they will face consequences.

 しかし、私たちは前進するに当たり、幻想を抱いてはいません。規則を破る国も出てくると思われます。いかなる国であろうとも規則を破れば、必ずその報いを受けるような制度を整備する必要があるのは、そのためです。

Just this morning, we were reminded again of why we need a new and more rigorous approach to address this threat. North Korea broke the rules once again by testing a rocket that could be used for long range missiles. This provocation underscores the need for action –- not just this afternoon at the U.N. Security Council, but in our determination to prevent the spread of these weapons.

 今朝、私たちは、こうした脅威に対処するための新しい、より厳格な手段が必要であることを、改めて実感させられました。北朝鮮が再び規則を破り、長距離ミサイル用にも使うことが可能なロケットの発射実験を行ったのです。この挑発行為は、行動を取ることの必要性を浮き彫りにしています。それは、本日午後の国連安全保障理事会での行動だけでなく、核兵器の拡散を阻止するという決意の下に取る行動です。

Rules must be binding. Violations must be punished. Words must mean something. The world must stand together to prevent the spread of these weapons. Now is the time for a strong international response -- (applause) -- now is the time for a strong international response, and North Korea must know that the path to security and respect will never come through threats and illegal weapons. All nations must come together to build a stronger, global regime. And that's why we must stand shoulder to shoulder to pressure the North Koreans to change course.

 規則は、拘束力を持たなければなりません。違反は、罰せられなければなりません。言葉は、実際に意味を持たなければなりません。世界は結束して、核兵器の拡散を防がなければなりません。今こそ、国際社会が断固とした対応を取る時です。北朝鮮は、脅威と違法な兵器によって安全保障と尊敬を勝ち取る道を切り開くことは決してできない、ということを理解しなければなりません。すべての国家が、より強力な国際体制を築くために協力しなければなりません。私たちが協力して北朝鮮に圧力をかけ、方針を変更するよう迫らなければならないのはそのためです。

Iran has yet to build a nuclear weapon. My administration will seek engagement with Iran based on mutual interests and mutual respect. We believe in dialogue. (Applause.) But in that dialogue we will present a clear choice. We want Iran to take its rightful place in the community of nations, politically and economically. We will support Iran's right to peaceful nuclear energy with rigorous inspections. That's a path that the Islamic Republic can take. Or the government can choose increased isolation, international pressure, and a potential nuclear arms race in the region that will increase insecurity for all.

 イランは、まだ核兵器を製造していません。私の政権は、イランとの相互の利益と尊敬に基づき、イランとの関与を求めていきます。私たちは対話を信じています。しかし、対話の中で明確な選択肢を提示していきます。私たちは、イランが政治的にも経済的にも、国際社会の中で正当な位置を占めることを望んでいます。私たちは、厳しい査察の下で原子力エネルギーを平和的に利用するイランの権利を支持します。これこそ、イラン・イスラム共和国が取ることができる道です。一方で、イラン政府は、さらなる孤立と、国際的な圧力と、すべての国々にとって危険を高めることになる、中東地域における核軍拡競争の道を選ぶこともできます。

So let me be clear: Iran's nuclear and ballistic missile activity poses a real threat, not just to the United States, but to Iran's neighbors and our allies. The Czech Republic and Poland have been courageous in agreeing to host a defense against these missiles. As long as the threat from Iran persists, we will go forward with a missile defense system that is cost-effective and proven. (Applause.) If the Iranian threat is eliminated, we will have a stronger basis for security, and the driving force for missile defense construction in Europe will be removed. (Applause.)

 はっきり言いましょう。イランの核開発・弾道ミサイル開発活動は、米国だけでなく、イランの近隣諸国および米国の同盟国にも真の脅威を及ぼします。チェコ共和国とポーランドは勇敢にも、こうしたミサイルに対する防衛システムの配備に同意してくれました。イランからの脅威が続く限り、私たちは、費用対効果の高い、実績のあるミサイル防衛システムの導入を続けていきます。イランの脅威がなくなれば、私たちの安全保障の基盤が強化され、ヨーロッパにミサイル防衛システムを配備する動機がなくなります。

So, finally, we must ensure that terrorists never acquire a nuclear weapon. This is the most immediate and extreme threat to global security. One terrorist with one nuclear weapon could unleash massive destruction. Al Qaeda has said it seeks a bomb and that it would have no problem with using it. And we know that there is unsecured nuclear material across the globe. To protect our people, we must act with a sense of purpose without delay.

 最後に、私たちは、テロリストが決して核兵器を入手することがないようにしなければなりません。これは、世界の安全保障に対する、最も差し迫った、かつ最大の脅威です。1人のテロリストが核兵器を持てば、膨大な破壊力を発揮することができます。アルカイダは、核爆弾の入手を目指す、そしてためらうことなくそれを使う、と言っています。そして、管理が不十分な核物質が世界各地に存在することが分かっています。国民を守るためには、直ちに、目的意識を持って行動しなければなりません。

So today I am announcing a new international effort to secure all vulnerable nuclear material around the world within four years. We will set new standards, expand our cooperation with Russia, pursue new partnerships to lock down these sensitive materials.

