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November 24, 2009

オバマのアジア訪問を振り返る

先々週から先週にかけてオバマがアジアを訪問したわけだけど、日本には特に一陣の風くらいの勢いで、24時間で去ってしまったわけだ。1日来日が遅れていたわけだが、遅れてなかったら、天皇在位20年記念式典に出たのだろうか…。

今更なんだが、日米首脳会談とアジア演説以外に、オバマがアジアで行ったことを振り返ってみようかなと。いや、別に中国重視だの日本軽視だのという難しい話じゃなくて、話題になったところを。

【14日】 天皇皇后両陛下と昼食
  →90度のお辞儀で外交儀礼問題として取り上げられる。

当該お辞儀はこれなんだけど、日本人みたいに90度で静止していたわけじゃなし、握手している最中で日本の儀礼的には?だし、日本人的には別に不自然じゃない。写真で撮っちゃうと、90度で止まっているように見えるけど、年上の方の目線の下に…と思えばここまで来ちゃうのは自然な話。動きも速いし。

オバマ米大統領の「お辞儀」問題、前米軍司令官が擁護 国際ニュース : AFPBB News
http://www.afpbb.com/article/politics/2666407/4942593

ニュースな英語 - goo辞書 「オバマは天皇に頭を下げすぎて日本人に恥をかかせた」と怒る米保守メディア
http://dictionary.goo.ne.jp/study/newsword/wednesday/20091118-01.html

ハッキリ言って日本の儀礼も無視して、10度も傾けなかったチェイニーとかのほうが、無礼だしおかしいと思う。

【15日】 APEC  何したんだっけ?

【16日】 上海で若者と対話集会
  →Twitterをしていなかったと告白!

CNN.co.jp:オバマ大統領の意外?な事実、「Twitter」使ったことがなかった
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200911170024.html

オバマといえばインターネットを駆使した戦略で大統領選挙を勝ち抜いたといわれており、特にTwitterはその威力を発揮したといわれている。しかもこの発言のちょっと前に下院を通過した医療改革法案では、投票前にTwitterにてオバマ大統領名で「地元の下院議員に電話しよう」と呼びかけ、通過したときには「This is the history」と書いていたくらいなのだ。

Jin and Tonic
医療保険改革法案下院通過とTwitter祭:
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2009/11/twitter-a39a.html

そりゃ、オバマが直接書き込んでいるわけはないと思ってたし、ブラックベリーじゃ見切れないほど投稿数があるだろうから、担当者もいるだろうとは思っていたけど、たまには見たり、こう書けと指示しているのかと思っていた。演説会に呼んでほしくて呟いてみたりしていたのに。だけど、それはすべてスタッフがやっていたことらしい。

でね、このときオバマはインターネットの検閲について聞かれていた。

朝日:上海のオバマ氏、ネット検閲にチクリ 学生と対話集会 - 国際
http://www.asahi.com/international/update/1116/TKY200911160330.html

なかでも力が入ったのは、ネット上の検閲を巡る質疑。小規模ブログ「ツイッター」について「自由に使えるべきではないか」との質問に、オバマ氏は「情報が自由に流れればそれだけ社会は強くなる。政府に説明責任を持たせることができるからだ」と力説。「情報の自由がなければ、批判を耳にしないで済むのにと思うことがある」と「権力者」の心情も吐露しつつ、ネットへの検閲を強める中国政府を暗に批判した。

産経 オバマ米大統領と上海の学生の対話 やりとり抜粋 (1/2ページ)
http://sankei.jp.msn.com/world/america/091117/amr0911170045000-n1.htm

Twitterはイラン大統領選の後の抗議行動で、有力なツールになっていたと思う。それが頭にあったんだと思うけど。

CNET 米国務省、Twitterへのメンテナンス変更要請に関して見解を表明
http://japan.cnet.com/news/media/story/0,2000056023,20395210,00.htm

上海での学生との対話集会の様子はこちらで。

The President's Town Hall in Shanghai | The White House
http://www.whitehouse.gov/blog/2009/11/16/full-video-and-photos-presidents-town-hall-shanghai

上海のあと、北京に行って異母弟と会った。この異母弟をCNNが取り上げていたのだが、ピアニストで、最近自伝を出したらしい。

CNN:オバマ米大統領、中国在住の異母弟と再会
http://www.cnn.co.jp/fringe/CNN200911190028.html

【17日】胡錦濤国家主席と温家宝首相と会う。
  →人権問題と人民元切り上げについては取り上げた。

日経:「経済・安保で広く協力」オバマ大統領 中国主席と会談
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091117NT001001017112009.html

あまり成果は見当たらないのだが、これあたりがそうだろうか?

The US and China: Towards a Clean Energy Economy | The White House
http://www.whitehouse.gov/blog/2009/11/17/us-and-china-towards-a-clean-energy-economy

観光として万里の長城や故宮を見たあと、韓国へ。明博君とはとても仲良く話したらしい。FTA問題について明博君が踏み込んだ発言をして助け舟(?)を出したりしていたし。しかし、リーマンショックは韓国が…(以下略)

というわけで、いろいろあったようで無かったオバマ大統領のアジア歴訪だが、日本人としては、90度のお辞儀してくれてありがとね、というところだろうか。Twitterに呟いてみてもいいが、どうせ見ないだろうしな。今度来日したときは、演説会に呼んでくださいね!

参考:
Jin and Tonic
日米首脳共同記者会見:
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2009/11/post-32f3.html
オバマのアジア政策演説:
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2009/11/post-c1e1.html

覚書メモ
毎日:オバマ米大統領:支持率49% 半数割れ早さ、戦後4番目--世論調査
http://mainichi.jp/select/world/news/20091121dde035030068000c.html
クリントンやレーガンに次ぐ早さなら、長期政権になるんじゃないでしょうかね。

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November 23, 2009

ドラマ『JIN−仁−』について

TBSの日曜劇場「JIN ー仁ー」は面白いですね〜。日曜劇場を久々に見ておりますよ。

先日ちらりとGOOGLEでJINと検索してみたら、ドラマのJINの次に我が「Jin and Tonic」が来ており、ビックリしたところ。いやいや、大沢たかおさん熱演の名ドラマの直下に我がブログなど恐縮すぎるので、少しドラマのほうのJINについて書いてみようかと。

TBS 日曜劇場「JIN -仁-」
http://www.tbs.co.jp/jin2009/

大学病院で脳外科医として勤務している南方仁(大沢たかお)が、身元不明の救急患者の手術をしたのだが、その患者が病院から逃げ出そうとし、彼を追っていた南方は階段から落ちてしまう。気がつくとそこは幕末の江戸であった…。

簡単に導入部を説明するとこんな感じで、いわゆるタイムスリップものなのだが、時は幕末、主人公は医者。医者はいつの世も、できることが多いのである。やっぱり医者を志せば良かったなあとこれを見て思った人も多いに違いない。

そんなわけで、南方仁は江戸で緒方洪庵や坂本龍馬や勝海舟に会い、江戸の人々の運命を変えて行くのか〜というお話である。

なんといっても大沢たかお演ずる南方仁の素直さ(「はい」という返事が清々しすぎる)と、内野聖陽演ずる坂本龍馬のリアリティー(話すときにつばを飛ばしているらしい)と、武田鉄矢扮する緒方洪庵の、ちと博多弁っぽい大阪弁による熱演が素晴らしい。

特に内野氏の坂本龍馬は、今まで見た坂本龍馬の中で最も坂本龍馬らしい感じ(知らない人だけど)に思える。Twitterや2chを見ても、来年「龍馬伝」で坂本龍馬を演ずる福山雅治は大変だろう、という声も多いが、全く同感だ。

あと、武家の娘、咲を演じる綾瀬はるかちゃんがうまい。こんなにうまい人だと思わなかった。ジャニーズの坊やとのすごくつまらないドラマを見ていたせいで、演技力に気付かなかった。ごめんね〜。中谷美紀の野風もいいんだが、まあ、それは当然なので。

このドラマの面白いところは、現代の脳外科医が幕末に行くと何ができるのか—というところにあると思う。もちろん最先端の医療はできないわけだけど、ちょっとしたやけどなど、現在では簡単に治せる怪我や病気でも、人は死んでしまうものだった。

南方仁が立ち向かうのは、頭蓋骨にどうやって穴を開けるか、手術道具をどうやって作り上げるか、コレラや梅毒をどう治すか−といった問題である。治療薬がすぐ手に入る現代と違い、一から作り上げて行かねばならない。だが、江戸の技術はなかなかのもので、手術道具はわりとすぐに作り上げてしまうし(スタッフは江戸の技術でできるかどうか確認して作っているらしい)、戦後に出来たペニシリンをも、南方以下、西洋医学所チームは作り上げてしまう。

ペニシリン - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9A%E3%83%8B%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%B3

前回の第7話は緒方洪庵の死がテーマであったが、個人的に一番面白かったのは、内部抗争により、西洋医学所チームのペニシリン製造施設が焼失した後に、援助の手を差し伸べるのがお醤油のヤマサだったことだ。

ヤマサは実際に西洋医学所が焼失したとき、300両を寄付し再建したそうで、それが現在の東京大学医学部なんだそうだ。へ〜〜〜である。そんなわけで、私もヤマサの昆布つゆを買ってみた。今度は特選醤油を買ってみようと思う。

ヤマサの歴史【ヤマサ醤油株式会社】
http://www.yamasa.com/history/sevens.html

さて、JINは12月27日に最終回を迎えるそうだが、あと5回くらいで終わるのか?? とてもそう思えないので、映画なり、続編なりが出来そうな勢い。と思ったら、やっぱり映画があるそうです(苦笑)

ホームページであらすじを読めばだいたいわかるので、ぜひ、まだ見ていないという人も、見てみてくださいね〜。ホント、名作だわ。今のところ。


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November 20, 2009

ファンロンパイって誰?

EU大統領が決まったそうなんだが、ヘルマン・ファンロンパイって、どこの人よ???と思ったらベルギーの現役の首相だった。

共同 EU大統領にファンロンパイ氏 外相はアシュトン氏  -
http://www.47news.jp/CN/200911/CN2009112001000026.html

EU首脳会議の常任議長となるそうなんだが、EU大統領はG20とかに参加するのだろうか。EU諸国だけがやたら多いG8とは、ヨーロッパの大国クラブにアメリカと日本が入っていただけとも言える訳だが、ここにEU大統領が出たら、ヨーロッパはEU大統領だけでいいはずなので、G20時代はぜひそうして欲しいものだ。サルコジとかうるさいだけだし。

EU大統領はブレアなのかと思っていたが、フランスやドイツが、通貨統合もしていないイギリスが初代大統領になるのを嫌がって、ファンロンパイ氏になったそうだ。ルクセンブルグの大統領が出るという話もあったな。あまり立派(ブレアが立派かどうかはさておき)な大統領だと、サルコジとか自分たちの存在感もなくなるしということだったらしい。

イギリスはそこで、外相のポストを得たわけだ。キャサリン・アシュトン欧州委員(通商担当)というわけで、ミリバンド英外相も候補にあがっていたが、こちらも女性であまり有名じゃない(のか?)アシュトンさんになったそうだ。

で、EUはいつか1国になるんだろうか。ならないだろうな…。

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November 15, 2009

オバマのアジア政策演説

Remarks by President Barack Obama at Suntory Hall | The White House
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/remarks-president-barack-obama-suntory-hall

原文、翻訳ともホワイトハウスwebsiteより

ホワイトハウス
報道官室 即時発表                 2009年11月14日

バラク・オバマ大統領の演説
サントリーホール
東京、日本

日本標準時 午前10時12分

PRESIDENT OBAMA:  Thank you so much.  Arigatou.  Thank you very much.  (Applause.)  Good morning.  It is a great honor to be in Tokyo -- the first stop on my first visit to Asia as President of the United States.  (Applause.)  Thank you.  It is good to be among so many of you -- Japanese and I see a few Americans here  -- (applause) -- who work every day to strengthen the bonds between our two countries, including my longtime friend and our new ambassador to Japan, John Roos.  (Applause.)

