« サウスカロライナはギングリッチ | Main | サントラムねえ… »

February 06, 2012

ロムニー、フロリダとネバダで勝利

共和党の大統領予備選もまだ序盤だけど、ロムニーが本命になりつつある。3月6日のスーパーチューズデーまではわからないかもしれないけど、対抗馬たるギングリッチに勢いがないので、このままいきそうな気配なのだ。

産経 ロムニー氏着々 威力発揮した組織票
http://sankei.jp.msn.com/world/news/120205/amr12020520580007-n1.htm

ネバダ州はモルモン教総本山のあるユタ州に隣接しており、ロムニー支持者が多いらしい。私はネバダといえばカジノのあるラス・ベガスしか思いつかないが、保守的なんだろうか。

序盤戦ではあるが、ネバダの前に行われたフロリダの予備選が転機だった。それまでサントラム→ロムニー→ギングリッチと勝者が変わっていたが、フロリダの前まで執拗に行われたギングリッチ陣営による対ロムニーのネガティブキャンペーンにロムニー陣営が業を煮やし、資金力を駆使して徹底的にやり返したのだ。これはギングリッチ自身をして「あのCM通りなら、自分でも自分に入れない」と言わしめるような広告で、Slateではミット(ロムニー)とニュート(ギングリッチ)をかけて、ミュート(無音)ギングリッチというタイトルで、ロムニーがギングリッチが黙らせてしまったと書いている模様(全部は読んではないです)。

Slate Mute Gingrich How Romney stole Gingrich's voice in Florida.
http://www.slate.com/articles/news_and_politics/politics/2012/01/florida_primary_how_mitt_romney_stole_newt_gingrich_s_voice_.single.html

で、今回ネガティブ広告が従来になくすごいらしいんだけど、それはある判決により、スーパーPACなる政治団体が大規模活動中だかららしい。

Wiki 2012年アメリカ合衆国大統領共和党予備選挙
http://ja.wikipedia.org/wiki/2012年アメリカ合衆国大統領共和党予備選挙

2010年におこなわれた複数の判決によって、選挙における候補者と直接関係のない政治団体への献金には規制を設けてはならないとの判断がくだされた。これにより個人献金はもちろん企業・団体献金を大量に集める勝手連的な政治団体の存在感が増しスーパーPACと呼ばれるようになった。2012年アメリカ合衆国大統領共和党予備選挙はスーパーPACが大規模に活動する初の大統領選挙となった。

その広告を探してみた。

ギングリッチ陣営によるロムニーネガティブ広告

ロムニー陣営によるギングリッチネガティブ広告

今回から、共和党も最初のほうの予備選は代議員数を比例配分することになっていたはずなんだけど、フロリダは総取り方式にしたらしいので、ロムニーとギングリッチの間には大差がついてしまった。

日経 ギングリッチ陣営「勝者総取り、ルール違反」 フロリダ予備選
http://www.nikkei.com/news/category/article/g=96958A9C9381959FE2E1E2E29C8DE2E1E2E0E0E2E3E09494E3E2E2E2;at=DGXZZO0195570008122009000000


というわけで、ここまでの代議員獲得数はNYTによれば以下の通り。
http://elections.nytimes.com/2012/primaries/delegates
ロムニー 81
ギングリッチ 27
サントラム 15
ロン・ポール 6
ハンツマン 2

しかもギングリッチは地元のバージニア州で予備選に参加できないらしい。

ロイター 米大統領選、ギングリッチ氏が予備選参加に必要な署名提出せず
http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPTYE7BP00V20111226

バージニアの予備選、いつかと思ったら、スーパーチューズデーじゃん。おいおい。そもそも、地元で書類不備なんて、大統領になろうとする人としてどうかと思うんだよね。

というわけで、早い時期にロムニーに決まりそうな予感がする。ロムニーの演説は面白くないが、政策的には中道だし悪くはないと思うので、生暖かく見守ろうと思う。

|

« サウスカロライナはギングリッチ | Main | サントラムねえ… »

米大統領選」カテゴリの記事