 本日、私は、世界中の脆弱(ぜいじゃく)な核物質を4年以内に保護管理することを目的とした、新たな国際活動を発表します。私たちは、新しい基準を設定し、ロシアとの協力を拡大し、こうした機微物質を管理するための新たなパートナーシップの構築に努めます。

We must also build on our efforts to break up black markets, detect and intercept materials in transit, and use financial tools to disrupt this dangerous trade. Because this threat will be lasting, we should come together to turn efforts such as the Proliferation Security Initiative and the Global Initiative to Combat Nuclear Terrorism into durable international institutions. And we should start by having a Global Summit on Nuclear Security that the United States will host within the next year. (Applause.)

 また私たちは、闇市場を解体し、物質の輸送を発見してこれを阻止し、金融手段を使ってこの危険な取引を停止させる活動を拡充しなければなりません。この脅威は長期的なものとなるため、私たちは、「拡散に対する安全保障構想」や「核テロリズムに対抗するためのグローバル・イニシアチブ」などの活動を、持続的な国際制度に転換するために協力すべきです。そして、手始めとして、米国の主催による核安全保障に関する国際サミットを今後1年以内に開催します。

Now, I know that there are some who will question whether we can act on such a broad agenda. There are those who doubt whether true international cooperation is possible, given inevitable differences among nations. And there are those who hear talk of a world without nuclear weapons and doubt whether it's worth setting a goal that seems impossible to achieve.

 私たちが、このように幅広い課題について行動を起こせるのかと疑問を持つ人もいると思います。国家間には避けられない立場の相違があるため、真の国際協力が可能であるかどうか疑問を持つ人もいます。そして、核兵器のない世界の話を聞き、実現不可能と思える目標を設定することに価値があるのかという疑問を持つ人もいます。

But make no mistake: We know where that road leads. When nations and peoples allow themselves to be defined by their differences, the gulf between them widens. When we fail to pursue peace, then it stays forever beyond our grasp. We know the path when we choose fear over hope. To denounce or shrug off a call for cooperation is an easy but also a cowardly thing to do. That's how wars begin. That's where human progress ends.

 しかし間違ってはいけません。そうした考え方の行き着く先は分かっています。国家や国民が、相違点によって特徴付けられることを良しとするとき、相互の溝は深まります。私たちが平和の追求を怠るときには、永久に平和をつかむことができません。希望ではなく恐怖を選んだときにどうなるかは分かっています。協力を求める声を非難し、あるいは無視することは、容易であると同時に、卑劣なことでもあります。戦争はそのようにして始まります。人間の進歩はそこで止まってしまうのです。

There is violence and injustice in our world that must be confronted. We must confront it not by splitting apart but by standing together as free nations, as free people. (Applause.) I know that a call to arms can stir the souls of men and women more than a call to lay them down. But that is why the voices for peace and progress must be raised together. (Applause.)

 この世界には暴力と不正があり、私たちはそれに立ち向かわなければなりません。その際に、私たちは、分裂するのではなく、自由な国家、自由な国民として結束しなければなりません。武器を捨てることを呼びかけるより、武器を取ることを呼びかける方が、人々の感情をかき立てるものです。だからこそ、私たちは団結して、平和と進歩を求める声を上げなければなりません。

Those are the voices that still echo through the streets of Prague. Those are the ghosts of 1968. Those were the joyful sounds of the Velvet Revolution. Those were the Czechs who helped bring down a nuclear-armed empire without firing a shot.

 それは、今もプラハの街にこだまする声です。1968年の亡霊です。ビロード革命のときに聞こえた歓喜に満ちた声です。一度も発砲することなく、核を保有する帝国の打倒に貢献したチェコの人々の声です。

Human destiny will be what we make of it. And here in Prague, let us honor our past by reaching for a better future. Let us bridge our divisions, build upon our hopes, accept our responsibility to leave this world more prosperous and more peaceful than we found it. (Applause.) Together we can do it.

 人間の運命は、私たちが自ら切り開くものです。ここプラハで、より良い未来を求めることによって、私たちの過去に敬意を示そうではありませんか。私たちの間にある溝に橋を架け、希望を基にさらに前進し、これまでより大きな繁栄と平和をこの世界にもたらす責任を引き受けようではありませんか。共に手を携えれば、それを実現することができます。

Thank you very much. Thank you, Prague. (Applause.)