オバマ大統領:大変ありがとう。ありがとう。本当にありがとう。(拍手)おはようございます。米国大統領としての初のアジア歴訪に際して、最初に東京を訪れることは大変な光栄です。(拍手)ありがとう。長年の友人であり米国の新駐日大使であるジョン・ルースをはじめ、日米両国の絆を強化するため毎日働いている多くの皆さん‐日本国民と数人アメリカ人がここにいるようですが‐皆さんとご一緒できることはいいことです。(拍手)

It is wonderful to be back in Japan.  Some of you may be aware that when I was a young boy, my mother brought me to Kamakura, where I looked up at that centuries-old symbol of peace and tranquility -- the great bronze Amida Buddha.  And as a child, I was more focused on the matcha ice cream.  (Laughter.)  And I want to thank Prime Minister Hatoyama for sharing some of those memories with more ice cream last night at dinner.  (Laughter and applause.)  Thank you very much.  But I have never forgotten the warmth and the hospitality that the Japanese people showed a young American far from home.

日本を再訪するのは素晴らしいことです。ご存知の方もあるかと思いますが、少年時代に母に連れられて鎌倉を訪れました。そこでは何世紀にもわたって平和と安寧の象徴になってきた青銅製の大仏像を見上げたものです。そして子供だった私は、抹茶アイスクリームの方にもっと関心がありました。(笑い)そして、私は昨夜の晩餐会の際に子供の頃の思い出を分かち合うべくアイスクリームを出してくださった鳩山首相にお礼を申し上げます。(笑いと拍手)ありがとうございます。しかし私は、故郷を遠く離れ訪ねてきたアメリカ人の少年に日本の人々が示してくれた暖かさともてなしを忘れたことはありません。

And I feel that same spirit on this visit:  In the gracious welcome of Prime Minister Hatoyama.  In the extraordinary honor of the meeting with Their Imperial Majesties, the Emperor and Empress, on the 20th anniversary of his ascension to the Chrysanthemum Throne.  In the hospitality shown by the Japanese people.  And of course, I could not come here without sending my greetings and gratitude to the citizens of Obama, Japan.  (Applause.)

そして、私は今回の訪問でも同じスピリットを感じています。鳩山首相の優雅な歓迎の中に、天皇陛下ご即位20周年を迎えられた天皇・皇后両陛下にお会いする非常な栄誉の中に、日本国民により示された暖かいもてなしの中にそれを感じます。そしてもちろん、小浜市民の皆さんに私のご挨拶と感謝の言葉を伝えることなくしては、ここに来ることはできませんでした。(拍手)

Now, I am beginning my journey here for a simple reason.  Since taking office, I have worked to renew American leadership and pursue a new era of engagement with the world based on mutual interests and mutual respect.  And our efforts in the Asia Pacific will be rooted, in no small measure, through an enduring and revitalized alliance between the United States and Japan.

さて、今回の歴訪を日本から始めるのは、単純な理由からです。私は就任以来、相互利益と相互尊重に基づいて、アメリカのリーダーシップを取り戻し、世界への新しい取り組みの時代を追求するために努力してきました。そして、アジア太平洋における私達の努力は、米国と日本の永続的かつ再活性化された同盟関係に大いに根ざしたものになるでしょう。

From my very first days in office, we have worked to strengthen the ties that bind our nations.  The first foreign leader that I welcomed to the White House was the Prime Minister of Japan, and for the first time in nearly 50 years, the first foreign trip by an American Secretary of State, Hillary Clinton, was to Asia, starting in Japan.  (Applause.)

就任当初から、私達は日米両国の絆を強化するために努力してきました。私がホワイトハウスで最初にお迎えした外国指導者は日本の首相でしたし、この50年間で初めてのことですがアメリカの国務長官、ヒラリー・クリントンの最初の外国訪問はアジア歴訪であり、それも日本から開始されました。(拍手)

In two months, our alliance will mark its 50th anniversary  -- a day when President Dwight Eisenhower stood next to Japan's Prime Minister and said that our two nations were creating "an indestructible partnership" based on "equality and mutual understanding."

日米同盟は2ヶ月後には50周年を画することになり、50年前のその日、ドワイト・アイゼンハワー大統領は日本の首相の隣に立って、日米両国は「平等と相互理解」に基づく「不滅のパートナーシップ」を構築してゆくと述べました。

In the half-century since, that alliance has endured as a foundation for our security and prosperity.  It has helped us become the world's two largest economies, with Japan emerging as America's second-largest trading partner outside of North America.  It has evolved as Japan has played a larger role on the world stage, and made important contributions to stability around the world -- from reconstruction in Iraq, to combating piracy off the Horn of Africa, to assistance for the people of Afghanistan and Pakistan -- most recently through its remarkable leadership in providing additional commitments to international development efforts there.

それ以来半世紀にわたり、この同盟関係は日米の安全保障と繁栄のための基盤として持続されてきました。この関係は、日米が世界の二大経済大国になるのを助け、日本は北米外での米国の2番目に大きな貿易相手国として台頭するようになりました。日本が世界的舞台でより大きな役割を果たすようになるにつれ、同盟は進化し、世界の安定に重要な貢献をしてきました。具体的には、イラク復興からアフリカの角の沖合いでの海賊行為との戦い、アフガニスタンおよびパキスタンの国民への支援にまで及んでおり、最近では、それは卓越したリーダーシップを通して同地域での国際開発努力への追加コミットメントを提供するといったことです。

Above all, our alliance has endured because it reflects our common values -- a belief in the democratic right of free people to choose their own leaders and realize their own dreams; a belief that made possible the election of both Prime Minister Hatoyama and myself on the promise of change.  And together, we are committed to providing a new generation of leadership for our people and our alliance.

日米同盟が持続してきたのは、何よりもそれが両国の共通の価値観を反映したものであったからです。その価値観とは、自由な人々が自分達の指導者を選び、自分達の夢を実現する民主的権利への信念、鳩山首相と私自身が変化の公約に基づいて選挙されることを可能にした信念です。私達は共に、日米両国民と日米同盟のための新しい世代のリーダーシップを提供することに取り組む決意です。

That is why, at this critical moment in history, the two of us have not only reaffirmed our alliance -- we've agreed to deepen it.  We've agreed to move expeditiously through a joint working group to implement the agreement that our two governments reached on restructuring U.S. forces in Okinawa.  And as our alliance evolves and adapts for the future, we will always strive to uphold the spirit that President Eisenhower described long ago -- a partnership of equality and mutual respect.  (Applause.)

だからこそ、私達2人は、歴史のこの重要な瞬間にあって、日米同盟を再確認しただけでなく、それを深めることで合意しました。沖縄駐留米軍の再編に関して両国政府が達成した合意を実施するために、共同作業グループを通して迅速に進めてゆくことで合意しました。そして日米同盟が進化し、未来に向けて適応するにつれ、アイゼンハワー大統領がずっと前に描いた精神、すなわち平等と相互尊重のパートナーシップを守るべく常に努力するでしょう。(拍手)

But while our commitment to this region begins in Japan, it doesn't end here.  The United States of America may have started as a series of ports and cities along the Atlantic Ocean, but for generations we have also been a nation of the Pacific.  Asia and the United States are not separated by this great ocean; we are bound by it.  We are bound by our past -- by the Asian immigrants who helped build America, and the generations of Americans in uniform who served and sacrificed to keep this region secure and free.  We are bound by our shared prosperity -- by the trade and commerce upon which millions of jobs and families depend.  And we are bound by our people -- by the Asian Americans who enrich every segment of American life, and all the people whose lives, like our countries, are interwoven.

しかし、私達の当地域へのコミットメントは日本で始まりますが、ここで終わるものではありません。アメリカ合衆国は大西洋岸のいくつかの港湾と都市から始まったかもしれませんが、何世代にもわたって太平洋国家でもあり続けてきました。アジアと米国はこの大洋により隔てられているのではなく、結び付けられています。私達はその過去により、アメリカを打建てるのを助けたアジア系移民により、また当地域の安全と自由を守るために奉仕し犠牲になった何世代にもわたるアメリカ兵により、結び付けられています。私達は共有された繁栄により、何百万もの雇用と家族がそれに依存する貿易と商業により、結び付けられています。そして私達は、両国の国民により、アメリカの生活の全ての部分を豊かにしているアジア系アメリカ人により、日米両国のように、その人生が互いに織り合わされた全ての人々により、結び付けられています。

My own life is a part of that story.  I am an American President who was born in Hawaii and lived in Indonesia as a boy. My sister Maya was born in Jakarta, and later married a Chinese-Canadian.  My mother spent nearly a decade working in the villages of Southeast Asia, helping women buy a sewing machine or an education that might give them a foothold in the world economy.  So the Pacific Rim has helped shape my view of the world.

私自身の人生はその物語の一部です。私はハワイで生まれ、インドネシアで少年時代を過ごしたアメリカの大統領です。私の妹のマヤはジャカルタで生まれ、後に中国系カナダ人と結婚しました。私の母は、東南アジアの村落で働き、女性達がミシンを購入するのを助け、世界経済への足掛かりを与える教育を得るのを助けて、ほぼ10年間を過ごしました。ですから、環太平洋地域が私の世界観形成を助けました。

And since that time, perhaps no region has changed as swiftly or dramatically.  Controlled economies have given way to open markets.  Dictatorships have become democracies.  Living standards have risen while poverty has plummeted.  And through all these changes, the fortunes of America and the Asia Pacific have become more closely linked than ever before.

そして、それ以来、同地域ほど急速にあるいは劇的に変化してきた地域はおそらくないでしょう。統制経済は開放された市場へと移行しました。独裁国家は民主主義国家になりました。貧困が激減する半面、生活水準が向上しました。そしてmこれらの全ての変化を通じて、アメリカとアジア太平洋の運命は、これまでになく緊密に連結されてきました。

So I want everyone to know, and I want everybody in America to know, that we have a stake in the future of this region, because what happens here has a direct effect on our lives at home.  This is where we engage in much of our commerce and buy many of our goods.  And this is where we can export more of our own products and create jobs back home in the process.  This is a place where the risk of a nuclear arms race threatens the security of the wider world, and where extremists who defile a great religion plan attacks on both our continents.  And there can be no solution to our energy security and our climate challenge without the rising powers and developing nations of the Asia Pacific.

