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August 04, 2009

G2時代なんですかね?

7月末に行われた米中戦略対話の件なんだけど、オバマが表現は抑えたものの「米中が21世紀を作る」なんて言ったもんだから、日本は大騒ぎなんだけど。え?騒いでない?? ん〜まあ、もう先週の話だし(苦笑)。騒いでないといえば騒いでないか。

読売 米中戦略対話 どう進む新しい時代の「G2」(7月30日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20090729-OYT1T01199.htm

オバマ米大統領が「米中が21世紀を作る」と述べた意味は重い。

 2大主要国「G2」と呼ばれ始めた米中が、世界経済だけでなく、国際社会の平和と安定に重要な役割を果たしていく決意を表明したものだ。

日本は「日米が21世紀を作る」なんて言われたことない。同じように米国債を買っていたときでさえ、貿易摩擦でやられただけだし。というか、やはり日本は小国なんだと思う。国土も狭いしね。

そんなわけで、日本のマスコミは一斉にG2の時代の到来について伝えるわけだが、海外はそんなこと言ってないそうで。

園田義明めも
米中戦略対話社説集に見るG2過剰反応
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/07/31/4468845

揃いも揃って「G2」に言及している点に注目。
海外主要紙をざっと見渡してもG2などほとんど見当たらない。

いや、テレグラフは言っているみたいなんだが。

Telegraph
Barack Obama: US and China will shape 21st century
http://www.telegraph.co.uk/news/worldnews/northamerica/usa/barackobama/5919905/Barack-Obama-US-and-China-will-shape-21st-century.html
The US and China will run the world, whether we like it or not
http://blogs.telegraph.co.uk/news/adrianmichaels/100004769/the-us-and-china-will-run-the-world-whether-we-like-it-or-not/

否が応でもアメリカと中国が世界を率いるんだそうで。まあ、ガーディアンなので、これはイギリスがそうなったらいいと企んでいるだけかもしれない。

いずれにせよ、日本でもわりと冷静に伝えられているようにも思うけど、それより日本においては絶対的な報道量が少ないように思う。なぜ?

産経【主張】米中戦略対話 見直される「日米同盟」力
http://sankei.jp.msn.com/politics/policy/090803/plc0908030234001-n1.htm

 米中で世界の流れを決める「G2体制」の始まりとする見方には程遠い結果とみるべきだろう。むしろ中国に責任ある行動を求める上で、日米が一層の牽引(けんいん)力を発揮する必要がある。

毎日 米中戦略経済対話:「G2」体制始動 米、懸案より協調優先/中、主導権握り満足感
http://mainichi.jp/select/world/news/20090730ddm002020065000c.html

両国による「G2」体制がどこまで進むかは未知数だ。

AFPでも…

米中戦略・経済対話が閉幕、多分野での協力強化で一致
http://www.afpbb.com/article/politics/2625897/4405818

一方で、ヒラリー・クリントン(Hillary Clinton)米国務長官は、広範な課題での対話を増やしていくことで合意はしたものの、具体策に踏み込むというよりも意見交換という側面が強かったと認めている。

そんでもって、ブログ界ではこんな見方もある。

園田義明めも
オバマの米中戦略・経済対話演説 ―
http://y-sonoda.asablo.jp/blog/2009/07/28/4460754

オバマ政権は地球温暖化という「びっくりお化け屋敷」に中国を閉じ込めようと奮闘中!!

そうだったのか! バブル同盟という見方もあるようですね。

田村秀男の経済がわかれば、世界が分かる
【日曜経済講座】編集委員・田村秀男 米中G2はバブル同盟 戦略対話の真相
http://tamurah.iza.ne.jp/blog/entry/1157596/

7月下旬、ワシントンで2日間にわたって開かれた米中戦略経済対話で、オバマ米大統領は米中関係について「他のどの2国間関係とも比肩しうるほど重要だ」と強調した。米国は日本よりも中国重視なのかとの懸念も出そうだが、「米中G2」の真相は「米中バブル同盟」である。米中とも新たなバブル崩壊を防止するため、一層協調せざるを得ない関係にあるのだ。

新たなバブル崩壊って、アメリカのクレジットカード破綻? それとも中国の不動産とか? 

ところでオバマが米中会談の会見で、孟子の言葉である「山中の小道は、人が通ってこそ道となる。しばらく通らなければ、茅(かや)でふさがれてしまう」を引用したんだが、隠された意味があるらしい。

産経 オバマ米大統領の孟子引用 隠れたメッセージ?米中の現状を暗示か
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090728/amr0907281852008

孟子の原文には、引用部分に続き、「いま茅があなたの心をふさいでいる」という一言が残されている。ここまで読むと、米中関係の現状は、意思疎通を欠いた結果、相互理解が欠落しているという懸念が浮かび上がる。中国の修辞法では、本当に伝えたい後半の字句をあえて省略することで、意図を暗示する方法がある。

ふーむ。そこまで出来ているとしたら、それはすごいことではある。中国研究が進んでいるし、やはり駐中大使にハンツマンを置いたり、親中派が多いだけのことはあると思う。

とはいえ私の感想としては、こちらで取り上げられているFTの記事のほうが近いな。

地政学を英国で学ぶ
中国をもち上げ過ぎなんじゃないの?
http://geopoli.exblog.jp/11640438/

G2以外にも、アメリカでは「オバマ」が「クール」って意味として使われているらしいとか、広島市が原爆記念日に「Yes,we can」フレーズを使うらしいとか、ミッシェルにミッシェルを捧げたポールとか、話題はいろいろある。だけど、やっぱりG2とかいって中国を持ち上げまくるオバマのアメリカの真意が気になるのだった。

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