 ありがとうございました。プラハの皆さん、ありがとうございました。

<参考>
朝日 オバマ大統領、核廃絶に向けた演説詳報
http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY200904050209.html

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イスラムとは戦わない by オバマ

今回のオバマの海外歴訪の最後はトルコだったようだ。トルコの国会でも演説をしたのだが、イスラムとは戦わないと言ったらしい。

毎日 米大統領:「イスラムと戦いはしない」 トルコ国会で演説
http://mainichi.jp/select/world/news/20090407k0000m030139000c.html

トルコを訪問したオバマ米大統領は6日、首都アンカラの国会で演説、「米国は過去も将来もイスラムと戦いはしない」と言明し、イラク戦争などで悪化した米国とイスラム社会の関係改善に強い意欲を示した。

NYT In Turkey, Obama Says U.S. ‘Never’ at War With Islam
http://www.nytimes.com/2009/04/07/world/europe/07prexy.html

NYT President Obama’s Remarks in Turkey
http://www.nytimes.com/2009/04/06/us/politics/06obama-text.html

きっぱりとこう言明することは重要なことだと思う。ブッシュの時は、ブッシュが「まとも」であるという言い訳のためと、キリスト教右派の票のために、キリスト教を強く打ち出しており、イラクやアフガンの戦争はどうしても十字軍ではないかと言われていたから。オバマのインドネシア育ちという履歴は、こういうときに効いて来る。

もう一つ面白いのは、上記スクリプトを見ると、こう言っていること。

The United States strongly supports Turkey's bid to become a member of the European Union.

この前にこれがある。

AFP サルコジ仏大統領、トルコのEU加盟に再度反対
http://www.afpbb.com/article/politics/2590017/4000444

つまり、オバマがトルコを入れてあげればいいじゃんと言ったら、サルがやだね〜といい、その後オバマがトルコまで行って「アメリカは支持しているよ、EUメンバーじゃないけど」と言い残してきたという…。思惑はそれぞれあり、EUのことはEUが決めるべきだとは思うけど、サルはねえ…。

ホワイトハウス公式HP
Crossroads in Turkey
http://www.whitehouse.gov/blog/09/04/06/Crossroads-in-Turkey/

今回の歴訪中、オバマはロンドンで行われたG20で金融危機への対処策を打ち出し、ドイツで行われたNATOではアフガンとパキスタンの新戦略を打ち出した上に次期事務総長人事問題を解決し、フランスでは欧州との関係を解決し、プラハでは核廃絶への意欲を示し、トルコではイスラムとの融和を話すという、なんだかもう、国内問題以外でやりたいことを全部出したのではないだろうか。現実的かどうかはさておいても、この状況において、核廃絶やイスラムとの融和という「理想」を声高に言えるのは、やはり「選ばれし人」なんだと思う。実際、大統領選で選ばれた人ではあるんだが。

ところで北朝鮮のミサイル発射は午前4時半に電話で伝えられたそうだ。計算してみると日本と7時間の時差があるから、つまり発射直後に伝えられたわけだ。それを聞いて、オバマはプラハの原稿を書き直したらしい。予備選挙におけるヒラリーの「午前3時の(緊急)電話を誰に取ってほしいですか」CMで投票行動を変えた人は多かったようなんだけど、その人たちは今、どう考えているんだろう?

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April 05, 2009

北朝鮮、人工衛星の打ち上げは失敗?

北朝鮮は成功って言ってるけど、結局、人工衛星のようなものが軌道に乗った形跡はなかったらしい。

読売 北朝鮮「衛星打ち上げ成功」と報道
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20090405-OYT1T00537.htm

日経 北朝鮮の「人工衛星」軌道上になし、太平洋に落下 米軍が声明
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090405AT3F0502205042009.html

とはいえ、ロシアは北朝鮮が成功したって言ってるけど。

結局、ロケット飛距離をのばすのは成功したけど、衛星打ち上げの高さには及ばなかったって理解でいいのかね?? しかし人工衛星はそんなに簡単に上げられませんって。日本だって失敗しているんだから。ま、もし人工衛星打ち上げだったらの話だけどね。

読売 ミサイル発射で与野党、7日にも両院で北朝鮮非難決議
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090405-OYT1T00677.htm

日経 米・EU首脳会議も北朝鮮非難声明
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090405AT3F0502G05042009.html

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オバマ、核廃絶をプラハで訴え

共同 オバマ氏「核なき世界」へ新構想  世界核安保サミット主催へ
http://www.47news.jp/CN/200904/CN2009040501000528.html

ロイター Obama sets out vision of nuclear-free world
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSTRE5325A220090405

スクリプトが出ていないけど、プラハの街頭で行われた演説、CNNで見る限り、いい演説でしたね。核兵器を初めて使った国として責任があると言ってました。後からフル演説映像も、演説原稿も出ると思うので、また改めて。

追記:日本語訳(といっても全文ではないらしい)が出た。

朝日 オバマ大統領、核廃絶に向けた演説詳報
http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY200904050209.html