ですから、私は、私達の利害関係がこの地域の将来に大きく関わっていることを全ての人に知ってほしいし、アメリカの全ての人に知って欲しいと思います。なぜなら、ここで起こることは米国での私達の生活に直接影響するからです。私達はここで、商業のかなりの部分を営み、商品の多くを購入しています。そして、ここに米国製品をより多く輸出し、その過程で米国で雇用を創出することができます。まさしくここで、核兵器競争のリスクが世界全体の安全保障を脅かしており、偉大な宗教を冒涜する過激主義者は日米両国への攻撃を計画しているのです。アジア太平洋地域の新興国、開発途上国なしでは、私達のエネルギー安全保障と気候の挑戦に対する解決策はありえません。

To meet these common challenges, the United States looks to strengthen old alliances and build new partnerships with the nations of this region.  To do this, we look to America's treaty alliances with Japan, South Korea, Australia, Thailand and the Philippines -- alliances that are not historical documents from a bygone era, but abiding commitments to each other that are fundamental to our shared security.

これらの共通の挑戦に対処するため、米国はこの地域の国々との旧来の同盟関係を強化し、新しいパートナーシップを構築することを期待しています。これを為すために、私達はアメリカの日本、韓国、オーストラリア、タイ、フィリピンとの協定による同盟関係に目を向けています。この同盟関係は、過ぎ去った時代の歴史的文書ではなく、私達の共同の安全保障にとって根本的な相互に対する不変のコミットメントです。

These alliances continue to provide the bedrock of security and stability that has allowed the nations and peoples of this region to pursue opportunity and prosperity that was unimaginable at the time of my first childhood visit to Japan.  And even as American troops are engaged in two wars around the world, our commitment to Japan's security and to Asia's security is unshakeable -- (applause) -- and it can be seen in our deployments throughout the region -- above all, through our young men and women in uniform, of whom I am so proud.

これらの同盟関係は、この地域の国々および諸国民が、私が少年時代に日本を初めて訪問した時には想像できなかった機会と繁栄を追求することを可能にする安全保障と安定の基盤を提供し続けます。アメリカの軍隊が世界中で2つの戦争に関与する間ですらも、日本の安全保障とアジアの安全保障に対する私達のコミットメントは揺るぎないものであり、‐(拍手)‐それは当地域全体への米国の展開に、何よりも私が非常に誇りとする若い米兵男女を通して見ることができます。

Now, we look to emerging nations that are poised as well to play a larger role -- both in the Asia Pacific region and the wider world; places like Indonesia and Malaysia that have adopted democracy, developed their economies, and tapped the great potential of their own people.

さて、私達は、アジア太平洋地域および世界中の、同じようにより大きな役割を果たす用意がある新興国に期待しています。民主主義を取り入れ、経済を開発し、自国民の大いなる潜在的能力を活用してきたインドネシアやマレーシアのようなところです。

We look to rising powers with the view that in the 21st century, the national security and economic growth of one country need not come at the expense of another.  I know there are many who question how the United States perceives China's emergence.  But as I have said, in an interconnected world, power does not need to be a zero-sum game, and nations need not fear the success of another.  Cultivating spheres of cooperation -- not competing spheres of influence -- will lead to progress in the Asia Pacific.  (Applause.)

私達は、21世紀においては、一国の国家安全保障と経済成長を達成するには他国を犠牲にする必要はないという見方をもって台頭する国々に期待しています。米国が中国の台頭をどのように見ているかに疑問を表明する人々が多くいることを、私は知っています。しかし、私が述べたように、相互に結び付いた世界においては、力はゼロ・サム・ゲームである必要はなく、国々は他国の成功を恐れる必要はありません。競合する勢力圏ではなく、協調圏を培うことがアジア太平洋地域の進歩に繋がるでしょう。(拍手)

Now, as with any nation, America will approach China with a focus on our interests.  And it's precisely for this reason that it is important to pursue pragmatic cooperation with China on issues of mutual concern, because no one nation can meet the challenges of the 21st century alone, and the United States and China will both be better off when we are able to meet them together.  That's why we welcome China's effort to play a greater role on the world stage -- a role in which their growing economy is joined by growing responsibility.  China's partnership has proved critical in our effort to jumpstart economic recovery.  China has promoted security and stability in Afghanistan and Pakistan.  And it is now committed to the global nonproliferation regime, and supporting the pursuit of denuclearization of the Korean Peninsula.

さて、どんな国でもそうであるように、アメリカは自国の国益に焦点を当てて中国にアプローチします。そして、まさしくこの理由のゆえに、共通の関心事項に関して中国と実用主義的協力を追求することが重要です。なぜなら、いかなる国も単独で21世紀の挑戦課題に対処することはできず、米国と中国は課題に一緒になって対処する時に両国ともより良い立場に立てるからです。だからこそ、私達は、世界舞台でより大きな役割、その成長する経済力に伴って増大する責任のある役割を果たそうとする中国の努力を歓迎します。中国のパートナーシップは、経済回復を活発化させようとする私達の努力にとって重要であることが立証されています。中国は、アフガニスタンとパキスタンの安全保障と安定を促進してきました。そして中国は今、世界的な核不拡散制度に従うことを誓っており、朝鮮半島の非核化追求を支援しています。

So the United States does not seek to contain China, nor does a deeper relationship with China mean a weakening of our bilateral alliances.  On the contrary, the rise of a strong, prosperous China can be a source of strength for the community of nations.

ですから、米国は中国を封じ込めることを求めてはいませんし、中国とのより深い関係は日米二国間同盟の弱体化を意味するものではありません。逆に、強力で繁栄する中国の台頭は、国々の共同体の力の源泉となりえます。

And so in Beijing and beyond, we will work to deepen our strategic and economic dialogue, and improve communication between our militaries.  Of course, we will not agree on every issue, and the United States will never waver in speaking up for the fundamental values that we hold dear -- and that includes respect for the religion and cultures of all people -- because support for human rights and human dignity is ingrained in America.  But we can move these discussions forward in a spirit of partnership rather than rancor.

また、それゆえに、私達は、北京やその他の場所で米中の戦略経済対話を深め、米中両国の軍のコミュニケーションを改善するよう努力します。もちろん私達は全ての問題について合意するわけではなく、米国は重要視する根本的価値観を主張するのをためらうことはしません。その価値観は、全ての人々の宗教と文化に対する尊重を含みます。人権と人間の尊厳性に対する支持はアメリカに深く根付いているからです。しかし私達は、これらの話し合いを憎しみではなく協調精神で推し進めることができます。

In addition to our bilateral relations, we also believe that the growth of multilateral organizations can advance the security and prosperity of this region.  I know that the United States has been disengaged from many of these organizations in recent years. So let me be clear:  Those days have passed.  As a Asia Pacific nation, the United States expects to be involved in the discussions that shape the future of this region, and to participate fully in appropriate organizations as they are established and evolve.  (Applause.)

日米二国間関係に加え、多国間機関の成長がこの地域の安全保障と繁栄を増進すると私達はまた信じています。米国が近年、これらの機関の多くへの関与を停止してきたことを私は知っています。はっきり言いましょう。そのような時代は過ぎ去りました。アジア太平洋国として、米国はこの地域の将来を形作る話し合いに関与し、機関が設立され発展する時に適切な機関に全面的に参加するつもりです。(拍手)

That is the work that I will begin on this trip.  The Asia Pacific Economic Cooperation forum will continue to promote regional commerce and prosperity, and I look forward to participating in that forum this evening.  ASEAN will remain a catalyst for Southeast Asian dialogue, cooperation and security, and I look forward to becoming the first American President to meet with all 10 ASEAN leaders.  (Applause.)  And the United States looks forward to engaging with the East Asia Summit more formally as it plays a role in addressing the challenges of our time.

それが、私がこの歴訪で始める仕事です。アジア太平洋経済協力フォーラムは地域的商業と繁栄を促進し続け、私は同フォーラムに今晩参加するのを心待ちにしています。ASEANは、東南アジアの対話、協力、安全保障の触媒であり続けるでしょうし、私は10人のASEAN指導者全員に会う最初のアメリカ大統領になることを待望しています。(拍手)そして米国は、東アジア・サミットがこの時代の挑戦課題に対処するうえで役割を果たす中で、同サミットに関与することを待望しています。

We seek this deeper and broader engagement because we know our collective future depends on it.  And I'd like to speak for a bit about what that future might look like, and what we must do to advance our prosperity, our security, and our universal values and aspirations.

私達がこのようなより深く幅広い関与を追求するのは、私達の集団的未来がそれに左右されるのを知っているからです。私は、未来がどのようなものになりうるか、私達の繁栄、安全保障、普遍的価値観と願望を前進させるために何をしなければならないかに関して少しの間話したいと思います。

First, we must strengthen our economic recovery, and pursue growth that is both balanced and sustained.

第1に、私達は経済回復を強化し、均衡が取れ、かつ持続的な成長を追求しなければなりません。

The quick, unprecedented and coordinated action taken by Asia Pacific nations and others has averted economic catastrophe, and helped us to begin to emerge from the worst recession in generations.  And we have taken the historic step of reforming our international economic architecture, so that the G20 is now the premier forum for international economic cooperation.

アジア太平洋諸国やその他の国々が講じる迅速で前代未聞な調整された行動が経済的破滅を回避し、私達が過去何世代かにおける最悪の景気後退から脱却し始めるのを助けました。そして私達は国際経済構造を改革する歴史的一歩を踏み出し、その結果G20が今国際経済協力の中心フォーラムになっています。

Now, this shift to the G20, along with the greater voice that is being given to Asian nations in international financial institutions, clearly demonstrates the broader, more inclusive engagement that America seeks in the 21st century.  And as a key member of the G8, Japan has and will continue to play a leading and vital role in shaping the future of the international financial architecture.  (Applause.)

さて、このG20への移行は、国際金融機関においてアジア諸国に与えらつつあるより大きな発言権とあいまって、アメリカが21世紀に求めているより幅広く包括的な関与を明らかに示しています。そして、G8の重要構成員として、日本は国際金融構造の未来を形成してゆくうえで主導的かつ重要な役割を果たしてきましたし、今後も果たし続けるでしょう。(拍手)

Now that we are on the brink of economic recovery, we must also ensure that it can be sustained.  We simply cannot return to the same cycles of boom and bust that led to a global recession. We can't follow the same policies that led to such imbalanced growth.  One of the important lessons this recession has taught us is the limits of depending primarily on American consumers and Asian exports to drive growth -- because when Americans found themselves too heavily in debt or lost their jobs and were out of work, demand for Asian goods plummeted.  When demand fell sharply, exports from this region fell sharply.  Since the economies of this region are so dependent on exports, they stopped growing.  And the global recession only deepened.

