シンディ、ありがとう。
10日、シンディ・ローパーのコンサートに行って来ました。言わずもがなですが、1年前、東日本大震災が起きた3月11日に来日し、帰国を促す周囲を押し切ってコンサートを続行。日本人に勇気をくれたシンディが、再び帰ってきてくれたのです。
コンサートの冒頭、シンディは亡くなった多くの人々への追悼の言葉と、残された私たちを励ます言葉を贈ってくれました(英語なので、半分くらいしかわかりませんが)。「もうすぐ桜が咲きますね。今年の桜は亡くなった人々のために咲くでしょう」というようなことを言っていましたね。
コンサートでは、80年代のヒット曲をメーンに、会場に降りたり、踊ったり、楽器を弾いたりしながら、澄んだ高音はそのままに、パワフルに歌い続けてくれました。「究極ベスト」(左)の曲が殆どですが、「メンフィスブルース」(右)の曲もあり、これもとてもよかった。ブルース・ハープのチャーリー・マッスルホワイトさんとのセッションは本当に素敵でしたよ。
今回のコンサートのテーマでもある「忘れないわ」(ペギー・マーチ)も、ちゃんと日本語で歌ってくれました。デビューするずっと前、19歳のころ、日本レストランで働いていて、ミホママに応援されたこと、そこのギタリストがこの歌を紹介してくれたことなどを説明しながら。
元気なシンディに会場も当然、大いにヒートアップ。アンコールでは、昨年のことを思い出し、シンディが涙ぐむ場面も。
そこまで日本のことを大事に思ってくれるシンディ。今日も今頃、コンサート中ですね。今日はコンサートの模様を被災地に無料公開しています。明日以降、映像も出てくるでしょう。
ありがとう。本当に、ありがとう。シンディ。今、私たちはその心に癒されています。
追記:NHK科学文化部が、外国人記者クラブでの会見を書き起こしています。
シンディー・ローパー記者会見 at日本外国特派員協会:全文掲載です
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/800/112997.html
Jin and Tonic シンディ! シンディ!(1年前のエントリ)
http://jinandtonic.air-nifty.com/blog/2011/03/post-d6c4.html