米国は、核兵器国として、そして核兵器を使ったことがある唯一の核兵器国として、行動する道義的責任がある。

朝日 オバマ大統領、核廃絶へ具体的な目標示す演説 プラハで
http://www.asahi.com/international/update/0405/TKY200904050181.html

プラハの演説原稿
REMARKS BY PRESIDENT BARACK OBAMA
http://www.whitehouse.gov/the_press_office/Remarks-By-President-Barack-Obama-In-Prague-As-Delivered/

毎日 米EU首脳会議:温暖化対策への取り組み強化で合意
http://mainichi.jp/select/world/news/20090406k0000m030104000c.html

CNN 米大統領、NATOのアフガン戦略支援を歓迎
http://www.cnn.co.jp/world/CNN200904050003.html

NATOでの演説の様子

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オバマ、北朝鮮の飛翔体を「ミサイル」と断定

産経 【北ミサイル発射】オバマ米大統領「明白な安保理決議違反」
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090405/amr0904051341004-n1.htm

欧州を訪問中のオバマ米大統領は5日、北朝鮮の長距離弾道ミサイル発射について、「挑発的な行為」であり、「国連安全保障理事会決議の明白な違反だ」と非難する声明を出した。日本などと連携し、今回のミサイル発射問題を安保理に提起する考えを示した。北朝鮮に対しては、さらなる挑発行為を行わないよう強く求めた。

 北朝鮮は「人工衛星」打ち上げと主張しているが、大統領は声明で「テポドン2号」発射と明言した。

へええええええ。アメリカも人工衛星とは思っていなかったんだ。

それにしても、分析はまだなんだろうか?? 第二ブースターはずいぶん日本寄りに落ちたみたいだけど、ちゃんと人工衛星(笑)は打ち上げられたんだろうか。それってわからないのかね? 北朝鮮の「打ち上げ成功」発表はまだ?

産経 【北ミサイル発射】「衛星を国際社会が支持」朝鮮中央通信 打ち上げは報道せず
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/090405/kor0904051416007-n1.htm

これもなんだかなあ。

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ジョン・スチュワートVS CNBC

gooの加藤さんのファンなのだが、この記事を半月遅れで読んだ。

危機に怒るアメリカ、コメディアンの戦いを注視 
コラム「東京から見るオバマのアメリカ」(7回目)
http://news.goo.ne.jp/article/gooeditor/world/gooeditor-20090317-02.html

ジョン・スチュワートが、CNBCの報道姿勢を批判し、1週間にわたり繰り広げたバトルについての記事である。なかなかおもしろかったんだけど、見ないとわからないなあと思って、それを拾ってみた。

というわけで、以下、記事からの引用とビデオを組み合わせてみた。

以下引用。引用部分は色を変えます。

このところ一週間ほどアメリカではかなりの話題だったこと(テレビでも新聞でもブログでも)。それが「ジョン・スチュワート対CNBC」騒動だ。この騒動自体は決してニュースとは思えないが、それにアメリカがこれほど注目したという現象そのものが、今のアメリカの国民感情を如実に示した。その意味で、この騒動はとてもニュース性の高い出来事だった。

私のこのコラムでは何度も取り上げてきたジョン・スチュワート。公平性を期すためにはっきり書くけれども、私ははっきり言って大ファンだ。彼の風刺センスの鋭さと、理路整然とした頭のよさ、そして本質的に真当で真摯な人間性という取り合わせは、実に見事だ。

そのスチュワートが司会と編集長を務めるケーブル番組「The Daily Show」で3月4日、米NBC系ケーブルテレビの経済ニュース専門チャンネル「CNBC」をこてんぱんに批判したのが、ことのきっかけだった。

CNBCに登場する様々な、ジャーナリストなのかアナウンサーなのかコメンテーターなのか芸人なのかはっきりしない人たちがいかに、「買いだ買いだ買いだ」と市況アドバイスを垂れ流し続けたか。それを「The Daily Show」はお得意のビデオクリップの羅列で露呈した。

<中略>

スチュワートは「CNBCの金融の専門家たち」が口々に自信たっぷりに「○○社は大丈夫、買いだ、買い」「もうサブプライムは終わった。買いだ買い」と、実際の市況とは全く裏腹なアドバイスをし続けるビデオクリップを次々と皮肉たっぷりに紹介。そしてこう結論した。

「CNBCのアドバイスをずっと聞いていたら、今頃は手元に100万ドル残ってるはずだ。……そもそも、最初に1億ドルもっていたなら、だけど」

そもそもスチュワートはこうやって、特定のコメンテーター個人ではなく、CNBC全体を批判していた。ところがその中のひとりで(ベア・スターンズ破綻の6日前に「ベア・スターンズは大丈夫だ!」と叫んでいた)ジム・クレーマーという人気のテレビ・パーソナリティ(ゴールドマン・サックス出身の元ヘッジファンド経営者)が、ご丁寧にもわざわざ「The Daily Show」に反論し始めたのだ。「ジョン・スチュワートはコメディアンじゃないか! 彼がやっているのは、バラエティじゃないか!」と。