経済回復を目の前にしている今、私達はそれが持続的な回復になるよう保証しなければなりません。私達は、世界的な景気後退をもたらしたと同じ景気と不景気の循環に戻ってゆくことはできません。私達は、このような不均衡な成長を生み出した同じ政策に従うことはできません。この景気後退が私達に教えた重要な教訓の1つは、主にアメリカの消費者とアジアの輸出業者に依存しながら成長を促進することの限界です。アメリカ人が過大な債務を抱え、あるいは職を失って失業した時に、アジアの商品に対する需要が急激に下落したからです。需要が急激に下落した時、この地域からの輸出も急激に下落しました。この地域の経済は余りにも輸出に依存しているため、経済成長が停止しました。そして世界的景気後退は一層深刻になったのです。

So we have now reached one of those rare inflection points in history where we have the opportunity to take a different path.  And that must begin with the G20 pledge that we made in Pittsburgh to pursue a new strategy for balanced economic growth.

ですから、私達は今、歴史において、異なる道を選ぶ機会を持つ稀な変曲点に到達しています。そして、それは均衡の取れた経済成長のための新戦略を追求するというピッツバーグでのG20の誓約から始まらなければなりません。

I'll be saying more about this in Singapore, but in the United States, this new strategy will mean that we save more and spend less, reform our financial systems, reduce our long-term deficit and borrowing.  It will also mean a greater emphasis on exports that we can build, produce, and sell all over the world. For America, this is a jobs strategy.  Right now, our exports support millions upon millions of well-paying American jobs.  Increasing those exports by just a small amount has the potential to create millions more.  These are jobs making everything from wind turbines and solar panels to the technology that you use every day.

私はシンガポールでこれについてもっと述べますが、米国ではこの新戦略は、貯蓄を増やし、支出を減らし、金融システムを改革し、長期的債務と借入れを削減することを意味します。それはまた、私達が構築し、生産し、世界中で販売できる輸出により重点を置くことを意味します。アメリカにとっては、これは雇用戦略です。現時点では、米国の輸出は、アメリカの何百万もの高賃金の雇用を支えています。この輸出を少しの量増やすことは、何百万もの新規雇用を創出する可能性を秘めています。こうした雇用は、風力タービンや太陽電池パネルから日常的に使用する技術まで全てを製造する雇用です。

For Asia, striking this better balance will provide an opportunity for workers and consumers to enjoy higher standards of living that their remarkable increases in productivity have made possible.  It will allow for greater investments in housing and infrastructure and the service sector.  And a more balanced global economy will lead to prosperity that reaches further and deeper.

アジアにとっては、このより良い均衡を達成することは、生産性の並外れた向上が可能にしたより高い生活水準を労働者と消費者が享受する機会を提供するでしょう。それは、住宅、インフラ、サービス産業への投資拡大を可能にするでしょう。そして、より均衡の取れた世界経済はより広くより深く到達する繁栄につながります。

For decades, the United States has had one of the most open markets in the world, and that openness has helped to fuel the success of so many countries in this region and others over the last century.  In this new era, opening other markets around the globe will be critical not just to America's prosperity, but to the world's, as well.

米国は何十年間にもわたって、世界で最も開放された市場を維持してきましたし、その開放性が過去一世紀間にこの地域および他地域の非常に多くの国々の成功を助けてきました。この新時代において、世界中の他の市場を開放することは、アメリカの繁栄のためだけでなく世界の繁栄のためにも重要です。

An integral part of this new strategy is working towards an ambitious and balanced Doha agreement -- not any agreement, but an agreement that will open up markets and increase exports around the world.  We are ready to work with our Asian partners to see if we can achieve that objective in a timely fashion -- and we invite our regional trading partners to join us at the table.

この新戦略の不可分の部分は、野心的で均衡の取れたドーハ合意に向けての努力です。どんな合意でもいいわけではなく、世界中の市場を開放し輸出を増大させるような合意です。私達は、時宜を得た形でその目標を達成できるかどうかを確認するためにアジアのパートナーと協力する用意があり、その交渉に参加するよう地域の貿易相手国を招待します。

We also believe that continued integration of the economies of this region will benefit workers, consumers, and businesses in all our nations.  Together, with our South Korean friends, we will work through the issues necessary to move forward on a trade agreement with them.  The United States will also be engaging with the Trans-Pacific Partnership countries with the goal of shaping a regional agreement that will have broad-based membership and the high standards worthy of a 21st century trade agreement.

私達はまた、この地域の継続的な経済統合が地域諸国全ての労働者、消費者、企業に利益をもたらすと信じています。韓国の友人とともに、私達は韓国との貿易合意を推進するのに必要な課題に取り組みます。米国はまた、広範にわたる締約国が参加し、21世紀の貿易合意に相応しい高い基準を備えた地域合意を形成するという目標をもって、太平洋を超えたパートナーシップ諸国と関与してゆきます。

Working in partnership, this is how we can sustain this recovery and advance our common prosperity.  But it's not enough to pursue growth that is balanced.  We also need growth that is sustainable -- for our planet and the future generations that will live here.

これが、私達がパートナーシップで協力しつつ、この景気回復を持続させ、共通の繁栄を促進できる方法です。私達はまた、私達の地球とそこに住む未来の世代のために、持続的な成長を必要とします。

Already, the United States has taken more steps to combat climate change in 10 months than we have in our recent history -- (applause) -- by embracing the latest science, by investing in new energy, by raising efficiency standards, forging new partnerships, and engaging in international climate negotiations. In short, America knows there is more work to do -- but we are meeting our responsibility, and will continue to do so.

すでに米国は、科学を受け入れ、新しいエネルギーに投資し、効率基準を高め、新しいパートナーシップを形成し、気候に関する国際的交渉に関与することにより、過去10ヶ月間に近年になされたより多くの気候変動への対抗措置を講じてきました。(拍手)手短に言えば、アメリカはなすべき事がもっと多くあるのを知っていますが、その責任を果たしつつあり、今後もその努力を継続します。

And that includes striving for success in Copenhagen.  I have no illusions that this will be easy, but the contours of a way forward are clear.  All nations must accept their responsibility.  Those nations, like my own, who have been the leading emitters must have clear reduction targets.  Developing countries will need to take substantial actions to curb their emissions, aided by finance and technology.  And there must be transparency and accountability for domestic actions.

そして、それはコペンハーゲンでの成功に向けての努力を含みます。私はこれが容易であるという幻想は抱いていませんが、前途に横たわる道筋は明瞭です。全ての国が自国の責任を受け入れなければなりません。私の国と同じく、主要な排出国になってきた国々は、明確な削減目標を定めなければなりません。開発途上国は、資金と技術の支援により排出量を抑制する実質的措置を講じる必要があります。そして、国内措置に対しては透明性と説明責任がなければなりません。

Each of us must do what we can to grow our economies without endangering our planet -- and we must do it together.  But the good news is that if we put the right rules and incentives in place, it will unleash the creative power of our best scientists, engineers, and entrepreneurs.  It will lead to new jobs, new businesses, and entire new industries.  And Japan has been at the forefront on this issue.  We are looking forward to being a important partner with you as we achieve this critical global goal.  (Applause.)

私達は各自が、地球を危険に曝すことなく自国経済を成長させるためにできることをしなければなりませんし、一緒にそれをしなければなりません。しかし、いいニュースは、私達が正しい規則とインセンティブを導入すれば、私達の国々の最高の科学者、技術者、起業家の創造的力を引き出すことができるということです。それは、新しい雇用、新しい事業、そして新しい産業を生み出すでしょう。そして、日本はこの課題の前面に立ってきました。私達は、この重要な世界的目標を達成する中で皆さんの重要なパートナーになることを心待ちにしています。(拍手)

Yet, even as we confront this challenge of the 21st century, we must also redouble our efforts to meet a threat to our security that is the legacy of the 20th century -- the danger posed by nuclear weapons. 

しかし、私達が21世紀のこの挑戦に対処する間にも、20世紀の遺産であるセキュリティーへの脅威、すなわち核兵器がもたらす危険に対処する努力を倍加しなければなりません。

In Prague, I affirmed America's commitment to rid the world of nuclear weapons, and laid out a comprehensive agenda to pursue this goal.  (Applause.)  I am pleased that Japan has joined us in this effort, for no two nations on Earth know better what these weapons can do, and together we must seek a future without them. This is fundamental to our common security, and this is a great test of our common humanity.  Our very future hangs in the balance.

プラハにおいて、私は世界から核兵器を無くすることへのアメリカのコミットメントを確認し、この目標を追求するための包括的アジェンダを提示しました。(拍手)私は、日本がこの努力に参加したことを喜ばしく思います。地球上のいかなる二国も日米ほど核兵器の能力を知っている国々はないからであり、私達は核兵器のない未来を求めなければなりません。これは私達の共通のセキュリティーにとって根本的なことであり、私達に共通の人間性にの最大の試験です。私達の未来そのものが懸かっています。

Now, let me be clear:  So long as these weapons exist, the United States will maintain a strong and effective nuclear deterrent that guarantees the defense of our allies -- including South Korea and Japan.  (Applause.)

さて、はっきり言いますが、核兵器が存在する限り、米国は韓国と日本を含む同盟国の防衛を保証する強力かつ効果的な核抑止力を維持します。(拍手)

But we must recognize that an escalating nuclear arms race in this region would undermine decades of growth and prosperity. So we are called upon to uphold the basic bargain of the Nuclear Non-Proliferation Treaty -- that all nations have a right to peaceful nuclear energy; that nations with nuclear weapons have a responsibility to move toward nuclear disarmament; and those without nuclear weapons have a responsibility to forsake them.

この地域でエスカレートする核軍拡競争は、数十年間にわたり増大してきた成長と繁栄を損ねることを、私達は認識しなければなりません。このため、私達は核不拡散条約の基本的な契約、すなわち、全ての国は平和的な原子力への権利を持つ、核兵器保有国は核軍縮へと進む責任を持つ、非核兵器保有国はそれを断念する責任を持つという原則を支持するよう求められている。

ndeed, Japan serves as an example to the world that true peace and power can be achieved by taking this path.  (Applause.) For decades, Japan has enjoyed the benefits of peaceful nuclear energy, while rejecting nuclear arms development -- and by any measure, this has increased Japan's security and enhanced its position.

実に、日本は、この道を選ぶことにより真の平和と国力を達成できるという世界に対する手本の役割を果たしています。(拍手)日本は何十年間にもわたって、核兵器開発を拒否しながらも平和的な原子力の恩恵を享受してきたし、いかなる尺度に照らしてもこのことは日本の安全を増大させ、その立場を強化してきました。

To meet our responsibilities and to move forward with the agenda I laid out in Prague, we have passed, with the help of Japan, a unanimous U.N. Security Council resolution embracing this international effort.  We are pursuing a new agreement with Russia to reduce our nuclear stockpiles.  We will work to ratify and bring into force the test ban treaty.  (Applause.)  And next year at our Nuclear Security Summit, we will advance our goal of securing all the world's vulnerable nuclear materials within four years.

