August 29, 2016
テオ・ヤンセンというのはオランダのキネティック・アーティスト。私が一番尊敬する現代芸術家だ。といっても、全く芸術に造詣は深くないけど。
テオ・ヤンセンのホームページ(日本語)
キネティックの意味は「自動巻き発電システム」というクオーツ時計を駆動させる機構のことのようだが、テオ・ヤンセンの場合は、風力など自然の力で動力を与えるという意味らしい。日本語でいえば、巨大なからくり人形(巨大)だと思う。
初めてテオ・ヤンセンの作品の動画を見た時には、夢の中の話のようで、とても感動したのだけど、TEDでの講演(翻訳付き)を発見したので、ここでご紹介しようと思う。
テオ・ヤンセンは講演で、自分の作品を「この動物」と呼び、「そのうち自分で歩き出すだろう」などと、進化していく作品をそんなふうに呼んでいるのが面白い。
作品が動物のように動く機構は、新しい車輪であり、股関節の高さが同じであるのが、車輪が同じ長さの軸で成り立っているのと同じとか、2進法の単純な記憶装置を入れていて水を感知すると01が逆転するとか、動物のように動くその仕組みは実は単純な機構を複雑に組み合わせただけであることを説明している。
テオ・ヤンセンの作品を見るたびに、動物番組を見ていた時のことを思い出す。特集されていたそのリスは、餌である木の実を土の中に隠す習性がある。リスは時々、どこに隠したかを忘れてしまうので、健全な森が形成されていくのだが、その忘れ方が数学的に分析すると一定だったのだ。
自然の中に多数あるフィボナッチ数などを考えると、生物誕生のもとは、単純な機構が複雑に組み合わさっていくようなものなのかもしれない。テオ・ヤンセンはそれを形として表わしているんだろう。
それにしてもオランダの海岸で、巨大なビーストが動いているのを見たいなあ。
August 26, 2016
素人でもできる! チュートリアル動画の作り方w(おそらく)
ウェブ担当になってしまったことを報告いたしましたが、大人の事情でなかなかサービス内容が決まらなかったり、その他、さまざまな苦悩等ありまして、山あり谷ありな感じで進んでいます。
サービス内容決定に向けての議論の中で、「わかりやすい使い方の動画、作ってね!」と偉い方から軽く言われまして、思わず「はい!」と答えたものの、周囲からは「おめー、適当に返事しているだろ」という視線を送られたわけでございます。
お世話になっているソフトウエア会社に「チュートリアル作れます?」と聞いてみたところ、フリーズされました。うーむ。素人目にはおなじに見えるけど、プログラミングとコンテンツ制作はきっと違うんだろうと思いました。まあ本をつくる技術(印刷会社)と、本を書く・まとめる技術(著者・編集者)は別物ですからね。
そんなわけで、ウェブデザイナーでもないのに、かつカメラマンでもないのに、動画をつくらきゃいけない羽目に陥ったわけです。マジ? マジですか???
そりゃお金があれば、いくらでもなんとでもなりますが、そこは超金欠病中。自分でつくるしかありません。
どうやってつくるか途方にくれて検索していたところ、こんなナイスなページを見つけましたよ! おお! ここに光明が!!!
WEBマスターの手帳
中でもこのページが大変参考になりました。
【決定版】PC画面を使った操作説明動画を作るのに役立つMacアプリ4選
このURLすごいなw
Webマスターさんの教えを参考に作ってみました。ああ、師よ!!
その手順を公開しましょう。
1)Quick Time Playerで撮影する
私のMacに入っているQuick Time Playerにも画面収録機能がありましたので、撮影しました。これは比較的簡単。ただしデータがすごく重くなるので、できれば書き出す時にサイズを小さくしたほうがいいかも。でも、そうするとウェブサイトの文字が粗くなりそうですけど。
2)iMovieで最低限の編集をする(iPhone用の方がいいかも!)
MacのiMovieで編集してみたのですが、とても使いづらい。使い方を覚えるまで、試行錯誤でしたし、まだマスターできていません。
以前、自分のビデオを編集する際にも、使いにくさを感じて、結局すべてiPhoneで行ったことを思い出し、iPhoneのiMovieで編集しました。音声入力もできます。やらないけど。
編集はタイトルを付けたり、簡単な注釈を付けたり程度。iPhoneで字を打ち込むのは結構大変です。今回はできるかどうかの試しなので、音楽も付けてみましたw
※MacからiPhoneにデータ移すのはドロップボックスを使いました。写真はiCloudでは共有していないので、それしか手段がなかった。ドロップボックスに入れたファイルを、エキスポートし、「別のアプリで開く」でiMovieを選んでください。
3)Youtubeにアップする
iMovieから自分のYoutubeにアップしてみました。データが重いので時間がかかりますね。その理由は会社の仕事に自分のガジェットを持ち込んで使っているから、まともな通信回線が使えないためなので、ぜひ、会社で買って揃えてほすい。(今はいいけど、本格的にサービスする際は導入せざるをえないよなあ…また交渉か…)
ところで、Youtubeではアップした動画の編集が可能で、吹き出しや音声入力もできます。iMovieでは好きなところに注意書きとかはできないので、吹き出しをYoutubeにアップした後に追加しました。
そうそう、自社Youtubeチャンネルもないので、本格サービスを行うまでに、つくらないといけないですね。ホームページに直接動画を置くのが難しそうなので、Youtube頼みになりそうです。(;_;) まあ今後のことを考えればいいかも。
以上3ステップで、とりあえずの動画はできました。
今後、本格的な動画をつくる際には、Webマスターさんのページで紹介されていたZoom Itは使おうと思います。Mouseposeは、レビューを見ると、今は動かなくなっちゃったみたいなので、ちょっと残念。
本番はこれからですが、取り急ぎ、ド素人がどうやればチュートリアルが作れるかのメモでした。
August 07, 2016
ヒラリー・クリントン指名受諾演説
ヒラリー・クリントンの2016年民主党大会の指名受諾演説です。
演説に「勢い」があまり感じられませんが、8年越の大統領候補にようやっとなれました。イギリスもドイツも女性首相ですし、フランスもルペンさんになったら女性だらけですね!