3月4日

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
CNBC Financial Advice
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

JIN注:ジム・クレーマーって、3分9秒あたりに出て来る人だ。

<中略>

そのスチュワートに批判されて、「だってあいつはコメディアンじゃないか! 奴の番組はバラエティじゃないか!」と反論したジム・クレーマーの番組「Mad Money」(狂った金、怒りの金、とでも言う意味か)というのは、「○○は買いだ、○○は売りだ、市場はこういう風に動く」という「分析」を、ベルやブザーや銅鑼や木琴やシンセサイザーを使った色々な効果音と共に、血管が切れそうなハイテンションで叫びながら繰り出すというものなのだが。

そのクレーマーの「反論」をスチュワートが座視するわけもなく、それから「The Daily Show」は9日の放送、10日の放送、11日の放送で相次いで、クレーマーとCNBCとNBCを笑い飛ばしながら批判し続けた。「いったいどっちがバラエティなのか」と。「自分たちは真実を伝えるふりをして、いい加減な予想をまことしやかに垂れ流すな」と。CNBCとコメンテーターたちがいかにウォール街に都合のいいことばかりを繰り返していたか、金融機関がありえないレバレッジをかけたマネーゲームに狂奔しているか知りながら市場への信頼を訴えていたか、それでいかに金融の専門家ではない視聴者が不利益をこうむったか、辛辣にこき下ろし続けた。

3月9日

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
In Cramer We Trust
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

3月10日

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Basic Cable Personality Clash Skirmish '09
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

3月11日

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Jim Cramer Battle
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Daily/Colbert - Betting on Jim Cramer
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

国民に人気のテレビ・パーソナリティ同士が、メディアを介して舌戦を連日繰り広げるという、ちょっとした異常事態。そして(ケーブルとは言え)世論形成に強い影響力をもつ番組が、三大ネットワーク系テレビ局の報道姿勢を断罪し続けたという、なかなか日本に置き換えようとしてもプレイヤーが思いつかない事態。それが、ここ一週間ほど、多くのアメリカ人の注目を集めていたのだ。

<中略>

「コメディアンvs金融エキスパート」のこのバトルは、実はスチュワートのメディア批判から発したものなのだが、それでも米メディアは他人事のように面白おかしく伝え続け、メディアが「本当に大事なニュース」の傍らでこういう「耳目を集めるが本当にニュースかどうか疑わしい」現象をやたらと取り上げる奇妙さを、またスチュワートが番組で皮肉るというグルグル状態の最終局面。ついにいよいよクレーマー自身がスチュワートの番組に出演した(これは大した勇気のいることだったと、ネットや紙メディアを見渡す限り、大方が評価)。

JIN注:3月12日に結局、ジム・クレーマーが登場。

その3月12日のビデオ

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Intro - Brawl Street: Get Ready to Buy Low! And Sell Die
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Bern After Pleading
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Jim Cramer Pt. 1
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Jim Cramer Pt. 2
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

The Daily Show With Jon Stewart M - Th 11p / 10c
Jim Cramer Pt. 3
comedycentral.com
Daily Show Full Episodes Economic Crisis Political Humor

迎えるスチュワートとスタッフは、クレーマーが過去に「ヘッジファンドとしてどうやって市場を操作してきたか」と語っているビデオを掘り起こしてきて、本人の目の前で流すなど、徹底的に準備と予習をしていた。そしてスチュワートは、ウォール街のやりようを知りながらもCNBCが「買い買い買い」「市場は大丈夫」と言い続けている間、ウォール街のマネーゲームはどんどん加熱し、バブルは膨れ上がり、そして今や多くの一般国民は資産を失い、家を失い、「401k(確定拠出型の企業年金)」もどんどん目減りして失われてしまったのだと、ぐいぐいと相手を追い詰めた。

それを前にクレーマーはひたすら「確かに私たちはもっときちんと取材するべきだった。CEOたちのウソをそのまま真に受けるべきでなかった」と低姿勢に謝る体たらく。(「The Daily Show」いわく)「一週間も続いた世紀の対決」の決着をつける「がっぷり四つ」の論戦バトルになるはずだった対談は、ちょっと肩透かしな感じさえして、スチュワート側の圧勝だった(これもネットや紙メディアを見渡す限り、大方がこの評価)。

<後略>

そんなわけで、まあ、ジョン・スチュワートも大変だというか、これ幸いに番組にしちゃうあたり、なかなか面白いのでクリップさせていただきました。英語が分かるともっと面白いはずなんだけど、私は雰囲気しかわからないのが残念。分かる方のみ加藤さんのコメントとともにお楽しみいただければ。でも加藤さんの記事の全文じゃないので、必ずgooの本文をお読みください。

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今度こそ発射

ちゃんと飛んだのかね?