私達は、その責任を果たし、私がプラハで打ち出したアジェンダを前進させるために、この国際的努力を受容する国連安全保障理事会の決議を日本の助けを得て全会一致で承認しました。私達は、備蓄核兵器を削減するためのロシアとの新合意を追求しています。私達は、核実験禁止条約を批准し発効させるために努力します。(拍手)来年の核安全保障サミットで、私達は4年以内に世界の脆弱な核物質を全て保護管理するという目標を推進します。

Now, as I've said before, strengthening the global nonproliferation regime is not about singling out any individual nations.  It's about all nations living up to their responsibilities.  That includes the Islamic Republic of Iran.  And it includes North Korea.

さて、前に述べたように、世界的な核不拡散制度を強化することは、いかなる個別の国をも槍玉にあげるためのものではありません。それは全ての国が自国の責任を果たすためのものです。それはイラン・イスラム共和国も含みます。北朝鮮も含みます。

For decades, North Korea has chosen a path of confrontation and provocation, including the pursuit of nuclear weapons.  It should be clear where this path leads.  We have tightened sanctions on Pyongyang.  We have passed the most sweeping U.N. Security Council resolution to date to restrict their weapons of mass destruction activities.  We will not be cowed by threats, and we will continue to send a clear message through our actions, and not just our words:  North Korea's refusal to meet its international obligations will lead only to less security -- not more.

北朝鮮は何十年にもわたって、核兵器の追求も含めて、対決と挑発の道を選んできました。その道がどこに通じるかは自明なはずです。私達は平壌に対する制裁を強化しました。私達は、彼らの大量破壊兵器活動を規制するためのこれまでで最も広範囲にわたる国連安全保障理事会決議を採択しました。私達は脅しに屈することなく、言葉だけでなく行動を通じて明瞭なメッセージを送り続けます。それは北朝鮮の国際義務順守拒否は、安全を増すのではなく安全を損ねるだけだというメッセージです。

Yet there is another path that can be taken.  Working in tandem with our partners -- supported by direct diplomacy -- the United States is prepared to offer North Korea a different future.  Instead of an isolation that has compounded the horrific repression of its own people, North Korea could have a future of international integration.  Instead of gripping poverty, it could have a future of economic opportunity -- where trade and  investment and tourism can offer the North Korean people the chance at a better life.  And instead of increasing insecurity, it could have a future of greater security and respect.  This respect cannot be earned through belligerence.  It must be reached by a nation that takes its place in the international community by fully living up to its international obligations.

しかし選ぶことができる別の道があります。米国は、パートナーと提携し、直接の外交の支援を得て、北朝鮮に異なる未来を提示する用意があります。北朝鮮は、自国民の恐ろしい抑圧を悪化させてきた孤立ではなく、国際社会への統合という未来を手にすることができます。北朝鮮は極端な貧困の代わりに、貿易、投資、観光が北朝鮮国民により良い生活の機会を提供しうる経済的機会の未来を手にできます。それは増大する不安定ではなく、より大きな安全と尊敬の未来です。好戦的態度ではこの尊敬を勝ち取ることはできません。国際的義務を全面的に守ることにより国際社会に参加する国により、それは達成されなければなりません。

So the path for North Korea to realize this future is clear: a return to the six-party talks; upholding previous commitments, including a return to the Nuclear Non-Proliferation Treaty; and the full and verifiable denuclearization of the Korean Peninsula. And full normalization with its neighbors can also only come if Japanese families receive a full accounting of those who have been abducted.  (Applause.)  These are all steps that can be taken by the North Korean government if they are interested in improving the lives of their people and joining the community of nations.

ですから、この未来を実現するために北朝鮮が取るべき道は明瞭です。6カ国協議に復帰し、核不拡散条約への復帰を含む従来のコミットメントを守り、朝鮮半島の全面的かつ検証可能な非核化を目指すことです。そして北朝鮮の近隣諸国との全面的な関係正常化も、拉致被害者の消息について日本の家族が全面的な説明を受ける時にのみ可能です。(拍手)これらは全て、北朝鮮政府が自国民の生活を改善し国際社会に仲間入りすることに関心があるならば、同国政府が講じることができる措置です。

And as we are vigilant in confronting this challenge, we will stand with all of our Asian partners in combating the transnational threats of the 21st century:  by rooting out the extremists who slaughter the innocent, and stopping the piracy that threatens our sea lanes; by enhancing our efforts to stop infectious disease, and working to end extreme poverty in our time; and by shutting down the traffickers who exploit women, children and migrants, and putting a stop to this scourge of modern-day slavery once and for all.  Indeed, the final area in which we must work together is in upholding the fundamental rights and dignity of all human beings.

そして私達は、この挑戦課題に対処することを怠らないと同時に、罪のない人々を虐殺する過激主義者を根絶し、海上交通路を脅かす海賊を阻止し、感染症を予防する努力を強化し、現代の極端な貧困を終結させる努力をし、女性、子供、移民を搾取する密輸業者を摘発し、この現代の奴隷制の禍に終止符を打つことにより、21世紀の超国家的脅威との戦いにおいて、アジアの全パートナーと協力します。実に、私達が協力しなければならない最後の分野は、全ての人間の基本的権利と尊厳性を守るということです。

The Asia Pacific region is rich with many cultures.  It is marked by extraordinary traditions and strong national histories. And time and again, we have seen the remarkable talent and drive of the peoples of this region in advancing human progress.  Yet this much is also clear -- indigenous cultures and economic growth have not been stymied by respect for human rights; they have been strengthened by it.  Supporting human rights provides lasting security that cannot be purchased in any other way -- that is the story that can be seen in Japan's democracy, just as it can be seen in America's democracy.   

アジア太平洋地域には、多くの文化が豊富に存在します。並外れた伝統と強力な国の歴史がその特徴になっています。私達は、何度も、人間の進歩を推進するこの地域の諸国民の卓越した才能と意欲を見てきました。しかし、これだけは明らかです。地域固有の文化と経済成長は、人権尊重により阻害されるだころか強化されてきたということです。人権支援はそれ以外の方法では買うことができない永続的な安全を提供してきましたし、そのことはアメリカの民主主義と同じく日本の民主主義が物語っています。

The longing for liberty and dignity is a part of the story of all peoples.  For there are certain aspirations that human beings hold in common:  the freedom to speak your mind, and choose your leaders; the ability to access information, and worship how you please; confidence in the rule of law, and the equal administration of justice.  These are not impediments to stability, they are the cornerstones of stability.  And we will always stand on the side of those who seek these rights.

自由と尊厳性への希求は、諸国民全ての物語の一部になっています。それは、人間が共通にもつある願望があるからです。自分の心を表現する自由、指導者を選挙する自由、情報にアクセスする能力、自分の好む形で礼拝する能力、法の支配への信頼、司法の平等な運営などへの願望です。これらは安定の障害ではなく、安定の礎石です。そして私達は常に、これらの権利を求める者の味方です。

That truth, for example, guides our new approach to Burma.  Despite years of good intentions, neither sanctions by the United States nor engagement by others succeeded in improving the lives of the Burmese people.  So we are now communicating directly with the leadership to make it clear that existing sanctions will remain until there are concrete steps toward democratic reform.  We support a Burma that is unified, peaceful, prosperous, and democratic.  And as Burma moves in that direction, a better relationship with the United States is possible.

その真理は、例えば、私達のビルマへの新しいアプローチの指針になっています。長年にわたる善意の努力にもかかわらず、米国による制裁も他国による関与もビルマ国民の生活を改善することができませんでした。このため、私達は今、指導者層と直接話し合い、民主的改革への具体的措置が講じられるまでは現行の制裁は継続することを明瞭に伝えています。私達は、統一され、平和的で繁栄し民主的であるビルマを支持します。そして、ビルマがその方向に移行するならば、米国とのより良い関係が可能です。

There are clear steps that must be taken -- the unconditional release of all political prisoners, including Aung San Suu Kyi; an end to conflicts with minority groups; and a genuine dialogue between the government, the democratic opposition and minority groups on a shared vision for the future. That is how a government in Burma will be able to respond to the needs of its people.  That is the path that will bring Burma true security and prosperity.  (Applause.)

講じられなければならない明確な措置があります。アウン・サン・スー・チーを含む全ての政治囚の無条件釈放、少数民族グループとの紛争の停止、未来に向けての共有されたビジョンに関する政府、民主的反対勢力、少数民族グループの間の本物の対話などです。それが、ビルマ政府が自国民の欲求に答えることができる方法です。それがビルマに本当の安全と繁栄をもたらす道です。(拍手)

These are steps that the United States will take to improve prosperity, security, and human dignity in the Asia Pacific.  We will do so through our close friendship with Japan -- which will always be a centerpiece of our efforts in the region.  We will do so as a partner -- through the broader engagement that I've discussed today.  We will do so as a Pacific nation -- with a President who was shaped in part by this piece of the globe.  And we will do so with the same sense of purpose that has guided our ties with the Japanese people for nearly 50 years.

これらは米国が、アジア太平洋で繁栄、安全、人間の尊厳性を改善するために講じる措置です。私達はそれを、日本との緊密な友好関係を通じて実施します。その関係は当地域における私達の努力の中心的要素です。私達はそれを、私が今日話したより幅広い関与を通じて、パートナーとして実施します。私達は、世界のこの地域で部分的に人間形成された大統領のいる太平洋国家として、それを行います。そして、私達は、50年近くにわたって私達の日本国民との絆を導いてきた同じ目的観でそれを行います。

The story of how these ties were forged dates back to the middle of the last century, sometime after the guns of war had quieted in the Pacific.  It was then that America's commitment to the security and stability of Japan, along with the Japanese peoples' spirit of resilience and industriousness, led to what's been called "the Japanese miracle" -- a period of economic growth that was faster and more robust than anything the world had seen for some time.

その絆がどのように培われたかについての物語は、前世紀の半ば、太平洋における戦火が沈静した後のある時点にまで遡ります。アメリカの日本の安全と安定へのコミットメントと日本国民の粘り強い勤勉な精神が日本の奇蹟と呼ばれてきたものを生み出しましたのは、その時でした。それは世界がそれまでに目撃してきたいかなるものよりも急速で強力な経済成長の期間でした。

In the coming years and decades, this miracle would spread throughout the region, and in a single generation the lives and fortunes of millions were forever changed for the better.  It is progress that has been supported by a hard-earned peace, and strengthened by new bridges of mutual understanding that have bound together the nations of this vast and sprawling space.

その後数年間、数十年間にわたり、この奇蹟は当地域全域に拡大し、単一世代で何百万人もの生活と運命が永久により良い方向に変化しました。それは、懸命な努力により勝ち取られた平和により支援され、この膨大かつ広大な空間にある諸国を結びつけた相互理解の新しい橋により強化されてきました。

But we know that there's still work to be done -- so that new breakthroughs in science and technology can lead to jobs on both sides of the Pacific, and security from a warming planet; so that we can reverse the spread of deadly weapons, and -- on a divided peninsula -- the people of South can be freed from fear, and those in the North can live free from want; so that a young girl can be valued not for her body but for her mind; and so that young people everywhere can go as far as their talent and their drive and their choices will take them.

