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September 02, 2009

だからなんだよ

前のエントリの最後に、NYTの記事がアメリカで鳩山由紀夫批判を起こしているようだけど、それって無断で掲載されたもんだよねということを書いたわけだ。で、波紋が波紋を呼んでいるようなんだが。

産経 米ワシントン・ポストが鳩山氏に警告「米国との決別は危険」
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/090901/stt0909012357021-n1.htm

1日付の米紙ワシントン・ポストは、日本の総選挙で勝利した民主党の鳩山由紀夫代表を「経験のない政治家」と評し、北朝鮮の核の脅威があることから、「日本が米国との決別を模索すること」はあまりに危険だと主張する社説を掲載した。

WAPOだけじゃなくて、ほかの新聞も書いているそうで。

産経 米主要紙、鳩山氏の対米姿勢に相次ぎ懸念
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090902/amr0909020154000-n1.htm

当該社説はこれだ。

WAPO Shake-Up in Japan
http://www.washingtonpost.com/wp-dyn/content/article/2009/08/31/AR2009083103044.html

The LDP stood for close U.S.-Japan relations, while Yukio Hatoyama, the inexperienced politician who leads the DPJ and will probably be Japan's next prime minister, has called for a more Asia-centered foreign policy, sometimes dressing this up with assaults on American "market fundamentalism" and other ills of globalization. There will no doubt be room for negotiation with the Obama administration, perhaps over such issues as the basing of U.S. Marines in Okinawa. But the threat of a nuclear North Korea makes Japan's neighborhood too dangerous, we think, for the government in Tokyo to seek a rupture with Washington or for the Obama administration to let one develop.

自民党は日米関係を緊密化させる立場を取ってきた。一方、次期首相になるだろう民主党党首の鳩山由紀夫という経験の浅い政治家はもっとアジア寄りの外交政策を取ろうとしている。アメリカの「市場原理主義」やグローバリゼーションの病魔をたたいたりする。沖縄基地の問題とかアメリカに起因するこうした問題については、きっとオバマ政権との交渉の余地はあるだろう。でも日本政府にとってワシントンやオバマ政権と亀裂を生むことは、北朝鮮の脅威によって日本の近隣諸国を危険にさらすことにつながる。(適当訳)

微妙に何が言いたいかわからんが、まあアメリカと仲良くしようぜという脅しらしい。だって市場原理主義で破綻したじゃん? 自分たちだって自己批判したじゃん? 他国に批判されるのがそんなに嫌なんかい?? 自分たちはスコットランドの司法当局の判断について偉そうに文句言うくせに。しかも経験の浅さからいったらオバマのほうが浅いぜ!

そんでもってNYTはこれかなあ? 違うかもしれないけど。

NYT Japan’s New Leadership
http://www.nytimes.com/2009/09/01/opinion/01tue2.html

Yukio Hatoyama, who is expected to be the next prime minister, wants a more equal alliance with the United States. Some of his policy proposals are reasonable, but others are cause for concern. We are eager to hear more details. The United States needs a responsible strategic partner committed to a strengthened alliance.

鳩山次期首相は米国とのより対等な同盟関係を望んでいるけ。その提案は理解できるものもあるが、心配な面もある。我々はもっと詳しく知りたい。アメリカは堅い同盟を約束する戦略的で責任感のあるパートナーを求めているのだから。(適当訳)

給油は来春まで続けろよって言ってます。あと、靖国に行って中国と韓国との間に緊張を作るなと。反日NYTだけに大きなお世話だ。

とはいえ、ぐっちーさんの訳したウォールストリートジャーナルではこんな風だそうで。

ぐっちーさん
民主党はアメリカでは評判が悪いのか?
http://blog.goo.ne.jp/kitanotakeshi55/e/a05746446081988e31ac2675fb9ba780

The Democratic Party of Japan, victorious in Sunday's election, has vowed greater independence from Washington as a centerpiece of its foreign policy. But people involved in relations between the two countries play down the notion of a serious break, noting that cooperation has been tepid from the long-ruling Liberal Democratic Party on a range of overlapping interests, from promoting global free trade to containing North Korea's nuclear program.

今回勝利した民主党はワシントンからのより大きな独立を抱げ距離を置くことを外交的政策の中心にすると宣言している。
しかし、これまでの両国の関係に従事してきた人は基本的概念に関する相違というものを軽視し、(意見の)ブレークについてあまりにも長くの間ぬるま湯的「なーなー」な自民党との関係に終始して来ただけであって、それは北朝鮮問題から自由貿易協定に至るまで幅広いテーマにかかわっている。

更に続けて

"All things get harder when the government doesn't have any political capital," said the former U.S. ambassador to Japan, Thomas Schieffer, referring to the LDP's plunging popularity during his tenure from 2005 until earlier this year. "Hopefully, this election will clear that up. ... Hopefully, Japan will take a stronger role in the international community."

2005年から直近まで駐日大使だったシーファーは彼の任期中の凋落し続けた自民党に言及し、政府が政策における支柱を持っていない時ほど物事を難しくするものはない、と言及。今後はこの選挙ですべてがクリアーになり、日本が国際社会においてより強い役割を果たすように望むと述べた。

ちなみにシーファーさんってのは、ブッシュの友人で駐日大使になったけど、本当は民主党な人です。

今、批判している人たちって日本通、いわゆる親日派な人たちなんだけど、それってジャパンハンドラーな人たちなんだろうし、どうでもいいっす。多分、脅しだろ?

鳩山兄、もうじきオバマと電話会談ですね。英語できるんだろうから頑張ってください。

追記:外務省抜きで行われたようで

読売「日米同盟は基軸」鳩山・オバマ電話会談
http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20090903-OYT1T00125.htm

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