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July 22, 2009

蜜月は終わったけれど

AFP オバマ米大統領の支持率下がる、それでも50%台
http://www.afpbb.com/article/politics/2622790/4367695

WAPO Washington Post-ABC News Poll
http://www.washingtonpost.com/wp-srv/politics/polls/postpoll_072009.html

元資料を探そうとして、「支持率って英語でなんだっけ…」って思い出すのも苦労したくらい、大統領選ははるか昔(苦笑)。あのころは支持率調査を毎日追っかけてたのに。おお、懐かしや。去年の今ごろ、民主党の指名をほぼ確実にしたオバマは、愛国心演説やベルリン演説などしておりましたね。

話をもとに戻すと、このニュースはオバマの支持率が60%を切りましたよ〜んという話である。前回調査の6月21日から3週間で65%から59%に落ちている。もう就任から半年がたったので、そろそろ蜜月も終わりということなんだろうが、ちょっと急激ではある。

落ちるのも仕方ないなあと思うのは、失業率が上がっているからだ。つまり、あんなにお金突っ込んだのに、失業率上がっているじゃんよ、ってことである。

朝日 6月の米失業率は9.5%、26年ぶりの水準に悪化
http://www.asahi.com/business/update/0702/TKY200907020317.html

気が短いなあ、そんなちょっと突っ込んだくらいで立ち直るなら、日本は10年以上失ってないって。それに59%なんて、麻生太郎首相にとっては夢のような数字じゃありませんか!

問題は人柄より政策面での評価が落ちているところらしい。前回調査と今回調査を比較してみると、経済政策では56→52に、ヘルスケア(健康保険問題ね)は53→49に、負債額(財政緊急出動に伴うものだろう)は49→43に、それぞれ落ちているわけだ。変わらないのはアフガン政策だけで63→62だそうで。

でもこんなニュースもあるんだけど。

朝日 09年の米成長率見通し、上方修正 失業率は悪化の見方
http://www.asahi.com/business/update/0716/TKY200907160181.html

ロイター 米経済見通しは幾分改善、出口戦略で多くの手段持つ=FRB議長
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPJAPAN-10147620090721

蜜月が終わった今、オバマが取り組む最大の課題は医療である。当たり前のように国民全加入の医療保険があるいわゆる先進国と違い、アメリカはいまだにそれがない。

まあ、移民が多いので、そんなのつきあってられないと言われればそうかもしれないが、映画「シッコ」に出て来るような、2本の指を切断した人が縫合手術のお金がなくて1本をあきらめたというのは、普通ありえないだろ。なにせ1本100万円以上かかるんだそうで(苦笑)。おちおち事故に会えない訳です。

クリントン政権時代もヒラリーが頑張って法案を作ったんだけど、共和党が「あんたに何の資格が?」と切り返し、廃案になった。共和党によると全加入の医療保険は「社会主義」であると。確かに、医療が充実しているところは消費税高いけどね。税金嫌いのアメリカは、どうも医療保険ですら嫌いらしい。

支持率からみても、医療保険にお金がかかりそうだというので、医療政策への支持も落ちているんだけど、オバマは真っ向勝負する考えのようだ。

AFP オバマ米大統領、医療保険改革めぐる政治闘争を批判
http://www.afpbb.com/article/politics/2623237/4382026

日経 医療保険改革「遅らせてはならない」 オバマ大統領が声明
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20090721AT2N2003021072009.html

CNN  Obama questions motives of health care critics
http://edition.cnn.com/2009/POLITICS/07/21/health.reform/index.html

この問題は本当に信じられない苦労があると思うけど、国民のためには入れたほうがいいだろう。そういう決断が下せるかどうか、微妙だけれど、今のところ頑張ってますな。一応、上記調査によれば、大統領と共和党とどちらを支持するかという質問には圧倒的にオバマ支持だったし。

日経 オバマ大統領、アポロ11号乗組員を称賛 月面着陸40周年で
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20090721AT1G2101221072009.html

アポロ11号による人類初の月面着陸から40周年だったんだそうで、アームストロング船長らがホワイトハウスに招かれたんだそうだ。

今、アメリカでは火星に人を送るという計画も持ち上がってきているらしい。ロシアとドイツがそのための準備をしているからなんだろうけど、ロシアは核融合ロケットの技術のめどでもついたのかね??

アメリカが火星探索…そんな予算どこから持ってくるんだよ。あ、また日本か…。

関係ないけど、これ面白い。

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オバマ大統領のニュースカンファレンス,最初にTwitterで案内
http://zen.seesaa.net/article/123741558.html

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Comments

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ysbeeさん、こんにちは。

米流さんちのほうにコメントをお返ししたのでどうしようかと思ったのですが、日比野さんのところで答えらしきものを見つけたので、「F22問題って…よくわからん」エントリに追記しておきました。

軍隊の出費ってどれくらいなんでしょうね? イラク戦争やアフガン戦争でどれくらい費やされたのか。多分、今問題になっている貧困者への医療費負担くらい、軽くだせる額でしょうね。

そんな出費をいつまでも続けるわけにはいかないわけで、イラク戦争をやめ、F22の開発はしないというのはわかるんですが、やはりアフガン戦争用と日本沿岸用の戦闘機は違うようで、アメリカが開発しないから導入しないというわけにはいかなそうですね。

ということはユーロファイターでもいいと思うんですよねえ…。オバマが軍産複合体との縁を切るなら、日本の事情も呑み込んでもらえるといいなあと思います。無理か。

Posted by: JIN | July 27, 2009 at 08:23 PM

JINさん、おしばらくだす!
(毎日読んでましたが、コメントが残せず……)

私の方でも、たまたま今日オバマの記事でした。
もっとも、軍縮の話題でしたが。
この件に関しては、日本のはもちろん、米国のメディアでもあまり騒がれませんでしたけど、ホントは凄いことだと思うんですよ。

何しろ、そもそもはアイゼンハワーの昔にまで遡るんですが、大統領を辞める時に「軍産共同体は米国を食い潰す」と、はっきりと警告してるんですね。

大戦、朝鮮戦争と陣頭指揮を執ってきたアイゼンハワーでさえ、現役中にはその危惧を言えず、辞める段に死ぬ気で警告した。
その後、ケネディもそれを懸念して、ベトナム戦争を回避しようとしたけれど、逆に暗殺されてしまった。

だからその後は、軍産体制にたてをつこうとした大統領は出現しなかったわけですよ。 と〜こ〜ろ〜が〜……

オバマ出現。世界を変えると言うのは本当だった訳で、軍産複合体の跳梁に、ついにストップがかかった。ブッシュの代で飛躍的に膨張した軍事予算を、縮小の方向へ大転換です。
予定されていたF-22の今年分はナシ!
あんな高いモン、買ってられるか、それより国民の福祉へ、という訳です。

私自身「軍産にメス」はロビイスト撤廃と一緒で、公約には貼っても実施は無理だろう、と思っていたので、今日上院でF-22発注ストップの議案が通過して、正直驚きました。
実は、いまオバマが全力投球している国民健康保険の議案は、こちらの軍縮案を通すためのカモフラージュじゃないか?とまで思えたり。それだけ、のちのち凄い影響が出てくる政策転換だと思います。
(長くなって申し訳ない。興奮してしもうた m(_ _)m)

Posted by: 米流時評 ysbee | July 22, 2009 at 05:39 PM

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Tracked on July 22, 2009 at 06:05 PM

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