しかし、私達はまだやるべき仕事があるのを知っています。それにより、科学技術の新たな突破口が太平洋の両岸に雇用を生み出し、温暖化する地球からの安全をもたらし、恐ろしい兵器の拡散を逆転させ、分断された半島で南の住民が恐れから解放され、北の住民が貧困から解放されて生きることができるようにし、少女がその体ではなく精神のゆえに貴重視され、あらゆる場所の若者達が才能と意欲と選択による可能性を充分に発揮して目標に到達できるようにするためです。

None of this will come easy, nor without setback or struggle.  But at this moment of renewal -- in this land of miracles -- history tells us it is possible.  This is the --America's agenda.  This is the purpose of our partnership with Japan, and with the nations and peoples of this region.  And there must be no doubt:  As America's first Pacific President, I promise you that this Pacific nation will strengthen and sustain our leadership in this vitally important part of the world.

このいずれも実現は容易ではなく、後退や闘争なしで実現できるものでもありません。しかしこの再生の瞬間に、この奇蹟の地において、歴史はそれが可能であることを私達に告げています。これはアメリカの課題です。これは私達の日本との、そしてこの地域の諸国および諸国民とのパートナーシップの目的です。そして、疑いの余地もなく、アメリカの最初の太平洋地域の大統領として、私は、この太平洋国家がこの世界の非常に重要な地域においリーダーシップを強化し持続させることを約束します。

Thank you very much.  (Applause.)

大変ありがとうございました。(拍手)

In Tokyo, Our Common Future | The White House
http://www.whitehouse.gov/blog/2009/11/14/tokyo-our-common-future

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November 14, 2009

日米首脳共同記者会見

鳩山総理
(1)オバマ大統領、ようこそ日本にお出ましくださった、心から歓迎を申し上げる。銃の乱射事件という悲劇にもかかわらず、バラックが訪日してくれたことは全ての国民にとって嬉しいことであった。今回、90分に亘る大変密度の濃い議論を行うことができ、大変嬉しく思っている。バラックとユキオという呼び方もかなり定着してきたかと思っている。
(2)多岐に亘る議論を行ったが、まず、日本外交にとって日米同盟が全ての礎であるという話を申し上げ、時代の変遷、また世界環境の変化によって日米同盟をさらに深化・発展させていきたい旨、建設的、あるいは未来志向の新しい日米同盟を作り上げていきたい旨自分より提案した。
(3)来年は日米安保条約改定からちょうど50年という節目の年にあたり、ある意味で一年かけて、本日より新しい協議のプロセスを進めようという提案を行い、オバマ大統領より、まさにその通りであるとの了解を頂いた。
(4)安全保障の面から言えば拡大抑止、情報保全、ミサイル防衛の在り方、宇宙の利用といった様々な新しい安全保障のシステムを構築する必要があると思っている。しかし、日米同盟は安全保障面には限られず、防災、医療・保健、教育、環境問題といった様々な事項に関して、アジア太平洋地域を中心に日米で協力をしていくことによって日米同盟を深化させることができるということで一致した。
(5)グローバルな課題に関しても議論を行った。自分より、アフガニスタン支援に関する議論を提起し、アフガニスタンに対しては、我が国は補給支援活動ではなく、むしろ民生支援を充実させたく、5年間で約50億ドルを支出し、主として民生支援を行う、農業支援、インフラ整備、学校建設、治安強化のための警察への支援、元兵士に対する職業訓練等を行っていきたい旨述べた。このような新しい支援策に関し、オバマ大統領からも基本的に感謝する旨発言があり、今後、アフガニスタン支援に関し、可能な限り直接的に様々話し合って決めていきたい旨話があった。
(6)気候変動に関しても議論を行った。2050年までに排出量80%削減という大きな目標に関して日米で合意するとともに、COP15の成功に向けて協力していくことでも一致した。今後も中国を始めとして未だ課題が残っている様々なテーマに関し、日米でよく協力・連携していくことで一致した。
(7)核軍縮に関しても、お互いに協力することを誓い合った。
(8)核軍縮及び気候変動に関し、日米で共同のステートメントを発出することができたことは大変画期的であり、このようなことを日米首脳会談の中心的なテーマとして議論することができたことも何よりである。
(9)今回、経済の問題は必ずしも大きなテーマとして扱われなかったが、それも時代の流れかもしれない。できれば夕食時に経済問題を中心に議論を深めたい。
(10)核の問題に関連して北朝鮮及びイランの問題に関して、オバマ大統領より問題提起があり、これに対し自分からは日米で密接に協力していきたい旨述べた。また、オバマ大統領より、ボズワース特別代表が近々訪朝する可能性があるが、それは六者協議を前提としたものである旨話があり、これに対し自分は共感を持ち、支持する旨述べた。
(11)イランに関し、自分は対話と圧力のアプローチを支持し、イランとの歴史的関係を重視しつつ日米で連携を強化していくことを約束した。
(12)アジア太平洋地域における米国の重要性に関し、オバマ大統領より指摘があったのに対し、自分より、まさにその通りであり、自分が東アジア共同体を構想しているのもまさに日米同盟がその基軸にあるからこそ申し上げていることであり、アジアにおける米国のプレゼンスが高まることを大いに期待申し上げたい旨、今後、様々なレベルにおいて、東アジア全体における日米協力が進むことにより、そのことが結果として東アジアの平和と安定、そして経済の発展に大いに資することになるということもお互いに誓い合った。
(13)今回の日米首脳会談は大変意義深いものであった。改めてオバマ大統領がこのように大変忙しい日程を割いて、アジアの最初の訪問国として日本を訪問したことに関し、総理として、国民を代表して心から感謝したい。

オバマ大統領
PRESIDENT OBAMA:  Well, good evening.  It is a great honor to be making my first trip to Japan as President of the United States.  I have fond memories of visiting Japan in my youth.  I've been looking forward to this trip for some time.  I'm only sorry that Michelle and the girls could not join us.  The girls have been studying Japan in school, and so they have a great interest in Japanese culture.  And hopefully I'll be able to bring them next time.

I want to thank the warm welcome that Prime Minister Hatoyama and the Japanese people have extended.  I appreciate the graciousness with which you understood the delay that took place as a consequence of the tragedy at Fort Hood, Texas.

Japan is my first stop as President in Asia.  I began my trip here in Tokyo because the alliance between the United States and Japan is a foundation for security and prosperity not just for our two countries but for the Asia Pacific region.  In a few months we'll be marking the 50th anniversary of our alliance, which is founded on shared values and shared interests that has served our people so well and has provided peace and security for the region in an unprecedented way.

That anniversary, as Prime Minister Hatoyama pointed out, represents an important opportunity to step back and reflect on what we've achieved, celebrate our friendship, but also find ways to renew this alliance and refresh it for the 21st century.  Both Yukio and I were elected on the promise of change, but there should be no doubt, as we move our nations in a new direction, our alliance will endure and our efforts will be focused on revitalizing that friendship so that it's even stronger and more successful in meeting the challenges of the 21st century.  It's essential for the United States, it's essential for Japan, and it's essential for the Asia Pacific region.

Throughout my trip and throughout my presidency, I intend to make clear that the United States is a Pacific nation, and we will be deepening our engagement in this part of the world.  As I said to Prime Minister Hatoyama, the United States will strengthen our alliances, build new partnerships, and we will be part of multilateral efforts and regional institutions that advance regional security and prosperity.

We have to understand that the future of the United States and Asia is inextricably linked.  The issues that matter most to our people -- issues of economic growth and job creation, non-proliferation, clean energy -- these are all issues that have to be part of a joint agenda.  And we had very productive discussions about these issues this evening.

It's true that because of the strength of our economic ties, that was not the first item on our agenda, but we are fortunately going to have the opportunity to spend a lot of time discussing that in Singapore in the coming days.  As the world's two leading economies, we have spent a lot of time working together in the G20 to help bring the world back from the brink of financial crisis, and we're going to continue to work to strengthen our efforts so that we can expand job growth in the future.  And we will be discussing with our APEC partners how to rebalance our deep economic cooperation with this region to strengthen our recovery.

The Prime Minister and I discussed our cooperation on Afghanistan and Pakistan.  And I did thank the people of Japan and the Prime Minister for the powerful commitment of a $5 billion over the next five years to support our shared civilian efforts in Afghanistan, as well as the commitment of a billion dollars to Pakistan.

This underscores Japan's prominent role within a broad international coalition that is advancing the cause of stability and opportunity in Afghanistan and Pakistan.  And I shared with the Prime Minister our efforts in refining our approach to make it more successful in the coming year.

We discussed our shared commitment to stopping the spread of nuclear weapons and ultimately seeking a world without them.  Since I laid out a comprehensive agenda in Prague to pursue these goals Japan has been an outstanding partner in those efforts.  And together we passed a historic resolution in the Security Council last September.  We are building a new international consensus to secure loose nuclear materials and strengthen the nonproliferation regime.

And to that end, we discussed both North Korea and the situation in Iran, recognizing that it's absolutely vital that both countries meet their international obligations.  If they do, then they can open the door to a better future.  If not, we will remain united in implementing U.N. resolutions that are in place and continuing to work in an international context to move towards an agenda of nonproliferation.

Finally, we discussed our partnership on energy issues and climate change.  The United States and Japan share a commitment to developing the clean energy of the future and we're focused on combating the threat of climate change.  This is an important priority for us; I know it's an important priority for the people of Japan.  And we discussed how we can work together to pave the way for a successful outcome in Copenhagen next month.

So I believe that we are off to a very successful start.  I'm looking forward to continuing the conversation during dinner, as well as as we both travel to Singapore.  And I am confident that we will continue to strengthen the U.S.-Japan alliance so that it serves future generations.

Thank you very much.

