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November 04, 2010

アメリカも日本化

下馬評通り、米国の中間選挙では、上院は辛うじて民主党が過半数を確保したが、下院は民主党が60議席以上失い、共和党が握ることになったわけだ。

朝日:米共和党が下院の過半数を奪還 上院は民主党が維持
http://www.asahi.com/international/update/1103/TKY201011030300.html

お茶会の力に引っ張られた感がある共和党。でもそれもここまでで、多分、これからは正当な共和党が力を示すんだろうけど。(いや、さすがにそうならないとヤバいだろ)

オバマ大統領、躍進の共和党に協調呼びかけ 米中間選挙: AFP
http://www.afpbb.com/article/politics/2772359/6405128

ああ、杉良太郎みたいな、しかも赤ら顔(日焼けサロンらしい)のベイナーさんですか。協力なんてしてくれなさそうだけど。特に下の記事を読むと…。

米共和党の下院奪還作戦 WSJ.com
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_143621

 この時の投票は、その後の2年間に何度となく繰り返されるパターンを設定した。下院共和党は一枚岩となり、民主党の提案に次々と反対したのだ。共和党のこうした動きは、ホワイトハウスを激高させた。さらに、民主党が貼り付けた「何でも反対する政党」とのレッテルにより傷を負うリスクもあった。
 しかし、民主党の政策は景気の急回復につながっていない、と有権者が懸念を表明するなか、共和党が謗りを受けることはなかった。
 民主党が被った打撃の多くは、共和党の戦略の直接の影響というよりむしろ、民主党の野心的な目標に対する失望の結果だ。
 一方、下院共和党は、こうした失望の波にうまく乗った。共和党は、自党の案は大統領の政策の代替になり得る、と至る所で宣伝し、さらに勢いを増し始めた茶会党の恩恵にも浴した。

難航必至の政権運営―オバマvsねじれ議会 WSJ.com
http://jp.wsj.com/US/Politics/node_143617

 2日の投票は、2008年にオバマ当選を支えた浮動票が一気に反対票に回ったことを示すものとなった。再選を目指すオバマ大統領は、共和党との妥協を図るか、逆に、左旋回で、支持を失ったリベラル派の信頼を取り戻す必要がある。このところの大統領は、双方の機嫌を取ろうとしていた感があるが、今後は明確な方向性を示さなければならない。

USATodayも経済が回復しないのでオバマに失望し庶民が怒りを見せたと総括しているみたいだけど、100年に1度の経済危機が2年で回復するわけもない。でもオバマもちょっと慎重すぎた感があるとは思う。みんなの期待を、とりあえず誤魔化してでも維持する必要があった。正しいことをするためには。

本当は日本のように無駄な公共事業をバンバンすると景気回復したみたいになったと思うけどw(電力不足地域に電源とか送電線とか国の予算で作ればよかったと思うけどね)、そんなことをしたら、上記WSJの記事みたいに、共和党が正面切って反対してきただろうね。しかも、今後、予算を握るのは下院を支配する共和党。そして共和党といえば小さな政府主義。公共投資バンバンは無理だろうな。小さな政府にするには、本当は軍事費を減らすのが一番だと思うけど、共和党にはできないだろうし。

日本もこの20年、経済回復しそうなところで、(なぜか自民党内にだけど)財政均衡を求める動きがでてきちゃって、ミニバブルも起きないまま萎んじゃったりしていたわけで、そんなことを考えるとアメリカにも「失われた10年」がやってきそうな気がする。「ぼくたちはジンバブエになるの、日本になるの」って歌の答えは、日本ですよ〜。残念ながら。

……とはいえ、日本はどうもその先を行くらしいので、ぐうの音も出ないわけだけど。とりあえず、米国の新幹線計画も共和党の反対で危うそうだよ。トホホ。

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