好き嫌いは別として、ヒラリーには体に気をつけて頑張って欲しいです。
それにしても、ドナルド・トランプでいいのか?共和党???
ヒラリーの演説原稿はこちらから
LATimes Transcript: Hillary Clinton's DNC speech, annotated
2016年民主党大会 オバマ大統領演説
2016年民主党大会におけるオバマ大統領のヒラリー支持の演説です。
President Barack Obama's full speech at the 2016 Democratic National Convention
全文はこちらから。
President Obama's Speech At The Democratic Convention
http://www.npr.org/2016/07/28/487722643/read-president-obamas-speech-at-the-democratic-convention
ミシェル・オバマに惚れ直しそうw
さて、ウェブ担当になっちゃった愚痴もとい奮闘をこれから書いていくと宣言したばかりですが、どうも8年前のミシェルの演説のエントリに人気が集まっているのを見つけました。はは〜ん、メラニア・トランプ(トランプ夫人)の盗作問題ですね!w
jinandtonic 民主党大会 ミシェル・オバマ演説
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2012/09/post-4197.html
では、一応、民主党大会の演説を拾っておこうかしらと思い立ったわけですが…。
ミシェルが今回の民主党大会でも、良い腕を発揮したらしいですよ! 相変わらず、ほれぼれする腕ですけどね!
Newsweek 渡辺由佳里 大荒れの民主党大会で会場を鎮めたミシェルのスピーチ
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5549_2.php
http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2016/07/post-5549_2.php
サンダース支持のマークレイやシルバーマンまで野次で妨害された。そんな大荒れの雰囲気を収めたのが、ミシェル・オバマだった。彼女がヒラリー支援を宣言したときに、サンダース支持者からは、ブーイングや「バーニー! バーニー!」というチャントが起こったが、「8年前に(予備選に敗れたヒラリーが)指名を得ることができなかったとき、彼女は怒ったり、幻滅したりはしなかった」と、スピーチで間接的にたしなめた。アメリカのポジティブな面に焦点を絞ったミシェルのスピーチは、怒りや憎しみをかきたてるトランプとは対称的で、特に次の部分は聴衆全体の心を掴んだ。「私は、奴隷が建てた家(ホワイトハウス)で、毎朝目覚めます。そして、私の娘たち、賢くて美しい2人の若い黒人女性がホワイトハウスの芝生で犬と戯れるのを眺めます。ヒラリー・クリントンのおかげで、私たち全員の息子や娘たちは、女性が大統領になるのを当たり前だと思えるようになるのです」
ミシェル、やるじゃん!
というわけで、ミシェル・オバマ大統領夫人の、2016年民主党大会の演説です。
Michelle Obama's Speech
というわけで、ミシェル・オバマ大統領夫人の、2016年民主党大会の演説です。
Michelle Obama's Speech
4分21秒あたりに、ヒラリーを支持します。たしなめるのは5分45秒あたり。
And when she didn't win the nomination eight years ago, she didn't get angry or disillusioned.
言ってますね!
全文はこちらで
Michelle Obama's Speech At 2016 Democratic National Convention:NPR
ところでウェブ担当になっちゃったんですが…
オバマさんが、世界の評価的にはイマイチな大統領生活を終えようとしている中で、私ごとですが、ウェブ担当になっちゃいました。
超超弱小メディアに相変わらず席を置いているのですが、オールドメディアと化している紙の文化に最適化している人たちの中、インターネット創成期に米国取材してたり、随分前にiPhone使って生中継とかしてみたことがあった私は、ITに詳しいことになっているようです。
…いや、詳しくないぞ、オイ…。最近はどっぷり紙の仕事してたんだから! そっち見てないから!!! 誤解が過ぎる!!!
世の中どうなっているんでしょう? ヤレヤレ・・・
そんなわけで、いま、ウェブメディアとまではいえない、ウェブサービスの立ち上げ作業中です。
スマートニュースとかグノシーとかキュレーションメディアがガンガン立ち上がっている一方で、紙における収益構造を電子に置き換えていくというオールドメディアの課題は、あの日経ですら、まだうまく行っていません。この動きを先取りしている欧米でも、NYTもワシントン・ポストも、フィナンシャル・タイムズも、まだまだうまく行ってないです。成功したのはマードック率いるWSJくらいらしいですよ。そんな大命題に、超超弱小メディアで取り組むなんて恐れ多いよ!
オバマの任期も終わりなので(2期目はブログも書いてなかったけどw)、オバマウォッチャーはそろそろ引退してw、これからはメディアのあり方について気が向いたらチョコチョコ書いてみようかと思います。大人の事情で媒体名も匿名ですけど。
そんなわけで、気持ちだけは永遠の26歳が重く痛い腰を上げますよっ! どうぞ生暖かくお見守りくださいませ。
P.S.見なおしてみたら2013年の4月に、デジタルデバイドを嘆く投稿をしていましたね。あれから3年。超超弱小の零細メディアがようやく動き出すわけか・・・と感慨深いですw