官邸ホームページより和訳

(1)今回、米国大統領として初めて日本を訪問することができ、大変光栄である。若い頃に日本を訪問した懐かしい思い出があるが、今回の訪問もずっと楽しみにしてきた。ミシェルと娘たちが同行できなかったことを申し訳なく思う。娘たちは日本について学校で学んできており、日本の文化に対して多大なる興味を抱いている。次回訪問する際は、できれば彼女たちも同行させたい。
(2)鳩山総理及び日本の皆様の温かい歓迎に感謝したい。テキサス州フォートフッドにおける悲劇の結果として生じた遅れに関して、理解を示してくれた寛大さをありがたく思う。
(3)日本は、大統領として初めてのアジア歴訪の第一ヶ国目である。日米間の同盟は二国間のみならずアジア太平洋地域の平和と繁栄の礎であるため、自分は外遊をここ東京から開始した。あと数カ月で我々は、共有された価値及び利益を基調とし、日米両国民に多大な貢献をし、類を見ない方法で地域に平和と安全保障を提供してきた日米同盟の50周年を記念することとなる。
(4)鳩山総理が指摘したように、日米安保50周年は、我々が何を成し遂げてきたかを一歩離れて熟考し、我々の友情を祝うだけではなく、21世紀に向けて同盟を更新し、活気づける方途を探す重要な機会を提供する。ユキオと自分は変化を約束して選出されたが、我々が新しい方向に国家を動かしていく中で、我々の同盟は持続し、我々の努力は同盟を強化し、21世紀の課題に対応する上でより効果的なものとすべく、友情を活性化させることに焦点があてられるという点に関して疑問があってはならない。日米同盟は、米国にとって不可欠であり、日本にとっても不可欠であり、また、アジア太平洋地域にとっても不可欠である。
(5)この外遊及び自分の任期を通じて、自分は、米国が太平洋国家であり、世界上のこの地域に対する関与を深めていくことになるということを明確にしたい。鳩山総理に対しても述べたように、我が国は我々の同盟を強化し、新たなパートナーシップを構築し、そして地域の安全保障及び繁栄を前進させる多国間の取組及び地域機構に参加する。
(6)我々は米国とアジアの将来は密接不可分に結びついているということを理解する必要がある。我々にとって最も重要である経済成長、雇用創出、不拡散、クリーン・エネルギーといった課題は、全て共通議題の一部となるべきものである。そして、今晩我々はこれらの課題に関して、大変生産的な議論を行った。
(7)我々の経済的な絆が大変強固であるため、これは最初の議題でなかったことは事実であるが、幸運にも我々には、これからシンガポールにおいて多くの時間を割いてこれらを議論する機会がある。世界の二大経済大国として我々は、世界を金融危機の瀬戸際から引き戻すため、G20における協働に多くの時間を割いてきており、将来の雇用を拡大できるよう、引き続き努力を強化していく。そして我々は、景気回復を強固なものとするためのいかにして我々のこの地域との深い経済協力のバランスを取り戻すかということに関しAPECのパートナーと議論を行う予定である。
(8)鳩山総理と自分は、アフガニスタン及びパキスタンに関する我々の協力について議論を行った。そして自分は、日本国民及び鳩山総理に対して、アフガニスタンにおける我々共通の文民による努力を支援するために、今後5年間で50億ドルという力強いコミットメント、及びパキスタンに対する10億ドルのコミットメントに謝意を示した。本件は、アフガニスタン及びパキスタンの安定と機会という目的を前進させている幅広い国際的な連携の中での日本の卓越した役割を強調するものである。
(9)我々は、核兵器の拡散を止め、究極的には核兵器のない世界を目指すという我々の共通のコミットメントに関して議論を行った。自分がプラハにおいてこれらの目標を追求するための包括的な議題を提示して以来、日本はこれらの取組の中で優れたパートナーであった。そして我々は共に、歴史的な安保理決議を9月に採択した。我々は現在、管理の行き届いていない核物質の安全を確保し、不拡散体制を強化する、新たな国際的なコンセンサスを構築している。
(10)そのために、我々は、北朝鮮及びイラン情勢の双方を議論し、双方が国際的な義務を果たすことが絶対的に不可欠であるということを認識した。仮に彼らがそうすれば、彼らはより良い未来に向けて扉を開くことができる。仮にそうでなければ、我々は既存の国連安保理決議の履行において団結を維持し、国際的な文脈の中で不拡散のアジェンダに向けて引き続き取り組んでいく。
(11)最後に、我々はエネルギー問題及び気候変動に関するパートナーシップについて議論を行った。米国と日本は未来のクリーン・エネルギーを開発するというコミットメントを共有し、気候変動の脅威と闘うことに焦点を当てている。これは我々にとって重要な優先課題であり、自分はこれが日本の国民にとっても重要な優先課題であることを承知している。そして我々は、来月のコペンハーゲンにおける成功裏の結果に向けて道を開くべく如何にして協力していけるかについて議論を行った。
(12)従って、自分は我々が大変良いスタートを切れたと信じている。会話の続きを夕食会及びシンガポールへの訪問の中で行うことを楽しみにしている。そして自分は、未来の世代の為に、我々が引き続き日米同盟を強化していくと確信している。

(質疑応答略)

The United States and Asia: "Inextricably Linked"
http://www.whitehouse.gov/blog/2009/11/13/united-states-and-asia-inextricably-linked

Remarks by President Barack Obama and Prime Minister Yukio Hatoyama of Japan in Joint Press Conference
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/remarks-president-barack-obama-and-prime-minister-yukio-hatoyama-japan-joint-press-

首相官邸
日米首脳共同記者会見(発言内容テキストあり)
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/statement/200911/13usa_kaiken.html

このうち成果文書として発表されたもの
日米クリーン・エネルギー技術協力
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/statement/200911/13usa_kaiken.html
気候変動交渉に関する日米共同メッセージ
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/statement/200911/13usa_kaiken.html
「核兵器のない世界」に向けた日米共同ステートメント
http://www.kantei.go.jp/jp/hatoyama/statement/200911/13usa_kaiken.html

加えてアフガニスタン民生支援として5年間で50億ドル(5000億円)。

首相官邸のホームページにもビデオはあるが、張り付けられない。
http://nettv.gov-online.go.jp/prg/prg2848.html

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November 08, 2009

医療保険改革法案下院通過とTwitter祭

Twitterって140字しかないし、即興だし、レギュラーのサイトはめちゃめちゃ使いづらい(苦笑)ので、余り得意じゃないのだが、朝遅く起きてTwitterを開いたら、今日が米国の医療保険改革法案の下院投票日だということが判明し、唐突にTwitterとインターネット生中継で、オバマ大統領も含めて実況中継をフォローする事に…。いやいや、みなさまにはお世話になりました。特に米流時評のysbeeさん、どうも解説ありがとうございました。英語わからないんで…。

そんなわけで、下院の可決には218票必要なんだが、ぎりぎりの220対215で医療保険改革法案が通過した。これは歴史的なことだそうで。

日経 米下院、医療保険改革法案を可決 上院審議や法案一本化焦点
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20091108AT3K0800308112009.html

現在80%台半ばの保険加入率を96%に引き上げることや、新たに公的保険を創設することなどが柱。上院は独自の法案を検討しているが、調整が難航している。その後には両院で法案の一本化作業も必要になる見通しだ。

まあ、不肖JINも通ったときは、「成立!」とつぶやいたわけだが(注:可決が正しいです)、オバマも「歴史が作られた」とつぶやいた。
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圧倒的な過半数を誇る民主党下院勢力なのだが、39票もの反対票があったので、ギリギリになってしまった。しかしそこに1票の共和党賛成票が。カオさんという多分中国系でニューオリンズの議員らしい。ニューオリンズは民主党が強い地域である、ということも影響していると思われるが、いずれにせよ、これも歴史的なことらしい。

NYT Health Bill Earns One Republican Vote
http://prescriptions.blogs.nytimes.com/2009/11/08/health-bill-earns-one-republican-vote/

今回下院を通過した法案はこちらで読めます。
http://docs.house.gov/rules/health/111_ahcaa.pdf

この投票なんだが、投票前にはオバマ自身がTwitterで、自分の州の議員に賛成を呼びかけようと呼びかけた。その結果が下のリンクなんだが、これを見ると、意見はやはり沿岸部に多いわけで、このあたり、赤い州と青い州が今だ分断されていることを感じさせる。

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http://www.barackobama.com/twitter/tweetyourrep/

Twitterといえば、マイケル・ムーアもTwitterで電話しようと呼びかけていた。とにかくTwitterは大賑わいだったわけだ。

そんなわけでなんとか無事下院を通過した医療改革法案だが、次は上院である。オバマも声明で、上院は下院に続かねばならないと言っている。

ホワイトハウス
Statement of President Barack Obama on House Passage of the Affordable Health Care for America Act
http://www.whitehouse.gov/the-press-office/statement-president-barack-obama-house-passage-affordable-health-care-america-act

上院では4法案が出ており、こちらはこれから審議する。上院は100票中60票を民主党が取っていたはずで、可決は51票あればいいわけだけど、問題はフィリバスターとかいう、議事妨害。反対したい人はず〜っと演説を続け、投票を妨害することができるという制度。映画「スミス、都へ行く」がそれだったような気がするな。まあスミスのように意味のある戦いならいいのだが、どっちかというと重要法案を潰したい勢力が使う手であり、今まで温暖化法案などこれがあって成立してこなかったのだ。ただ60票あると、フィリバスターの打ち切り動議が出せるらしい。

で、60票ギリギリの民主党だが、これって確か、リーバーマンも数えていたはず。リーバーマンは民主党だったのだが、前回の大統領選でマケインを支持し離党している。そして、医療保険改革にも反対している。だがこれまでに、フィリバスターには加わらないと言っており、全員が出席すれば60票は確保できるだろう。

Politics Daily
Lieberman Reportedly Agrees Not to Join Health Care Reform Filibuster
http://www.politicsdaily.com/2009/11/03/lieberman-reportedly-agrees-not-to-join-health-care-reform-filib/

ysbeeさんによると、共和党からも3票の賛成票が見込まれており、こうなると民主党から何人か離反者が出ても、可決される可能性は高いようだ。

最後に、このTwitter祭において、名つぶやきがあったので記しておこう。

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November 05, 2009

オバマの1年と11月4日

昨年の11月4日を思い返してみれば、なんだか大騒ぎの、世界中がウキウキした感じの、共和党右派以外はハッピーな日だったんじゃないだろうか。

しかし今年の11月4日は様相が異なるようだ。

1.州知事選での敗北

ロイター Democrats get warning shot for 2010 elections
http://www.reuters.com/article/newsOne/idUSTRE5A20QL20091104

バージニアとニュージャージーの知事選で共和党に負けたそうだ。オバマもキャンペーンに参加していただけに、この敗北は大きいようだ。来年は中間選挙の年なので、民主党に危機感が走っているようだ。ということは2009年中にいろいろ決めないと、何も決まらなくなるな。医療問題とか温暖化とか。

2.イラン問題

11月4日といえば、実は、米大使館人質事件が発生した日。今年はあれから30年で、イランではそれを祝って(祝うってのも微妙だが)反米デモが行われたらしいのだが、別途、反イラン政府抗議デモも行われ、これに対して機動隊が出動。催涙弾などを投じ、数千人を拘束し、デモ隊を解散させたというのだが…。

AFP テヘランで反政府デモと機動隊が衝突、イラン
http://www.afpbb.com/article/politics/2659846/4851778

毎日 イラン:テヘランで反政府デモ
http://mainichi.jp/select/world/news/20091105k0000m030066000c.html

どうもyasbeeさんがTwitterで伝える様相では、かなり激しいようなのだ。

Ysbeeさんのツイッター
http://twitter.com/ysbee

【イラントランスレーターさん】9時間経っても、抗議運動はイラン中でまだ続いている。 @Iran_Translator 9 hours on, prtoests still continuing in Iran #Iran #13Aban #iranelection

今日初めてリンクをいただいたxoix さんから、大きなニュースが入ってきました「人々はIRAイラン革命評議会のビルの真ん前に集まってきている」日本で言うと国会のような、政府の中枢部です。30年前のイスラム革命以来、こういう事態はこれまで一度も起きてなかったはず。

BBCが伝えているのを見つけた。

BBC Iran witness: Protest videos
http://news.bbc.co.uk/nol/ukfs_news/hi/newsid_8340000/newsid_8342700/8342738.stm

イスラエルがイランの武器輸送船を拿捕したらしい。

USFLイスラエルが武器船拿捕 イランからヒズボラ向けか
http://www.usfl.com/Daily/News/09/11/1104_032.asp?id=74706

明日、アフマディネジャドが声明を発表するようだ。

3.低金利維持を発表

ロイター Fed sees rates near zero for extended period
http://www.reuters.com/article/topNews/idUSTRE5A01A620091104

経済は回復し始めているが、0.25%という超低金利政策は続けますとの発表を行った模様。これで一度、株価が下がったのだが、その後上げ、さらに大きく下げた。これはいいも悪いもないけどね。

NYSE
http://www.google.com/finance?client=ig&q=NYA.X

そんなわけで、昨年の11月4日と違い、今年の11月4日はオバマにとっては打撃も大きかっただろうな。一生懸命やっているように見えるけど、世界はそう簡単には良くはならない。悪くなるときは早いけど。

ところで田中宇さんとgooの加藤さんの記事が面白かったのでリンクしておく。

田中宇
沖縄から覚醒する日本
http://tanakanews.com/091104okinawa.htm
アメリカはわざと沖縄を怒らせて、中国と日本が世界の中心になるようにしむけているそうです。面白い見方だな。

goo Japanなニュース
こんどは中国が日本みたいになるかもしれないと英紙警告
http://dictionary.goo.ne.jp/study/newsword/wednesday/20091104-01.html
中国のバブルがはじけそうとのこと。はじけると日本みたいになっちゃうんじゃないかと欧米が心配中らしい。そのバブルあおってるのは欧米なのに。加藤さんの締めの言葉に共感を覚える(笑)。

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Twitter始めます(遅!)