▼11:35

発射は11:30ごろらしい。発射方向東向き。発射の数は1発。(NHK)

▼11:37

太郎ちゃん会見

▼11:40

37分にブースターが秋田沖に落ちたはず

飛翔体 日本通過

▼11:41

43分ごろ、ブースター2が落ちるはず。日本の東1270km太平洋。

▼11:43

破壊措置の実施なし。

日本への落下物はなかったようだ。

▼11:45

ブースター2の落下地点は、北朝鮮発表より日本に近いらしい。

▼11:58

11:48 日本東2100km上空で追尾終了

▼11:59

河村官房長官会見

北朝鮮に厳重に抗議する。

 

<まとめ>

30分ごろムスタングから発射

37分ごろ秋田沖280kmにブースター1落下。予定通りの距離。

37分ごろ日本通過

43分ごろ日本の東1270km、太平洋上にブースター2落下。

北朝鮮発表は2150km沖合のはず。燃料が予定より速く燃焼してしまったか?

船舶の安全は? 部品が落ちている可能性も。

破壊措置は発動されず。


さて、これで自主待機も解除だ。お祭り終わり。

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G20メモ

G20が終わったので、株価が上がったり、ドルが上がったりしているんだけど、仕事で忙しかったのであまりよく知らないな。ということで、調べてみた。

朝日 〈G20首脳宣言の要旨〉
http://www.asahi.com/business/update/0403/TKY200904030058.html

【成長と雇用の回復】
・来年末までに総額5兆ドルの前例のない協調した財政出動を行い、世界の成長率を4%分押し上げる
・非伝統的な手段を含むあらゆる金融政策を動員する
・世界経済の成長率は来年末までに2%を超えると国際通貨基金(IMF)は推定している。我々は本日合意した行動により成長傾向への復帰が加速することを確信している

【金融監督と規制の強化】
・金融安定化フォーラムの後継の組織として、すべてのG20を含む新しい金融安定化理事会を創設
・金融安定化理事会はIMFと協調し、マクロ経済と金融のリスクに関して早期の警報を出す

【国際金融機関の強化】
・新興国と途上国の成長を支援するため、国際金融機関を通じて8500億ドルを使えるようにする

【保護主義の拒否と国際貿易・投資の促進】
・貿易障壁を設けない措置を1年間延長し、10年末とする。世界貿易機関(WTO)ドーハ・ラウンドの合意の必要性を再確認

【公正で持続可能な回復の確保】
・持続可能で環境に優しい回復という目標に向け、財政出動による投資を活用する

ロイター G20が1.1兆ドルの危機対策で合意、規制強化やIMFへの資金拠出もhttp://jp.reuters.com/article/businessNews/idJPJAPAN-37311420090402

 ブラウン首相によると、G20首脳は、IMFや他の機関を通じて利用できる新たな資金源として1兆1000億ドル拠出することで合意した。それにはIMFの特別引出権(SDR)2500億ドルが含まれる。
 IMFは5000億ドルの新規資金を得て、独自財源は3倍に拡大する。新規資金のうち400億ドルを中国が拠出することで合意した。
 このうち多くは特に東欧の困難に陥った貧困国の支援に充てられる見通し。

産経 G20 中露がドル基軸に挑戦状 新基軸通貨へ綱引き
http://sankei.jp.msn.com/economy/finance/090403/fnc0904032244020-n1.htm

ロンドンで開催された主要20カ国・地域(G20)の金融サミット(首脳会合)で、ロシアが基軸通貨ドルに代わる国際準備通貨の創設を正式に提案した。中国もドル基軸体制の見直しを求めている。外貨準備が豊富な他の新興国が今後同調する可能性もあり、欧州もユーロの地位向上を狙っている。中露の挑戦で、基軸通貨の覇権争いに火ぶたが切られた格好だ。

毎日 クローズアップ2009:G20閉幕 火種残して協調 財政出動、実施で溝
http://mainichi.jp/select/opinion/closeup/news/20090403ddm003020111000c.html

 サミットでは、景気刺激策の実施をめぐり、各国の利害が激しく対立した。
 米国は国内総生産(GDP)比2%規模の財政出動を主張。英国も同調した。G20出発前に追加経済対策の取りまとめを指示した麻生太郎首相は、1日付の英紙フィナンシャル・タイムズで、追加財政出動に慎重なドイツを批判するなど、積極的な財政出動の必要性を強調した。
 英国を除く欧州勢は、失業保険など社会保障制度の充実を理由に「社会保障が、不況時の自動安定化装置として機能している」(サルコジ仏大統領)、「米国とは制度が異なる」(オランダのバルケネンデ首相)と主張する。メルケル独首相は、麻生首相の批判に「本当に無意味だ」と強い不快感を示した。

