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April 17, 2013

新デジタル・デバイドという仮説

ごぶさたしております。

オバマもボストン・マラソン爆弾事件で大変だし、ヒラリーは2016年目指しそうだし、いろいろアメリカもありますけど…。今日はツイッター上で愚痴ってるうちに思いついたことをつらつらとまとめてみようと思います。

私、某・超零細メディアで働いておりますが、今、仕事上で、デジタル化が課題になっています。マスメディア様とは大違いなんですが、それでも、デジタル化問題は大きくNYTとかWAPOとかWSJとか日経とか朝日とか読売とか東洋経済の動きを注視しているわけです。

ただ超零細メディアとしては、大手と違ってデジタル化した後のビジネスモデルが作りにくいという問題があります。簡単に言うと広告と購読をどうするかですね。やりようはあると思いますが、大手さんがビジネスモデルをある程度作ってから、零細がビジネスモデルを工夫して入っていくというのが王道であり、常套手段とは思われます。読者側も紙に馴染んでいるので、デジタル化には抵抗があるようですし、零細では馴染ませるのにお金使えませんから。

ただ、今から準備する必要はあると思うんですよね。すぐに全面的にデジタル化するのは無理にしても、ビジネスモデルを探るようなトライアルはしていくべきと思うんですが、そういう話をしても様々な齟齬が生まれます。

社内外の人といろんな話をし、ヘタすると喧嘩にもなってみてわかったのは「どうも見えている世界が違うらしい」ということ。その違いはモバイルデバイスを活用している人とPCのインターネットで止まっている人との差、ガラケーで満足している人とスマホを使っている人の差、ツイッターやフェースブックを自らやってみた人とそうじゃない人との差じゃないかと。

つまり、新たなデジタル・デバイドが発生しているんじゃないのかと思い始めています。スマホデバイド、SNSデバイドかもしれません。しかもインターネット創成期のようなわかりやすいデバイドではなく、デバイドしていることが、デバイド側からはわかりにくい状態なので…。

ついこの間まで、北の方にいたのですが、様々な不便さもあってか、この1年で大勢の人がスマホに移行していました。その中で、スマホ導入された方からは零細メディアのデジタル化要望が強かったんですが、ガラケーの人は大抵、紙がいいとおっしゃいました。

翻って当零細メディア内を見てみますと、スマホ利用者は約半分。ガラケー愛用者と話すと、大抵、デジタル化には後ろ向きです。インターネットといえばホームページだと思っているんじゃないかと思われます。Twitterで情報発信くらいまではOKだけど、エバーノートでメモとか、グーグルプラスで情報共有とか言っても多分理解できないでしょうね(グーグルプラスはやってないけど)。でも、もはやデジタル化の流れは止めようもなく、であれば準備だけでも入念に、と思うのは私だけでしょうか。

Twitterで情報発信といえば、社外の通信に詳しい人から、「Twitterでマーケティングすべき」とご指導いただきました。「どうやって?」と聞いてみると、「こういうのは必要か?とTwitterで聞いてみればいい」と。う〜む、できないわけじゃないけれど、有効な答えを得るには、相当なフォロワー数を稼がなければいけない、それには相当なツイート数と人心掌握術が必要では…と思ったので、ご自身がTwitterをされているか聞いてみたらやってないそうで、ガクっときました。つまり周辺情報からおっしゃっているわけですね。Twitterなどでのマーケティングは成功事例ばかりじゃないのですが。

まあそんなわけで、ANAの機内誌で読んだあるユーミンの言葉を思い出しました。名前は忘れましたが、筆者である、かつて売れていなかった音楽家に(今は売れっ子らしい)、年下の売れっ子ユーミンが言った言葉が「時代の一歩先じゃだめ。半歩先じゃないと」だったそうです。

人は一歩先のものは支持できないんですね。

私がiPhoneを最初に購入したのは2008年のことだったように思います。米国出張に持っていってすぐ使えたので覚えているんですが、その1年後、私は国内でiPhoneアプリを作る提案をし、コテンパンに批判されたことがあります。内容は詳しく言えませんが、その時、あのアプリを作っておけば、東日本大震災後には活躍した場面があったように思える内容でした。でも、確かに、あの時点でiPhoneアプリ作成はお金もかかったし、1歩どころか3歩先くらいで、理解されなかったのは当然だったと反省しています。

2010年にはUstreamでの生中継もiPhoneでしてみました。これはお金もかからないし(w)、新しいことをしてほしいというので、やってみたわけですが、出始めで、2歩くらい先だったと思います。当初提案したものの必要ないと言われたのですが、最後の最後に「やはりやってみてくれ」と言われて、電池の都合上、別の人のiPhoneも駆り出して中継したのを覚えています。

自慢になってますけどw、でもやはり半歩先じゃないからか、仕事上、成功とは言えない仕上がりでした。

でも、2008年といえば前回の米大統領選挙ですよ。iPhoneだけじゃなく、すでにTwitterもFacebookも登場してました。もういい加減、新デジタル・デバイドは解消してほしいなあ。

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