どうも。みなさま。

今ごろ始めますっていうのも恥ずかしいんですが、散策さんにオススメされもしたので、重い腰を上げることにしました。

個人的なTwitterのアカウントは持ってはいたんですが、死ぬほどくだらない(苦笑)ので、こりゃまずいなと思って、ちょっと前にこのブログ用のTwitterアカウントとグーグルメールアカウントは取ったんですけども、微妙に面倒で何も使っておりませんでした。

というわけで、JinのTwitterはこちらです。気が向いたらフォローしてください。
http://twitter.com/jinandtonicair

左側上部にTwitterアドレスのお知らせがあります。また右側下部に最近のつぶやきを表示してあります。Twitterにはウィジェットもあるんですね。だったらもうちょっとRTとか簡単にできるようにしてほしいものよ…。

グーグルメールのほうはAbout(プロフィール)に記してあります。

そんなわけで、今後ともごひいきによろしゅうお願い申し上げます。

Jin

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November 03, 2009

オバマ大統領選出から1年、支持率は過半数を維持

明日で大統領選挙から1年。アメリカではあの時の熱狂はどこに?って感じで支持率落ちているけど、CNN調査では過半数は維持しているらしい。

CNN オバマ大統領、支持率過半数を維持 米大統領選から1年
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200911030015.html

調査は10月30日から11月1日にかけ、米国の成人1018人を対象に電話で実施した。それによると、オバマ大統領の支持率は54%、不支持率は45%だった。
(中略)
それでも57%はブッシュ前大統領よりもオバマ大統領の方が良いと答え、ブッシュ前大統領の方が良かったとする回答は全体の3分の1にとどまった。

ブッシュのほうが良かった人が3分の1もいる方が驚きなんだが。

元の記事はこちら。

CNN Poll: 54 percent approve of Obama
http://edition.cnn.com/2009/POLITICS/11/03/obama.poll/index.html

オバマの今の最大の課題はアフガンだろうな。北朝鮮やイランもあるけど、やはり戦争をしているアフガンは大変。gooの加藤さんの記事が気になる。

ニュースな英語
アフガンとベトナムの共通点は多く、オバマ氏は失意の大統領になりかねないのか
http://dictionary.goo.ne.jp/study/newsword/monday/20091102-01.html

そういえば、今日、ブッシュが日本に来て、日本シリーズでジャイアンツのユニフォーム来て始球式してた。ワンバウンドはしたけど、きちんとキャッチャーのところに飛んでいたし、さすが野球チームのオーナーである。ただし、投げた後、ポンポンって阿部の頭叩くのはどうよ。

ところでブッシュを招いた民間企業ってどこなんだろう?

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オバマ大統領が地球外生命体の存在を発表?

スラッシュドット
オバマ大統領が11月27日に地球外生命体の存在を公式発表する噂
http://slashdot.jp/idle/09/11/02/0048218.shtml

本当だったら面白いね。ワクワク(笑) 

それが鳩山だったっていうオチはナシね。

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November 01, 2009

国連の核廃絶決議

毎日 オバマの核なき世界:日本「核軍縮へ弾み」 全廃決議案、国連委採択
http://mainichi.jp/select/world/news/20091030dde007030015000c.html

日本が提案した核兵器全廃を目指す決議案が国連総会第1委員会で29日、過去最多の170カ国の賛成を得て採択されたことは、国連加盟以来、多国間外交の場で核軍縮を模索してきた日本にとり画期的な成果といえる。日本政府は「核軍縮への大きな弾み」と評価。オバマ米大統領の唱える「核兵器なき世界」の実現にも貢献すると見ている。

これって何のことかなあと思ったら、ずいぶん前から日本が提出していた核廃絶決議案が通ったってことなのね。わかりづらい。

日経 日本の核廃絶決議を採択 国連委、米含む170カ国が賛成
http://www.nikkei.co.jp/news/kaigai/20091030AT2M3000K30102009.html

同様の決議採択は16年連続で、すべての核保有国に透明性の高い手法で核軍縮に取り組むよう要請した。

 採決では共同提案国に初めて加わった米国が9年ぶりに賛成に回った。

「オバマの核兵器なき世界の実現にも貢献する」のかねえ? アメリカが加わったのが大きいのはわかるけど、この問題で日本がちとはしゃぎ過ぎなのが気になる。

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国は負担しなくても国民は負担する

朝日 太陽光発電、全量買い取りへ 来年度、菅副総理が方針
http://www.asahi.com/business/update/1031/TKY200910310292.html

菅氏は31日、東京都内での講演で、「来年度からやろうと思っている。(国が)1円も金をかけないで太陽光パネルがばっと増えるやり方がある。全量固定価格買い取り制を決めればいい。(パネルを設置した家庭が)1キロワットあたり50円で(電力会社に)売り、キロワット当たり20円で(電力会社から)買ってくれば30円得する」と語った。

へ? 1円もかけないってことは、政府補助なしってことだろうけど、国民は負担するよね??

11月から始まる太陽光発電の余剰電力買い取り制度は1kWh48円。電気料金は各社違うけど、確か全国平均で1kWh22円程度のはず(もしかしたら24円くらいかも)なので、倍程度の価格で電力会社が買い取る。けれど、そのコストは広く一般に電気料金に上乗せされることになる。太陽光発電を導入していない一般家庭では将来的に数十円から100円程度の負担増が見込まれているわけだ。

なお太陽光発電設備に対する補助金額は1kW7万円で、補助金を受ければ3.5kWで約185万円となるそうだ。ということは、元値は210万円程度と思われる。とりあえず地方自治体による補助は無視しておく。

産経 太陽光発電買い取り新制度 10年ほどで導入コスト回収
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/091031/sty0910310732001-n2.htm

経済産業省が今年1~3月に個人から受け付けた補助金申請実績をもとに平均価格をみたところ、新築住宅では、標準的な出力3・5キロワットのシステムで約185万円。既築住宅の場合は約225万円かかる。導入にあたっては、1キロワット当たり7万円の補助が国から出るほか、自治体の補助などもあり、同省は新築で10年ほど、既築では15年ほどで導入コストを回収できるとしている。

太陽光発電普及拡大センター
http://www.j-pec.or.jp/02gaiyou.html

そんなわけで正しいかどうかわからないけど、ちょっと計算してみようと思う。適当な計算であることを念頭に置いておいてください。とりあえずざっくりとなんで。

★太陽光発電設備 出力3.5kWの場合

NEDO 太陽光発電システムの発電量算出例
http://www.nedo.go.jp/nedata/16fy/01/b/0001b005.html

1(kW)×0.12×365(日/年)×24(時間/日)=1,051.2(kWh/年)

ということなので1ヶ月平均の発電量は

1051.2÷12×3.5=306.6kWh

現行制度は自宅で使った分は含まれないので、昼間の家庭での消費量がどの程度なのかはわからないけど、発電量の4分の1程度しか使わないとすると、230kWh程度が電力会社の買い取りとなる。(家に人がいるともっと使うと思うが)

売電による1ヶ月の収入
230×48=11040円

すると単純計算でいくと、太陽光発電設備については14年でもとが取れる計算。

1850000÷12096=167.5ヶ月=14年

あ、あれ? 記事と違うなあ。まあ、最近は効率が良くなっているから、回収期間も短くなっているのかも。

しかし売電収入はあるが、夜は発電していないので、電気料金は発生する。しかも一般家庭は夜のほうが電気を使用するので要注意。よくある太陽光発電詐欺は、夜の電気料金が発生することを説明しないで売りつけるので、なんだ儲からないじゃんということなのかも。既築住宅の設備費はもっと高いし、設備導入費はローンだから、トータルではこの試算よりさらに長期間かかるはず。あと多分、メンテナンス費用もかかる。

じゃあ、菅氏ご推薦の全量買い取りだとどうなるんだろう。

売電による1ヶ月の収入

306.6×48=14716円

現行制度と違って、発電している間でも使った分の電気料金は発生するので、現行制度と条件を同じくすべく、その分を引いてみよう。発電量の4分の1を使ったとして…

14716ー77×22=13022円

国が1円も出さないので210万円の太陽光発電を入れると…。

2100000÷13022=161ヶ月=13.4年

あんまり変わらない…。つまり、一見、全量買い取りは良さそうに見えるけど、補助金がなければあまり変わらないわけだ。もちろん夜間の電気料金は必要だし。

しかも全量買い取りの場合、同じ規模の設備でも電力会社の買い取りコストは一気に増える。買い取りコストは電気料金にオンされるはず。電気料金が上がると、太陽光発電の導入メリットの幅は若干小さくなることにも注意しないと。

年を追うごとに太陽光発電設備は安くなるだろうけど、電力買い取り価格も下がるから、設備導入者の負担はあまり変わらないのかもしれない。

こうしてみると、菅氏発言の問題点は、国は補助金がなくなって太陽光も増えてホクホクかもしれないけど、国民は電気料金が上がって貧乏人は困るってところに触れていないことだろう。そこは無視していいのだろうか。

燃料電池や風力も同じ条件で買い取りしろとかという話もあるわけだが、そうなると電気料金がますます上がるだけ。それに全量買い取りで増える設備機器の負担や、太陽光の不安定な出力制御のためのコストは誰が払うんだろ。

………ああ、国民でしたね。そうでした。地球環境対策は何やったって負担はあるだろうから仕方ないけど、国民負担を忘れて、国が1円も払わないからいいだろって言うのもどうかと思うよ。太陽光を入れられない人にとっては、税金で払うか、電気料金で払うかの違いでしかない。それに源泉徴収票には太陽光の補助金用という項目はないけど、電気料金には太陽光分が書かれることになったようだから、一般国民はシビアになると思うよ。うん。

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