メルケルが不快感を示したという麻生首相の批判というのはこれだ。

goo 麻生太郎首相、単独インタビュー G20内の分裂を浮き彫りに——フィナンシャル・タイムズ
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20090401-01.html

過去15年間の経験のおかげで、私たちはどういう対策が必要か承知しています。それに対してアメリカや欧州各国にとっては、今回のような経験は初めてかもしれない。財政出動の重要性を理解している国もあれば、理解していない国もあって、だからドイツは(財政出動に消極的な)発言をしているのだと思います。
また欧州にはマーストリヒト条約(欧州連合条約)があるわけで、英国は採択していない部分があるからこそできることがあるし、もしかしたら採択しているからこそドイツにはできないこともあるのかもしれません。

この期に及んで財政出動しないというのは、日本的に考えるとちょっとおかしいんじゃないかと思ってしまうんだが、ドイツはどうするつもりなのかね。ま、なんらかの事情はあるかもしれないんだけど。

追記:事情ってこういうことかも。

ぐっちーさんの金持ちまっしぐら
8109.53円
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/cd577fcfa5624d47272b234fc34d082f

むしろ東欧の分まで背負ってしまった欧州、特にUKは当面借金を返すのに精一杯で立ち直らないでしょう。

このインタビューからまとめた記事があって、覚書さんが訳してくれている。

今日の覚書
麻生総理、FT紙にきっぱり決意表明
http://blog.goo.ne.jp/kitaryunosuke/e/5717e008c50ff98d947d1928a00c9887


そんなわけで、5兆ドルというのはあまり積み上げのない数字らしいが一応財政出動しましょうねということになった模様。ただ、毎日の分析によれば合意のように各国が本当に財政出動するかどうかは不明だという。日本は別に金融規制に反対していないし、財政出動もすべきって立場と思うんだが、どうして理解してもらえないのかね。しかも時計が日本時間から北京時間になっちゃったらしい(泣)。

産経 G20 日本の存在感低下を象徴?時計は北京時間
http://sankei.jp.msn.com/world/china/090402/chn0904022304007-n1.htm
正直、どっちでもいいけど。


さて、G20前に「新しい枠組みができなきゃ退席」発言で周囲から一蹴されたりしていて注目していたサルなんだけど、退席もせず、中国にも歩みよったようだ。財政出動より金融規制をしたかったようなんだが、この程度で良かったの? 退席すりゃよかったじゃん?

CNN 仏大統領、G20退席の可能性ありと報道 国内向けパフォーマンスか
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200904010003.html

毎日 G20:独仏、金融規制を強調 財政出動優先の米英と溝
http://mainichi.jp/select/biz/news/20090402dde007020024000c.html

朝日 中仏首脳、G20機に歩み寄り チベット問題「和解」
http://www.asahi.com/international/update/0402/TKY200904020285.html

あ、覚書さんの指摘していた、サルコジ酔うの巻はこちら。中川(酒)の酒事件ってバカ正直に反応しすぎなんじゃないのかねえ。


一方のオバマなんだが、「勉強に来た」というだけあって、なんとなくおとなしかったのでは? ま、アメリカ発の不況だしね。

goo オバマ大統領単独インタビュー G20団結呼びかけ——フィナンシャル・タイムズ
http://news.goo.ne.jp/article/ft/world/ft-20090331-01.html

Amr0904030855003n1 産経 G20「歴史的なサミット」 オバマ米大統領評価
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090403/amr0904030855003-n1.htm
この記事のロイターの写真が面白いので、貼っておく。著作権はロイターです。ベルルスコーニとオバマとメドベージェフのばか騒ぎ(?)と胡錦濤の微笑が…。


おまけ:
産経 伊首相の大声に英女王不快 記念撮影「まるで観光客」
http://sankei.jp.msn.com/world/europe/090404/erp0904040902001-n1.htm

 

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April 04, 2009

常温核融合?

オフィス・マツナガさんのところを読んでいたら、有料サイト「ニュースソース」へのリンク案内にこんな言葉が。

オフィス・マツナガ
マスメディアが絶対に報道しない「北朝鮮ミサイル発射」情報
http://officematsunaga.livedoor.biz/archives/50792041.html

■G20で米と露が新核抑止協議は北朝鮮とイランを考察しただけではない。その背景に常温核融合がある。(軍事筋)

それで私は有料で読んだわけだけど、常温核融合のニュースがあったらしい。で、有料ニュースソースにはこれを巡るさまざまなことが書いてあります。お金払って読んでね。

常温核融合のニュースについて、グーグルニュースで検索したら普通に出てきた。

EETimes
米海軍の科学者が「常温核融合を実験的に確認」と主張、議論が再燃か(2009/03/25)
http://eetimes.jp/article/22922/

