« オザワンの影 | Main | ミッシェル マ ベル »

June 11, 2010

無血革命あるいは無血クーデター

このあいだ、オザワンの思惑などがいろいろ取りざたされているというエントリを書いたばかりなのだが、いや、これはもしやもっと違う意味なのかもしれないと思い始めたのでメモ的に書いてみる。ただの感想なので、含蓄とかデータ等を求められている方はスルーでお願いします。

個人的に言うと、菅直人首相はここ数年で一番待望していたかもしれない。政策レベルの話ではない。人物面で。

世襲ではなく、クレバーで、しかもなんとか潰されずに来た人。薬害エイズを解決した時の手腕は今でも語りぐさだ。しかしオバマにあれだけ盛り上がった私も、日本にはオバマのような人は出て来ないような気がしていた。市民運動出身で、頭も良く(のはずだが)、(若い頃限定で)ハンサム、手腕もあるときたらオバマに良く似ているのに、すっかり忘れていたのだ。

ブッシュの8年間で政治家一家でないと大統領になれなそうな感じがしていたアメリカと同じように、私はあきらめていたのかもしれない。日本の政治家は、政治家一家に生まれなければ総理大臣などなれる人はいないと。何しろ、森→小泉→安倍→福田→麻生と2世、3世ばかりが総理大臣になっていたし。

政権交代しても、仕切っているのが3世の鳩山と2世の小沢では、意味合いは同じだった。一方、政権交代後の菅直人といえば、髪は乱れ(二日酔いっぽい)、国家戦略担当大臣としては微妙な働きぶり、さらに居眠りをしたり、ITに不案内だったり、ダメになったなあと思わせるものがあった。だから忘れていたんだな。きっと。

さて、今回の首相交代劇は鳩山が勝手に自爆したわけだけど、小沢の裏をかいて、さっと菅側についたのは、岡田、前原、野田、仙谷、枝野…。こうやって書いてみると、世襲ではない人ばかりではないか。いや、詳しくは知らないんだけどさ。階級闘争的にいうと、これは無血革命なんじゃないの?

で、菅首相なんだが、小泉以外の首相が就任したときの、胸がざわざわとするような腑に落ちない感じがしない。「最小不幸」という言葉も妙にしっくりくるのだ。

もしや、菅直人はダメなふりをしていたのか?—ということはないと思うが、庶民的にはちょっと納得できる首相がようやく誕生したということかもしれない。武士の幕府が大政奉還をしたように、今回は、明治から連綿と続く世襲の上流階級の人々(小沢とか小泉は違うと思うけど)から、私たちは大政奉還されたような気がする。鳩山は徳川慶喜だったというわけだ。

勘違いかもしれないし、民主党の政策がいいとも思わないけど、なんとなく期待しちゃうのはそんなとこかもしれない。近くガッカリエントリを書かなきゃいけなくなるかもしれないが、ま、今の感想なので許せ。

と、褒めていたら、会期延長しないと菅首相が決めて、亀井さん辞任の報。何やってんだかなあ…。

|

« オザワンの影 | Main | ミッシェル マ ベル »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

Comments

Post a comment



(Not displayed with comment.)


Comments are moderated, and will not appear on this weblog until the author has approved them.



TrackBack

TrackBack URL for this entry:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/29180/48597708

Listed below are links to weblogs that reference 無血革命あるいは無血クーデター:

» 二日酔い対策.com [二日酔い対策.com]
このサイトは二日酔い対策についての情報を満載に載せました。是非ご覧ください。 [Read More]

Tracked on June 11, 2010 at 09:50 AM

« オザワンの影 | Main | ミッシェル マ ベル »