 米国海軍の科学者らは、米化学会(ACS:American Chemical Society)の年次会議における発表で、「常温核融合を実験的に確認した」と主張した。

 米国海軍のSpace and Naval Warfare Systems Centerに所属する科学者であるPamela Mosier-Boss氏は、常温において「核融合反応が発生しているという説得力ある証拠を得ている」と述べた。同氏によれば、この実験結果は「低エネルギ核反応(LENR:Low-Energy Nuclear Reaction)によって生じた高エネルギ中性子に関する、初めての科学的な報告だ」という。


確か常温核融合って、日本でも偉大な発見があったはず。と思って検索してみた。

国際情勢の分析と予測
北大の水野博士が水素と炭素の常温核融合(核変換)に成功
http://blog.goo.ne.jp/princeofwales1941/e/b0e468d0f950ab83d70b6b66fc7d61f1

北海道大学において今までとは違うやり方で常温核融合実験に成功したという話らしい。上記ブログにもあるけれど、大阪大学も注目らしい。

Wiki 常温核融合
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%B8%E6%B8%A9%E6%A0%B8%E8%9E%8D%E5%90%88

2008年5月22日、上述の荒田吉明大阪大学名誉教授により大阪大学で公開実験が行われ、5月23日の日経産業新聞および日刊工業新聞で報道された。新聞報道によれば、レーザ、電気、熱等を使わずに、酸化ジルコニウム・パラジウム合金の格子状超微細金属粒子内に重水素ガスを吹き込むことだけで、大気中の10万倍のヘリウムと30kJの熱が検出されたものである(日経産業新聞)。生成されたヘリウムは一度金属内に取り込まれると数百度の熱を加えないと放出されないためサンプル再生が課題となるとしている(日刊工業新聞)。同内容の論文は高温学会誌Vol34「固体核融合実用炉の達成」で発表されている。

これはレーザーも使わない常温核融合のようだけど、阪大はレーザー核融合研究でも有名で、ついこの間まで世界最大だったはずのレーザー核融合実験施設がある。アメリカで3月末に世界最大の施設ができたので、今は世界最大じゃないはずなんだが、記事を読む限りどっちが大きいかわからないな。

共同 世界最大級のレーザー完成  阪大、核融合の研究に
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009031301000708.html

テクノバーン 世界最大のレーザー核融合装置、米国立点火施設「NIF」が完成
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200904031230

あと阪大で注目なのが、メタルカラーの時代でも紹介されたこれ。

日経サイエンス
太陽光レーザーが拓くマグネシウム社会
http://www.nikkei-science.com/page/magazine/0711/200711_030.html

マグネシウムサイクルというものらしい。水とマグネシウムで熱と水素を作るというもののようだけど、阪大のレーザー核融合研究から派生した研究らしい。

理系じゃないんで正確にはわからないんだが、核融合研究であれやこれや出て来るって、日本はすごいんじゃないのかなあ。

そういえば以前こんなエントリを書いていたので、リンクしておく。

Jin and Tonic
技術防衛が必要だよ、まったく。
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2008/07/post_bd72.html

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今期の朝の連ドラは寺内貫太郎一家だ!

北朝鮮がいつテポドン人工衛星を打ち上げるのかと思ってNHKをつけていて、流れでたまたまNHKの朝の連ドラ「つばさ」を見たんだけど、ヒデキは出ているし、母、祖母のけんかで主人公が突き飛ばされるし、これはどう見ても……寺内貫太郎一家だろ!

連続テレビ小説「つばさ」
http://www9.nhk.or.jp/asadora/tsubasa/index.html

脚本家×プロデューサー
http://www9.nhk.or.jp/asadora/tsubasa/topics/03_talk/index.html
やっぱり、「ホームドラマ」狙いだそうで。

そんなわけで、結構面白いので見ると思う。

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発射! じゃなかった

北朝鮮の人工衛星なるミサイル(?)が発射されたそうです。

追記

12:22 誤探知だそうで。NHKによると、政府からのEmネットが悪いそうです。あらら〜。

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あと20分切った

北朝鮮の人工衛星が11時に発射らしい。あと約20分弱ですが。

多分、これへの号砲(?)ではないかと。

共同 核不拡散で新構想表明へ  オバマ氏、4月5日プラハで
http://www.47news.jp/CN/200903/CN2009032801000907.html

オバマ大統領がチェコの首都プラハで4月5日、核不拡散問題に関する重要演説を行うと明らかにした。新たな核政策構想を表明するとみられる。

ちゃんと予定通り飛ぶか、その場で撃沈するか、どっちかにしてくれ。

追記 現在11時13分なんだけど、まだ打ってないね。12時までには発射するらしいっす。

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